JPH0446815Y2 - - Google Patents

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JPH0446815Y2
JPH0446815Y2 JP14466389U JP14466389U JPH0446815Y2 JP H0446815 Y2 JPH0446815 Y2 JP H0446815Y2 JP 14466389 U JP14466389 U JP 14466389U JP 14466389 U JP14466389 U JP 14466389U JP H0446815 Y2 JPH0446815 Y2 JP H0446815Y2
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JP
Japan
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photocatalyst
photocatalysts
spherical
oil
case
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JP14466389U
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JPH0383632U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、油の劣化防止や水の赤サビ防止に用
いられる光触媒を収納する為のケースに関し、更
に詳細には、球状の光触媒を効率良く、且つ、反
応容器の形状変化に対応できるようにした光触媒
用ケースに関する。 (従来の技術) 光照射下で反応を促進させる光触媒が最近注目
されており、本考案者もこれをフライ、揚げ物等
調理用油の酸化防止や水の赤サビ防止に用いる実
験を行ない優れた成果を挙げている。 ところで、この光触媒として最も多用されてい
るのは、Ptを担持させたTiO2粉末を球状体の表
面に処理したもので、それは、Ptを担持させた
TiO2粉末が光照射によつて励起され易く、球状
とすれば表面積が大きく、反応効率を向上させる
ことができるからである。 しかし、この球状体は従来はそのまま投入する
か、又は、壁面に孔を散在させた円筒形のカラム
内に詰め込んでいるのが現状で、これでは、例え
ばフライ、揚げ物をする際に、そのままでは油容
器内で転がつて調理の邪魔になつてしまい、又、
カラムでは塊となつて更に邪魔ものとなつてしま
う。又、球状体をバラバラに散在させることは、
TiO2粉末が一種の半導体であり相互に接触させ
た方が光電池としてより効果を発揮するのに、こ
れに反するという欠点を有している。 (考案の解決しようとする課題) 本考案は上記欠点を解消しようとしてなされた
もので、光触媒の効率を向上させ、且つ、使用の
際に便宜な触媒ケースの形態を開発しようとした
ものである。 (課題を解決するための手段) 本案光触媒用ケースは、球状体の光触媒を複数
個収納可能で一定間隔保持のコイルバネ状に胴体
部を形成し、該胴体部の両端に内側に向けて光触
媒を圧接する為の内バネと外側に係着手段を施し
た側面部を設け、該光触媒の間に中央に孔を有し
て接触状態を維持しつつ容器壁に吸着可能な磁石
を介設したことを特徴として構成される。 (作用) 一定間隔を置いたコイルバネ状に形成した胴体
が弾性を保持し、及び、該胴体部の端部に設けた
内バネが内側に付勢力を持つことにより、球状の
光触媒は互いに圧接状態となり、光電池として効
率良く触媒機能を発揮する。 又、螺旋状に巻設して弾性を保持した胴体部
は、例えば調理用鍋底が湾曲している場合等に、
それに沿つて弾性変形が可能で、料理の邪魔にな
らないように作用する。 光触媒の間に中央に孔を有した磁石は、触媒相
互の接触状態を維持しつつ、容器壁に吸着してケ
ースを軽く固定する。 (実施例) 本案ケースの側断面図を描いた第1図におい
て、1が球状の光触媒で、アルミナの球体表面に
Ptを担持させたTiO2を焼き付け処理してある。 2が、該光触媒1を数個並べたものを収納させ
る胴体部で、その螺旋の間隔aを適当値に保つて
圧縮力が加わるようコイルバネ状に形成し、光触
媒1の直径と同等又は若干大き目の直径とする。 3が、左右端面に設ける側面部で、左右両端に
光触媒1を内側に挟圧するよう内バネ3aをコイ
ル、板バネ等の態様で内設し、外側に長尺の胴体
を輪状に包むことができるよう磁石、又はフツク
等の係着手段3bを付与する。 又、4が、該光触媒1の球状体の間に挟設し周
囲の容器に吸着させて固定する為の磁石で、その
形状は光触媒1相互の接触を断つことがないよう
円盤形の内側を漸次肉薄として中央部に孔を穿設
する。 次いで、調理を例に使用方及び作用を説明する
と、鍋に調理油を満たし、揚げ物料理等をする場
合には、その鍋底に球状の光触媒1を詰めた本案
ケースを投入する。 そして、調理を始めて加熱すると、油の温度が
上昇し、その影響を受けて溶存酸素も活性化し、
活性酸素種となつて油を変性させる原因となる
が、光触媒1がその活性酸素種に作用し、これを
触媒表面に吸着させ安定化させる。その作用の詳
細は明らかでないが、Pt及びTiO2に光、熱、磁
界が付与されると、価電子帯から伝導帯に電子が
励起され、伝導帯に正孔が生じ、この電子と正孔
の生成速度が大きいからことから失活することな
く活性が持続し、触媒活性をもたらし、調理用油
など酸素と結合やすい化合物の劣化を防止するこ
とができるものと推定される。 このとき、光触媒1は上記の電荷分離を保つて
光電池としての性質をもつことから、球状の触媒
が一個単独で存在するより互いに接触を保つて並
設させる方が触媒機能上好ましい。従つて、螺旋
の間隔を適当値に保つてバネ作用を有する胴体部
2は、球状触媒を内側に付勢させて互いを圧接状
態にして、上記光電池作用を有利にし、又、側面
部の内側に設けた内バネ3aはこの作用を更に強
める。 胴体部2は、又、調理用の鍋が曲面でできてい
る場合には、弾性変形して曲面に沿つて追随する
ことができ、鍋底が例えばフライパンのような湾
曲したものに使用が便である。 側面部の係着手段3bを用いると、輪状に丸め
ることができ、小さな容器にコンパクトに使用す
る場合に適合する。 更に、球状の触媒の中間に介設した磁石4は、
容器が鉄等の磁性体であれば吸着するので、動き
易い円筒状の触媒ケースを軽く固定させ調理作業
等に不都合を生じさせない。 (試験例) 本案ケース内に光触媒6個を装填させて、これ
を食用油の揚げ物料理に使用した場合の、酸価度
の変化を試験した。その結果は、下表の通りであ
つた。 材料:豆腐3丁を切断したもの 冷凍カニコロツケ 6個 冷凍カキフライ 5個 冷凍イカ天ぷら 2枚 使用油:サラダ油 ナタネ油 揚げ鍋:フライパン 油量:1回に1リツトル 揚げの温度:180±10℃ 光触媒:φ15mmのもの6個
【表】 この結果、ブランク(光触媒を投入していない
もの)と比較して、酸価値の変化が本案光触媒ケ
ースは著しく少なく、油が3倍程度長持ちするこ
とが裏付けられた。 (考案の効果) 以上の構成に基づいて本考案は、球状の光触媒
を螺旋体を用いて相互に接触させながら収納でき
るので触媒としての効率が最も良く、且つ、弾性
変形が自在な形態となる等実用面に優れた効果を
有する。又は、側面部外側に設けた係着手段によ
り輪状に丸めることができるので、使用時にコン
パクト化させることができる。更に、球状の触媒
の間に設けた磁石により軽く容器に固定され、容
器が揺動する場合にも移動を素子することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
本案光触媒ケースの縦断側面図、第2図は光触媒
間にもうけた磁石の一部拡大側面図、第3図は輪
状に丸めた状態の平面図。 1……光触媒、2……胴体部、3……側面部、
3a……内バネ、3b……係着手段、4……磁
石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 球状体の光触媒を複数個収納可能で一定間隔保
    持のコイルバネ状に胴体部を形成し、該胴体部の
    両端に内側に向けて光触媒を圧接する為の内バネ
    と外側に係着手段を施した側面部を設け、該光触
    媒の間に中央に孔を有して接触状態を維持しつつ
    容器壁に吸着可能な磁石を介設したことを特徴と
    する光触媒用ケース。
JP14466389U 1989-12-15 1989-12-15 Expired JPH0446815Y2 (ja)

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JP14466389U JPH0446815Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15

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JP14466389U JPH0446815Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15

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JPH0383632U JPH0383632U (ja) 1991-08-26
JPH0446815Y2 true JPH0446815Y2 (ja) 1992-11-05

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JP14466389U Expired JPH0446815Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15

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JP2005112912A (ja) * 2003-10-03 2005-04-28 Makoto Shimizu 油脂の劣化抑制器、及び劣化抑制装置

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JPH0383632U (ja) 1991-08-26

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