JPH0449448Y2 - - Google Patents

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JPH0449448Y2
JPH0449448Y2 JP15335787U JP15335787U JPH0449448Y2 JP H0449448 Y2 JPH0449448 Y2 JP H0449448Y2 JP 15335787 U JP15335787 U JP 15335787U JP 15335787 U JP15335787 U JP 15335787U JP H0449448 Y2 JPH0449448 Y2 JP H0449448Y2
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combustor
freeboard
pipe
fluidized bed
heat exchanger
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  • Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は砂利のような比較的大粒の粒子で形成
された流動層上に固体燃料である石炭を供給し、
更に熱移送物体として砂の如き微粒子を循環させ
て熱効率を向上させる循環型流動層ボイラににお
ける冷却循環ベツド材料供給部構造に関するもの
である。
〔従来技術〕
第4図は循環型流動層ボイラの概略図である
が、これを参照してその構成の主な要素を説明す
る。
デンスベツド材7(固形燃料を流動化しなが
ら燃焼を助長する材料であつて、石炭、石灰
石、カーボン等と混合状態となつている。)を
流動化したデンスベツド領域Aとフリーボード
材R(灰、燃焼中の石炭等が浮遊状態となつて
循環している。)を循環させるフリーボード領
域Bとを有するコンバスタ1と、 コンバスタ1と連結ダクト3で連結され、フ
リーボード材Rとガスとを分離するサイクロン
4と、 前記サイクロン4より排出されたフリーボー
ド材Rを収容し、このフリーボード材Rより熱
を吸収する熱交換部22と、サイクロン4より
デイプレグ17を経由して供給される、熱いフ
リーボード材Rを収容するホツトリサイクル1
8から構成される外部熱交換器2、 更に熱いフリーボード材RをLバルブ5によ
り、また熱交換部22において熱回収された循
環ベツド材RをLバルブ6により、それぞれコ
ンバスタ1内の温度を調整するように供給する
ように構成されている。
従つて、搬入された石炭または石油コークスの
ような低品質の燃え難い燃料を効率よく燃焼させ
ることができ、しかも低NOx燃焼が可能である
ため近来実用化されている。
〔考案の解決すべき問題点〕
ところで前記構造の循環型流動層ボイラににお
いては、第5図に示すようにコンバスタ1のフリ
ーボード領域Bの温度を調整するため、外部熱交
換器2の熱交換部22において熱回収されたフリ
ーボード材RがU字管25を構成する上流管25
aの下端から供給される搬送用空気cによつてコ
ンバスタ1に供給されるようになつている。
しかし、蒸発量が70T/Hのボイラにおいて
は、コンバスタの高さは20〜25mもあるので、前
記U字管25は直径が40〜50cmで、その長さは15
〜20m以上の長尺のものになる。このような長尺
のU字管25の内部を熱交換部において熱を奪わ
れて冷却されたフリーボード材Rを上昇させる手
段として、空気輸送が採用されている。
しかし、この構造によれば、搬送用空気cが多
量に必要であるばかりでなく、U字管25を構成
する下流管25bと上昇流管25cとの折曲部に
おいてフリーボード材Rが滞留してこのU字管2
5を閉塞することとなる。このようにフリーボー
ド材Rの流れが悪化するとボイラを効率的にかつ
連続運転ができなくなる。
一方、上昇流管25cの上端部は折曲管25d
を介してコンバスタ1の側壁に形成された円形開
口部26に連結されているため、上昇流管25c
を上昇して来るフリーボード材Rには折曲部にお
いて遠心力が作用し、そのため開口部26の上部
にフリーボード材Rの流れが集中し、ここからコ
ンバスタ1内に流入するため均一な散布ができ
ず、コンバスタ1のフリーボード領域B内に集中
的にフリーボードRが投入されるために、ボイラ
の温度調節上好ましくないという問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は前記したような従来の問題点を解決す
るためになされたものであつて、その目的とする
ところは、流動層を有するコンバスタ1に連通さ
れ、下部が外部熱交換器2に連通するサイクロン
4を有し、前記外部熱交換器2の下部とコンバス
タ1の下部とをLバルブで連通してフリーボード
材Rをデンスベツド領域Aに供給し、外部熱交換
器2の下部とコンバスタ1のフリーボード領域B
とをU型管25で連通させた循環型流動層ボイラ
であつて、 このU型管25の前記コンバスタ1に沿う上昇
流管25cの下部に整流器30を有する空気供給
口28を連通し、この上昇流管25cのコンバス
タ1への開口部29はコンバスタ1の内周に沿つ
て広く末広がりの偏平状としたことを特徴とする
循環型流動層ボイラにおける冷却循環ベツド材供
給部構造を提供するものである。
そしてU型管25と上方搬送用空気供給口28
との接続部には多孔板30が設けられている。
〔考案の概要〕
本考案は前記した目的を達成するために、外部
熱交換器の下部とコンバスタの太径部をU字管で
連通させるようにした循環型流動層ボイラにおい
て、このU字管の下部に上方搬送用空気供給口を
連結し、該U字管の上端を末広がりとなり、かつ
上部が偏平状に形成された開口部によりコンバス
タに連結されるようにした循環型流動層ボイラに
おける冷却循環ベツド材供給部構造を提供せんと
するものであつて、前記U字管と上方搬送用空気
供給口との接続部には好ましくは多孔板が設けら
れる。
〔実施例〕
以下、第1図ないし第3図に基づき本考案によ
る循環型流動層ボイラにおける冷却循環ベツド材
供給構造の一実施例を説明する。
これらの図において第4図及び第5図と同一符
号は同一名称を示す。
U字管25は上部が外部熱交換器2を構成する
熱交換部22の下端に接続された上流管25a
と、この上流管25aに一端が接続され他端が上
昇流管25cに接続された下流管25bとにより
構成されている。そして、上流管25aと下流管
25bとの接合部には搬送用空気cの供給口27
が設けられるとともに下流管25bと上昇流管2
5cとの接合部には上方搬送用空気供給口28が
設けられている。
上方流管25cの上端部は折曲管25dを介し
てコンバスタ1に設けられた開口部29に接続さ
れている。開口部29は第2図及び第3図に示さ
れるように少なくとも上部が偏平状29′に形成
され水平方向において角θの末広がりとなるよう
に構成されている。
30は上方搬送用空気供給口28の出口部に設
けられた多孔板であつて、図示しない空気源から
送られて来る上方搬送用空気dをこれで整流し、
フリーボード材Rを均一な状態で上昇流管25c
中を分散状態で上昇させるのである。
前記構成において、熱交換部22で熱回収され
たフリーボード材Rは自重により上流管25a中
を落下し、供給口27より供給された搬送用空気
cにより下流管25b内を水平方向に搬送され
る。
そし上昇流管25cの下端に設けられた供給口
28より供給された空気dにより上昇流管25c
中を上昇し、折曲管25dにより方向転換させら
れ、開口部29からコンバスタ1のフリーボード
15内へ供給される。このときフリーボード材R
は開口部29の偏平状29′により上方への飛散
を押さえられ扇状に広げられて均一に散布され
る。
なお、上昇流管25cの下部の上方搬送用空気
供給口28に多孔板30からなる整流器を設ける
ことによつて、上場流管25c中を流れる上方搬
送用空気を整流し、この上昇流管25c中を搬送
されるフリーボード材Rを横断面においてほぼ均
一な状態で上昇させることができ、フリーボード
材Rの吐出口である開口部29を偏平にした分散
効果を助長することができるのである。
〔考案の効果〕
本考案に係る冷却循環ベツド材供給部構造は、
流動層を有するコンバスタ1に連通され、下部が
外部熱交換器2に連通するサイクロン4を有し、
前記外部熱交換器2の下部とコンバスタ1の下部
とをLバルブで連通してフリーボード材Rをデン
スベツド領域Aに供給し、外部熱交換器2の下部
とコンバスタ1のフリーボード領域BとをU型管
25で連通させた循環型流動層ボイラであつて、
このU型管25の前記コンバスタ1に沿う上昇流
管25cの下部に空気供給口28を連通し、この
上昇流管25cのコンバスタ1への開口部29は
コンバスタ1の内周に沿つて広く末広がりの偏平
状に構成されている。
従つて、U型管25の上昇流管25c中に空気
供給口28から供給され、整流器30によつて整
流され、速度が均一化された上方搬送空気dの搬
送作用で、この上昇流管25c内にフリーボード
材Rが滞留することがなく、コンバスタ1のフリ
ーボード領域B内に供給することができる。
特に、この上昇流管25cのコンバスタ1への
開口部29はコンバスタ1の内周に沿つて広く末
広がりの偏平状に構成されているので、U型管2
5の屈曲管25dの部分にフリーボード材Rが集
合することがなく、コンバスタ1内に還流させる
温度が低下したフリーボード材Rをフリーボード
領域B内に均一に散布することができ、コンバス
タ1内の温度調節を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案による循環型流動
層ボイラにおける冷却循環ベツド材供給構造の一
実施例を示すものであつて、第1図は要部拡大
図、第2図は第1図におけるA−A矢視図、第3
図は第2図におけるB−B矢視図である。第4図
は循環型流動層ボイラの概略構造を示す説明図、
第5図は従来の冷却循環ベツド材供給構造の説明
図である。 1……コンバスタ、2……外部熱交換器、3…
…連結ダクト、4……サイクロン、5,6……L
バルブ、7……デンスベツド材、8……デンスベ
ツド、10……燃料供給管、11,12,13…
…供給管、14……流量調整部、15……フリー
ボード、16……二次空気系、17……デイプレ
グ、18……ホツトリサイクル、19……流動空
気供給管、20……隔壁、21……伝熱管、22
……熱交換部、23……排出管、25……U字
管、25a……上流管、25b……下流管、25
c……上昇流管、25d……折曲管、26,29
……開口部、27……供給口、28……上方搬送
用空気供給口、29′……偏平状、30……多孔
板、a,b……空気。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 流動層を有するコンバスタ1に連通され、下部
    が外部熱交換器2に連通するサイクロン4を有
    し、前記外部熱交換器2の下部とコンバスタ1の
    下部とをLバルブで連通してフリーボード材Rを
    デンスベツド領域Aに供給し、外部熱交換器2の
    下部とコンバスタ1のフリーボード領域BとをU
    型管25で連通させた循環型流動層ボイラであつ
    て、 このU型管25の前記コンバスタ1に沿う上昇
    流管25cの下部に整流器30を有する空気供給
    口28を連通し、この上昇流管25cのコンバス
    タ1への開口部29はコンバスタ1の内周に沿つ
    て広く末広がりの偏平状としたことを特徴とする
    循環型流動層ボイラにおける冷却循環ベツド材供
    給部構造。
JP15335787U 1987-10-08 1987-10-08 Expired JPH0449448Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2721424B2 (ja) * 1990-09-14 1998-03-04 大阪瓦斯株式会社 廃棄物溶融炉
JP2721422B2 (ja) * 1990-09-14 1998-03-04 大阪瓦斯株式会社 廃棄物溶融炉
FI102316B1 (fi) * 1996-06-05 1998-11-13 Foster Wheeler Energia Oy Menetelmä ja laite kiintoainesuspensioiden haitallisten komponenttien lämmönsiirtopinnoille aiheuttaman korroosion vähentämiseksi
JPH10253011A (ja) * 1997-03-13 1998-09-25 Hitachi Zosen Corp 燃焼装置

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