JPH0446956Y2 - - Google Patents

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JPH0446956Y2
JPH0446956Y2 JP1989050899U JP5089989U JPH0446956Y2 JP H0446956 Y2 JPH0446956 Y2 JP H0446956Y2 JP 1989050899 U JP1989050899 U JP 1989050899U JP 5089989 U JP5089989 U JP 5089989U JP H0446956 Y2 JPH0446956 Y2 JP H0446956Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は黒板またはホワイトボードの筆記面上
の文字、図形等の情報のハードコピーを取る記録
装置に関するものである。
従来、黒板またはホワイトボードを使用して会
議、打合せを行なう場合、黒板またはホワイトボ
ードのの筆記面上に書かれた文字、図形等(以
下、単に情報と称す。)は議事録として手書きに
て写し取つていた。このため、専任の記録係を用
意したり、また、記録のために会議の進行をスト
ツプさせなければならない等の欠点があつた。ま
た、他の方法として黒板またはホワイトボードの
筆記面を写真撮影して記録する方法もあるが、こ
れでは即時性に欠ける欠点があつた。
本考案は上記従来の欠点を鑑み、黒板またはホ
ワイトボードの筆記面上の情報を即時性のあるハ
ードコピーとして速やかに記録するようにしたも
ので、その要旨とするところは筆記具により筆記
可能な板状の筆記面を有する黒板またはホワイト
ボードの一辺に着脱自在に取付けた案内レール部
と、上記筆記面上に近接して配置され且つ上記案
内レール部によつて黒板またはホワイトボードの
一辺に沿つて移動可能に支持されるとともに、上
記筆記面を照射する光源、上記筆記面からの反射
光を集光するレンズ、該レンズで集光された反射
光を電気信号に変換するセンサを具備し、上記筆
記面上の情報を読取つて読取信号に変換する読取
ヘツド部と、上記読取ヘツド部を上記案内レール
部を介して上記黒板またはホワイトボードの一辺
に沿つて筆記面上に近接して移動させる読取ヘツ
ド駆動部と、上記読取ヘツド部から出力される読
取信号に従つて記録紙上に情報を記録する記録部
とを有し、上記読取ヘツド部を上記黒板またはホ
ワイトボードの一辺に従つて移動させるとともに
上記読取ヘツド部から出力される読取信号に従つ
て上記黒板またはホワイトボードの板状の筆記面
上の情報を記録紙上に縮小して記録する黒板また
はホワイトボードの記録装置にある。以下、図面
に従つて本考案を詳細に説明する。
図面は本考案の一実施例を示すもので、図中、
1は黒板、1aは白墨で情報を筆記する黒板1の
筆記面、2は案内レール部で、断面長方形のレー
ル本体21とその両端に前方に向つて突出する如
く形成されたシンクロ収納部22及び電動機収納
部23とよりなり、該案内レール部2は断面コ字
状の取付具3を介して黒板1の一辺、ここでは上
縁部に抜き差し自在、即ち着脱自在に取付けられ
ている。
24はシンクロ収納部22内に収納された発信
側のシンクロ(TX)、25は電動機収納部23
内に収納された電動機、26及び27は案内レー
ル部2の裏面に突出したシンクロ(TX)24及
び電動機25の軸にそれぞれ取付けられたプー
リ、28はプーリ26及びプーリ27の間に張架
された駆動ワイヤであり、上記電動機25、プー
リ26、プーリ27及び駆動ワイヤ28は後述す
る読取ヘツド部の駆動部を構成する。
4は読取ヘツド部で、一辺を開放した中空角柱
状のヘツド本体41とその上部に連設した断面コ
字状の吊掛部42とよりなり、該読取ヘツド部4
はレール本体21に吊掛部42が複数個のローラ
43を介して吊掛け支持され、ヘツド本体41が
黒板1の筆記面1aとの間に一定の所定間隔を保
ちつつ該黒板1の一辺に沿つて移動自在となつて
いる。
44−1,44−2,……44−6はイメージ
センサ、45−1,45−2,……45−6はレ
ンズ、46は光源で、これらはヘツド本体41内
に図示しない支持部材を介して該ヘツド本体41
の移動方向と直交する方向に取付けられており、
光源46から出た光が筆記面1aに照射され、そ
の反射光がレンズ45−1,45−2,……45
−6を介してイメージセンサ44−1,44−
2,……44−6に集光される如くなつている。
47は走査光電変換回路で、上記イメージセン
サ44−1,44−2,……44−6を走査して
読取信号を得る如くなつている。また、48はワ
イヤ固定部であつて駆動ワイヤ28を固定し、該
駆動ワイヤ28の移動に伴つて読取ヘツド部4は
移動する如くなつている。
5は記録器で、シフトレジスタ、ゲート回路等
よりなる電極駆動回路51と、静電記録用多針電
極52と、背面電極群53と、紙送りローラ54
と、該紙送りローラ54に直結した受信側のシン
クロ(TR)55と、記録紙56と、読取ヘツド
部4の走査光電変換回路47と電極駆動回路51
とに同期信号を送る同期回路57とよりなり、上
記読取ヘツド部4の走査光電変換回路47から出
力される読取信号に従つて多針電極群52及び背
面電極群53が電極駆動回路51より駆動され、
記録紙56上に筆記面1a上と同一の情報が静電
潜像として形成され、図示しない現像及び定着手
段を経てハードコピーが作成される如くなつてい
る(なお、この場合は白黒を反転するよう制御す
る。)。
上記シンクロ(TX)24及びシンクロ(TR)
55は2個一組で構成される公知のトルクシンク
ロで、発信側のシンクロ(TX)24の回転角と
同一な角度だけ受信側のシンクロ(TR)55が
回転する如くなつており、駆動ワイヤ28、プー
リ26を介して伝えられる読取ヘツド部4の移動
量に比例した量の紙送りがなされる。
次に動作について説明する。当初、読取ヘツド
部4はシンクロ収納部22側に寄せておく。電動
機25に電源を投入すると、電動機25は回転し
プーリ27を介して駆動ワイヤ28を駆動する。
読取ヘツド部4はワイヤ固定部48にて駆動ワイ
ヤ28に固定されており、案内レール部2上を右
方向へ移動し始める。該移動開始と同時に記録器
5が作動を開始し、黒板1の筆記面1a上の情報
の読取り及び記録が行なわれる。
即ち、筆記面1aは光源46で照らされ、その
情報はレンズ45−1,45−2,……45−6
を介してイメージセンサ44−1,44−2,…
…44−6に集光される。走査光電変換回路47
はイメージセンサ44−1,44−2,……44
−6を走査し、その読取信号を電極駆動回路51
に送出する。電極駆動回路51は上記読取信号を
一旦、シフトレジスタに記憶し、走査に同期した
タイミングで読み出して多針電極群52に加え、
背面電極群53を制御して記録紙56に潜像を形
成し、さらに現像、定着を行つて可視像となす。
この際、記録紙56は紙送りローラ54及びシ
ンクロ(TR)55により、読取ヘツド部4の移
動量に比例した量の紙送りがなされる。読取ヘツ
ド部4が右方向に移動し続け、電動機収納部23
に当接する位置に達した時、電動機25の電源を
切れば読取ヘツド部4の移動は停止し、動作は終
了する。而して、記録紙56に黒板1の筆記面1
a上の情報が縮小した状態で記録されたハードコ
ピーが記録器5より取り出される。
このように本実施例によれば、既設の黒板1に
取付具3を介して案内レール部2及び読取ヘツド
部4を取付けることができ、その筆記面1a上の
情報をそのまま縮小した状態のハードコピーとし
て速やかに記録することができる。また、予め情
報を筆記した用紙を黒板1の筆記面1a上に貼付
し、該用紙上の情報を筆記面1a上の情報ととも
に読み取つて縮小した状態のハードコピーとして
記録することもでき、また、フオーマツト用紙を
黒板1の筆記面1a上に貼付し、該フオーマツト
用紙上に後から書込んだ情報を筆記面1a上の情
報とともに読み取つて縮小した状態のハードコピ
ーとして記録することもできる。また、読取ヘツ
ド部4と記録器5との間には電気的な信号の伝送
路が確保されれば良いので、その位置関係を任意
に設定でき、自由な装置構成、例えば記録器5を
黒板1から離した構成をとることができる。ま
た、梱包や運搬の際、黒板1から案内レール部2
や読取ヘツド部4を取外すことができ、その作業
が楽になる。さらにまた、他の黒板に付け替える
こともでき、多数の黒板において共用することが
できる。
なお、上記実施例において、動作終了後、案内
レール部2の右端に寄つた読取ヘツド部4は電動
機25を逆転させ、または手動にて左側に戻し、
次の記録に備えるようにしても良く、あるいは紙
送りローラ54とシンクロ(TR)55との間に
逆転ギアを介在し、電極駆動回路51の電極群に
加える信号を上記の場合と逆の順になる如く操作
して、読取ヘツド部4を右側より左側の方へ移
動、走査させる如くなし、ハードコピーを得るよ
うにしても良い。また、読取ヘツド部4の駆動は
手動により行つても良い。また、黒板の他にホワ
イトボードの筆記面上の情報を記録することもで
きる。
以上説明したように本考案によれば、筆記具に
より筆記可能な板状の筆記面を有する黒板または
ホワイトボードの一辺に着脱自在に取付けた案内
レール部と、上記筆記面上に近接して配置され且
つ上記案内レール部によつて黒板またはホワイト
ボードの一辺に沿つて移動可能に支持されるとと
もに、上記筆記面を照射する光源、上記筆記面か
らの反射光を集光するレンズ、該レンズで集光さ
れた反射光を電気信号に変換するセンサを具備
し、上記筆記面上の情報を読取つて読取信号に変
換する読取ヘツド部と、上記読取ヘツド部を上記
案内レール部を介して上記黒板またはホワイトボ
ードの一辺に沿つて筆記面上に近接して移動させ
る読取ヘツド駆動部と、上記読取ヘツド部から出
力される読取信号に従つて記録紙上に情報を記録
する記録部とを有し、上記読取ヘツド部を上記黒
板またはホワイトボードの一辺に沿つて移動させ
るとともに上記読取ヘツド部から出力される読取
信号に従つて上記黒板またはホワイトボードの板
状の筆記面上の情報を記録紙上に縮小して記録す
るようになしたため、従来の筆記による記録の如
く記録のための人手を必要とせず、黒板またはホ
ワイトボードの筆記面上の情報を縮小した状態の
ハードコピーとして速やかに記録でき、会議等の
進行を記録のために妨げる恐れがない。また、ハ
ードコピーであるから写真の如く所定の現像所に
て現像等を行なうことなく直ちに利用することが
できる。また、予め情報を筆記した用紙を黒板ま
たはホワイトボードの筆記面上に貼付し、該用紙
上の情報を筆記面上の情報とともに読み取つて縮
小した状態のハードコピーとして記録することも
でき、また、フオーマツト用紙を黒板またはホワ
イトボードの筆記面上に貼付し、該フオーマツト
用紙上に後から書込んだ情報を筆記面上の情報と
ともに読み取つて縮小した状態のハードコピーと
して記録することもできる。また、読取ヘツド部
と記録部との間には電気的な信号の伝送路が確保
されれば良いので、その位置関係を任意に設定で
き、自由な装置構成、例えば記録部を黒板または
ホワイトボードから離した構成をとることができ
る。また、梱包や運搬の際に黒板またはホワイト
ボードから案内レール部や読取ヘツド部を取外す
ことができ、その作業が楽になるとともに、他の
黒板またはホワイトボードに付け替えることもで
き、多数の黒板またはホワイトボードて共用する
こともできる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
装置全体の斜視図、第2図は装置の要部を示すブ
ロツク構成図、第3図は第1図−線矢視方向
における一部を省略した部分断面図である。 1……黒板、1a……筆記面、2……案内レー
ル部、24……シンクロ(TX)、25……電動
機、26,27……プーリ、28……駆動ワイ
ヤ、3……取付具、4……読取ヘツド部、44−
1,44−2,……44−6……イメージセン
サ、45−1,45−2,……45−6……レン
ズ、46……光源、47……走査光電変換回路、
5……記録器、51……電極駆動回路、52……
多針電極群、53……背面電極群、54……紙送
りローラ、55……シンクロ(TR)、56……
記録紙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 筆記具により筆記可能な板状の筆記面を有する
    黒板またはホワイトボードの一辺に着脱自在に取
    付けた案内レール部と、 上記筆記面上に近接して配置され且つ上記案内
    レール部によつて黒板またはホワイトボードの一
    辺に沿つて移動可能に支持されるとともに、上記
    筆記面を照射する光源、上記筆記面からの反射光
    を集光するレンズ、該レンズで集光された反射光
    を電気信号に変換するセンサを具備し、上記筆記
    面上の情報を読取つて読取信号に変換する読取ヘ
    ツド部と、 上記読取ヘツド部を上記案内レール部を介して
    上記黒板またはホワイトボードの一辺に沿つて筆
    記面上に近接して移動させる読取ヘツド駆動部
    と、 上記読取ヘツド部から出力される読取信号に従
    つて記録紙上に情報を記録する記録部とを有し、 上記読取ヘツド部を上記黒板またはホワイトボ
    ードの一辺に沿つて移動させるとともに上記読取
    ヘツド部から出力される読取信号に従つて上記黒
    板またはホワイトボードの板状の筆記面上の情報
    を記録紙上に縮小して記録する ことを特徴とする黒板またはホワイトボードの記
    録装置。
JP1989050899U 1989-04-28 1989-04-28 Expired JPH0446956Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50141330A (ja) * 1974-04-30 1975-11-13
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