JPH044964Y2 - - Google Patents

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JPH044964Y2
JPH044964Y2 JP12475983U JP12475983U JPH044964Y2 JP H044964 Y2 JPH044964 Y2 JP H044964Y2 JP 12475983 U JP12475983 U JP 12475983U JP 12475983 U JP12475983 U JP 12475983U JP H044964 Y2 JPH044964 Y2 JP H044964Y2
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JP
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tapered
angle
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tapered roller
hole
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、円すいころの円すい角度測定装置
に関し、とくに、円すいころを装入したホルダー
の両側端面を、水平面に対して円すい角度の1/2
の角度で傾斜するセンターロツドにより、共通中
心線上で回転可能に支持し、円すいころの0°位置
と180°回転位置とで検出子を円すいころの転動面
に接触させて円すい角度を測定することにより、
簡単な操作で高精度の測定値が得られるようにし
たものである。
従来、円すいころの円すい角度を測定する方法
として、たとえば一定間隔の2点位置で直径を測
定して円すい角度を計算により求める方法、ある
いは通称サインバーとして知られている装置、そ
の他これと類似の装置等を使用する方法がある
が、これら従来の測定法は、何れも測定精度にば
らつきが多く、正確な測定値が得られない欠点が
あり、また、測定操作に熟練を要する欠点があ
る。
この考案は、上記の欠点を除去するためになさ
れたものであり、この考案の目的は、円すいころ
の円すい角度を簡単な操作で測定できる装置を提
供することにあり、また、この考案の目的は、測
定誤差を消去して高精度の測定値が得られる円す
い角度測定装置を提供することにある。
すなわち、この考案は、後述する実施例および
図面に示すように、被測定円すいころ装入用のテ
ーパ穴12が軸方向に、外周面の軸方向に沿つて
開口する検出子配置用の長穴13,14が半径方
向対称位置に、それぞれ穿設されたホルダー11
の軸方向両側端面を、アングルベース21に摺動
自在に嵌合された一対のセンターロツド34,3
5により、底面に対して円すいころ10の円すい
角度の1/2の角度で傾斜する共通中心線上で前記
テーパ穴12の大径側を下り傾斜方向にして相互
にテーパ面17,18,38,39を介して回転
可能に支持したことを特徴とする円すいころの円
すい角度測定装置に係る。
以下、この考案の実施例について、図面を参照
して説明する。
第1図ないし第4図は、この考案の実施例を示
し、第1図は縦断平面図、第2図は縦断正面図、
第3図は側面図、第4図は第2図のF−F線断面
図である。
ホルダー11は、軸方向に貫通するテーパ穴1
2が穿設された中空円筒体である。このテーパ穴
12のテーパ角度は、装入される被測定円すいこ
ろ10の円すい角度と同一であり、また、一方の
小径側の直径は、円すいころ10の小径端面の直
径よりも小さく、他方の大径側の直径は、円すい
ころ10の大径端面の直径よりも大きくなつてい
る。このテーパ穴12の大径側から円すいころ1
0を装入すると、テーパ穴12のほぼ中間位置で
停止して摩擦力によつて保持された状態となる。
また、ホルダー11には、テーパ穴12の中心
線に沿つて外周面に開口する2個の長方形状の長
穴13,14がテーパ穴12を中心として半径方
向対称位置に穿設されている。符号15,16
は、上記長穴13,14の中間位置から長穴1
3,14に対して直角方向に、それぞれ反対側を
切欠いた横溝であるが、この横溝15,16は省
略することもできる。
さらに、上記ホルダー11の両側端面の内周縁
および外周縁には、それぞれテーパ面17,1
8,19,20が形成されている。外周縁のテー
パ面19,20は省略することもできる。
アングルベース21は、上面の中央に凹陥部2
2が凹設された長方形体であり、凹陥部22の両
側の突設部23,24には、それぞれ端面間を長
さ方向に貫通する円筒穴25,26が、共通の中
心線上に穿設されている。この円筒穴25,26
の共通中心線は、アングルベース21の底面26
の長さ方向に対して円すいころ10の円すい角度
の1/2の角度で傾斜している。
上記の突設部23,24の外側端面には、それ
ぞれ雌ねじ穴を設けたナツト27,28が、円筒
穴25,26と同一中心線上に、ボルト29,3
0を介して固定されている。
また、上記突設部23,24の上面および側面
には、それぞれ円筒穴25,26の中心に向つて
貫通するボルト穴31,32が設けてある。
上記の突設部23,24の円筒穴25,26に
は、それぞれセンターロツド34,35が摺動自
在に嵌合されている。センターロツド34,35
は、アングルベース21の円筒穴25,26と同
一直径の円柱部36,37の先端に、ホルダー1
0の内周縁のテーパ面17,18と同一テーパ角
度のテーパ面38,39が凸状に形成されてお
り、後端にはねじ部40,41と握り部42,4
3とが設けてある。
上記構成の装置により、円すいころの円すい角
度を測定するときは、アングルベース21を水平
な支持台50上に置いて、アングルベース21の
凹陥部22に、円すいころ10が装入されたホル
ダー11を、テーパ穴12の大径側がアングルベ
ース21の下り傾斜方向に向くようにして配置す
る。このホルダー11のテーパ穴12の両側開口
端に、センターロツド34,35の先端を差し込
み、後端の握り部42,43を回転させてねじ込
むと、センターロツド34,35の円柱部36,
37が、アングルベース21の円筒穴25,26
に案内されて軸方向に向い合つて移動し、センタ
ーロツド34,35のテーパ面38,39が、ホ
ルダー11の内周縁のテーパ面17,18に嵌め
合わされた状態で停止する。この状態で、センタ
ーロツド34,35のねじ部40,41に、それ
ぞれナツト44,45を螺着してアングルベース
21に固定する。
これにより、ホルダー11のテーパ穴12およ
び円すいころ10の中心線が、センターロツド3
4,35の中心線と一致して、円すいころ10の
転動面の上側母線が水平に保持された状態とな
り、ホルダー11は、そのテーパ面17,18が
センターロツド34,35のテーパ面38,39
に案内されて、中心線の周りに回転可能に支持さ
れることになる。
センターロツド34,35をナツト44,45
により固定した後、アングルベース21の突設部
23,24のボルト穴31,32に図示しないボ
ルトをねじ込んでセンターロツド34,35の円
柱部36,37の周面を直交する2方向から締め
付けることにより、センターロツド34,35の
円柱部36,37とアングルベース21の円筒穴
25,26との加工誤差によつて嵌合すき間がで
きたときの、がたつきを取り除くことができる。
そこで、第2図に示すように、ホルダー11
を、長穴13,14が垂直方向となるように回転
して、所定間隔で保持された2個の検出子55を
一方の長穴13に下降して円すいころ10の転動
面に接触させる。検出子55は、図示しないダイ
ヤルゲージもしくは電気マイクロメータに接続さ
れており、接触位置の支持目盛を読み取るか、記
録紙に記録するようにしてある。上記の長穴13
から円すいころ10の0°位置に接触させた検出子
55による測定が終了した後、検出子55を一た
ん上昇させ、ホルダー11を中心線の周り180°回
転して他方の長穴14に再び検出子55を下降
し、ホルダー11とともに回転した円すいころ1
0の180°位置の転動面に接触させて測定する。
上記2回の測定値が一致するか否かを比較する
ことにより所望の円すい角度の有無を正確に判定
することができる。また、円すいころがホルダー
のテーパ穴の中心線からずれた状態で装入されて
いる場合でも、対称位置に検出子を接触させて測
定するから、測定誤差が相殺されることになる。
上記の測定法は、この考案の装置を静置して行
なう場合であるが、次に、この考案の装置を移動
して測定を行なう場合について述べる。
アングルベース21は、ホルダー11とセンタ
ーロツド34,35との共通中心線方向に往復移
動可能な支持台50に載せて固定する。
検出子55には、電気マイクロメータを接続し
て、円すいころ10の転動面との接触位置の推移
を直線送り出し記録紙に記録するようにしてお
く。
まず、円すいころ10の大径側に配置した検出
子55を0°位置の転動面に接触させて、アングル
ベース21を第2図に矢印で示す方向に移動させ
る。
円すいころ10の円すい角度が、ホルダー11
のテーパ穴12のテーパ角度と等しく、ホルダー
11の中心線と一致した状態で装入されていると
きには、円すいころ10の転動面の上側母線が水
平であるから、アングルベース21が移動しても
検出子55は上下動しない。したがつて、このと
きの測定は、第5図に示すように、記録紙60の
長さ方向と平行な直線61として記録される。次
いでホルダー11を回転して円すいころ10を
180°位置にしたときの測定記録も同様の並行直線
となる。図示した記録紙60は、右側が円すいこ
ろ10の大径側、左側が円すいころ10の小径側
である。
円すいころ10がホルダー11のテーパ穴12
に傾いた状態で保持され、両者の中心線が一致し
ないときは、第6図に示すように、円すいころ1
0の0°位置の記録線62と180°位置の記録線63
とが、それぞれ記録紙60の長さ方向に対して傾
斜する直線となる。しかし、両者の直線を比較す
ると、傾斜方向が反対で、傾斜角度が同一である
から、所望の円すい角度であることが判る。
また、円すいころ10の円すい角度が、たとえ
ばホルダー11のテーパ穴12のテーパ角度より
も大きいときの測定記録は、第7図に示すよう
に、円すいころ10の0°位置の記録線64と180°
位置の記録線65とが、それぞれ記録紙60の長
さ方向に対して同一角度で、同一傾斜方向とな
る。したがつて、この円すいころの円すい角度が
所望の角度より大きくなつている角度Δαは、図
示のlとxとにより、 Δα/2=tan-1x/l によつて求めることができ る。
上記のように、検出子55を1個用いて測定す
る場合において、図示実施例のように、ホルダー
11の長穴13,14と直角方向に、横溝15,
16が設けてあるときには、測定の都度、検出子
55を上下動させることなく、横溝15,16を
通して水平移動させて円すいころ10の転動面に
接触させることができる。
検出子55を2個用いて測定する場合には、上
記の横溝15,16をそれぞれ検出子55と対応
する位置に2個所設けることにより、同様に水平
移動させることができる。
第8図および第9図は、この考案の他の実施例
を示し、それぞれ前記第1実施例の第1図および
第2図に対応する断面図である。
この実施例では、センターロツド34,35の
円柱部36,37の先端に、ホルダー11の外周
縁のテーパ面19,20と同一テーパ角度のテー
パ面38a,39aが凹状に形成されており、ホ
ルダー11の外周縁のテーパ面19,20にセン
ターロツド34,35のテーパ面38a,39a
を嵌め合わせて支持するようにしている。この実
施例によると、ホルダー11の内周縁のテーパ面
17,18は省略することもできる。
上記以外の構成は、第1実施例と同一であり、
測定時における各部の操作も同一であるから、同
一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略す
る。
以上、説明したように、この考案は、軸方向に
円すいころ装入用テーパ穴を、半径方向対称位置
に検出子配置用長穴を設け、両側端面にテーパ面
を形成したホルダーを、アングルベースに摺動自
在に嵌合された一対のセンターロツドにより、円
すい角度の1/2の角度で傾斜する共通中心線上で
円すいころの大径側を下り傾斜方向にしてテーパ
面を介して回転可能に支持し、円すいころの転動
面の上側母線を水平に保持した状態として、検出
子を円すいころの転動面に接触させて測定する構
成としている。したがつて、この考案によれば、
ホルダーに円すいころを装入して、センターロツ
ドによりホルダーの両端を支持するというきわめ
て簡単な操作で、円すいころの転動面の上側母線
が水平状態に保持されることになり、従来の装置
で必要とされた熟練者によることなく、簡易な測
定作業が可能となる。
また、この考案によれば、検出子を円すいころ
の0°位置と180°位置とに接触させて測定すること
ができるから、円すいころがホルダーのテーパ穴
の中心線に対して傾いた状態で装入された場合で
も、測定誤差が消去され、高精度の測定値が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示し、第3図の
A−A線に沿つて切断した縦断平面図、第2図
は、第3図のBOCDE線に沿つて切断した縦断正
面図、第3図は、側面図、第4図は、第2図のF
−F線断面図、第5図ないし第7図は、それぞれ
測定記録図、第8図および第9図は、この考案の
他の実施例を示し、第8図は縦断平面図、第9図
は縦断正面図である。 図中、10は被測定円すいころ、11はホルダ
ー、12はテーパ穴、13,14は長穴、17,
18はテーパ面、21はアングルベース、34,
35はセンターロツド、38,39はテーパ面で
ある。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被測定円すいころ装入用のテーパ穴が軸方向
    に、外周面の軸方向に沿つて開口する検出子配
    置用の長穴が半径方向対称位置に、それぞれ穿
    設されたホルダーの軸方向両側端面を、アング
    ルベースに摺動自在に嵌合された一対のセンタ
    ーロツドにより、底面に対して円すいころの円
    すい角度の1/2の角度で傾斜する共通中心線上
    で前記テーパ穴の大径側を下り傾斜方向にして
    相互にテーパ面を介して回転可能に支持したこ
    とを特徴とする円すいころの円すい角度測定装
    置。 (2) ホルダーの検出子配置用長穴と直角方向に反
    対側を切欠いた横溝が設けてある実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の円すい角度測定装置。 (3) アングルベースが、ホルダーとセンターロツ
    ドとの共通中心線方向に往復移動可能な支持台
    に載置されている実用新案登録請求の範囲第1
    項または第2項記載の円すい角度測定装置。
JP12475983U 1983-08-11 1983-08-11 円すいころの円すい角度測定装置 Granted JPS6033602U (ja)

Priority Applications (1)

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JP12475983U JPS6033602U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 円すいころの円すい角度測定装置

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JP12475983U JPS6033602U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 円すいころの円すい角度測定装置

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Publication Number Publication Date
JPS6033602U JPS6033602U (ja) 1985-03-07
JPH044964Y2 true JPH044964Y2 (ja) 1992-02-13

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ID=30284281

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JP12475983U Granted JPS6033602U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 円すいころの円すい角度測定装置

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JPS6033602U (ja) 1985-03-07

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