JPH0446188Y2 - - Google Patents

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JPH0446188Y2
JPH0446188Y2 JP1983144627U JP14462783U JPH0446188Y2 JP H0446188 Y2 JPH0446188 Y2 JP H0446188Y2 JP 1983144627 U JP1983144627 U JP 1983144627U JP 14462783 U JP14462783 U JP 14462783U JP H0446188 Y2 JPH0446188 Y2 JP H0446188Y2
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tire
indicator
air pressure
cylindrical body
valve
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、タイヤバルブ等自動車用タイヤに取
付けられる空気圧バルブの機能を備え、自動車用
タイヤの空気圧を表示するバルブ一体型の空気圧
インジケータに関する。
(従来技術) バルブ一体型の空気圧インジケータとしては、
従来特開昭57−73279号公報にて示された形式の
空気圧インジケータがある。かかる空気圧インジ
ケータは、車輪のリムに気密的に取付けられる段
付筒状の本体と、同本体の内孔内に嵌挿されて同
本体の段部に設けた環状の弁座に着脱してタイヤ
内と同本体の内孔内とを断続するポペツト部材
と、前記本体の内孔内に介装されて前記ポペツト
部材を前記弁座から離間する方向へ付勢する圧縮
スプリングと、前記本体の内孔内に気密的かつ軸
方向へ摺動可能に嵌挿されたロツド状の段付ピス
トンを主要構成部材としている。しかして、この
空気圧インジケータにおいては、タイヤ内の空気
圧が正常状態にあるとき同空気圧の作用にりポペ
ツト部材が圧縮スプリングに抗して弁座に着座
し、筒状本体の内孔内とタイヤ内との連通を遮断
してタイヤ内空気の洩れを防止している。また、
タイヤ内の空気圧が所定圧以下に低下すると、圧
縮スプリングの付勢力が上記空気圧に打勝つてポ
ペツト部材を弁座から離間させ、本体の内孔内と
タイヤ内とを連通させてタイヤ内の空気圧をピス
トンに作用させる。これにより、ピストンは軸方
向へ摺動してその一端部が本体の一端から外部へ
突出し、タイヤ内の空気圧が所定圧以下に低下し
たことを表示する。この際、本体の内孔内はピス
トンの外周に設けられて同内孔周癖に摺動するO
リング等シール部材により気密的に保持され、タ
イヤ内空気の洩れが防止される。また、本体の内
孔内への外部物の侵入はピストンの外周に設けた
他のシール部材により阻止される。
(考案が解決しようとする課題) このように、かかる空気圧インジケータにおい
ては、シール部が複数箇所に存在し、かつ主要な
シール部の1つがピストンの摺動部に存在するた
め、シール機能の信頼性がかならずしも十分とは
いえない。
本考案は下記形式のバルブ一体型の空気圧イン
ジケータ、すなわち、車輪のリムを貫通して同リ
ムに気密的に取り付けられて底部がタイヤ内に臨
む筒体と、同筒体の外端部に取り外し可能に取り
付けられて同筒体の外端開口部を覆蓋するキヤツ
プと、前記筒体内に軸方向へ移動可能に嵌挿され
たインジケータロツドと、前記筒体内に配設され
て同筒体の外端開口部側から前記タイヤ側への圧
力空気の流動のみを許容する逆止機構と、前記筒
体内に配設されて前記インジケータロツドを支承
し前記タイヤ内空気圧により変形して前記インジ
ケータロツドを軸方向へ移動させるベローズを備
え、前記インジケータロツドの移動量を外部から
視認し得るように構成してなる形式のバルブ一体
型の空気圧インジケータに着目し、当該形式の空
気圧インジケータおいて上記した課題を解決する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記した形式のバルブ一体型の空気圧
インジケータにおいて、前記逆止弁機構を前記筒
体の底部側に設けた環状の弁座と、同弁座より前
記筒体の底部側に配置されて同弁座に対向し前記
タイヤ内空気圧の作用により同弁座に離間可能に
座着する環状の弁体とにより構成し、かつ前記ベ
ローズを前記逆止弁機構を構成する弁体と一体に
して同ベローズにて前記インジケータロツドの内
端を支承したことを特徴とするものである。
(考案の作用・効果) かかる構成の空気圧インジケータにおいては、
タイヤ内空気圧をベローズに作用させて同ベロー
ズと一体の弁体を筒体に設けた弁座に確実に着座
させ、タイヤ内と外部との連通を遮断させること
ができるとともに、ベローズの軸方向の変形をイ
ンジケータロツドに伝達して同インジケータロツ
ドを軸方向へ移動させることができる。
従つて、当該空気圧インジケータによれば、タ
イヤ内空気の洩れを防止するシール部を空気圧イ
ンジケータおよび空気圧バルブの両機能を損なう
ことなく1箇所にすることができ、かつ摺動部に
おけるシール部を廃止することができるため、シ
ール機能の信頼性を向上させることができる。
また、当該空気圧インジケータはその構成がコ
ンパクトであり、タイヤ埋め込み型であるバルブ
一体型の空気圧インジケータとして好的である。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する
に、第1図に本考案の第1実施例に係る空気圧イ
ンジケータA1を装着した車輪Bの一部が示され
ている。当該空気圧インジケータA1はタイヤ埋
め込み型のバルブ一体型の空気圧インジケータで
あり、車輪Bのリムb1に貫通して気密的に取付
けられており、その底部がタイヤb2内に臨んで
いる。
当該空気圧インジケータA1は第2図および第
3図に示すように、有底筒状のインジケータ本体
10と、インジケータ本体10内に配設された空
気圧表示機構20aおよび同機構20aと一体的
に設けられた第1逆止弁機構20bと、第2逆止
弁機構30とによつて構成されている。
インジケータ本体10は、段付筒体11と、段
付筒体11の底部側大径部11aおよび中径部1
1bに外嵌されて加硫接着されたゴム等弾性材料
からなる有底の外殻12と、筒体11の外端側小
径部11cに着脱可能に螺着された透明樹脂から
なる筒状のキヤツプ13とにより構成されてい
る。かかるインジケータ本体10において、筒体
11およびこれと一体の外殻12が本考案の筒体
に該当し、キヤツプ13が本考案のキヤツプに該
当する。
かかるインジケータ本体10において、筒体1
1の大径部11aおよび中径部11bの境界段部
には外殻12の底部に向かつて突出する後述する
環状の弁座11dが形成されており、また外殻1
2の底部の略中央部にはインジケータ本体10内
とタイヤ2内とを連通させる通気孔12aが形成
されている。インジケータ本体10は、リムb1
に設けた取付穴に挿通されて、外殻12の外周に
設けた環状の突起部12bと環状の段部12cと
によりリムb1に気密的に取付けられ、外殻12
の大径部12dがタイヤb2内に臨んでいる。
空気圧表示機構20aは、筒体11の内孔内に
軸方向へ移動可能に嵌挿された段付きのインジケ
ータロツド21と、インジケータロツド21をイ
ンジケータ本体10の底部側へ付勢する第1圧縮
スプリング22と、インジケータロツド21の内
端に当接してこれを軸方向へ移動させるゴム製の
ベローズ23を主要構成部材としている。ベロー
ズ23は円筒部23aの開口端部に外向きの環状
の弁体23bを備えたもので、その開口端部に嵌
着したエンドキヤツプ24に圧入リング25を介
して固定されている。ベローズ23はこの状態で
所定形状に保持されて、後述する第2逆止弁機構
30を構成するロアキヤツプ31とエンドキヤツ
プ24間に介装した第2圧縮スプリング26およ
びタイヤb2の空気圧にてインジケータロツド2
1側へ付勢されている。これにより、ベローズ2
3はその弁体23bを筒体11に設けた環状の弁
座11dに着座させて、筒体11の大径部11a
内孔と中径部11b内孔との連通を遮断し、かつ
その円筒部23aの頂部をインジケータロツド2
1の内端に当接させている。かかる構成におい
て、筒体11の弁座11d、ベローズ23の弁体
32bおよび第2圧縮スプリング26は第1逆止
弁機構20bを構成し、当該逆止弁機構20bは
本考案の逆止弁機構に該当する。
インジケータロツド21は、筒体11の中径部
11b内孔に介装した第1圧縮スプリング22に
よりベローズ23側へ付勢されてこれと当接し、
ベローズ23の軸方向の変形によりその小径部2
1aが筒体11の小径部11c内孔の外端から出
没するようになつている。インジケータロツド2
1の小径部21aにおける上端部21a′は例えば
緑色等に着色された着色部に形成されていて、キ
ヤツプ13を透して外部から透視可能な表示部に
なつている。なお、インジケータロツド21の軸
方向の移動量は、筒体11の中径部11b内孔内
に嵌着したストツパリング27と中径部11bお
よび小径部11cの境界段部とによつて規制され
る。また、インジケータロツド21に大径部21
bには軸方向へ延びる複数の溝21cが形成され
ている。
第2逆止弁機構30は、筒体11の大径部11
aの外周にその開口部側から嵌合して固着された
ロアキヤツプ31と、その略中央部に設けた小径
の筒部31a内に収容された樹脂製のボール32
と、筒部31aの開口部に嵌着されてボール32
を抜け止めするストツパ33とにより構成されて
いる。筒部31aは外殻12の通気孔12aに対
向して設けられていて、筒部31aおよびストツ
パ33にそれぞれ設けた小径の通気孔31b,3
3aを通してタイヤb2内の空気が筒体11の大
径部11a内孔内に流入する。流入した空気は、
エンドキヤツプ24に設けた小径の通気孔24a
を通してベローズ23の円筒部23a内に流入す
る。この状態で、ベローズ23の破損等によりタ
イヤb2とインジケータ本体10の内孔間に大き
な差圧が生じた場合は、ボール32がロアキヤツ
プ31の通気孔31bを遮閉してタイヤb2内空
気圧の急激な低下を防止する。
このように構成した空気圧インジケータA1に
おいては、タイヤb2内の空気圧が正常な空気圧
を保持している場合、ベローズ23はタイヤb2
内空気により軸方向へ所定量変形し、インジケー
タロツド21を第2図に示すように外端側へ所定
量移動させて、その上端部21a′を筒体11の小
径部11cの外端から突出させている。これによ
り、空気圧表示機構20aはタイヤb2内空気圧
が正常であることを表示している。また、タイヤ
b2内の空気圧が所定圧以上低下した場合には、
これに応じてベローズ23の軸方向への変形量が
減少してインジケータロツド21の軸方向への変
形量が減少してインジケータロツド21を第3図
に示すように筒体11内に埋没させる。これによ
り、空気圧表示機構20aはタイヤb2内空気圧
が正常値より所定圧以上低下していることを表示
する。なお、ベローズ23等の破損によりタイヤ
b2内とインジケータ本体10内に大きな差圧が
生じた場合には、第2逆止弁機構30におけるボ
ール32の作用にてタイヤb2内空気圧の急激な
低下が防止される。
一方、空気圧インジケータA1を通してタイヤ
b2内へ圧力空気を供給する場合には、例えば第
3図に示す状態の空気圧インジケータA1からキ
ヤツプ13を取り外し、筒体11の外端部にコン
プレツサに接続した圧力空気の供給ノズルを装着
して圧力空気を供給する。これにより、圧力空気
は筒体11とインジケータロツド21間を通して
ベローズ23上に流入して第1逆止弁機構20b
を構成するベローズ23の弁体23bを押動して
筒体11の弁座11dから離間させ、弁座11d
および弁体23bの間隙、ロアキヤツプ31およ
びストツパ32の通気孔31b,33a、外殻1
2の通気孔12aを通してタイヤb2内へ流入さ
れる。
ところで、本実施例の空気圧インジケータA1
においてはベローズ23に、筒体11に設けた弁
座11dに対向する弁体23bを設けて、タイヤ
b2内の空気圧と第2圧縮スプリング26との作
用にて弁体23bを弁座11dに着座させている
ので、空気圧バルブの機能を損なうことなく確実
にシールされる。従つて、他のシール部を設ける
必要がなくまたシール部を摺動部に設ける必要が
ないため、シール機能の信頼性を向上させること
ができる。
第4図および第5図には、本考案の第2実施例
および第3実施例に係る空気圧インジケータA
2,A3が示されている。これら両空気圧インジ
ケータA2,A3は、第2圧縮スプリング26を
省略したもので、これらのベローズ23,23の
弁体23b,23bはタイヤb2内空気圧の作用
のみにより筒体11の弁座11dに着座するよう
に構成されている。従つて、タイヤb2内空気圧
が設定圧以下に低下すると、ベローズ23の弁体
23bは第1圧縮スプリング22(第3実施例の
空気圧インジケータA3においては第1,第3圧
縮スプリング22,28)の作用により弁座11
dから大きく離間し、タイヤb2内空気を外部へ
急激に排出させる。このため、タイヤ交換時等タ
イヤb2内空気圧を急激に低下させたい場合に有
効であり、特に第1,第3圧縮スプリング22,
28を採用している空気圧インジケータA3は特
に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る空気圧イン
ジケータを装着した車輪の一部を示す部分断面
図、第2図は同空気圧インジケータのタイヤ内空
気の正常時における拡大断面図、第3図は同タイ
ヤ内空気圧の所定圧低下時における拡大断面図、
第4図は本考案の第2実施例に係る空気圧インジ
ケータの拡大断面図、第5図は本考案の第3実施
例に係るインジケータの拡大断面図である。 符号の説明、A1,A2,A3……空気圧イン
ジケータ、10……インジケータ本体、11d…
…弁座、20a……空気圧表示機構、20b……
第1逆止弁機構、21……インジケータロツド、
22……第1圧縮スプリング、23……ベロー
ズ、23b……弁体、30……第2逆止弁機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輪のリムを貫通して同リムに気密的に取り付
    けられて底部がタイヤ内に臨む筒体と、同筒体の
    外端部に取り外し可能に取り付けられて同筒体の
    外端開口部を覆蓋するキヤツプと、前記筒体内に
    軸方向へ移動可能に嵌挿されたインジケータロツ
    ドと、前記筒体内に配設されて同筒体の外端開口
    部側から前記タイヤ側への圧力空気の流動のみを
    許容する逆止弁機構と、前記筒体内に配設されて
    前記インジケータロツドを支承し前記タイヤ内空
    気圧により変形して前記インジケータロツドを軸
    方向へ移動させるベローズを備え、前記インジケ
    ータロツドの移動量を外部から視認し得るように
    構成してなるバルブ一体型の空気圧インジケータ
    において、前記逆止弁機構を前記筒体の底部側に
    設けた現状の弁座と、同弁座より前記筒体の底部
    側に配置されて同弁座に対向し前記タイヤ内空気
    圧の作用により同弁座に離間可能に着座する環状
    の弁体とにより構成し、かつ前記ベローズを前記
    逆止弁機構を構成する弁体と一体にして同ベロー
    ズにて前記インジケータロツドの内端を支承した
    ことを特徴とするバルブ一体型の空気圧インジケ
    ータ。
JP14462783U 1983-09-19 1983-09-19 バルブ一体型の空気圧インジケ−タ Granted JPS6051445U (ja)

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JPS6051445U JPS6051445U (ja) 1985-04-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5618985Y2 (ja) * 1971-12-25 1981-05-06
JPS58103342U (ja) * 1982-01-07 1983-07-14 太平洋工業株式会社 逆止弁付タイヤ空気圧表示装置

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JPS6051445U (ja) 1985-04-11

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