JPH0449807Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0449807Y2
JPH0449807Y2 JP1637786U JP1637786U JPH0449807Y2 JP H0449807 Y2 JPH0449807 Y2 JP H0449807Y2 JP 1637786 U JP1637786 U JP 1637786U JP 1637786 U JP1637786 U JP 1637786U JP H0449807 Y2 JPH0449807 Y2 JP H0449807Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collector electrode
support ring
fixed support
case
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1637786U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62129752U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1637786U priority Critical patent/JPH0449807Y2/ja
Publication of JPS62129752U publication Critical patent/JPS62129752U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0449807Y2 publication Critical patent/JPH0449807Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microwave Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、進行波管装置に係わり、とくにコ
レクタ電極を含む管本体とこれを覆うケースとの
固定構造に関する。
〔考案の技術的背景およびその問題点〕
進行波管装置の一例として従来第3図に示す構
成のものがある。同図において符号11は管本
体、12はそれを覆うケース、12aはその下部
ケース台、12bはケースカバー、12cはコレ
クタ側ケース、12dはそれに形成された排気
口、12eは結合フランジ、13はコレクタ側ケ
ースに外付される強制空冷用フアン、14は高周
波作用部、15はその遅波回路構体、16はその
外周に配置されたビーム集束用磁界装置の永久磁
石リング、17は磁石リング間に配置された磁
極、18は磁界装置の外周に機械的および伝熱的
に結合された高周波部ラジエータ、19は伝熱コ
ンパウンド、20は出力導波管、21は管本体の
真空容器の一部をなし高周波作用部とコレクタ電
極とを電気的に絶縁するセラミツク絶縁筒、22
はコレクタ電極構体、23はその銅製のコレクタ
電極、24はその外周に固着され多数の放射状フ
インを有するコレクタ部ラジエータ、25はコレ
クタ電極の外部接続端子、矢印fは冷却風の流れ
をあらわしている。同図から明らかなように、管
本体の高周波作用部14は、その外周に固定され
たラジエータ18がケース12に機械的に強固に
固定されている。それに対してコレクタ電極構体
22は、電気的にケースから絶縁される関係上、
コレクタ側ケースの内側空間に主として絶縁筒2
1により機械的に保持されている。
ところで、進行波管のコレクタ電極は、発熱量
が多くとくに大出力管では水冷または強制空冷さ
れる。また上述のようにコレクタ電極構体は、高
周波作用部における電子ビーム透過率の調整ある
いはコレクタの電位を下げて動作させ電力効率を
高める目的で高周波作用部およびケースから電気
的に分離絶縁している。このような理由から、ア
ース電位となる高周波作用部およびケースに対し
てコレクタ電極構体を浮かせておく必要があつ
た。しかし例えば車載用レーダ装置などにこの進
行波管装置を装着した場合などは、振動のためコ
レクタ電極構体を機械的に支えている絶縁筒に強
大な応力がかかり、破損のおそれが生じる。それ
を防止するためコレクタ電極をケースに機械的に
固定することは有効であるが、管本体のラジエー
タを含む高周波作用部とコレクタ電極構体との軸
芯は必ずしも正確に一致しているとは限らない。
このためケースとコレクタ電極構体とを単純に軸
芯を合わせて固定すると、場合によつてむしろ絶
縁筒に不所望な応力がかかつてしまう。
このように従来構造では組立ておとび信頼性の
点で改良の余地が認められる。
〔考案の目的〕
この考案は、以上のような要望を満足するもの
で、耐震性のよい管本体とケースとの固定、支持
構造を有する進行波管装置を提供するものであ
る。
〔考案の概要〕
この考案は、冷却風排気口を有するコレクタ側
ケースの内側に固定支持リングが配置され、コレ
クタ電極に固着された筒状ラジエータの端部外周
に複数に分割され固定支持リングにテーパ面で摺
動可能に接する可動保持体が設けられ、これら固
定リングおよび可動保持体の少なくとも一方が絶
縁体で形成され且つ締付用ボルトにより筒状ラジ
エータがコレクタ側ケースに電気的に絶縁され機
械的に固定されてなる進行波管装置である。
それによつてコレクタ電極構体とケースとの軸
芯がずれていても、複数に分割され固定支持リン
グにテーパ面で摺動可能に接する可動保持体をそ
れぞれ独立に微細に締付調整しながらコレクタ電
極をケースの内側に機械的に安定に保持固定する
ことができる。したがつて組立てが比較的容易
で、耐震性のすぐれた進行波管装置を得ることが
できる。
〔考案の実施例〕
以下図面を参照してその実施例を説明する。な
お同一部分は同一符号であらわす。
好ましい組立順序にしたがい第1図および第2
図により説明する。管本体11の高周波部14の
外周にラジエータ18を固定し、これを半割り形
状のケース台12a内に装着する。そして同様に
半割り形状のケースカバー12bをかぶせ、図示
しないボルトなどによりこれらケース内に管本体
を機械的に固定する。
一方、排気口31をもつコレクタ側ケース32
は、そお端部壁にサークル状に8個の半径方向に
長い楕円孔33,33……を有する。このケース
32の内側には、テフロン(商品名)のような絶
縁樹脂、あるいはセラミツクのような絶縁体から
なる固定支持リング34が嵌合されている。この
固定リング34にも、ケースの楕円孔に相当する
楕円状透孔35が形成されている。またこの固定
リング34の管本体側にはテーパ面36が形成さ
れている。そしてこのテーパ面に同様のテーパ面
37をもつ4個の分割可動保持体38,38……
が当接される。これら可動保持体は、アルミニウ
ムや銅のような電気的および熱的な伝導性のすぐ
れた金属材料で形成され、同様の金属材料で構成
されたコレクタ部ラジエータ24の外周形状にほ
ぼ合致する円弧状の内周面を有する。各可動保持
体にはまた、雌ねじ孔39,39……が形成され
ており、各楕円透孔35,35を貫通して挿入さ
れた締付ボルト40,40……の雄ねじ部が螺合
されている。各締付ボルトは、絶縁ワツシヤ4
1,41……によりケースから電気的に絶縁され
ている。またボルトの1つには、コレクタ電極を
図示しない外部電源に電気的に接続するためのコ
レクタ端子42がとりつけられている。
さて、このように組合わせたケース32、固定
支持リング34、複数個の可動保持体38,38
……を、コレクタ電極構体22の外周部分に嵌合
し、ケースの結合フランジ12eをねじにより締
付固定する。そして各締付ボルト40,40……
を個々に独立して締付ける。それにより各可動保
持体は、そのテーパ面により固定リング34のテ
ーパ面を摺動接触しながら締付けに応じてコレク
タ部のラジエータ24の外周に当接し、次第に強
固に締付け固定する。したがつてケースとコレク
タ電極構体の軸芯がずれていれば、その状態のま
までケース内に電気的に絶縁され機械的に安定に
固定される。また冷却風の流れfは、コレクタ部
では可動保持体などにより主としてラジエータ2
4の各放射状フインの間を流れ、ケース32の排
気口31から外部に排出される。締付ボルトは、
コレクタ電極に可動保持体およびラジエータを介
して電気的に接続されるので、その1つをコレク
タ電極の端子として兼ねることができる。なお、
固定リングおよび可動保持体を比較的熱伝導性の
よい材料で構成すれば、これらを通じてコレクタ
電極の熱をケースにも伝導させて冷却能率を向上
させることもできる。
こうして電気的に分離されたコレクタ電極構体
を含む管本体を、ケース内に安定に保持固定する
ことができる。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、コレク
タ電極構体とケースとの軸芯がずれていても、複
数に分割された可動保持体をそれぞれ独立に締付
調整しながらコレクタ電極をケース内側に機械的
に安定に保持固定することができる。したがつて
組立てを高精度に且つ容易にでき、耐震性のすぐ
れた進行波管装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す要部縦断面
図、第2図は第1図の2−2における横断面図、
第3図は従来構造を示す要部縦断面図である。 15……遅波回路構体、16,17……磁界装
置、14……高周波作用部、21……絶縁筒、2
4……筒状ラジエータ、22……コレクタ電極構
体、23……コレクタ電極、12,32……ケー
ス、34……固定支持リング、36,37……テ
ーパ面、38,38……可動保持体、40,40
……締付用ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 遅波回路構体の外周にビーム集束用磁界装置
    が配置されてなる高周波作用部、この高周波作
    用部の端部に絶縁筒を介し電気的に絶縁され且
    つ外周に筒状ラジエータが固定されてなるコレ
    クタ電極構体、これら高周波作用部を機械的に
    保持し上記コレクタ電極構体を覆い端部に冷却
    風排気口を有するケースを具備する進行波管装
    置において、 上記コレクタ側ケースの内側に固定支持リン
    グが配置され、上記筒状ラジエータの端部外周
    に複数に分割され上記固定支持リングにテーパ
    面で摺動可能に接する可動保持体が設けられ、
    これら固定支持リング及び可動保持体の少なく
    とも一方が絶縁体で形成され、且つ上記筒状ラ
    ジエータが上記可動保持体、固定支持リング及
    び締付用ボルトを介してコレクタ側ケースに機
    械的に固定されてなることを特徴とする進行波
    管装置。 (2) 可動保持体及び締付用ボルトはそれぞれ導電
    体で構成され、固定支持リングが絶縁体で構成
    され、締付用ボルトがコレクタ電極の外部接続
    用端子を兼ねている実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の進行波管装置。
JP1637786U 1986-02-07 1986-02-07 Expired JPH0449807Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1637786U JPH0449807Y2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1637786U JPH0449807Y2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62129752U JPS62129752U (ja) 1987-08-17
JPH0449807Y2 true JPH0449807Y2 (ja) 1992-11-24

Family

ID=30808179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1637786U Expired JPH0449807Y2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0449807Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62129752U (ja) 1987-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3293480A (en) Pole piece and collector assembly for high frequency electron discharge device with cooling ribs
JPH0449807Y2 (ja)
US6291935B1 (en) Collector structure having a loss ceramic member
JPH10174371A (ja) 電動機の冷却装置
US4840595A (en) Electron beam catcher for velocity modulated electron tubes
JPS5835340B2 (ja) ソクドヘンチヨウカンヨウタダンシユウデンキヨク
JP2003530487A (ja) 少なくとも1つの高周波貫通端子を備えた反応室
JPH02226640A (ja) 直接輻射により部分的に冷却される電子ビーム管
US3297492A (en) Internal combustion engine exhaust with thermoelectric generator
GB2259605A (en) Magnetron with cooled pole piece
JP3334694B2 (ja) 進行波管
JPS6142278Y2 (ja)
US4264843A (en) Magnetron filament assembly
CN216212883U (zh) 一种方便固定的瓶形高功率瓷介电容器
JPS6157650B2 (ja)
JPS6158937B2 (ja)
US3222557A (en) Tube having a heat conducting mount
JPS6217969Y2 (ja)
JPS5816123Y2 (ja) 多段コレクタ形電子ビ−ム管
CN220382859U (zh) 一种高效散热开关磁阻电机结构
JPS5854768Y2 (ja) 進行波管
SU1257757A1 (ru) Ротор электрической машины
US2361487A (en) Water-cooled amplifier
JPH019320Y2 (ja)
JPH0532925Y2 (ja)