JPH0449215Y2 - - Google Patents

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JPH0449215Y2
JPH0449215Y2 JP7686086U JP7686086U JPH0449215Y2 JP H0449215 Y2 JPH0449215 Y2 JP H0449215Y2 JP 7686086 U JP7686086 U JP 7686086U JP 7686086 U JP7686086 U JP 7686086U JP H0449215 Y2 JPH0449215 Y2 JP H0449215Y2
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bellows
shaped
shock absorbing
cylinder
vertical
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JP7686086U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、山岳部の道路や鉄道軌道等に設置
される落石シエルタに使用する緩衝装置に関する
ものである。
〔従来技術〕
従来、山岳部の道路や鉄道軌道においては、落
石に対し防護するために、第10図に示すよう
に、道路や鉄道軌道の道床等の路盤5の両側にコ
ンクリートの基礎6を設置すると共に、各基礎6
上に柱または壁等の支持部材7を構築し、各支持
部材7の上部にわたつて溝形断面の屋根構造物8
を架設固定して落石シエルタ9を構築し、かつそ
の屋根構造物8の上に、落石10に対する緩衝材
として1〜2mの厚さの厚い砂層11を敷設し、
その砂層11により落石10の運動エネルギーを
吸収している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、落石10の運動エネルギーを砂
層11のみによつて吸収する場合は、砂層11の
厚さを相当厚くする必要があり、そのため砂の使
用量が相当多くなると共に砂が湿つたときはその
重量が重くなり、落石シエルタ9に相当大きな砂
層荷重が作用するので、屋根構造物8、支持部材
7、基礎6等の断面を大きくする必要があるの
で、落石シエルタ9の構築費が高くなるという問
題がある。
〔考案の目的、構成〕
この考案は前述の問題を有利に解決できる落石
シエルタ用緩衝装置を提供することを目的とする
ものであつて、この考案の要旨とするところは、
落石シエルタにおける屋根構造物の上面に、上下
方向に交互に配置された内向き突出環状部分1お
よび外向き突出環状部分2を備えている多数の縦
型のゴム製蛇腹状緩衝筒体が、前後方向および左
右方向に並べて配置され、隣り合う一方の蛇腹状
緩衝筒体の外面に設けられた縦突条3が、隣り合
う他方の蛇腹状緩衝筒体の外面に設けられた縦溝
4に嵌入されていることを特徴とする落石シエル
タ用緩衝装置にある。
〔実施例〕
次にこの考案を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第4図および第5図はこの考案の実施例におい
て用いられる縦型のゴム製第1蛇腹状緩衝筒体1
2を示すものであつて、上下方向に交互に配置さ
れた内向き突出環状部分1および外向き突出環状
部分2を備えている横断面円形の蛇腹状筒体13
の外周に、その蛇腹状筒体13の全長にわたつて
上下方向に延長する2つの縦溝4が90°の角度間
隔で設けられると共に、前記蛇腹状筒体13の全
長にわたつて上下方向に延長する2つの縦突条3
が前記各縦溝4に対し90°の角度間隔で一体に設
けられ、前記2つの縦溝4と2つの縦突条3とは
蛇腹状筒体13の周囲に90°の角度間隔で配置さ
れ、かつ蛇腹状筒体13の上下両端部における前
記縦溝4に対向する部分の内部は蛇腹状筒体の内
側に膨出している。
第6図および第7図はこの考案の実施例におい
て用いられる縦型のゴム製第2蛇腹状緩衝筒体1
4を示すものであつて、蛇腹状筒体13の外周
に、それぞれその蛇腹状筒体13の全長にわたつ
て上下方向に延長する3つの縦溝4と1つの縦突
条3とが90°の角度間隔で設けられているが、そ
の他の構成は第1蛇腹状緩衝筒体12の場合と同
様である。
第8図および第9図はこの考案の実施例におい
て用いられる縦型のゴム製第3蛇腹状緩衝筒体1
5を示すものであつて、蛇腹状筒体13の外周
に、それぞれその蛇腹状筒体13の全長にわたつ
て上下方向に延長する4つの縦溝4が90°の角度
間隔で設けられているが、その他の構成は第1蛇
腹状緩衝筒体12の場合と同様である。
第1図ないし第3図は前記各蛇腹状緩衝筒体1
2,14,15を使用した落石シエルタ用緩衝装
置を示すものであつて、道路や鉄道軌道の道床等
の路盤5の両側にコンクリートの基礎6が設置さ
れ、各基礎6の上に柱または壁等の支持部材7が
構築され、かつ各支持部材7の上部にわたつて箱
形の鉄筋コンクリートの屋根構造物8がゴム沓1
6を介して架設されて、落石シエルタ9が構成さ
れている。
前記第3蛇腹状緩衝筒体15は屋根構造物8内
の1箇所の隅部に配置され、かつ前記第2蛇腹状
緩衝筒体14は、屋根構造物8における隣り合う
2つの側板の内側に沿つて並べて配置され、さら
に前記第1蛇腹状緩衝筒体12は、屋根構造物8
における残りの2つの側板と前記各第2蛇腹状緩
衝筒体14とにより囲まれた部分において、前後
方向および左右方向に並べて配置され、隣り合う
蛇腹状緩衝筒体における縦溝4と縦突条3とは相
互に嵌合され、相互に嵌合連結された多数の蛇腹
状緩衝筒体からなる緩衝装置17の上面に、蛇腹
状緩衝筒体よりも硬質の繊維混入硬質ゴム板から
なる砂層支承板18が載置され、その砂層支承板
18の上に厚さ15〜20cmの砂層11が敷設されて
いる。
前記実施例のように、支持部材7と屋根構造物
8との間にゴム沓16を介在させておけば、その
ゴム沓16によつても落石の衝撃力を減衰するこ
とができる。
前記砂層支承板18としては、繊維混入硬質ゴ
ム板に代えて繊維の混入していない硬質ゴム板、
硬質合成樹脂板あるいは鋼板等を使用してもよ
い。また蛇腹状筒体13としては多角形横断面の
ものを使用してもよい。
〔考案の効果〕
この考案によれば、落石シエルタ9における屋
根構造物8の上面に、多数の縦型のゴム製蛇腹状
緩衝筒体が、前後方向および左右方向に並べて配
置され、隣り合う一方の蛇腹状緩衝筒体の外面に
設けられた縦突条3が、隣り合う他方の蛇腹状緩
衝筒体の外面に設けられた縦溝4に嵌入されてい
るので、一部の蛇腹状緩衝筒体の上部に落石荷重
に基づく傾倒力が作用した場合、隣り合う他の蛇
腹状緩衝筒体と共同してその傾倒力に対し弾性的
に抵抗することができ、そのため落石荷重に対す
る緩衝装置17の横方向形態安定性を向上させる
ことができ、しかも多数のゴム製蛇腹状緩衝筒体
を結合して落石シエルタ用緩衝装置17を容易に
組立構成することができ、さらに蛇腹状緩衝筒体
の連結箇数を適宜選択することにより、任意長さ
および任意巾の緩衝装置17を組立構成すること
ができる。また緩衝装置17を構成する緩衝筒体
は、縦型のゴム製蛇腹状筒体であるので、上方か
らの荷重を受けたとき、大きく弾性的に圧縮変形
し、そのため落石荷重に対する緩衝性が著しく優
れていると共に、落石の運動エネルギーを有効に
吸収することができ、したがつて、前記緩衝装置
17の上に砂層を設ける場合はその砂層の厚さを
薄くして、落石シエルタ9に作用する砂層荷重を
小さくできるので、落石シエルタ9を構成する基
礎6、支持部材7、屋根構造物8等の断面を小さ
くして、落石シエルタ9の構築費を安くすること
ができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図はこの考案の一実施例を示
すものであつて、第1図はこの考案の緩衝装置を
有する落石シエルタの縦断側面図、第2図はその
一部を拡大して示す縦断側面図、第3図は屋根構
造物内に収容された緩衝装置の平面図、第4図は
この考案の実施例において用いられる第1蛇腹状
緩衝筒体の平面図、第5図はその一部縦断側面
図、第6図はこの考案の実施例において用いられ
る第2蛇腹状緩衝筒体の平面図、第7図はその一
部縦断側面図、第8図はこの考案の実施例におい
て用いられる第3蛇腹状緩衝筒体の平面図、第9
図はその一部縦断側面図である。第10図は従来
の緩衝用砂層を有する落石シエルタの縦断側面図
である。 図において、1は内向き突出環状部分、2は外
向き突出環状部分、3は縦突条、4は縦溝、8は
屋根構造物、9は落石シエルタ、11は砂層、1
2はゴム製第1蛇腹状緩衝筒体、13は蛇腹状筒
体、14はゴム製第2蛇腹状緩衝筒体、15はゴ
ム製第3蛇腹状緩衝筒体、16はゴム沓、17は
緩衝装置、18は砂層支承板である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 落石シエルタにおける屋根構造物の上面に、上
    下方向に交互に配置された内向き突出環状部分1
    および外向き突出環状部分2を備えている多数の
    縦型のゴム製蛇腹状緩衝筒体が、前後方向および
    左右方向に並べて配置され、隣り合う一方の蛇腹
    状緩衝筒体の外面に設けられた縦突条3が、隣り
    合う他方の蛇腹状緩衝筒体の外面に設けられた縦
    溝4に嵌入されていることを特徴とする落石シエ
    ルタ用緩衝装置。
JP7686086U 1986-05-23 1986-05-23 Expired JPH0449215Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7686086U JPH0449215Y2 (ja) 1986-05-23 1986-05-23

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JP7686086U JPH0449215Y2 (ja) 1986-05-23 1986-05-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62190713U JPS62190713U (ja) 1987-12-04
JPH0449215Y2 true JPH0449215Y2 (ja) 1992-11-19

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ID=30924328

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