JPH0447470A - ニューラルネットを用いた画像処理方式及び同方式を用いた画像処理装置 - Google Patents

ニューラルネットを用いた画像処理方式及び同方式を用いた画像処理装置

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JPH0447470A
JPH0447470A JP2153934A JP15393490A JPH0447470A JP H0447470 A JPH0447470 A JP H0447470A JP 2153934 A JP2153934 A JP 2153934A JP 15393490 A JP15393490 A JP 15393490A JP H0447470 A JPH0447470 A JP H0447470A
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neural network
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image
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Susumu Sugiura
進 杉浦
Takeshi Kobayashi
剛 小林
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ニューラルネットワークを用いることにより
、N値化された画像データからM値化画像データ(M>
N)に変換する画像処理方式に関する発明である。例え
ば、2値画偉データから元の多値画像データに復元する
方法に関する。
[従来の技術] 従来の、ファクシミリや複写機等では原画の多値画像(
例えば1色8ビツト)をCCDで読み取りA/D変換を
行ない2値またはN値(Nく8ビツト)のビット数に削
減し、伝送または記録していた。このビットを削減する
理由は、伝送路の帯域が狭いとか、記録側が2値記録し
か出来ないという理由が原因である。伝送路がl5DN
になり、従来の公衆電話回線よりも帯域が広くなっても
、1色8ビツトの多値画像データを伝送するのでは時間
とコストがかかりすぎる。
一方、記録側では、レーザープリンタの低価格化と記録
露光量のパルス変調技術の進歩により、多値記録がコス
トパフォーマンスよ(実現できるようになりつつある。
また、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等
に使われているCRTでは16階調白黒表示、256色
多階調表示ができるようになりつつある。
従って、送信側では原画の多値画像を2値化し、この2
値化画像データを更に圧縮してから伝送し、受信側では
受信した画像データを伸張し、得られた2値画像データ
から何らかの形で元の多値画像を推定し復元できれば、
産業上極めて有効である。
従来、この種の技術に関して、原画の多値画像を、NX
Mマトリックスで形成されるデイザマトリックスで2値
化し、受信側でこの2値画像データを既知のNXMマト
リックスとのパターンマツチングにより多値化する方法
が、特開昭61−281676号公報に開示されている
[発明が解決しようとしている課題] この手段の技術では、復元時に二値画像である文字領域
と、中間調を含む画像領域とに対して、受信した2値画
像から双方とも原画に近い復元が得られることが望まし
いが、従来のNXMマトリックスで復元された画像は、
平滑化画像となりボケが多く、再現品質が悪い。
本発明はこのような背景でなされたもので、従来にない
ニューラルネットワークを用いて画像の復元を行なう画
像処理方式を提案するものである。
ところで、2値画像データから元の多値画像データを効
果的に推定するには、原画の多値画像の濃度が2値化さ
れた画像データにおいても保存されていることが望まし
い。しかしながら、デイザ法で2値化された2値画像デ
ータでは濃度保存が成立しないので、この二値画像デー
タから多値推定したデータに誤りが多く、その結果、デ
イザ法で2値化された2個画像は文字部等の細線部に画
質劣化を生じ易い。
そこで、本発明の他の目的は、例えば、文字部のような
部分が原画に忠実に再現されることの可能な画像処理方
式を提案するものである。
[課題を解決するための手段及び作用]上記課題を達成
するための本発明のニューラルネットを用いた画像処理
方式の構成は、入力のN値画像データから原画を推定し
てM値の画像データに復元する画像処理方式において、 a:ニューラルネットワークのための、理想出力として
の原画のM値画像データと、入力としてのN値画像デー
タとを用意する工程と、b=これらN値とM値の画像デ
ータを、夫々入力画像データと理想出力として、ニュー
ラルネットワークに入力して、このネットワークのニュ
ーロン間の結合係数を学習する工程と、 C:学習後の結合係数の下で、ニューラルネットワーク
に、復元対象となる入力のN値画像データを入力して、
その出力のM値画像データを復元された画像データとす
る工程からなることを特徴とする。
即ち、元の多値データを推定するのにニューラルネット
を用いて、例えば、文字領域、画像領域を学習させ、学
習パラメータを用い文字領域、画像領域を学習させ、学
習パラメータを用い多値画像データを推定するものであ
る。これにより、文字部はシャープに、画像階調部は粒
状性少なく清らかに多値復元される。
本発明の好ましい態様によれば、ニューラルネットワー
クの学習はバックプロパゲーション法による。
本発明の好ましい態様によれば、学習用及び復元対象の
N値画像データは、濃度保存型N値化方法を用いてN値
化されたものである。
また、上記他の課題を達成するための本発明の画像処理
装置の構成は、前記a工程とb工程とを前もって実行し
て決定した結合係数に基づいたニューラルネットワーク
に、復元対象となる入力のN値画像データを入力する手
段を具備することにより、そのネットワークの出力のM
値画像データを復元された画像データとすることを特徴
とする。
[実施例] 以下添付図面を参照しながら、本発明の画像処理方法を
ファクシミリに適用した実施例を説明する。この実施例
では、受信されるN値画像データとして二値画像データ
を用い、その二値画像データから多値画像データを推定
するためのニューラルネットにおける学習法の一例とし
て、バックプロパゲーション法を使用する。また更に、
原画がら二値画像データを生成するには、復元した時に
高品質の復元が可能となるという理由で、濃度保存型の
二値化法、即ち、誤差拡散法(以下、ERDと呼ぶ)を
二値化処理に用いて得た二値画像データを使用する。
第1図は実施例装置としての、ファクシミリのシステム
ブロック図である。同図において、原稿101には、原
画が記録されている。光源102は原稿101を照射す
る。また、103は光電変換のため(7)CCD、10
4はCCD103がらのアナログ信号をデジタル化する
A/D変換器である。通常は多値データの処理に対して
、8ビツトのものが用いられる。
105は二値化処理部で、濃度保存型の誤差拡散法(E
RD)を適用している。ERDに関しては、例えば、文
献(Floyd Stelnloerg; SID、 
In−ternational SYMP、Syp、 
Digest of TechnicalPapers
 4−3 April ′75)に示されている。この
ERDは良好な2値化画像が実現できるものである。メ
モリ118は前回の誤差拡散情報を記憶するものである
ERD105により2値化された画像データは数ライン
分の容量のあるバッファメモリ106に入力され圧縮回
路CMP 107により圧縮される。この圧縮法は、国
際的に標準化されたMR。
MMR等の圧縮法が用いられる。圧縮されたデータはデ
ジタル回線用のコミュニケーションユニットCCU10
8またはアナログ回線用のモデムを通じて受信側に伝送
される。109はl5DNまたは電話公衆網である。C
CUII○はlO8と同じもので復調器である。DCM
P 111は受信された圧縮データを伸張して、ライン
バッファメモリLBUF112に伸長データを書き込む
第1図の113は、バッファ112に格納されている二
値画像データから多値画像データを復元するためのニュ
ーラルネットワーク(NN)であり、バッファ112と
ネットワーク113との接続を第2図に、ネットワーク
113の構成を第3図に示す。
第2図は、ラインバッファ112として、3ラインのメ
モリ201から構成した例を示す。この3ラインバツフ
ア201は画像の垂直方向に連続する3ラインのデータ
が記憶される。3ラインの内、同じ水平位置の左端から
右端までのデータが順次クロックに同期して遅延素子(
ラッチ)群202に対して出力される。すると、このラ
ッチ群202には、第4A図に示されるような水平、乗
室方向に3X3の小領域内のデータがラッチされる。ラ
ッチ群202は9個のラッチからなり、各ラッチの出力
はニューラルネットワークNNll3に入力される。こ
のNN113による二値→多値変換では、第4A図の9
個の二値画素から、この小ブロックの中央画素に対応す
る位置(第4B図に示す)の画素としての画像データが
NNll3から出力される。この多値画像データとして
、本実施例では、−例として8ビツト(64階調)を採
用した。
第4図に関連して説明したように、第1図に示した実施
例の装置では、二値画像データから多値画像データを復
元するに際し、3X3の参照領域を設定している。換言
すれば、ERD 105における二値化処理の際の誤差
を拡散させる領域の拡がりは、3X3の大きさを予定し
ている。
NN113の出力の多値データは多値表示可能なCRT
115のメモ9部114に、他方は、多値記録可能な記
録装置117用のメモリ部116に入る。メモリ114
,116のデータによりCRT115およびプリンタ1
17上に復元された多値画像が表示記録される。
尚、ニューラルネットそのものの考え方は、例えば、「
ニューラルネットをパターン認識、信号処理、知識処理
に使う」 (日経エレクトロニクス、1987年8月l
O日)等に詳しく説明されている。
第3図は、ニューラルネットワークNN113の一例の
構成を示すブロック図である。同図のニューラルネット
ワークは、−船釣にn=mX lの大きさの参照ブロッ
クに対応できるように記されている。第4図の例では、
m ” 3 、  l = 3 、 n =9である。
第3図において、301は入力層iを、302は中間層
jを、303は出力層kを各々示す。従って、上記第4
A図の大きさ(3×3)の参照ブロックが本実施例の装
置に適用される場合には、入力層iとして9個のニュー
ロンが必要となる。中間層jのニューロン数は、多値化
の精度に応じて決定されるべきであるが、本実施例では
、9とした。出力層には1個のニューロンが必要となる
。入力層iと中間層間jの結合の強度はWJ、で表わさ
れ、中間層jと出力層に間の結合強度はWlで表わされ
る。
上記結合強度WJ□とWkJは学習により決定され、ニ
ューラルネットワークによる復元の精度はこの結合強度
に依存する。各ニューロンは、不図示の複数の加算器及
び乗算器、除算器からなる。
学習により結合強度W J lとWkJが決定し、それ
以上の学習が不要と判断されれば、ニューラルネットワ
ークとしてシステムの構成は決定される。そこで、本実
施例の1つのニューロンは第5図のように構成されてい
る。
第5図において、4001〜400oで示されたT、か
らT、、は、入力データに結合度係数(WJlまたはW
う、)を乗じるためのルックアップテーブルである。こ
れらのテーブル値は後述の学習により決定される。また
、これらのテーブルへの入力は前段のニューロンの出力
である。また、4011〜401、は加算器であって2
入力加算を行なう。また、T netと記されたルック
アップテーブル402は、加算器4011〜401nに
よる全加算結果をs i gmo i d関数で正規化
するためのテーブルである。各ニューロンを第5図のよ
うにし、ネットワーク全体を第3図のように構成すれば
、ハード的構成も簡単となり、しかも処理スピードは十
分実用に耐えるものが形成できる。
第3図を用いて、テーブルデータを学習するための手順
を簡単に説明する。先ず、学習データとして、多値画像
データと、この多値画像データを送信部の二値化処理手
法と同じERD法により二値化データに変換したものを
用意する。元の多値画像データはこの二値化データに対
する理想出力として、教師信号(t6ach信号)を生
成するために使用される。そして、結合強度W Jl+
 WM、を初期的に適当に決定してから、この初期値に
基づいて結合されたネットワークに、学習データとして
上記二値画像データを入力し、出力の多値画像データ(
kout、)を得る。この出力と前記理想出力としての
原多値画像データとを比較し、この比較がら教師信号(
teach)を生成する。この過程を第3図では、■瞬
■の過程として示している。この教師信号から、バック
プロパゲーション法により、学習しながら前記W Ji
+ wi+、を修正してい(。この過程は、第3図では
、■中■として示されている。この学習を繰返すと、結
合強度W J + I W k jは、二値φ多値変換
(復元)に適切なものとじて修正されていく。学習の結
果として得られた結合強度W、、、W、、は4001〜
400nで示されたT1からT、、等にテーブル値とし
て格納される。
第6A図、第6B図を用いて学習のための手順を詳細に
説明する。同図のステップ5402では、入力層と中間
層の結びつきの強さを示す重み係数WJ、、中間層と出
力層の結びつきの強さを示す重み係数W0に初期値を与
える部分である。初期値として、学習過程の収束を考慮
して、−〇。
5〜+0.5の範囲の値を選択する。ステップ5404
では、学習用の入力データのなかから、任意の位置の画
素を注目画素(第4A図の*で示した位置)として選択
する。ステップ5404〜ステツプ5406は、ニュー
ラルネットワークへの入出力データのセットの手順であ
る。即ち、ステップ5406では、この注目画素を中心
とする3×3領域内の画像データ1out(i)  (
ここで、i=1〜9)を、入力層にセットする。また、
ステップ5408では、前記注目画素に対応する理想出
力としての多値画像データ(1deal out)を用
意する。ステップ5410は、与えられた変換係数に基
づき出力kout (k)を計算する手順を示している
即ち、入力層からのi番目のデータ1out(i)に中
間層の係数W4.を掛け、そのiについての総和Sum
’rJ Sumr、==ΣwJl(j、i)* 1out(i)
 ++−= (1)を計算し、次に中間層の5番目の出
力jout(j)を、0/1に正規化した形で得るため
に、sigmoid関数を用いて、 により計算する。ここでSumyJのFは前向き(Fo
rward)を意味する。同様にして、中間層から出力
層への出力値koutは次のようにして求める。まず、
(1)と同様に、出力層の係数WkJと中間層からの出
力値jout(j)とによる積の総和を求め、その値S
um□を得る。
5ufflyv =ΣLJ(k、j) * jout(
j) = = = (3)次に、0/1に正規化するた
めにsigmoid関数を用いて、 に従って出力層にの出力kout(k)を得る。
こうして、1組のサンプルデータについてのFORWA
RD方向の計算を終了する。以下は、BACKWARD
の演算、即ち、上記入力と理想出力の組からなるサンプ
ルデータがらの学習値により結合強度を補正するための
手順である。
そこで、ステップ5412で、初期値(ステップ540
2でセット) ノW、1.W11Jから(1)〜(4)
式により計算した出力値koutと、予め用意しである
理想出力1deajout (k)とを比較する。即ち
、この比較により、出力層の教師信号teach k(
k)を、 teach−k(k)=  (ideal  out(
k)   −kout(k))*kout(kD(1−
kout(k))・・・・・・(5) により計算する。ここで、(5)式中のkout(k)
*(1−kout(k))はsigmoid fJj5
数の微分値の意義を有する。次に、ステップ5414で
、出力層の結合度の変化幅△Wうj (k、 j)を求
める。即ち、△L= (k、j)=  β 本jout
(j)*teach  k(k)+α*△W、、fk、
j)  ・・・・・・(6)を計算する。尚、α、βは
固定値の係数で、この実施例では、0.5とした。ステ
ップ5415では、この変化幅△L; (k、 J)に
基づいて、中間層と出力相関の結合度wkJ(k、j)
を更新する、即ち、学習す、る。
WkJ (k、 j)=△Wll、i (k、 j) 
+ W、 (k、 j)・・・・・・ (7) 次に、ステップ8416で、中間層の教師信号teac
h j(j)を計算する。即ち、先ず、Sums、:Σ
teach k (k) 卓L J(k、 、j)・・
・・・・(8) に基づいて、中間層の各ニューラルにおける、出力層か
らのBACKWARD方向の寄与を演算する。そして、
この寄与を、次式に従ってsigmoid関数の微分値
を用いて正規化することにより、中間層の教師信号te
ach j(j)を演算する。
teach  j(j)= jout(j)傘(1−j
out(j)l傘SumIIJ・・・・・・(9) 尚、(9)式のteach j(j)は中間層における
理想信号としての意義を有する。
次に、ステップ5418で、この教師信号teach 
jCj)を用いて、中間層の結合度の変化幅△W 、 
、 (j、 i)を演算する。即ち、△WJ l(j、
 1)=β*1out(i)*teach j(j)+
α傘△WJl(j、i)・・・・・・(10)そして、
スフ” ツブ5420では結合度Wa+(j、i)を更
新する。即ち、 L+(j、1)=WJ+(j、i)+△W、= (j、
 1)である。
こうして、1つの注目画素の多値画像データを理想出力
1deajoutとし、これと、これに対応する二値化
画像データとその周辺の9画素の二値化画像データより
得られる復元多値画像データとから、結合度WJlとW
 M Jとが学習された。ステップ5422では、この
ような操作を、全注目画素(全組のサンプリングデータ
)について行なったかを調べ、全組のサンプリングデー
タについて実行するまでステップ5404〜ステツプ5
420の手順を繰返す。
全組のサンプリングデータについての学習を1回だけ行
なったのでは精度が低いと考えられるので、ステップ5
424での判断により、この精度が高くなったと考えら
れるまで、ステップ5404〜ステツプ5422の処理
を繰返す。
尚、ステップ5404で指定される注目画素は、シーケ
ンシャルでな(ランダムに指定される方がよい。
こうして、第3図におけるニューラルネットワーク内の
結合定数が二値中多値変換に最適なように決定され、そ
の結合定数の値に従って、テーブルT1〜T、等が決定
される。
以上の実施例装置から明らかなように、学習の過程で、
画像中の文字領域も中間調画像領域も共に、ある2値画
像領域内で学習されるために、多値化した場合にも文字
部のボケがなく、中間調領域も滑らかに階調再現できる
。従来の手法との対比で考えると、従来では、ある画像
領域内の情報が、文字か中間調画像部かを判断し、その
判断に応じて適応的に多値復元する方法が考えられる。
この適応的処理は一応の効果が期待できるものの、その
一方で、誤判断による画質劣化も大きい。この様な理由
で従来の適応型処理は実用的に難しく、実現してもその
効果は本実施例の手法に比して大きく劣るものである。
即ち、ニューラルネットを用いた本方法は数段の場合分
けによる適応型処理でな(、学習という無段階(有限で
はあるが場合の数が極めて多い)での適応処理のため、
誤判定の確率を極めて小さ(することができる特徴があ
る。
ここで、上述の実施例に対する変形若しくは修正の可能
性について言及する。以上の説明では、入力を3X3画
素、出力画素が1つの場合に関し説明したが、本発明は
この数にとられれることはなく、入力出力の数とも任意
の数で良い。手法は上記説明と全く同様に形成できる。
例えば入力を5×7で出力数を3X3としてもよい。
また上記の説明では2値多値変換について説明したが、
二値に限らず、N値(N<原画多値数)化データからの
変換に関しても、上記説明と同様に実現できることは明
白である。また、変換後の多値データは原画多値数と同
じでなく、他のM値(M>N)に変換しても〈同様に構
成できるのは明白である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のニューラルネットを用い
た画像処理方式によれば、元の多値データを推定するの
にニューラルネットを用いて、例えば、文字領域、画像
領域を学習させ、学習パラメータを用い文字領域、画像
領域を学習させ、学習パラメータを用い多値画像データ
を推定するものである。これにより、文字部はシャープ
に、画像階調部は粒状性少なく滑らかに多値復元される
本発明の好ましい態様によれば、ニューラルネットワー
クの学習はバックプロパゲーション法による。
本発明の好ましい態様によれば、学習用及び復元対象の
N値画像データは、濃度保存型N値化方法を用いてN値
化されたものである。
また、本発明の画像処理装置によれば、前記ニューラル
ネットワークを用いた学習工程を前もって実行して決定
した結合係数に基づいたニューラルネットワークに、復
元対象となる入力のN値画像データを入力する手段を具
備することにより、そのネットワークの出力のM値画像
データを復元された画像データとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をファクシミリ装置に適用した実施例の
構成を示すブロック図、 第2図は第1図のラインバッファ112とネットワーク
113との接続を説明する図、第3図は第1図のネット
ワーク113の構成をブロック的に示す図、 第4A図、第4B図は、夫々、入力の二値画像データと
理想出力として多値画像データを示すとともに、互いの
対応関係をも示す図、 第5図は実施例のニューラルネットワークに用いられる
1つのニューロンの構成を示すブロック図、 第6A図、第6B図は、学習のための第3図ネットワー
ク内で行なわれる制御手順のフローチャートである。 図中、 101・・・原稿、102・・・光源、103・・・C
CDラインセンサ、105・・・誤差拡散法による二値
化部(ERD)、106,112・・・ラインバッファ
(LBUF)、107・・・圧縮器(CMP)、108
.110・・・回線制御部(CCU)、111・・・伸
長器(DCMP)、113・・・ニューラルネットワー
ク(NN)、114・・・CRT用メモリ、115・・
・CRT、116・・・プリンタ用メモリ、117・・
・プリンタ、202・・・ラッチ群、400.〜400
、l、402・・・ルックアップテーブル、4011〜
401.、・・・加算器301・・・入力層、302・
・・中 間層、303・・・出力層である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 入力のN値画像データから原画を推定してM値
    の画像データに復元する画像処理方式において、 a:ニューラルネツトワークのための、理想出力として
    の原画のM値画像データと、入力としてのN値画像デー
    タとを用意する工程と、 b:これらN値とM値の画像データを、夫々入力画像デ
    ータと理想出力として、ニューラルネットワークに入力
    して、このネツトワークのニューロン間の結合係数を学
    習する工程と、 c:学習後の結合係数の下で、ニューラルネツトワーク
    に、復元対象となる入力のN値画像データを入力して、
    その出力のM値画像データを復元された画像データとす
    ることを特徴とするニューラルネットを用いた画像処理
    方式。
  2. (2) N=2である事を特徴とする請求項の第1項に
    記載のニューラルネットを用いた画像処理方式。
  3. (3) 前記学習用及び復元対象のN値画像データはm
    xnの大きさの二値画素ブロツクである事を特徴とする
    請求項の第1項に記載のニューラルネットを用いた画像
    処理方式。
  4. (4) 前記ニューラルネツトワークの学習はバックプ
    ロパゲーション法による事を特徴とする請求項の第1項
    に記載のニューラルネットを用いた画像処理方式。
  5. (5) 前記学習用及び復元対象のN値画像データは、
    濃度保存型N値化方法を用いてN値化されたものである
    事を特徴とする請求項の第1項に記載のニューラルネッ
    トを用いた画像処理方式。
  6. (6) 入力のN値画像データから原画を推定してM値
    の画像データに復元する画像処理装置において、 前記a工程とb工程とを前もって実行して決定した結合
    係数に基づいたニューラルネツトワークに、復元対象と
    なる入力のN値画像データを入力する手段を具備するこ
    とにより、そのネツトワークの出力のM値画像データを
    復元された画像データとすることを特徴とする請求項第
    1項に記載のニューラルネットを用いた画像処理方式を
    用いた画像処理装置。
JP2153934A 1990-03-23 1990-06-14 ニューラルネットを用いた画像処理方式及び同方式を用いた画像処理装置 Pending JPH0447470A (ja)

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