JPH04500073A - L―カルニチンおよびl―リジンを含有する薬剤および/または栄養剤用組成物 - Google Patents
L―カルニチンおよびl―リジンを含有する薬剤および/または栄養剤用組成物Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
り一カルニーンおよびL−リジンを る および または栄 用組 物本発明は
、広くL−カルニチンおよびL−リジンを含有する薬剤および/または栄養剤用
組成物に関するものである。
カルニチンおよびその誘導体は、多くのかつさまざまな治療学に関する明細書に
すでに用いられていることが知られている。例えば、D、L−カルニチンの用途
としては、萎縮型の筋力の減退や栄養の不調等の症状に対するものがある。心臓
機能の不全に対する処方として用いられるり、 L−カルニチンの用途は、米国
特許第3,830,931号および第3,968,241号明細書に記載されて
いる。同様に、仏国特許第2,482,588号明細書にも、L−カルニチンは
、若年真性糖尿病から患者を救う用途が記載されている。
さらに、L−カルニチンは、特に筋肉および心筋のようなミトコンドリアの豊富
な細胞のエネルギープロセスの保護剤および共同因子としで働く。さらに一般的
には、L−カルニチンの生理学および薬学的な目的として、以下に示す近年の文
献の主題として取り上げられている。
° 「カルニチンの薬学」ベレスラー等(BAHL J、and BRESSL
ERR,(19g?) Ann。
Rev、 Pharmacol、 Toxicol、、 27+ 257−27
7)° 「カルニチン」 ボルム(BORUM P、R,(1983) Ann
、 Rev、 Nutr、 3.+ 233−259)・ 「カルニチン、代謝
および機能」 ブレマー(BREMERJ、 (191!3) Physiol
、 Revs、、 63(4):1420−1480)筋肉の機能におけるL−
カルニチンの効果に関する研究中において、本発明の発明者等は、L−リジンも
しくはその有機もしくは無機酸塩が、L−カルニチンの生物学的効果に関して、
全く予期しない薬効の増加もしくは相乗効果を発揮することを見いだした。
本発明は 特に、L−リジンまたはその有機もしくは無機酸塩の一つとの組み合
せにおけるL−カルニチン単独の活性成分を含む新規な薬剤もしくは栄養剤用組
成物を特徴とするものである。
本発明による組成物は、電解、または種々の組織における炭水化物もしくは窒素
の代謝のレベル、さらにその結果である種々の生理学もしくは病理学的状態にお
ける後者の機能のレベル、特に後者においては筋肉の機能の不調(興奮性と収縮
性の低下(hypoex−citability、 hypocontract
ility))を伴った時、に好ましい効果を発揮する。このように、これらの
組成物は特に栄養失調の状態(手術後、感染後、外傷後、化学治療後、慢性呼吸
不全、初老期、新生児)の処置や、初期の糖尿病もしくは糖尿病の状態、高脂肪
状態、さらには心臓病(狭心症、心不鉛、肝不全、肝硬変の治療等に応用される
。これらの組成物は、血液透析の患者にも用いることができる。
栄養学の分野では、本発明の組成物は、回復期、初老期の人、たまにスポーツを
する人やレベルの高いスポーツをする人、多産の婦人、概して言えば筋肉の機能
に障害(興奮性と収縮性の低下(hypoexcitability and
hypocontractility))を有する無力症の人の栄養の補足をす
る。
L−カルニチンとの相乗効果は、L−リジンのみならず生物学的受容体であるし
一リジンの有機もしくは無機酸の塩の全てを基礎とすることにより発揮される。
例えば、ハイドロクロライド、アセテート、コハク酸(succinate)、
α−ケトグルタレート(α−ketoに1utarate)、3−ハイドロキシ
ブチレート、4−ハイドロキシブチレート、L−アスパラギン酸塩(L−asp
art++te)、L−グルタミン酸塩(L−Hlutamate)、オロテー
ト(orotate)等のリジン塩である。
本発明の特有の特徴によれば、L−リジンとL−カルニチンとの化合物は、塩の
形による直接の化合物が好ましい。
実際・ L−カルニチンとの相乗効果の影響が、塩の形における直接の組み合せ
により、さらには特にL−リジンのL−カルニチン塩の塩化水素塩により発揮さ
れることが観察される。このような塩は旧来の方法により得ることができ、例え
ばL−リジンをL−カルニチンと水中で塩化水素塩の形で撹拌し、得られた塩に
有機の極性を有する水に不溶な溶媒を加えることによりこれを結晶化させて得る
ことができる。
本発明の組成物においては、L−カルシニンとL−リジンとの間の比率は、モル
比で、1 : 0.5から1:20の範囲内が好ましい。L−リジンとの組み合
せにおいて、24時間でのL−カルニチンの投与量が、0.5〜3gの範囲内(
すなわち、HCl塩におけるL−カルニチンとL−リジンの等モルの組み合せに
おいて1.13〜6.78gの範囲内)、すなわち等モルの組み合せで1〜6g
の開であることが好ましい。24時間におけるL−リジンの投与量は、0.5〜
20gの範囲内が好ましい。L−リジンの20gの投与量は、非経口の人工的な
栄養に用いるアミノ酸の一定の溶液の24時間の摂取量と一致する。
本発明は、興奮性の低下(hyposxcjtabNity)もしくは収縮性の
低下(hypocontractilj、ty)に代表される筋肉の不調を治療
するため医学上用いられるL−カルニチンの効果を高めるためのし一リジンの使
用にも関連するものである。
L−カルニチンの生物学的効果と関連してL−リジン(及びその塩)によって発
揮される相乗効果の実例は、5日間断食し筋肉の機能(興奮性及び収縮性)を低
下したウィンスターラットによる実験例によって示される。この選択は、筋肉の
機能(興奮性及び収縮性)が生体の栄養性1代謝性および電解性の安定した良好
な反射を得えられるという事実に基づいてなされた。この安定の乱れは、病理学
上の種々の状態、例えば栄養失調、心血管障害、呼吸不全、糖尿病、血液透析等
において観察される。
神経筋の機能の評価は、電気生理学的方法の利用によりなされる。この方法とし
ては、 「神経筋の興奮性の測定」 (ラボリット等、(LABORIT tl
、 and LABORITG、、 (+955))、 E:tcjtabil
itg neuromusculaire et eQuiljbre jon
jqueA Interet
pratique en chirurgie et en hjbernot
herapie、 I vow、、 Masson ed、@Paris))
。
「筋肉の収縮性の測定」 (ルセル等(RUSSELL D、 McRet a
l、、 (+983) Skeletalmuscle function d
uring hypocalorjc djets and fasting:
A、 Compar奄唐盾氏@with
standard nutrirional aSseasment para
h+eters、 Am、 J、 Cl1n、 Nut、、@37: 133−
138))がある。実質的な観点からは、これらの方法は、健康な組織を侵さず
、反復性で動物実験および臨床実験に適用できるという有利な点をもっている。
実験の条件を以下に示す。
・勲惣及堕挨亘Ω恐J
スプラグ−ダウレイ(sprague−Dawley) EOPS OFIの雌
のラット(IFFA CREDO,France) がこの研究には用いられた
。これらは、300gの重量で研究所に到着し、いかなる実験の前においても1
0日もしくは1週間篭の中に入れられた。これらは、適量の水と、標準的な餌(
U、S、R,、France+ 17%proteins、 3%1iqids
、 59%carbohydrates、 cellulo@e、 vita+
n1na A and D3)が与えられた。
その後、動物は、別個のグループに分けられ、個別に篭の中に収められた。かれ
らには適量の水が与えられた。
以下に各々のグループについて説明する。
・コントロールグループ
通常の餌が与えられた。
・飢餓コントロールグループ(1,P、)動物は5日間連続して断食し、毎日腹
腔内に0.9%の等張の塩の溶液(体重100g当り0.2m1)が投与された
。
・治療グループ(1,P、)
動物は、5日間連続して断食し、L−カルニチンもしくはL−リジン(HCl)
もしくはL−カルニチン+L−リジン(H’C1)が体重100g当り0・2m
lの量が、毎日腹腔内に処理された。
・飢餓コントロールグループ(P、O,)動物は、5日間連続して断食し、0.
9%の等張の塩溶液(体重100g当り0.2m1)の胃への挿管処理が毎日な
された。
・治療グループ(P、O,)
動物は、5日間連続して断食し、L〜カルニチンもしくはL−リジン、HClも
しくはL−カルニチン+L−リジン(MCI)を体重100g当り0.2mlの
量、胃への挿管処理が毎日なされた。
物質は、0.9%の塩の等張溶液に溶解されている。溶液は、塩酸または水酸化
ナトリウムの希釈溶液にてpH=7に調整される。
・社技筋五μs!(坐骨神経−腓腹筋、正常位置)筋肉の応答の研究の方法は、
チャールトン等のラットによる研究の記載(Cha r 1ton M、P、
et al、 (1981) Intracellular potassiu
+n activities in m浮唐モ撃■=@of
normal and dystrophic m1ce: an in vi
vo electrometric 5tudy、 Exp■窒奄高■獅狽≠■
Neurology、 71: 203−219)および上述したルセル等(R
ussell et al、)の文献およびルセル等のラットによるもの(ru
ssell D、 McR,et al、 (1984) Metabolic
andstructural changes in 5keletal m
uscle during hy’pocaloric;Am、 JA Cl1
n。
Nutr、、 39: 503−513)の記載に基づいて行われる。
動物は、獣医学上のすi・リウム ベンドパルビタールを30mg/kg(体重
100g当り0.05m1)投与して麻酔される。右大腿部静胛は、カテーテル
(アポカッシュ(Abbocath)カテーテル、T 22G x 32mm)
を挿入され、獣医学上のナトリウム ベンドパルビタールの希釈(1%)で潅流
される。この目的のため、0.380m1/hの速度で自動潅流(B、Brau
n、 Melsungen)が用いられる。
動物は、その右側に配置される。左の後ろ足は剃られている。切開は大腿と脛骨
に平行に踵骨の元に至るまで皮膚が切開される。皮膚は、筋肉の固まりから分離
され、切れ目は皮膚になされた切開と同じように鍵膜になされる。筋肉は、それ
らに関係する血管新生の維持と腓腹筋の共通する鍵と筋肉の底部とが独立するま
で分離される。腓腹筋特有の鍵は分離され、絹の糸でその前端を縛った後、踵の
基部で切断される。後者は、等張捕捉のエレクトロム(商品名(Electro
med))に関連し、EJP 790 エレクトロム(商品名(EJP 790
Electromed))と連結される。筋肉上に働く最低の張力は1gに換
算される。坐骨神経は、2〜3cmに分離され確認され、腓腹筋から約3cmの
ところに絹糸で取り付けられる。刺激のための微小電極が腓腹筋から約1.cm
のところの坐骨神経に取り付けられる・動物は、小さなコルクの板の上に置かれ
、左の後ろ足は、準備を安定させるバーの助けと共に脛骨のレベルに取り付けら
れる。温調されたチャンバー内に1時間静止される。このチャンバーは、全実験
を通じて動物の直腸の温度である38℃に保たれている。
神経−筋肉の準備されたものは、酸素化され変更を加えられた37℃のリリー(
Li Iey)溶液(95%02および5%C○2)内に浸漬される(137m
M/l NaC1; 5mM/I KCl;2mM/I C11C12; Im
M/I M(CI2; 24mM/NaHCO,;1mM/1 sodium
gluta狽獅≠狽■@and
10mM/I BES (N、N−bis−[2−hydroxyethlコー
2−aminoethane 5ulfoic acid)B
二神種f匹囚天皇共悪Ω側よ
神経−筋肉の興奮状態は、3つのパラメータ(基電流、クロナキシー、上述した
ラボリスおよびラボリット((ABORTTHH,and LABORIT G
、(1955)、 )およびラビクーイ(LAPICQUE L、 (1926
)L’excitabilite en fonction du tenp″
1vo1.Pres8Universitaires ed、、 Paris、
)により記載された方法の適合における実使用時間(useful time)
) (7)測定によl定すレ6゜基電流は、電流の通過時間が無期限に延期され
た時、筋肉の最小限の機能の応答の原因となる電気的強さの能力の閾値である。
この最小限の強度は、実使用時間(useful timea)として知られる
ある限定された持続時間を越えて同様に残存する。電流の通過時間が、実使用時
間(useful time)よりも短くなった場合は、機能の応答の原因とな
りうる電流の強度は、徐々に大きくなる。電流の強度が基電流のそれの2倍の間
、興奮電流の通過の最小時間がクロナキシーである。
種々の持続期間や強度の方形波を発生することができるパルス発生機(ST S
timulator、 JSI 019g)を用いると、それぞれの動物の「強
度−持続期間」曲線のプロットが得られる。準備の抵抗が接触して支持された際
に用いられる電圧は示めされ、かつ強力なものではない。筋肉の最小限の機能の
応答は、レコード針を1mm移動させるため発揮される力と関係する。それは約
20mgである。
二肪阻の呪糧性Q黄定
筋肉の収縮性は、10Hzの周波数の刺激による収縮力を100Hzの周波数の
刺激(最大の収縮力)による収縮力と比較して測定することにより決定される。
腓腹筋における[収縮カー刺激の周波数」の関係は、方形波の刺激を適用するこ
とにより研究される。刺激の高さく電圧)は、基電流の二倍に等しく、刺激の幅
(時間)は、実使用時間(useful time)と等しい。
筋肉の収縮力と刺激の周波数との関係は、10,20,30.40および100
Hzを1分間に1回、2秒間なされ、刺激の周波数を増加のため、与えられた周
波数について連続した2倍の筋肉の収縮の振幅の測定により研究される。
・ 用の のためのし−カルニ ンの 与 の選評価条件下の1.P、経路また
はP、0.経路による最小限のし一カルニチンの投与が77.5μM/kgで予
備評価がなされる。この投与量は、L−カルニチンをベースとする本発明による
組成物の相乗作用の効果の実地試験により選択された。
二所食Ω墜統朋閏
予備試験において、筋肉の機能は5日間の断食の後では、100%の動物におい
て障害が現れる。
稙−困
飢餓状態のラットにおける神経−筋肉興奮性および神経収縮性についてのL−カ
ルニチン単独およびL−カルニチンとL−リジンとの等モル混合物水溶液の効果
の比較により決定される測定の結果を、表1(経口経路、P、O,)および表2
(腹腔内径路、1.P、)にそれぞれ示す。
これらの結果により、L−カルニチンとL−リジンとの等モルの組み合せは、パ
ラメータにおいて最大の効果を示す。パラメータの値は、餌の制御により観察さ
れるパラメータのレベルへほぼ復帰する。
飢餓状態のラットにおける筋肉の収縮性および神経筋の興奮性に関するL−リジ
ンの濃度低下のものとL−カルニチンとの組み合せの効果もまた。経口経路にて
評価された。
表2Aを整理した結果、L−カルニチン:L−リジンが1:O,Sまたは1:0
.25の比率は、1:1の組み合せのものより活性が低いことが示される。1:
0.25の比率は、1:0.5の比率で示される効果に対して無視できる程度の
効果しか得られない、さらに、表2Bを整理した結果、1:1混合物と比較する
とL−カルニチン:L−リジンが1=2の混合物から得られる利益はわずかなも
のであり、これは1:4または1:8の比率としても改善されない。従って 最
適な比率は1:1から1:2の比率の近傍にあるものと考えられる。
同じ実験条件において、L−リジン単独の効果は評価され結果は表3に示されて
おり、経口経路においては、L−リジン単独では全くもしくはわずかな効果しか
得られなかった。効果は、全投与量が77.5μM/kgの際に存在し、L−カ
ル−チンに関する相乗効果の影響が観察される。効果は2回、4回もしくは8回
以上投与してもわずかかもしくはほとんど残らない。
したがって、L−リジン単独では、L−カルニチン+L−リジンの組み合せによ
り見られる活性が発揮されない、このようなL−カルニチン+L−リジンの組み
合せは効果を高める活性(薬効の増加または相乗効果)を示す、この活性は、対
象である臓器、筋肉および心筋の水準におけるし一カルニチンのバイオアベイラ
ビリティ−(bioavailability)の増加によって説明される。
L−力ルニチンのバイオアベイラビリティ−(bioavailability
)における増加は・第1段階においては、L−リジンからの後者の内因性の合成
の結果として生ずる。
L−リジンは、薬物前駆体としての役割をするものである。
同様の活性のために投与されるL−カル−チンの投与量の減少と共(こ、内因性
の合成の機構は、L−カルニチンのプラズマピーク(plas+na peak
s)を減少させることができる。これは、L−力ルニチンのインスタンテニアス
ーデイレイ(inatantaneous−jelay)型の送達の速度論によ
り心筋によってもしくは筋肉により組織への取り込みのより良い収量を得られる
と同時に、尿をこよりロスする危険を減少させる。その結果、経口ルートによる
好ましくない影響の発現(下痢の症状)の危険を押さえることができる。
(以下、余白)
表4の結果は、飢餓状態のラット(P、O,経路)における筋肉の収縮性および
興奮性におけるL−カルニチンとL−リジンの等モルの組み合せにおける投与一
応答特性の実験により得られるものである。
実験の条件下において、最小の活性な投与量は、20μM/kgの近傍である。
最大の活性は77.5μM/kgの投与量により得られる。有効投与量50%(
ED50=給餌コントロールと飢餓コントロールの値の間の差異を50%補正を
必要とする投与量)は、L−カルニチンとL−リジンとの等モルの組み合せにお
いては、30μmに近い値である。
それは、L−カルニチン単独のものの100μmとほとんど同じ値である。
同様の活性のため、L−カルニチンとL−リジンとの等モルの混合物の投与量(
μM/kg)は、L−カルニチン単独のものより3倍も少ない。相乗作用からの
同様の利益はL−カルニチンとL−リジンの塩の形により見られる。
その結果、同様の生物学的利益において、L−リジンとL−カルニチン(もしく
はその塩)の本発明の化合物は、L−カルニチン単独で同様の効果を得るために
必要な量より著しく少ないL−カルニチンの量と関連する。
したがって1本発明による組成物は、経済性の観点からのみならず、L−カルニ
チンの吸収に関するL−カルニチンの投与量に関しても明白な重要性を有する・
(以下、余白)
表5および表6は、L−リジンと結合したL−カルニチンと、水溶液中のL−ア
ルギニン(arginine) (表5)、L−オルニチン(ornithin
e)もしくはL−アスノ(ラギン酸(表6)の混合物と結合したL−カルニチン
との効果の比較を表している。結果において、L−リジンは、L−カルニチンに
関する特別な相乗効果を示すことは明らかである。これは、以下の点で識別され
る。
まず、アスパラギン酸のように筋肉において活性を示すことが知られてし\る生
物化学における化合物から区別される。他方、特にアルギンニンやオルチ5ンの
ように、L−リジンと構造上関連する化合物からも区別される。その結果、これ
らの表は、相乗効果の示す効果の予期せぬかつ期待しない特徴を示しており、こ
れは本発明の基礎をなすものである。
最終的には、L−カルニチンとL−リジンとの組み合せの活性は、DL−カルニ
チンとL−リジンの組み合せのそれよりも大きな活性が得えられる・これは、特
に、飢餓状態のラット(経口ルート)にづいての筋肉収縮性および神経筋の興奮
性におけるし一カルニチンもしくはDL−カルニチンとL−リジンとの組み合せ
による活性の比較の研究である表7に示す結果により確認される。
(以下、余白)
本発明を理解するための薬学もしくは栄養学の処方の種々の例が以下に示されて
いる。
一般に、本発明によるし一カルニチンおよびL−リジンの化合物は、薬学もしく
は栄養学的用途のための種々の処方に利用することができる。
利用できる処方は、以下の通りである。
経口ルートにおいては、飲料用溶液(アンプル、ビン、バック、バッグ)、ドロ
ップ、シロップ、サシエイ(sachets)、オラルリオフイリセイト(or
al 1yophilisatea) (ルオク(lyoca)) 、カプセル
、錠剤、トローチ、強壮飲料等である。
静脈注射の用途としては、潅流用溶液(グルコース、塩)もしくは栄養分溶液と
して投与される注射用溶液のいずれかの処方、もしくは、非経口の人工的栄養素
溶液の処方である(炭水化物、アミノ酸、ペプチド、脂質、電解質・微小要素・
ビタミン)。
腸内のルートとしては、腸内の人工的な給餌剤との組み合せによる場合等である
。
叉狭1
注射可能な処方
10%溶液 20%溶液
り一力ルニチン基剤 0.500g 1.0gL−リジン、MCI 0.565
g 1.13gHCL Q=1. pH4,5pH4,5水p、p、i、 q、
s、 10.−ml 10.−ml潅流溶液用に用いられる。
(以下、余白)
経口処方
寒敗l:経ロ的に採取するためのバイアル用処方20%溶液 10%溶液
り一カルニチン基剤 0.500g 0.500gL−リジン、MCI 0.5
66g 0.566gHCL Q、S−pH4,5pH4,5サツカリン Na
0.003g 0.005gオレンジ香料 0.020g 0.040g純水
q、a、 5、−m 1 10.−m 1叉験且ニトロソブ用処方
30%溶液
り一カルニチン基剤 15.−g
L−リジン、MCI 16.98g
HCL q、a、 pH4,5
安息香酸ナトリウム 0.10g
純水 Q−8,100、−m 1
2m1 (640mg)で90 m lのボトルを測定天豊A:サシエイ(Sa
chet)用処方30%溶液
り一力ルニチン基剤 0.5g
L−リジン、HCI 0.565g
砂糖(sucrose) 3.920 gレモン香料 0.015g
計 5.−g
寒訣互:オラルリオフィリャイト(oral 1yophiliaate)用処
方30%溶液
り一カルニチン基剤 0.250g
L−リジン、HCI 0.283g
デキストラン 70 0.005g
キサンタンガム 0.005g
オレンジ香料 0.020g
クエン酸 0.005g
サッカリン Na 0.003g
マンニトール 0.429g
水 0.500g
笈狭旦:トローチ用処方
30%溶液
り一力ルニチン基剤 0.250g
L−リジン、HCI 0.283g
マルトデキストリン 0.500g
サッカロース 0.327g
フルクトース 0.800g
クエン酸 0.045 g
クエン酸カリウム 0.0075g
水酸化マグネシウム 0.0050g
オレンジ香料 0.0025g
計 2.220g
寒絵ヱ:強壮剤用飲料
30%溶液
り一カルニチン基剤 0.250g
L−リジン、HCI 0.283g
サッカロース 9.717g
マルトデキストリン 1.200g
クエン酸 0.800g
クエン酸カリウム 0.250g
アスコルビン酸 0.250g
レモン香料 0.200g
塩化ナトリウム 0.050g
強壮剤用ドリンクは、新鮮な飲料水により溶解される。
本発明は、さらに、L−リジンもしくはその有機、無機酸の一種とL−カルニチ
ンとの組み合せ、およびこの組み合せと対応する薬剤もしくは栄養剤のふ膨剤と
の混合により特徴付けられる薬学もしくは栄養学上の組成物の準備の方法にも関
係するものである。特別な実施例としては、組成物のためのこれらの好ましし)
記載に準拠する。
最終的に、本発明は特に人間もしくは動物等の哺乳類の治療のための処置、動物
へ投与するL−カルニチンとL−リジンまたはこれの有機もしくは無機酸塩の一
つとの組み合せに特徴付けられる処置に関連する。
好ましくは、生理学上もしくは病理学上の状態が治療される。特に興奮性の低下
または収縮性の低下を伴う筋肉障害、例えば栄養失調、糖尿病前もしくは糖尿病
の状態、血液透析中、脂肪過剰中、心臓障害、および肝不全中の状態を治療する
。
国際調査報告
国際調査報告
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.単独の活性成分として、L−リジンまたはその有機もしくは無機酸塩の一つ と化合したL−カルニチンを含むことを特徴とする薬剤および/または栄養剤の 組成物。 2.前記化合物が、L−カルニチンおよびL−リジンまたはその有機もしくは無 機酸塩の一つとの水溶液中の混合により形成されることを特徴とする請求項1記 載の組成物。 3.前記化合物が、L−リジンのL−カルニチン塩の塩酸塩のようなL−カルニ チンとL−リジンとの塩により構成されることを特徴とする請求項1記載の組成 物。 4.L−カルニチンとL−リジンとが、1:0.5から1:20の間のモル比で 含有されていることを特徴とする請求項1〜3の内のいずれか一つに記載の組成 物。 5.L−カルニチンとL−リジンとが等モル比であることを特徴とする請求項1 〜4の内のいずれか一つに記載の組成物6.等モル比のL−カルニチンとL−リ ジンとの化合物を一日当り1〜6gの範囲で経口もしくは注射での投与に共用で 利用することを特徴とする請求項1〜5の内のいずれか一つの請求項に記載の組 成物7.注射用として以下の組成を有することを特徴とする請求項1〜6の内の いずれかの請求項に記載の組成物。 L−カルニチン基剤0.500g L−リジンの塩酸塩0.565g HClq.s.pH4.5 水p.f.i.q.s.5または10.−ml潅流溶液用 8.経口用として以下の組成を有することを特徴とする請求項1〜6の内のいず れかの請求項に記載の組成物。 L−カルニチン基剤0.500g L−リジンの塩酸塩0.566g HClq.s.pH4.5 サッカリンNa0.003g オレンジ香料0.020g 蒸留水q.s.5.−ml 9.ドロップ用として以下の組成を有することを特徴とする請求項1〜6の内の いずれかの請求項に記載の組成物。 L−カルニチン基剤15.−g L−リジンの塩酸塩16.98g HClq.s.pH4.5 安息香酸ナトリウム0.10g 蒸留水q.s.100−ml 2ml(640g)測定し90ml瓶とする。 10.サシェット(sachet)用として以下の組成を有することを特徴とす る請求項1〜6の内のいずれかの請求項に記載の組成物。 L−カルニチン基剤0.500g L−リジンの塩酸塩0.565g 砂糖(サッカロース)3.920g レモン香料0.015g 11.経口リオフィリセイト(oral lyophilisate)用として 以下の組成を有することを特徴とする請求項1〜6の内のいずれかの請求項に記 載の組成物。 L−カルニチン基剤0.250g L−リジンの塩酸塩0.283g キサンタンガム0.005g オレンジ香料0.020g クエン酸0.005g サッカリンNa0.003g マニトール0.429g 水0.500g 12.トローチ用として以下の組成を有することを特徴とする請求項1〜6の内 のいずれかの請求項に記載の組成物。 L−カルニチン基剤0.250g L−リジンの塩酸塩0.283g マルトデキストリン0.500g サッカロース0.327g フルクトース0.800g クエン酸0.045g クエン酸カリウム0.0075g 水酸化マグネシウム0.0050g オレンジ香料0.020g 13.L−カルニチンが、L−リジンまたはその有機もしくは無機酸塩と化合し 、この化合物が薬剤用もしくは栄養剤用のふ形剤と混合されることを特徴とする 薬剤用および/または栄養剤用組成物の製造方法14.興奮性の低下もしくは収 縮性の低下に代表される筋肉障害の治療のための医学上の準備において、L−カ ルニチンの薬効を増加させるL−リジンの用途
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