JPH0446607Y2 - - Google Patents

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JPH0446607Y2
JPH0446607Y2 JP17129688U JP17129688U JPH0446607Y2 JP H0446607 Y2 JPH0446607 Y2 JP H0446607Y2 JP 17129688 U JP17129688 U JP 17129688U JP 17129688 U JP17129688 U JP 17129688U JP H0446607 Y2 JPH0446607 Y2 JP H0446607Y2
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armrest
rod
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hole
chair
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高さ調節可能な椅子の肘掛け装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来、着座者の座高に応じて高さ調節可能とな
した椅子の肘掛け装置は各種提供されており、例
えば、実公昭63−130号公報にて開示される如く、
肘掛けを支持する支持杆を2支杆に分割し、一方
の支杆の端部に所定間隔を設けて上下に複数の係
合孔を設け、該係合孔をそれぞれ小幅の連結孔で
連通した調節板を突設し、該調節板を他方の支杆
の端部に設けた案内孔に上下スライド可能に内嵌
するとともに、該支杆の側方にノブを突出状態で
設け且つ該ノブに前記係合孔に係合する大径部と
連結孔を通過し得る小径部を段部を設けて形成し
た調節軸を連結し、ノブを圧縮ばねにて大径部が
係合孔に係合する方向に弾性付勢してなる肘掛け
の高さ調節装置は開示されるが、操作レバーであ
るノブが支持杆の側方に突出しているので、着座
者又は第三者が不用意に該ノブに触れて、ロツク
が解除されて肘掛けの高さが変化するといつた問
題があるとともに、操作レバーが目立つて外観性
を損なう要因にもなつていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとする
ところは、着座状態で容易に高さを調節できると
ともに、使用中に不用意に操作レバーに触れてロ
ツクが解除され、肘掛けの高さが変化する恐れが
なく、しかも外観性に優れた椅子の肘掛け装置を
提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前述の課題解決の為に、椅子の両側
に立設した支持杆上端部の上方開放した慴動孔
に、肘掛けの略水平な肘掛け部に下設した案内杆
を上下スライド可能に嵌挿するとともに、該慴動
孔の内面一側に上下方向へ所定間隔を隔てて複数
の係止孔を形成し、前記肘掛け部の下面に基端部
を該肘掛け部内に水平な支軸にて枢支した操作レ
バーの操作部を臨ませるとともに、該操作レバー
の基端部に延設した垂直片と前記案内杆に長さ方
向中間部を水平な支軸にて回動可能に枢支して略
垂直に配した係止杆の上端を連結杆によりリンク
連結し、該係止杆の下端に形成した爪片を前記係
止孔に係合する方向に弾性付勢してなり、支持杆
に対して肘掛けを高さ調節可能となした椅子の肘
掛け装置を構成した。
〔作用〕
以上の如き内容からなる本考案の椅子の肘掛け
装置は、肘掛け部を上下から握つて、該肘掛け部
の下面に臨ませた操作レバーの操作部を指で押す
ことにより、基端部を該肘掛け部内に水平な支軸
にて枢支した該操作レバーは弾性付勢力に抗して
垂直片が傾倒し、該垂直片に連結杆にてリンク連
結された係止杆の上端部は同じ方向に傾倒し、そ
の結果該係止杆の下端に形成した爪片が支持杆の
慴動孔内面に形成した係止孔から抜けて嵌合係止
状態は解除され、この状態で肘掛け部を持ち上げ
又は押し下げることにより、椅子の両側に立設し
た支持杆上端部の上方開放した慴動孔に上下スラ
イド可能に嵌挿した前記案内杆は上下に変位し、
肘掛け部が所望高さになつた時点で、前記係止杆
の爪片と他の係止孔位置が一致した状態又は一致
する前に前記操作部から指を離すことにより、係
止杆は弾性付勢力により支軸を中心に回転復元し
下端の爪片が前記係止孔に係合し、又は慴動孔内
面に当接した状態で肘掛けを上下に変位させるこ
とにより最寄りの係止孔に係合し、支持杆に対す
る肘掛けの上下移動を規制して肘掛け部を所望高
さに設定するものである。
〔実施例〕
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考
案の詳細を説明する。
第1図及び第2図は本考案の代表的実施例を示
し、図中1は支持杆、2は該支持杆1に上下スラ
イド可能に連結される肘掛け、3は該肘掛け2を
高さ調節する際の操作レバーをそれぞれ示してい
る。
支持杆1は、第3図に示すように椅子Aの座板
4の両側に立設するアーム5の上端部に上方開放
した連結孔6を有する連結管7を一部埋設して固
着するとともに、該連結管7の連結孔6内に上方
から断面四角形の上方開放した慴動孔8を有する
スライダー杆9を内嵌して、前記アーム5に一体
的に固着し、また該慴動孔8の一側内面、好まし
くは前方側内面の上下方向へ所定間隔を隔てて複
数の係止孔10、…を穿設し、また前記スライダ
ー杆9の肉厚が薄い場合には該係止孔10と対応
する位置にも同様の係止孔10を形成し、あたか
も一体的な所定深さの係止孔となしている。尚、
本実施例では係止孔10を穿設したが、凹陥部で
も同様の作用効果を有するものである。ここで、
前記アーム5は金属性の補強杆11を硬発泡ウレ
タンで外被したもので、その上縁には後述の蛇腹
12の一端を係合する凹溝13を周設している。
尚、前記連結管7はアーム5の補強杆11に溶接
すればより強固であり、また該連結管7とスライ
ダー杆9の連結は、ビス止め、接着又は一方の部
材に突設したダボを他方の部材に穿設した孔又は
凹所に抜け止め嵌合して一体的に連結するものと
する。その上、該スライダー杆9は、連結管7が
低摩擦性を有し該連結管7で十分な慴動案内がで
きるならば、省略することも、その性質上考慮す
べきものである。
肘掛け2は、断面略コ字形のチヤンネル部材1
4をその両側板15,15で形成されるチヤンネ
ル溝16を下方へ開口して略水平に配し、該チヤ
ンネル部材14の一側、本実施例では後方位置に
中空の案内杆17を溶接等により固定して略垂直
に下設し、該チヤンネル部材14及び案内杆17
の上部を硬発泡ウレタンで外被して、その水平部
を肘掛け部18となし、そして前記案内杆17を
前記スライダー杆9の慴動孔8内にスライド可能
に嵌挿し得るようになしたものである。また、前
記案内杆17に外覆した硬発泡ウレタンの下端縁
に前記蛇腹12の上端を係合する凹溝13′を形
成している。尚、該蛇腹12は合成ゴム又は軟質
合成樹脂製で、肘掛け2を上方へ移動させた際に
露出する案内杆17及び連結管7を被覆して外観
性を向上させている。
前記支持杆1に対して肘掛け2を上下高さを調
節するとともに、設定高さを保持する機構部は、
前記操作レバー3と、案内杆17に配する係止杆
19及び該操作レバー3と係止杆19をリンク連
結する連結杆20で構成される。該操作レバー3
は、ブロツク状の操作部21を設け、該操作部2
1を前記肘掛け部18の下面に形成したチヤンネ
ル溝16と連通する開口22から下方に臨ませて
配した状態で、基端部、本実施例では前端側を水
平な支軸23にて前記チヤンネル部材14の両側
板15,15間前部に回動可能に枢支するととも
に、該基端部から上方へ垂直片24を延設してい
る。また、前記係止杆19は、前記案内杆17内
に略垂直状態に配し、長さ方向中間部を水平な支
軸25にて回動可能に枢支し、下端には前記係止
孔10に係合する爪片26を略直角に前方へ折曲
形成したもので、該爪片26を案内杆17の側面
に開設した孔17′から外方へ突出させるか又は
断面コ字形に形成した案内杆17の開口縁から突
出させている。更に、長尺の連結杆20の両端を
ピン27,27でそれぞれ前記操作レバー3の垂
直片24上端及び前記係止杆19の上端にヒンジ
連結している。そして、前記チヤンネル部材14
の両側板15,15間で、前記連結杆20より下
方位置に架設した支持板28に板ばね29の一端
を固定し、他端を前記操作部21の上縁に押圧当
接して、該操作部21を下方に弾性付勢し、即ち
前記第1図において連結杆20を右方向へ移動
し、前記係止杆19の爪片26が前記支持杆1の
係止孔10に係合する方向に弾性付勢している。
尚、前記係止孔10を貫通孔とした場合には、前
記板ばね29による弾性付勢力により、前記爪片
26が必要以上に挿入されないように、前記連結
杆20の適所に長さ方向の長孔30を形成し、前
記爪片26が係止孔10に所定長さだけ係合した
状態で、該長孔30の前内縁に当接するチヤンネ
ル部材14の両側板15,15の位置に規制ピン
31を架設している。
しかして、前記肘掛け2の高さを調節するに
は、肘掛け部18を上下から握つて、該肘掛け部
18の下面に臨ませた操作レバー3の操作部21
を指で押すことにより、基端部を該肘掛け部18
内に水平な支軸23にて枢支した該操作レバー3
はチヤンネル部材14の両側板15,15間に架
設した支持板28と操作部21間に介在させた板
ばね29による弾性付勢力に抗して垂直片24が
前方へ傾倒し、該垂直片24に連結杆20にてリ
ンク連結された係止杆19の上端部は同じ方向に
傾倒し、その結果該係止杆19の下端に形成した
爪片26が支持杆1の慴動孔8内面に形成した係
止孔10から抜けて嵌合係止状態は解除され、こ
の状態で肘掛け部18を持ち上げ又は押し下げる
ことにより、椅子の両側に立設した支持杆1上端
部の上方開放した慴動孔8に上下スライド可能に
嵌挿した前記案内杆17は上下に変位し、肘掛け
部18が所望高さになつた時点で、前記係止杆1
9の爪片26と他の係止孔10の位置が一致した
状態又は一致する前に前記操作部21から指を離
すことにより、係止杆19は前記板ばね29の弾
性付勢力により支軸25を中心に回転復元し下端
の爪片26が前記係止孔10に係合し、又は慴動
孔8の内面に当接した状態で肘掛け2を上下に変
位させることにより最寄りの係止孔10に係合
し、支持杆1に対する肘掛け2の上下移動を規制
して肘掛け部18を所望高さに設定するものであ
る。尚、前記案内杆17の適所と支持杆1の慴動
孔8内適所好ましくは下面間に圧縮コイルばねを
取付れば、前記操作レバー3の操作部21を押上
げて、先端の爪片26を係止孔10から脱却した
状態で、該圧縮コイルばねの弾性反発力により肘
掛け部18は特に持ち上げなくても上昇するよう
になすことが可能である。
〔考案の効果〕
以上にしてなる本考案の椅子の肘掛け装置によ
れば、肘掛け部の下面に操作レバーの操作部を下
方へ臨ませて設けたことにより、椅子座板の両側
に立設した支持杆に対する肘掛け部の高さ調節を
行う際には、該肘掛け部を上下から握つて、指で
操作部を押圧して、操作レバーの垂直片にヒンジ
連結した係止杆の爪片が支持杆の慴動孔内面に穿
設した係止孔に嵌合係止したロツク状態を解除す
ることができるとともに、該肘掛け部を持ち上げ
又は押し下げて所望高さに設定でき、そしてその
状態で指を操作部から離すだけで、再びロツク状
態となすことができ、この一連の操作に際して肘
掛け部及び操作レバーを持ち替える必要がなくワ
ンタツチで極めて簡単に行うことができる。ま
た、操作レバーの操作部を肘掛け部の下面に下方
へ臨ませたので、該操作レバーが目立ち難く外観
性に優れたものとなすことができる。
そして、高さ位置の設定は支持杆の上端部の慴
動孔内に穿設した係止孔と該慴動孔内に上下スラ
イド可能に嵌挿する案内杆に設けた係止杆の爪片
との嵌合係止により行うので、肘掛け部に大きな
応力がかかつてもその状態を確実に保持できるの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の代表的実施例を示す要部の縦
断側面図、第2図は同じく縦断背面図、第3図は
本考案の肘掛け装置を装着した椅子の側面図であ
る。 A……椅子、1……支持杆、2……肘掛け、3
……操作レバー、4……座板、5……アーム、6
……連結孔、7……連結管、8……慴動孔、9…
…スライダー杆、10……係止孔、11……補強
杆、12……蛇腹、13……凹溝、14……チヤ
ンネル部材、15……側板、16……チヤンネル
溝、17……案内杆、18……肘掛け部、19…
…係止杆、20……連結杆、21……操作部、2
2……開口、23……支軸、24……垂直片、2
5……支軸、26……爪片、27……ピン、28
……支持板、29……板ばね、30……長孔、3
1……規制ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 椅子の両側に立設した支持杆上端部の上方開放
    した慴動孔に、肘掛けの略水平な肘掛け部に下設
    した案内杆を上下スライド可能に嵌挿するととも
    に、該慴動孔の内面一側に上下方向へ所定間隔を
    隔てて複数の係止孔を形成し、前記肘掛け部の下
    面に基端部を該肘掛け部内に水平な支軸にて枢支
    した操作レバーの操作部を臨ませるとともに、該
    操作レバーの基端部に延設した垂直片と前記案内
    杆に長さ方向中間部を水平な支軸にて回動可能に
    枢支して略垂直に配した係止杆の上端を連結杆に
    よりリンク連結し、該係止杆の下端に形成した爪
    片を前記係止孔に係合する方向に弾性付勢してな
    り、支持杆に対して肘掛けを高さ調節可能となし
    たことを特徴とする椅子の肘掛け装置。
JP17129688U 1988-12-27 1988-12-27 Expired JPH0446607Y2 (ja)

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JP17129688U JPH0446607Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27

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JPH0288561U JPH0288561U (ja) 1990-07-13
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JP17129688U Expired JPH0446607Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6471404B2 (ja) * 2013-06-20 2019-02-20 アイシン精機株式会社 トイレ用手すり
JP5733651B1 (ja) * 2014-05-15 2015-06-10 及樺實業股▲分▼有限公司 肘掛け昇降機構

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