JPH0449642Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、自動販売機の見本等に使用するたば
この包装模型に関する。

（従来技術） 従来、たばこの包装模型は第５図に示すような
金属ブランクスを打ち抜き、これを折曲加工して
接着したものであつた。

（考案が解決しようとする問題点） しかし金属ブランクスを折曲成形するのは製造
が面倒であり、しかも折目が直角になるため外観
上のリアル感に欠けていた。

（問題点を解決するための手段） 本考案は以上の問題点を解決するためになされ
たもので、丸みがあり本物の紙箱のイメージに近
いたばこの包装模型を提供することを目的とし、
具体的には下端に張出し部を有する金属性の筒状
胴部と、前記張出し部に嵌め込まれた底板と、蓋
部に前記底板に達する脚部を連設してなる脚付き
キヤツプからなり、前記筒状胴部に前記脚付きキ
ヤツプを差し込み、蓋部を封かんシールした。

（作用） 筒状胴部と底板を別体にすることにより、角部
を丸くすることができる。

（実施例） 本考案を図面に従い詳細に説明する。第１図は
本考案の構成物品を示す斜視図で金属製の筒状胴
部１と、底板２と、脚付きキヤツプ３と、本物同
様の印刷を施した封緘シール４からなる。

筒状胴部１は第２図の断面図に示すように金属
板を角部が丸みを帯びた角筒に成形したもので、
５は端部のシール目である。また外面には本物の
たばこのパツケージ同様の図柄が設けられ、下端
は第３図に示すように巻き上げられて張出し部１
０を形成し底板２と嵌合している。脚付きキヤツ
プ３は、筒状胴部１の上部開口端とほぼ一致する
形状の蓋部６の両側端に底板２に達し、かつ下端
には押さえ部９，９を有する脚部７，７を連設し
てなるものである。蓋部６と脚部７をヒンジ８を
介して連設すれば、開いた状態でインジエクシヨ
ン成型できる。また蓋部６を銀色にして筒状胴部
１よりやや突出するようにし、上面に包装紙の折
り込み模様１１を形成すれば、より本物らしくす
ることができる。

本考案のたばこの包装模型は、筒状胴部１に底
板２を嵌め込み、蓋付キヤツプ３を差し込んで蓋
部６を封緘シールしたものであり（第４図参照）、
筒状胴部１の角部を丸く成形し、底板２との嵌合
部を巻き上げて張出し部１０を設けて段差を形成
してあるので、全体に丸みのある本物らしい感じ
を出すことができる。

（考案の効果） 以上述べたように本考案のたばこの包装模型
は、胴部を底板と別体の筒状体にすることによ
り、一枚の金属ブランクスを折曲げ成形する従来
品比べ製造が容易で、しかも角部を丸く成形する
ことが可能であるので、本物の紙箱のイメージに
近く高級感のある模型にすることができる。

さらに封緘シールすることにより、より本物ら
しさを出すことができる。

また別体の底部を脚部で押さえ付けるので、胴
部と底板の間に隙間ができること無くしつかり固
定することができ、蓋部も落ち込むこと無く位置
決めを確実にすることができる。

【図面の簡単な説明】

図面の第１図から第４図までは本考案の一実施
例を示し、第１図は構成物品を示す斜視図、第２
図は筒状胴部の横断面図、第３図は筒状胴部と底
板の嵌合状態を示す縦断面側面図、第４図は全体
斜視図である。第５図は従来技術を示す展開図で
ある。 １……筒状胴部、２……底板、３……脚付きキ
ヤツプ、４……封緘シール、６……蓋部、７……
脚部、１０……張出し部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 下端に張出し部を有する金属製の筒状胴部と、
   前記張出し部に嵌め込まれた底板と、蓋部に前記
   底板に達する脚部を連設してなる脚付きキヤツプ
   からなり、前記筒状胴部に前記脚付きキヤツプを
   差し込み、蓋部を封緘シールしたことを特徴とす
   るたばこの包装模型。