JPH0449038A

JPH0449038A - 壁パネルの製造方法

Info

Publication number: JPH0449038A
Application number: JP2160759A
Authority: JP
Inventors: Katsufumi Matsumoto; 松本　勝文
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 1990-06-18
Filing date: 1990-06-18
Publication date: 1992-02-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、壁パネル、特に、浴室ユニットなどに好適
な壁パネルの製造方法に関する。

（従来の技術）従来、樹脂製成形板を用いて浴室ユニットの壁バフルが
製造されている。この壁パネルは、タイル状に成形した
樹脂製成形板を接着剤によって基材表面に貼着して形成
されている。

（発明が解決しようとする課題）ところで、１１［器製タイルに代わって採用されつつあ
る樹脂製成形板は、バルクモールディングコンパウンド
（ＢＭＣ）などの成形材料を熱ブレスにて成形したもの
であるが、成形の際、型内での材料流動や充填物の分散
状態、硬化のバラツキなどによって変形する割合が非常
に大きいものであった。このため、これらの変形した樹
脂製成形板を冷やし型で押圧して矯正していたが、くれ
でも若干の変形（反り）は避けられなかった。

このように変形した樹脂製成形板を基材に接着剤を介し
て貼着すると、接着剤が硬化するまでの間に接着剤を引
っ張って復元し、隣接する樹脂製成形板間に段差が発生
し、反射する像が大きく歪んで高級怒のない仕上がり状
態となる問題があった。

本発明はこのような問題点に鑑みでなされたもので、変
形した樹脂製成形板を用いて壁パネルを製造することの
できる製造方法を提供するものである。

（課題を解決するための手段）本発明は、タイル整列台上に変形した樹脂製成形板を所
定の目地幅に揃えて配列し、保持盤に着脱可能に連結さ
れた荷重盤とタイル整列台上に配列された樹脂製成形板
とを相対的に押圧することにより樹脂製成形板の変形を
矯正し、その矯正状態で樹脂製成形板を荷重盤に吸着し
た後、接着剤が塗布された基材と前記荷重盤とを相対的
に押圧することにより樹脂製成形板を基材に貼着し、次
いで、保持盤と荷重盤を離脱させ、この荷重盤を接着剤
が硬化もしくは増粘するまでの開基材上に保持すること
を特徴とするものである。

（作用）まず、タイル整列台上に変形した樹脂製成形板を所定の
目地幅に揃えて配列した後、保持盤およびこの保持盤に
連結された荷重盤とタイル整列台上に配列された樹脂製
成形板とを押圧して樹脂製成形板の変形を矯正する。そ
して、この矯正状態で樹脂製成形板を荷重盤に吸着した
後、接着剤が塗布された基材と荷重盤とを押圧して樹脂
製成形板を基材上に貼着する。この後、保持盤を荷重盤
から離脱させ、接着剤が硬化もしくは増粘するまでの間
荷型盤を基材上に保持する。

このように、変形した樹脂製成形板は矯正された状態で
基材に貼着され、接着剤が硬化するまでの間その矯正状
態を保持されることから、隣接する樹脂製成形板間に段
差が発生せず、高級感のある仕上がり状態の壁パネルを
製造することができる。しかも、成形後に行う変形した
樹脂製成形板の矯正作業が不要となり、作業を効率化す
ることができる。

（実施例）以下、この発明に係る壁パネルの製造方法の実施例につ
いて、図面に基づいて説明する。

１は壁パネルＰの製造装置であって、固定フレーム２と
、この固定フレーム２に対し前後方向に摺動自在に配置
されたタイル整列台３と、固定フレーム２に対して上下
方向に昇降自在に配置された保持盤４およびこの保持盤
４に着脱自在に連結される荷重盤５とより構成されてい
る。前記タイル整列台３は、固定フレーム２との間りこ
連結された空気シリンダ６の伸縮作動によって固定フレ
ーム２に対して前後方向に移動するようになっている。

すなわち、空気シリンダ６の縮小時、タイル整列台３は
前方に移動して退避し、一方、空気シリンダ６の伸長時
、タイル整列台３は後方に移動して後述するように荷重
盤５直下に対向するものである。

また、固定フレーム２の略中夫には保持盤４が配置され
ており、この保持盤４は固定フレーム２との間に連結さ
れた空気シリンダ７の伸縮作動によって固定フレーム２
に対して上下方向に昇降するよう↓こな、っている。す
なわち、空気シリンダ７の縮小時、保持盤４は上昇して
前述したタイル整列台３の搬入を許容するように退避し
、一方、空気シリンダ７の伸長時、保持盤４は下降して
タイル整列台３もしくは後述する架台８を押圧するもの
である。

そして、この保持盤４の下面には、詳細には図示しない
が、真空ポンプ９　（第２図参照）による真空吸着によ
って荷重盤５が着脱自在に連結されており、固定フレー
ム２の横に用意される予備の荷重盤５ａと随時交換でき
るように構成される。

さらに、この荷重盤５の下面には樹脂製成形板１１を吸
着できるように、多数の吸引孔５１・・・が形成されて
おり、これらの吸引孔５Ｉ・・・は前述の真空ポンプ９
に連通されている。

なお、この保持盤４と荷重盤５との連結は、真空吸着に
限らず空気シリンダなどを用いた機械的な連結手段を用
いることもできる。

さらに、固定フレーム２の下方には、基材１０を載置す
る架台８が設けられており、この架台８は同定フレーム
２に対し搬送コンベア装置などによって前後方向に移動
できるように構成されている。この基材１０は、アルミ
フレームなどから構成された補強フレームに石綿セメン
ト珪酸カルシウム板あるいは合板などを貼り付けて形成
され、製造装置ｌへの搬入時、その表面には樹脂製成形
板１１を貼着するため、その貼着位置に対応して接着剤
１２が塗布されている。

次に、このような製造装置ｌを用いた壁パネルＰの製造
について説明すると、まず、前進位Ｉに退避しているタ
イル整列台３上に目地幅を揃えて変形した樹脂製成形板
１１．１１を配置する（第１図）。この状態から、空気
シリンダ６を伸長させ、タイル整列台３を後退させて荷
重盤５の直下に対向させる（第２図）。次いで、空気シ
リンダ７を伸長させて荷重盤５を連結している保持盤４
を下降させ、荷重盤５をタイル整列台３上に載せて押圧
する。この結果、空気シリンダ７の推力と荷重盤５およ
び保持盤４による負荷によって樹脂製成形板１１．１１
の変形は平板状に矯正される。

この矯正状態で荷重盤５に形成された吸引孔５゜・・・
がら空気を吸引すると、樹脂製成形板１１は平板状に矯
正されたまま荷重盤５の表面に吸着される（第３図）。

この後、空気シリンダ７を縮小させ、保持盤４および荷
重盤５を上昇させ、タイル整列台３から離脱させる（第
４図）。保持ｉ４および荷重盤５を上方に退避させた後
、空気シリンダ６を縮小させ、タイル整列台３を前方に
移動させる（第５図）。

次いで、再び空気シリンダ７を伸長作動させて保持盤４
および荷重盤５を下降させる。この結果、荷重盤５は下
降し、架台８上に載せられている基材１０を押圧する。

この際、基材１０には、樹脂製成形板１１が貼着される
位置に対応して接着剤１２が塗布されており、前述の荷
重盤５の押圧は、この荷重盤５に吸着されている樹脂製
成形板１１を基材１０に貼着するように作用する（第６
図）。

この後、保持盤４と荷重盤５との真空吸着による連結を
解除し、空気シリンダ７を縮小させると、荷重盤５が架
台８上に載置されている基材１０に載ったまま、保持盤
４のみが上昇する（第７図）。

この結果、荷重盤５はその重量によって変形した樹脂製
成形板１１を平板状に矯正したままの状態となるから、
この状態で接着剤１２が硬化するまで養生すれば、樹脂
製成形板１１は平板状に矯正された状態で基材１０に貼
着される。接着剤１２の硬化後、荷重盤５を基材１０上
から適宜離脱して回収すれば、壁バふルＰが製造される
（第８図）。

なお、第１図に示すように、製造装置１の横に次の工程
に使用する荷重盤５ａが用意されており、第７図に示す
ように荷重盤５が離脱した状態で保持盤４が上昇すると
、予備の荷重盤５ａが搬入され、保持盤４の下面に連結
されるようになっている。このように、養生が終了した
荷重盤５は順次回収され、次の作業に使用できるように
製造装置１の横に向けて搬送される。

また、第９図に示すように接着剤に小径のビーズを添加
混入して基材ＩＯに塗布し、接着剤１２゜層の厚みを一
定として壁パネルＰ１を製造することもできる。

なお、本実施例においては、荷重盤５を樹脂製成形板１
１に対して昇降させるものを示したが、樹脂製成形板を
昇降させるように構成してもよいものである。

〈発明の効果９以上のように本発明は、変形した樹脂製成形板を矯正し
、その矯正した状態で貼着し、接着剤が硬化あるいは増
粘するまでその状態を保持するように構成したことによ
り、樹脂製成形板を冷やし型によって押圧し、矯正する
作業が不要となる他、変形した樹脂製成形板でもって高
級感のある壁パネルを製造することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の壁パネルの製造方法の実施例を例示する
もので、第１図はその製造装置の概略をしめず全体斜視
図、第２図乃至第７図はその製造工程を説明するだめの
工程図、第８図は壁パネルの断面図、第９図は他の壁パ
ネルの断面図である。 ■・・・製造装置　　　　　２・・・固定フレーム３・
・・タイル整列台　　　４・・・保持盤５・・・荷重盤
　　　　　　６，７・・・空気シリンダ８・・・架台　
　　　　　　９・・・真空ポンプ１０・・・基材１２・・・接着剤１１・・・樹脂製成形板ｐ、Ｐ＋　・・・壁パネル

Claims

【特許請求の範囲】

１）タイル整列台上に変形した樹脂製成形板を所定の目
地幅に揃えて配列し、保持盤に着脱可能に連結された荷
重盤とタイル整列台上に配列された樹脂製成形板とを相
対的に押圧することにより樹脂製成形板の変形を矯正し
、その矯正状態で樹脂製成形板を荷重盤に吸着した後、
接着剤が塗布された基材と前記荷重盤とを相対的に押圧
することにより樹脂製成形板を基材に貼着し、次いで、
保持盤と荷重盤を離脱させ、この荷重盤を接着剤が硬化
もしくは増粘するまでの間基材上に保持することを特徴
とする壁パネルの製造方法。