JPH0450015Y2 - - Google Patents

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JPH0450015Y2
JPH0450015Y2 JP1989145045U JP14504589U JPH0450015Y2 JP H0450015 Y2 JPH0450015 Y2 JP H0450015Y2 JP 1989145045 U JP1989145045 U JP 1989145045U JP 14504589 U JP14504589 U JP 14504589U JP H0450015 Y2 JPH0450015 Y2 JP H0450015Y2
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JP
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water injection
cutting tool
water
handpiece
head portion
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JP1989145045U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、注水冷却機能を持つた歯科用ハンド
ピースに関する。
(従来の技術) 歯科の治療に於いては、ヘツド部に回転切削工
具を装着したハンドピースが用いられる。そし
て、斯かるハンドピースには、切削工具の切削で
発生する熱による生体への悪影響をなくす為及び
切削層の排除の為、回転中の切削工具に向け注水
する為の注水孔がヘツド部若しくはその近傍に設
けられている。
(考案が解決しようとする課題) 然し乍ら、近時の歯科用ハンドピースは、切削
部分(作用部分)の長い切削工具が使用されるよ
うになり、注水がこの作用部分に対して広範囲に
施与されなくなつてきた。
本考案は上記に鑑みなされたものであり、切削
工具の長大化にも対応し得る注水機能を備えた新
規な歯科用ハンドピースを提供せんとするもので
ある。
(課題を解決する為の手段) 上記目的を達成する本考案の歯科用ハンドピー
スを添付図面に基づき説明する。第1図は本考案
ハンドピースの一例を示す全体側面図、第2図は
同ハンドピースのヘツド部の拡大斜視図、第3図
は同ヘツド部の縦断面図、第4図は同実施例によ
る注水パターンの説明図、第5図は他の実施例の
第2図と同様図である。
即ち、本考案の歯科用ハンドピースは、ヘツド
部に回転切削工具を装着し、該ヘツド部及び/も
しくはその近傍に上記切削工具に向けられた複数
の注水孔……を形成してなる歯科用ハンドピース
に於いて、上記注水孔の前記切削工具軸に対する
傾斜角度、開口角度及び開口径のうち少なくとも
1つ以上を変えることにより、上記複数の注水孔
からの注水パターンを変えて前記切削工具の作用
部分の軸方向に沿つた異なる周体に同時に注水施
与するようになしたことを特徴とする。
本考案が対象とする歯科用ハンドピースは、エ
アタービンハンドピース、マイクロモータハンド
ピース等であり、ヘツド部1には各種切削工具2
が着脱自在に装着され、該切削工具2の高速軸回
転により、作用部分21をして歯牙の切削等を行
わんとするものである。
上記注水孔3の注水パターンを異ならしめる態
様としては、第3図に於ける注水孔3の回転切削
工具2の軸に対する傾斜角度θ1、開口角度θ2
及び開口径Dのいづれかのうち少なくとも1つ以
上を変えることにより実施する。
(作用) 上記構成の歯科用ハンドピースは、上述の如く
歯牙の切削等に供せられる。この時、切削工具2
の作用部分21は、高速回転しながら被切削部位
に接触する為、この切削部位に摩擦熱が生じる。
しかし、注水孔3……から回転中の作用部分21
に注水施与されるから、その冷却作用により発熱
が抑えられ、生体に対する悪影響が回避され、ま
た切削層が除去される。特に、注水孔3が複数設
けられて大量の注水が可能とされているから、ま
たこれら注水孔3……の注水パターンが夫々工具
2の作用部分21の軸方向に沿つた異なる周体に
同時に注水されるようになされているから、作用
部分の長い切削工具であつても注水冷却効果が十
分に発揮される。
(実施例) 次に実施例について述べる。
(実施例 1) 第1図乃至第4図は、ヘツド部1の下端面に切
削工具2を取り巻くよう4個の注水孔3……を等
間隔で設けたものである。図例のハンドピース
は、エアタービンハンドピースであり、ヘツド部
1には、回転体(タービン)11、軸受機構12
及び切削工具のチヤツク部13が内装されてい
る。ハンドピース本体10にはタービン駆動用の
エア管路10a、水噴霧用のエア管路10b及び
水管路10cが形成されている。
ヘツド部1の下端面には注水孔用口金30が取
付ナツト31により装着されている。該口金30
には、4個の注水孔3……が等間隔で設けられ、
更に該口金30の背面には該注水孔3……と連通
する周溝32が凹設されている。該周溝32は、
口金30がヘツド部1に装着された時には上記水
管路10cと通じ、該水管路10cからの供給水
は、周溝32を経て各注水孔3……より切削工具
2に向け注水されるようになされている。また、
ヘツド部1の上記口金30の装着部分には、上記
エア管路10bに通じる下向開口の周溝14が凹
設され、口金30の装着状態では、該周溝14と
各注水孔3……とを連通させる小隙33……が形
成される。従つて、各注水孔3……には該小隙3
3……を経て空気が流入し、注水孔3……からは
水が霧状に噴霧される。符号34,34はパツキ
ンである。
上記注水孔3……による注水パターンは、例え
ば第4図に示す如く、互いに対向関係にある注水
孔3a,3cから切削工具2の作用部分21の上
半部分21acに水噴霧され、また同注水孔3b,
3dから作用部分21の下半部分21bdに水噴
霧されるようなパターンが採用される。各注水孔
3a,b,c,dは、このような注水パターンと
なるよう既述した傾斜角度θ1、開口角度θ2及
び開口径Dが適宜設定される。尚、図例の注水パ
ターンは一例に過ぎず、回転中の上記作用部分2
1の広範囲に注水施与がなされる限り他の態様が
適宜採用されることは云うまでもない。また、注
水孔3……の数は4個に限定されるものでないこ
とは云うまでもない。
(実施例 2) 第5図は、注水孔3をヘツド部1の本体側基部
に2個設けた例を示す。従来の注水機構を備えた
ハンドピースでは、一般的に本図と略同様の位置
に1個の注水孔が設けられている。しかし、本実
施例では、傾斜角度θ1の異なる2個の注水孔
3,3が隣接配置され、一方の注水孔3からは切
削工具2の作用部分21の上半部21a,c、他
方の注水孔3からは同下半部21b,dに注水施
与される。切削工具2は高速回転するから、これ
により作用部分21の広範囲が注水施与を受ける
ことになる。尚、注水孔3の数が2個に限定され
るものでないことは上記と同様である。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案のハンドピースは、互いに
注水パターンの異なる複数の注水孔を具備して切
削工具の作用部分の軸方向に沿つた異なる周体に
同時に注水施与出来るから、作用部分の長い切削
工具を用いる場合でも注水による冷却効果が十分
になされ、生体への悪影響が惹起される懸念がな
い。従つて、歯科用ハンドピースに於ける近時の
長寸切削工具にも十分対応することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ハンドピースの一例を示す全体
側面図、第2図は同ハンドピースのヘツド部の拡
大斜視図、第3図は同ヘツド部の縦断面図、第4
図は同実施例による注水パターンの説明図、第5
図は他の実施例の第2図と同様図である。 符号の説明、1……ヘツド部、2……切削工
具、21……作用部分、3……注水孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヘツド部1に回転切削工具2を装着し、該ヘツ
    ド部1及び/もしくはその近傍に上記切削工具2
    に向けられた複数の注水孔3……を形成してなる
    歯科用ハンドピースに於いて、上記注水孔3の前
    記切削工具2軸に対する傾斜角度θ1、開口角度
    θ2及び開口径Dのうち少なくとも1つ以上を変
    えることにより、上記複数の注水孔3からの注水
    パターンを変えて前記切削工具2の作用部分21
    の軸方向に沿つた異なる周体に同時に注水施与す
    るようになしたことを特徴とする歯科用ハンドピ
    ース。
JP1989145045U 1989-12-15 1989-12-15 Expired JPH0450015Y2 (ja)

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JPH0383512U JPH0383512U (ja) 1991-08-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011097984A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Morita Mfg Co Ltd 医療用ハンドピース
JP2013526944A (ja) * 2010-05-26 2013-06-27 ジェンジョウ・ゼージョン・テクニカル・サーヴィシズ・リミテッド 歯科用切削装置

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JP4647711B1 (ja) * 2010-04-05 2011-03-09 株式会社ピラニア・ツール 排便補助機器

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JPS5584160A (en) * 1978-12-20 1980-06-25 Micron Kk Dental hand piece
JPS61293448A (ja) * 1985-04-11 1986-12-24 ハンス ヒユツテンモ−ザ− 歯科用手工具

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JPH0383512U (ja) 1991-08-26

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