JPH0446651A - タービン翼の製造方法 - Google Patents
タービン翼の製造方法Info
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- JPH0446651A JPH0446651A JP15167490A JP15167490A JPH0446651A JP H0446651 A JPH0446651 A JP H0446651A JP 15167490 A JP15167490 A JP 15167490A JP 15167490 A JP15167490 A JP 15167490A JP H0446651 A JPH0446651 A JP H0446651A
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 32
- 238000005242 forging Methods 0.000 claims abstract description 28
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 abstract description 3
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- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、三次元形状に複雑に捩れたタービン翼を鍛造
により製造する方法に関する。
により製造する方法に関する。
(従来の技術)
三次元に複雑にねじれたタービン翼を鍛造により製造す
る場合、次の技術が今まで採用されている。
る場合、次の技術が今まで採用されている。
そのひとつは(従来例の1)、軸対称の荒地から捩れを
有するブレード形状に鍛造していた。この従来法は、素
材を金型にセツティングする時、安定して固定されず、
転がり等により最適な素材セット位置からずれて鍛造さ
れ、形状不良となる。
有するブレード形状に鍛造していた。この従来法は、素
材を金型にセツティングする時、安定して固定されず、
転がり等により最適な素材セット位置からずれて鍛造さ
れ、形状不良となる。
そのため一般にはある程度の余肉を付与し、機械加工等
によって手入れをしている。
によって手入れをしている。
他のもうひとつの技術(従来例の2)は、ねじれのない
状態で鍛造し、その後ねじれ加工を行なう手段である(
特開昭63−24118号参照)。
状態で鍛造し、その後ねじれ加工を行なう手段である(
特開昭63−24118号参照)。
(発明が解決しようとする課題)
前述した従来例の2は、従来例の1の問題点を解消する
ことができるものの、製造工程が鍛造とその後のねじれ
加工という多くな工程を要し、コストが増大する。
ことができるものの、製造工程が鍛造とその後のねじれ
加工という多くな工程を要し、コストが増大する。
このため、鍛造型の型面(キャビティ)を、ねじれの状
態にしておき、これに型鍛造すると、素材がセット時に
転がる等の問題はさけられない。
態にしておき、これに型鍛造すると、素材がセット時に
転がる等の問題はさけられない。
本発明は、前述した従来例の1および2の問題点を解決
することが目的である。
することが目的である。
(課題を解決するための手段)
本発明は、三次元形状に複雑に捩れたタービン翼を鍛造
により製造する方法において、前述の目的を達成するた
めに次の技術的手段を講じている。
により製造する方法において、前述の目的を達成するた
めに次の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明は、素材13の少なくとも一端に被係
合部18を形成し、該被係合部18を金型1に形成した
係合部17に係脱自在に係合させて前記素材13を金型
正規位置に保持し、その後の鍛造中において前記被係合
部18は鍛造変形を与えずに素材13の軸方向に変位自
在とされて素材13を金型1,7で三次元形状に鍛造す
ることを特徴とするものである。
合部18を形成し、該被係合部18を金型1に形成した
係合部17に係脱自在に係合させて前記素材13を金型
正規位置に保持し、その後の鍛造中において前記被係合
部18は鍛造変形を与えずに素材13の軸方向に変位自
在とされて素材13を金型1,7で三次元形状に鍛造す
ることを特徴とするものである。
(作 用)
本発明によれば、素材13の被係合部18を金型1の係
合部17に係合する(第7図参照)。
合部17に係合する(第7図参照)。
このセット状態は第6図で示す如く金型1の型面2に対
して正規の位置Aであり、被係合部18が係合部17に
係合されているので正規位置Aから不正規位置Bへの素
材13の転勤が防止される。
して正規の位置Aであり、被係合部18が係合部17に
係合されているので正規位置Aから不正規位置Bへの素
材13の転勤が防止される。
次に、鍛造工程に移行するが、この鍛造において被係合
部18には鍛造変形は付与されず素材13の軸方向(長
手方向)に変位自在であることから、鍛造圧縮によって
素材13における材料の流れは軸方向フリーとなり、こ
こに、軸方向に伸展されて屈折等することはなくなる。
部18には鍛造変形は付与されず素材13の軸方向(長
手方向)に変位自在であることから、鍛造圧縮によって
素材13における材料の流れは軸方向フリーとなり、こ
こに、軸方向に伸展されて屈折等することはなくなる。
(実施例)
第1図は、本発明に使用する精密鍛造装置を示しており
、この第1図において、1は下金型で、三次元形状をし
た型面2を有し、ヒータプレート3、断熱盤4等を介し
て下部支持金型5上に配置しており、ヒータプレート3
にはシースヒータ6を有する。
、この第1図において、1は下金型で、三次元形状をし
た型面2を有し、ヒータプレート3、断熱盤4等を介し
て下部支持金型5上に配置しており、ヒータプレート3
にはシースヒータ6を有する。
7は上金型で、三次元形状をした型面8を有し、ヒータ
プレート9、断熱盤10等を介して上部支持金型11に
配置されており、ヒータプレート9にはシースヒータ1
2を有する。
プレート9、断熱盤10等を介して上部支持金型11に
配置されており、ヒータプレート9にはシースヒータ1
2を有する。
ここで、上下型面2,8は互いに型合せされて鍛造材(
素材)13を三次元形状に捩れたキャビティを構成する
。
素材)13を三次元形状に捩れたキャビティを構成する
。
なお、14はバットヒータ14Aを有する下金型側面、
15はバットヒータ16を有する上金型側面である。
15はバットヒータ16を有する上金型側面である。
下金型1には第2図、第3図、第7図で示すように、型
面2の正規位置に素材13をセットするための溝形状と
された係合部17が形成してあり、この係合部17に、
素材13の一端に形成した被係合部18が嵌合される。
面2の正規位置に素材13をセットするための溝形状と
された係合部17が形成してあり、この係合部17に、
素材13の一端に形成した被係合部18が嵌合される。
すなわち、素材13は翼長約200閣をもつTi合金(
Ti−6AI−40)類ブレードで、断面直径と軸長比
が1=20程度の細長い形状であり、翼根部13Aと真
先部13Bとはいずれも余肉をつけない体積配分とされ
ていて、その真先部13Bに、角柱形又は円柱形の被係
合部18が形成されている。
Ti−6AI−40)類ブレードで、断面直径と軸長比
が1=20程度の細長い形状であり、翼根部13Aと真
先部13Bとはいずれも余肉をつけない体積配分とされ
ていて、その真先部13Bに、角柱形又は円柱形の被係
合部18が形成されている。
而して、前述形状の素材13は、予かじめ920°C程
度に加熱された状態で第7図で示す如く下金型1の型面
2にセットされるが、この際、被係合部18が係合部1
7に嵌め入れられて第6図に示す正規位置Aにセットさ
れる。
度に加熱された状態で第7図で示す如く下金型1の型面
2にセットされるが、この際、被係合部18が係合部1
7に嵌め入れられて第6図に示す正規位置Aにセットさ
れる。
ここで、被係合部■8は係合部17に対して素材13が
型面2上で第6図の不正規位置Bに転動しないように係
合されるとともに、係合部17に対して被係合部18が
軸方向に変位可能に係合される。
型面2上で第6図の不正規位置Bに転動しないように係
合されるとともに、係合部17に対して被係合部18が
軸方向に変位可能に係合される。
上述のように、下金型1における型面2上の正規位置A
に素材13をセットした後に、上金型7を降下させて型
締めし、定歪速度(I Xl0−”/、 )で鍛造工程
に移行する。なお、この鍛造中において各ヒータ類で金
型は約920°Cに加熱保持されている。
に素材13をセットした後に、上金型7を降下させて型
締めし、定歪速度(I Xl0−”/、 )で鍛造工程
に移行する。なお、この鍛造中において各ヒータ類で金
型は約920°Cに加熱保持されている。
この鍛造工程において、被係合部18は係合部17に嵌
入れられており、係合部17に対する上金型7の対応部
分が凹部19とされていることから、該被係合部18は
鍛造変形を受けることがなく、しかも鍛造中にあっても
素材13は正規位置Aに支持されたままである。
入れられており、係合部17に対する上金型7の対応部
分が凹部19とされていることから、該被係合部18は
鍛造変形を受けることがなく、しかも鍛造中にあっても
素材13は正規位置Aに支持されたままである。
一方、鍛造が進行するに従って素材13はキャビティに
流動して三次元形状に鍛造されるが、この際、被係合部
18は係合部17に対して軸方向には拘束されておらず
変位自在であることから、軸方向にフリーとなって鍛造
品に湾曲現象を招くことなく、複雑な三次元形状に1工
程で鍛造できる。
流動して三次元形状に鍛造されるが、この際、被係合部
18は係合部17に対して軸方向には拘束されておらず
変位自在であることから、軸方向にフリーとなって鍛造
品に湾曲現象を招くことなく、複雑な三次元形状に1工
程で鍛造できる。
なお、上述した実施例では、係合部17は下金型1の縁
部に一体形成したものを示しているが、係合部17を有
する治具を別途作成して、これを下金型1に着脱固定自
在にしたものであってもよい。
部に一体形成したものを示しているが、係合部17を有
する治具を別途作成して、これを下金型1に着脱固定自
在にしたものであってもよい。
(発明の効果)
本発明は以上の通りであり、本発明によれば、金型の正
規位置にセットされた素材は、該素材の被係合部と金型
の係合部との協働で正規位置を維持して転がるようなこ
とがない。
規位置にセットされた素材は、該素材の被係合部と金型
の係合部との協働で正規位置を維持して転がるようなこ
とがない。
また、素材は金型の正規位置に鍛造中によっても維持さ
れ、鍛造に際して素材の軸方向(長手方向)の伸びが開
放され、鍛造製品の座屈を防止できる。
れ、鍛造に際して素材の軸方向(長手方向)の伸びが開
放され、鍛造製品の座屈を防止できる。
従って、本発明によれば、1度の鍛造によって三次元形
状に複雑に捩れたタービン翼の製造において有益である
。
状に複雑に捩れたタービン翼の製造において有益である
。
図面は本発明に使用する装置を示し、第1図は精密鍛造
金型の立面断面図、第2図は同下金型の平面図、第3図
は同下金型の側面図、第4図は上金型の底面図、第5図
は同上金型の側面図、第6図は素材の下金型セット状態
の断面図、第7図は同じく斜視図である。 1・・・下金型、2・・・型面、7・・・上金型、8・
・・型面、13・・・素材、17・・・係合部、18・
・・被係合部。 特許出願人 工業技術院長杉浦 賢
金型の立面断面図、第2図は同下金型の平面図、第3図
は同下金型の側面図、第4図は上金型の底面図、第5図
は同上金型の側面図、第6図は素材の下金型セット状態
の断面図、第7図は同じく斜視図である。 1・・・下金型、2・・・型面、7・・・上金型、8・
・・型面、13・・・素材、17・・・係合部、18・
・・被係合部。 特許出願人 工業技術院長杉浦 賢
Claims (1)
- (1)三次元形状に複雑に捩れたタービン翼を鍛造によ
り製造する方法において、 素材(13)の少なくとも一端に被係合部(18)を形
成し、該被係合部(18)を金型(1)に形成した係合
部(17)に係脱自在に係合させて前記素材(13)を
金型正規位置に保持し、その後の鍛造中において前記被
係合部(18)は鍛造変形を与えずに素材(13)の軸
方向に変位自在とされて素材(13)を金型(1)(7
)で三次元形状に鍛造することを特徴とするタービン翼
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2151674A JPH0620578B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | タービン翼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2151674A JPH0620578B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | タービン翼の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0446651A true JPH0446651A (ja) | 1992-02-17 |
JPH0620578B2 JPH0620578B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=15523769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2151674A Expired - Lifetime JPH0620578B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | タービン翼の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620578B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104308058A (zh) * | 2014-11-07 | 2015-01-28 | 沈阳黎明航空发动机(集团)有限责任公司 | 一种钛合金叶片锻造成形的方法 |
WO2015050013A1 (ja) * | 2013-10-01 | 2015-04-09 | 日立金属株式会社 | タービンブレード用予備成形体及びタービンブレードの製造方法 |
CN105290285A (zh) * | 2015-11-20 | 2016-02-03 | 沈阳黎明航空发动机(集团)有限责任公司 | 一种叶片锻件直接挤压成形的制造方法 |
-
1990
- 1990-06-12 JP JP2151674A patent/JPH0620578B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015050013A1 (ja) * | 2013-10-01 | 2015-04-09 | 日立金属株式会社 | タービンブレード用予備成形体及びタービンブレードの製造方法 |
JPWO2015050013A1 (ja) * | 2013-10-01 | 2017-03-09 | 日立金属株式会社 | タービンブレード用予備成形体及びタービンブレードの製造方法 |
CN104308058A (zh) * | 2014-11-07 | 2015-01-28 | 沈阳黎明航空发动机(集团)有限责任公司 | 一种钛合金叶片锻造成形的方法 |
CN105290285A (zh) * | 2015-11-20 | 2016-02-03 | 沈阳黎明航空发动机(集团)有限责任公司 | 一种叶片锻件直接挤压成形的制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0620578B2 (ja) | 1994-03-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |