JPH04500789A - 交換可能な弾性トレッドを有するトラックキャリアローラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 交換可能な弾性トレッドを有する トラックキャリアローラ 技術分野 本発明は一般的に履帯型車両の無端状トラック（履帯）を支持し案内するための トラックローラアセンブリに関し、特に無端状トラックの部分に係合する弾性ト レッド表面（踏面）を有するトラックローラアセンブリに関する。

背　景　技　術 履帯型車両は一般的にリンクアセンブリにより互いに連結された無端状トラック アセンブリを利用する。リンクアセンブリは、車両のトラックローラがその上を 回転する一対の連続したレールを形成するオーバーラツプしたリンク部材を含ん でいる。無端状ループトラックは車両の一端部で駆動スプロケット輪により駆動 され、車両の他端部に設けられた遊動輪が無端状ループトラックの走行を反転す る。

従来は、一つ或いは複数のキャリアローラが遊動輪とスプロケット輪の間でトラ ック（履帯）の上部を案内し支持していた。リンクレールがローラのリム部分を 通過すると、キャリアローラが回転する。キャリアローラの回転はレール表面と ローラのリム表面との間に発生する摩擦に依存する。

ローラリムがレールに係合すると大きな騒音が発生し、これらの金属部品間の連 続的接触の結果摩耗が発生する。もし何らかの理由でキャリアローラが適当に回 転しない場合には、レールとローラリムとの間の摩耗率が加速される。ローラリ ムが急速に摩耗するとローラリムを交換する必要があるか、或いはあるケースで はキャリアローラ全体を交換する必要がある。レールが連続して摩耗すると、つ いにはトラックリンク部材の補修又は交換を必要とする。

交換可能なトレッド部分を有するトラックローラの一つのタイプが１９７５年３ 月１８日にＲ，Ｌ。

Ｂｏｇｇｓに対して発行された米国特許第３．８７１゜７１９号に開示されてい る。このローラの交換可能なトレッド部分は、複数の渦巻き形状をした金属スト リップにより形成されている。好ましくは、渦巻きは螺旋形状をしており、各螺 旋状渦巻きが隣接する渦巻きに接触している。トレッドは一対のフランジの間に 保持しており、一つ或いは複数のフランジを取り除くことにより交換される。こ の型のローラアセンブリは満足する機能を有しているが、上述した摩耗及び騒音 問題が発生する。

弾性的に取り付けられたトレッドを有する他のタイプのトラックローラが１９７ ５年１０月７日にＲ，Ｌ、　Ｂｏｇｇｓ等に対して発行された米国特許第３．９ １０．１２８号に開示されている。このローラのトレッド部分は内部弾性カラー と外部金属リングを含んでいる。トレッド部分は一対のフランジの間に保持され 、フランジは二コし付保持手段により固定される。内部弾性カラーの使用は外部 金属リングの寿命を伸ばすことを意図している。

この構造はその所期の目的のためには十分機能する。しかし、この構造も上述し た摩耗及び騒音問題を受けやすい。

弾性リムを有するさらに他のタイプのトラック支持ローラが１９７６年１２月１ ４日にＥ、Ｒ。

Ｇｒｏｆｆに対して発行された米国特許第３．９９６゜８１０号に開示されてい る。ローラのリム又はトレッド部分は、複数の分離した弾性パッドにより構成さ れている。これらのパッドは概略長方形状をしており、各々のパッドには開口が 形成されている。複数のパッドは開口を通して内部に配置された鋼バンドにより 環状形状に束ねられている。

このローラ構造は走行時に無端状トラックチェーンとローラとの間に発生する騒 音を減少させることを意図しており、その目的のためには十分作用する。しかし 、このアセンブリは非常に多くの数の部品を含んでおり、組み立てるのに時間及 び努力を必要とする。

本発明は上述した一つ或いはそれ以上の問題を解決することを目的とする。

発明の開示 本発明の一つの側面においては、履帯型車両の無端状トラックを案内し支持する ためのトラックローラアセンブリは、半径方向に伸長するフランジ部分と第１及 び第２円形支持表面を有°ｒるローラシェルと、第１及び第２円形支持表面を包 囲する複数の非金属及び金属リングと、これらのリングをフランジ部分に固定す る第１及び第２手段を含んでいる。

本発明の他の側面にふいては、履帯型車両のローラアセンブリは、第１及び第２ 端部部分と、半径方向に伸長するハブ部分と、第１及び第２リム部分とを有する ボデ一部材と、複数の非金属弾性ディスクと、複数の金属ディスクと、第１及び 第２保持プレートと、複数のねじ付固定具とを含んでいる。非金属及び金属ディ スクは第１及び第２リム部分上に取り付けられている。

鋼製のトラックアセンブリにより支持され推進される履帯型車両は、トラックア センブリを駆動スプロケット輪と非駆動の遊動輪との間に案内し支持するために 一般的に一つ或いはそれ以上のトラックキャリアローラを利用している。キャリ アローラはトラックアセンブリのリンクレールに係合する一対のリム部分を有し ている。リムとリンクレールとの間の摩擦の結果、キャリアローラアセンブリの 軸受がローラリムの回転を提供する。

履帯型車両は過酷な環境下で使用されるので、キャリアローラはしばしば泥及び 異物により覆われる。この異物はローラが自由回転する能力を減少させ、ある場 合にはローラを完全に停止させてしまう。これが起こると、トラックリンクはロ ーラを横切って滑り、リンク及びローラの騒音及び急激な摩耗を発生する。

また、いくつかの場所におけるトラックの運動がキャリアローラ上に衝撃負荷を 発生させる。この衝撃負荷は大きな騒音を発生し、ローラに構造的に損傷を与え る。ローラが摩耗又は損傷すると、摩耗した部品が交換されるか又は補修される 間車側を使用することはできない。

本発明のローラアセンブリは、キャリアローラをリンクレールに係合するために 弾性非金属トレッド部分を有するように構成することにより、上述した問題に対 する回答を提供する。本発明のローラアセンブリは騒音を減少し、衝撃負荷を吸 収し、トレッドとリンクレールとの間に付加的な摩擦を発生してローラの回転を 保証する。非金属トレッド部分の交換はさらに時間及び物質の浪費を回避する。

図面の簡単な説明 第１図は本発明のトラックローラアセンブリを具備した履帯型車両の概略側面図 ； 第２図は本発明のトラックローラアセンブリに使用されている一つの非金属リン グの拡大した概略平面図； 第３図は本発明のトラックローラアセンブリの拡大した概略断面図である。

発明を実施するための最良の態様 図面を参照すると、履帯型車両１４の駆動輪１１と遊動輪１３との間の無端状ト ラック１２の部分を案内し支持するトラックローラアセンブリ１０は、ローラシ ェル又はボデ一部材１６と、複数の非金属弾性リング又はディスク１８と、複数 の金属リング又はディスク２０を含んでいる。ローラシェル１６は半径方向に伸 長するフランジ又はハブ部分２２と、第１及び第２端部部分２４，２６と、第１ 及び第２円形支持表面又はリム部分２８．３０と、第１端部部分２４から第２端 部部分２６に伸長する中央ボア３２とを有している。フランジ部分２２はそれぞ れ第１及び第２リム部分２８．３０に隣接し且つこれらに実質上垂直な第１及び 第２壁部表面３４．３６を有している。第１及び第２リム部分２８．３０は第１ 及び第２端部品分２４．２６にそれぞれ隣接しており、第１及び第２端部部分２ ４．２６から第１及び第２壁部表面３４．３６にそれぞれ伸長している。

複数の非金属及び金属リング１８．２０が第１及び第２円形支持表面２８．３０ をそれぞれ包囲している。各々の金属リング２０が少なくとも一つの異なる非金 属リング１８に摩擦表面接触するようにリング２８．３０が配置されている。好 ましくは、非金属及び金属リング１８．２０は支持表面２８．３０に沿って交互 に配置されている。

リング１８．２０は第１及び第２固定手段３８゜４０によりそれぞれ第１及び第 ２壁部表面３４゜３６に固定されている。

特に第２図及び第３図を参照すると、非金属及び金属リング１８．２０は組立て られない元の状態では実質上同様なサイズ及び形状をしている。

非金属リング１８は好ましくはゴムから形成され、そのサイズ及び形状はトラッ クローラアセンブリ１０に組立てられると幾分変形する。リング１８゜２００各 々は直径ｄを有する内部壁４２と、より大きな直径りを有する外部壁４４と、複 数の取付穴４６を有している。リング１８．２０が第１及び第２支持表面２８． ３０に取り付けられると、各々のリング１８．２０の内部壁４２は支持表面２８ ．３０の一つに隣接する。リング１８．２０が固定手段３８．４０により壁面３ ４．３６に締結されると、非金属リング１８は圧縮されて半径方向外側に変形す る。この圧縮により第２図に示されるように、非金属リング１８の外部壁直径が 金属リング２０の外部壁直径よりも大きくなる。

第１固定手段３８は第１端部部分２４に隣接するリテーナ又はカバープレート４ ８と、第１壁面３４中の複数のねじ穴５０と、複数の第１ねじ付締結具５２を含 んでいる。カバープレート４８は複数の貫通穴５６を有する半径方向に伸長する フランジ５４を有しており、締結具５２がこれらの穴５６及び所定の数のリング １８．２０中に設けられた取付穴４６を通して伸長し、壁面３４のねじ付人５０ に螺合する。

第２固定手段４０は複数の貫通穴６０を有する保持プレート５８と、第２壁面３ ６に設けられた複数のねじ穴６２と、複数の第２ねじ付締結具６４を含んでいる 。締結具６４は穴６０及び所定の数のリング１８．２０に設けられた取付穴４６ を通して伸長し、第２壁面３６のねじ付人６２に螺合する。第１及び第２締結具 ５２．６４がねじ穴５０及び６２に締め付けられると、第１及び第２支持表面２ ８及び３０上の非金属リング１８が第１及び第２壁面３４，３６、金属ディスク ２０及び第１及び第２保持プレー）４８．．５ｇにより圧縮される。

第３図に示されているように、第１ねじ付締結具５２がカバー４８を第１端部部 分２４に固定すると、カバープレート４８は中央ボア３２の一端部を閉塞しシー ルする。取付シャフト６６がボア３２の他端部を貫通しボア３２の全長にわたり 伸長している。シャフト６６は車両１４（第１図）のフレーム部分７０に固定さ れているブラケット６８により支持されている。軸受アセンブリ７２゜７４がロ ーラシェル１６と取付シャフト６６との間の相対回転を提供する。カバープレー ト４８及びシャフト６６にそれぞれ設けられたシール７６及び７８と、シールア センブリ８０が潤滑目的でボア１６を封止する。

上述したように、トラック１２が駆動輪１１と遊動輪１３０間を走行すると、ト ラックローラアセンブリ１０が無端状トラック１２の部分を支持し案内する。リ ンクレール８２及び８４が非金属リング１８上に乗り、レール８２．８４との間 の摩擦によりローラシェル及び関連する部品を取付シャフト６６に対して回転す る。

産業上の利用可能性 図面を参照すると、本発明のトラックローラアセンブリ１０はトラックを支持す るローラアセンブリ１０と移動するトラック１２のリンクレール８２．８４との 間の騒音及び衝撃レベルを減少するのに特に有用である。ローラアセンブリ１０ はさらに、交換可能な非金属リング１８とリンクレール８２，８４との間のより 大きな摩擦を発生し、ローラアセンブリ１０の連続回転を保証する。

図示された実施態様においては、複数の弾性非金属リング１８はねじ付締結具５ ２．６４によりローラアセンブリ１０の支持表面２８．３０上に固定される。金 属リング２０が弾性リング１８の間に位置し、リング１８は金属リング、壁面３ ４゜３６及び保持プレー）４８．５８により圧縮される。リング１８が圧縮され ると、外部壁４４の直径が金属リング２０の外部壁４４の直径よりも大きくなる 。リンクレール８２．８４がローラアセンブリを横切って移動すると、リンクレ ールは弾性非金属リング１８にのみ接触する。非金属リング１８が摩耗又は損傷 すると、リング１８．．２０はローラシェル１６から分解され、一つ或いは複数 のリング１８が容易に交換されてローラ１０が再び組立てられる。

本発明の他の側面、目的及び利益は添付図面、発明の記述及び添付請求の範囲を 研究することにより得ることができる。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の７第１項） 平成３年３月１３日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．第１及び第２壁面（３４，３６）を有し半径方向に伸長したフランジ部分（ ２２）と、，第１及び第２支持表面（２２，３０）を有し、前記壁面（３４，３ ６）はそれぞれ第１及び第２支持表面（２８，３０）に隣接して実質上それらに 対して垂直であるローラシェル（１６）と； 第１及び第２支持表面（２８，３０）のそれぞれを包囲する複数の非金属弾性リ ング（１８）と；その各々が少なくとも１つの異なる非金属リング（１８）に摩 擦表面接触する前記第１及び第２支持表面（２８，３０）の各々を包囲する複数 の金属リング（２０）と； 前記非金属及び前記金属リング（１８，２０）を前記第１及び第２壁面（３４， ３６）にそれぞれ固定する第１及び第２手段（３８，４０）と； を具備した履帯型車両（１４）の無端状トラック（１２）を案内し支持するトラ ックローラアセンブリ（１０）。 ２．前記金属及び前記非金属リング（１８，２０）は非圧縮状態で実質上同様な サイズ及び形状をしている請求項１記載のローラアセンブリ（１０）。 ３．前記非金属リング（１８）はゴムから形成されている請求項１記載のローラ アセンブリ（１０）。 ４．前記金属及び非金属リング（１８，２０）は前記第１及び第２支持表面（２ ８，３０）に沿って交互に配置されている請求項１記載のローラアセンブリ（１ ０）。 ５．前記非金属リング（１８）は前記第１及び第２固定手段（３８，４０）によ り圧縮され、半径方向外側に変形する請求項１記載のローラアセンブリ（１０） 。 ６．前記金属リング（２０）及び前記非金属リング（１８）は外部壁（４４）を 有しており、前記非金属リング（１８）が圧縮状態のときには、前記非金属リン グ（１８）の外部壁（４４）の直径は前記金属リング（２０）の外部壁（４４） の直径よりも大きい請求項５記載のローラアセンブリ（１０）。 ７．前記第１固定手段（３８）はカバープレート（４８）と、前記第１壁面（３ ４）中の複数のねじ穴（５０）と、複数の第１ねじ付締結具（５２）を含んでお り、前記締結具（５２）は前記カバープレート（４８）を通して伸長し前記ねじ 穴（５０）に螺合する請求項１記載のローラアセンブリ（１０）。 ８．前記カバープレート（４８）は半径方向に伸長するフランジ（５４）を有し 、前記フランジ（５４）は複数の穴（５６）を有しており、前記締結具（５２） は前記穴（５６）を貫通して前記フランジ（５４）を前記リング（１８，２０） に対して締め付ける請求項７記載のローラアセンブリ（１０）。 ９．前記第２固定手段（４０）は複数の穴（６０）を有する保持プレート（５８ ）と、前記第２壁面（３６）中の複数のねじ穴（６２）と、複数の第２ねじ付締 結具（６４）とを含んでおり、前記締結具（６４）は前記保持プレートの穴（６ ０）を通して伸長し、前記ねじ穴（６２）に螺合している請求項１記載のローラ アセンブリ（１０）。 １０．前記ローラシェル（１６）は第１及び第２端部部分（２４，２６）と前記 第１端部部分（２４）から前記第２端部部分（２６）にわたり伸長する貫通ポア （３２）とを有しており、前記ローラアセンブリ（１０）はカバープレート（４ ８）と取付シャフト（６６）を含んでおり、前記カバープレート（４８）は前記 第１端部部分（２４）に固定されて前記ポア（３２）の一端部を閉塞して封止す るように適合しており、前記取付シャフト（６６）は前記ポア（３２）の他端部 を貫通し前記ポア（３２）の全長にわたり実質上伸長している請求項１記載のロ ーラアセンブリ（１０）。 １１．第１及び第２端部部分（２４，２６）と、半径方向に伸長するハプ部分（ ２２）と、第１及び第２リム部分（２８，３０）と、前記第１端部部分（２４） から前記第２端部部分（２６）にわたり伸長する中央ポア（３２）とを有してお り、前記ハプ部分（２２）は第１及び第２壁面（３４，３６）を有しており、前 記第１リム部分（２８）は前記第１端部部分（２４）に隣接して前記第１端部部 分（２４）から前記第１壁面（３４）にわたり伸長しており、前記第２リム部分 （３４）は前記第２端部部分（２６）に隣接して前記第２端部部分（２６）から 前記第２壁面（３６）にわたり伸長しているボデー部材（１６）と； 各々のディスク（１８）が内部壁（４２）と外部壁（４４）を有していて、前記 内部壁（４２）が前記リム部分（２８，３０）に隣接するように前記第１及び第 ２リム部分（２８，３０）に取り付けられる複数の非金属弾性ディスク（１８） と； 各々のディスク（２０）が内部壁（４２）と外部壁（４４）を有していて、前記 非金属ディスク（１８）と交互に、前記内部壁（４２）が前記リム部分（２８， ３０）に隣接するように前記第１及び第２リム部分（２８，３０）に取り付けら れる複数の金属ディスク（２０）と；前記第１及び第２端部部分（２４，２６） にそれぞれ隣接する第１及び第２保持プレート（４８，５８）と；前記第１保持 プレート（４８）、所定の数の金属及び非金属ディスク（１８，２０）及び前記 第１壁面（３４）を貫通する複数の第１ねじ付締結具（５２）と；前記第２保持 プレート（５８）、所定の数の前記金属及び非金属ディスク（１８，２０）及び 前記第２壁面（３６）を貫通する複数の第２ねじ付締結具（６４）と；を具備し た腹帯型車両のローラアセンブリ（１０）。 のサイズ及び形状が実質上同一である請求項１１記載のローラアセンブリ（１０ ）。 １２．前記第１及び第２ねじ付締結具（５２，６４）が前記壁面（３４，３６） を貫通すると、前記非金属ディスク（１８）が前記第１及び第２壁面（３４，３ ６）、前記金属ディスク（２０）及び前記第１及び第２保持プレート（４８，５ ８）により圧縮される請求項１１記載のローラアセンブリ（１０）。 １３．前記非金属ディスク（１８）が圧縮状態のときには、前記非金属ディスク （１８）の外部壁直径は前記金属ディスク（２０）の外部壁直径よりも大きい請 求項１２記載のローラアセンブリ（１０）。 １４．前記非金属ディスク（１８）はゴムから形成され、非圧縮状態では前記金 属ディスク（２０）とそ発明の詳細な説明