JPH0448835Y2 - - Google Patents

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JPH0448835Y2
JPH0448835Y2 JP1986138568U JP13856886U JPH0448835Y2 JP H0448835 Y2 JPH0448835 Y2 JP H0448835Y2 JP 1986138568 U JP1986138568 U JP 1986138568U JP 13856886 U JP13856886 U JP 13856886U JP H0448835 Y2 JPH0448835 Y2 JP H0448835Y2
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chemical liquid
chemical
tank
water inlet
rod
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JP1986138568U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、農作物への薬液の散布等のために
使用され人力により駆動される人力噴霧機に関す
るものである。
[従来の技術] 第6図を参照して従来の人力噴霧機について説
明する。薬液タンク10は、円筒状に形成され、
薬液を内部に収容する。水入口12は薬液タンク
10の上壁の周辺部に設けられ、水入口12を介
して薬液タンク10内へ薬液が投入される。スト
レーナ14は水入口12の内周下部に着脱自在に
嵌着され、蓋16は水入口12の外周上部に螺合
される。シリンダ18は、薬液タンク10の中心
軸線に沿つて延び、下端において吸水弁20を装
着されている。押圧手段22は、筒体としてのシ
リンダ18内を摺動可能な棒状ピストン24と、
この棒状ピストン24の上端に固定されて作業者
により把持されるハンドル26とを有している。
筒壁部材28は、シリンダ18に対して同心的に
配設され、シリンダ18との間に環状横断面の蓄
圧室30を区画している。吐出弁32は、筒壁部
材28の下端に装着され、蓄圧室30と棒状ピス
トン24の下方に形成されているポンプ室34と
の接続を制御する。管36は、蓄圧室30内を筒
壁部材28の軸方向へ延び、上端において吐出口
38へ接続されている。ホース40は吐出口38
に嵌着されている。パツキン受け部42は、シリ
ンダ18と筒壁部材28と上端に固定され、蓄圧
室30の上方開口を塞ぎ、パツキン45はパツキ
ン押え44によりパツキン受け部42の上端内周
に嵌入されている。
シリンダ18内における棒状ピストン24の往
復動に伴つて、薬液タンク10内の薬液がポンプ
室34内に流入し、この薬液は吐出弁32を介し
て蓄圧室30内へ吐出される。蓄圧室30の上方
には空気空間が生成され、この空気空間の空気圧
により蓄圧室30内の薬液が管36から吐出口3
8へ連続的に圧送される。
棒状ピストン24の往復動に伴つて、棒状ピス
トン24の外周とシリンダ18の内周との間を薬
液が伝わり、パツキン45の損傷が生じた場合、
パツキン押え44の上端から薬液が漏れ出ること
がある。矢印46は漏れ出た薬液の流れを示して
いる。
[考案が解決しようとする課題] 従来の人力噴霧機では、パツキン45から漏れ
出た薬液が薬液タンク10の上面に流れ、そこに
滞留するが、薬液が人に触れる危険性があり、ま
た、このため、パツキン45からの液漏れが生じ
ると、作業を中断し、パツキン45の交換等を行
なつていた。
この考案の目的は、薬液の漏洩に因る危険性を
排除することができる人力噴霧機を提供すること
である。
[課題を解決するための手段] ここにおいてこの考案は、薬液タンクとこの薬
液タンク上部の挿入口から垂設され押圧手段の昇
降により、棒状ピストンがシリンダ内を進退し
て、薬液を吐出可能とされるポンプと、このポン
プの前記棒状ピストンとシリンダとの間からの漏
液を、前記薬液タンク内へ戻す戻し口を有する人
力噴霧機において、前記薬液タンク48の挿入口
60の上部に受け皿状の水入口64を形成すると
共に、この水入口64の外周に螺子部76を形成
し、前記ポンプ側縁の筒壁部材28に、前記薬液
タンク48の挿入口60を被覆当接可能に戻し口
82を形成する円形張り出し部材66が突設さ
れ、前記薬液タンク48の上部には、周縁に前記
螺子部76に螺着される螺子部83が形成され
て、前記水入口64を被覆可能なキヤツプ72が
嵌着され、このキヤツプ72の中央に、前記棒状
ピストン24が挿通可能な通孔84が穿設される
と共に、この通孔84の同心位置に薬液タンク4
8の内側へ向けて前記ポンプの筒壁部材28に当
接される押え部74を突設してなる人力噴霧機を
提案するものである。
[作用] 押圧手段の上部から漏れ出た薬液は水入口内へ
入る。押圧手段の往復動に伴つて薬液タンクの上
部空間には負圧が生成される。したがつて水入口
内の薬液は薬液タンク内の負圧に吸引されて薬液
タンク内へ戻る。水入口上部はキヤツプで被覆さ
れており、作業者は洩れ出た薬液及び薬液タンク
が傾いて水入口まで上昇した薬液から離隔され
る。
[実施例] 以下、この考案を図面の実施例について説明す
る。なお、第1図ないし第5図において第6図と
同じ要素については同じ符号で指示して説明は省
略する。
第1図及び第2図はこの考案の実施例に係る人
力噴霧機の縦断面図及び片側のみを第1図の−
線に沿う断面で示した図である。薬液を内部に
投入される薬液タンク48は下方へ向かつて広が
る円錐側面状に形成され、薬液タンク48の上端
部は下から順番に、半球部58と、横断面積を絞
られている絞り部60と、上方へ向かつて開口す
る開口部62とから成つている。絞り部60およ
び開口部62の内周側は水入口64を区画し、開
口部62の外周にはねじ溝が刻設される。環状の
円形張り出し部材66は、筒壁部材28の上端部
の外周に固着され、下面周辺部を絞り部60から
開口部62への移行部に当てられる。蓋68は、
筒壁部材28の上端部の外周に嵌合、螺合し、筒
壁部材28の上端との間に環状のパツキン70を
挟圧している。キヤツプ72は、筒壁部材28の
上端部の肩部を下方へ押圧する押え部74と、薬
液タンク48の開口部62の外周に螺合する螺子
部76とを有し、螺子部76における薬液タンク
48の開口部62のキヤツプ周縁の螺子部83と
の螺合により、薬液タンク48の半球部58とと
もに球面上の外周を形成する。第1図において矢
印78は前記キヤツプ72の中心に設けた通孔8
4を介して挿通される棒状ピストン24の往復動
に伴つてパツキン70から漏れ出た薬液の流れを
示している。
第3図、第4図及び第5図は、それぞれキヤツ
プ72を薬液タンク48から外して薬液タンク4
8の上部を上から見た図、第3図の−線に沿
う断面図及び第4図の拡大図である。絞り部60
は周方向の一部の範囲としての範囲80において
半径方向外方へ引き込まれている。キヤツプ72
が薬液タンク48の開口部62に螺合されたと
き、可撓性部材からなる円形張り出し部材66の
下面が絞り部60の上端に連なる座面に接触され
るが、この範囲80においては円形張り出し部材
66は、薬液タンク48に接触せず、第5図に拡
大して示されているように、距離gの隙間82が
形成されている。
実施例の作用について説明する。
パツキン70におけるシール性が低下すると、
棒状ピストン24の往復動に伴つて、棒状ピスト
ン24とシリンダ18の摺動面を伝つて矢印78
のようにパツキン70から薬液が漏れ出てくる。
筒壁部材28及び水入口64の上方はキヤツプ7
2により被覆されているので、外部への薬液の露
出及び漏洩が回避される。他方、薬液タンク48
内には、棒状ピストン24の往復動に伴つて、負
圧が生成されるので、水入口64内に流れ出た薬
液は、この負圧により吸引されて、隙間82から
薬液タンク48内へ戻る。作業者は散布作業の終
了後、キヤツプ72を外して、パツキン70から
の液漏れが生じていないかを点検し、もし液漏れ
が生じていれば、パツキン70を交換する。
[考案の効果] このように、この考案によれば、押圧手段が嵌
装される筒体の端部が水入口内に配設され、水入
口及び筒体が被覆部材により被覆され、また、水
入口内の薬液は、薬液タンク内の負圧に吸引さ
れ、速やかに薬液タンク内へ戻される。水入口は
キヤツプで被覆されているので、棒状ピストンと
シリンダとの間の漏液に作業者は触れることな
く、安心裡に作業ができる。また、水入口の清浄
が常に確保されており、薬液の補充に当り、汚れ
を拭うことなく素早く作業が行える。更に棒状ピ
ストンの通孔と押え部とが同心位置をなして、筒
壁部材を固定するので、棒状ピストンと通孔との
間隙の保持が容易で、組立精度が保たれる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの考案の一実施例を示
しており、第1図及び第2図はそれぞれ人力噴霧
機の縦断面図及び片側のみを示し第1図の−
線に沿う断面で示した図、第3図、第4図及び第
5図はそれぞれキヤツプを薬液タンクから外して
薬液タンクの上部を上から見た図、第3図の−
線に沿う断面図及び第4図の拡大図、第6図は
従来の人力噴霧機の断面図である。 18……シリンダ(筒体)、22……押圧手段、
48……薬液タンク、60……挿入口、64……
水入口、66……円形張り出し部、72……キヤ
ツプ(被覆部材)、76……螺子部、82……戻
し口、83……螺子部、84……通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 薬液タンクとこの薬液タンク上部の挿入口から
    垂設され押圧手段の昇降により、棒状ピストンが
    シリンダ内を進退して、薬液を吐出可能とされる
    ポンプと、このポンプの前記棒状ピストンとシリ
    ンダとの間からの漏液を、前記薬液タンク内へ戻
    す戻し口を有する人力噴霧機において、前記薬液
    タンク48の挿入口60の上部に受け皿状の水入
    口64を形成すると共に、この水入口64の外周
    に螺子部76を形成し、前記ポンプ側縁の筒壁部
    材28に、前記薬液タンク48の挿入口60を被
    覆当接可能に戻し口82を形成する円形張り出し
    部材66が突設され、前記薬液タンク48の上部
    には、周縁に前記螺子部76に螺着される螺子部
    83が形成されて、前記水入口64を被覆可能な
    キヤツプ72が嵌着され、このキヤツプ72の中
    央に、前記棒状ピストン24が挿通可能な通孔8
    4が穿設されると共に、この通孔84の同心位置
    に薬液タンク48の内側へ向けて前記ポンプの筒
    壁部材28に当接される押え部74を突設してな
    る人力噴霧機。 人力噴霧機。
JP1986138568U 1986-09-11 1986-09-11 Expired JPH0448835Y2 (ja)

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JP1986138568U JPH0448835Y2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11

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JPS6346964U JPS6346964U (ja) 1988-03-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58186864U (ja) * 1982-06-03 1983-12-12 株式会社永田製作所 肩掛噴霧機用手押ポンプ

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JPS6346964U (ja) 1988-03-30

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