JPH0445867Y2 - - Google Patents

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JPH0445867Y2
JPH0445867Y2 JP18727687U JP18727687U JPH0445867Y2 JP H0445867 Y2 JPH0445867 Y2 JP H0445867Y2 JP 18727687 U JP18727687 U JP 18727687U JP 18727687 U JP18727687 U JP 18727687U JP H0445867 Y2 JPH0445867 Y2 JP H0445867Y2
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screw
raw material
molten raw
injection
heating cylinder
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、射出成形機において、成形原料を溶
融し、一定量の溶融原料を金型内に射出するため
の射出装置に関する。
(従来の技術) 射出成形機は、原料が流動性を持つように可塑
化させる機能と、金型のキヤビテイ内に一定量の
可塑化された原料を射出する機能とを有してお
り、現在では、スクリユー形式のものが多く使用
されている。
一般にスクリユー形式の射出成形機は、先端に
ノズルが取付けられた加熱筒内にスクリユーを設
け、スクリユーを油圧モータと射出シリンダとに
よつて、回転および往復動可能にしたものであ
る。
そして、その作動としては、ホツパ等から加熱
筒内に供給された成形原料をスクリユーの回転と
加熱とにより、混練させながら可塑化して先端に
移送し、スクリユーの先端部に溶融原料を蓄積さ
せる。つづいて、スクリユーを射出シリンダによ
り前進させ、一回の成形分の溶融原料をノズルか
ら金型のキヤビテイ内に射出する。
また、射出の際に、スクリユーの先端部に蓄積
されている溶融原料の一部が、スクリユーのねじ
溝を通つて逆流するので、通常は、リングバルブ
などの逆止め弁がスクリユーの前部に設けられて
いる。
このリングバルブは、溶融原料が加熱筒の先端
部に蓄積されるときは、溶融原料に押されて前方
に位置して、スクリユーの先端部とねじ溝とを連
通し、射出時には、蓄積されている溶融原料から
圧縮圧力を受け後方に位置して連通を遮断する。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、リングバルブは、射出シリンダ
によりスクリユーが前進するときに生じる原料の
圧縮圧力により、後方に移動して溶融原料の流動
を遮断するように作動するものであるが、溶融原
料の粘度等によつて、作動の遅れが生じる。すな
わち、原料の粘度が高い場合には、リングバルブ
が溶融原料の流動を遮断する時期が早くなり、粘
度が低い場合には、遮断する時期が遅くなる。
そのため、実質的な射出開始となるスクリユー
の位置が一定とならないため、射出量が変わつて
しまい、成形品にバリ、シヨートおよび重量のば
らつき等の成形不良が発生するという問題点があ
つた。
本考案は、以上の問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、射出量を一定にす
ることのできる射出装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決する手段として、加熱筒内
のスクリユーの前部に取付けられ、蓄積時にはス
クリユーの先端部への溶融原料の流動を許容し、
かつ射出時には溶融原料の逆流を防止するリング
バルブと、前記加熱筒の先端に設けられ、金型に
当接して後退し溶融原料の通路が開くとともに、
後退したときに、加熱筒内の溶融原料を圧縮し、
その圧縮圧力によつて前記リングバルブを閉弁さ
せ、かつ前記スクリユーを後退させるスライド式
スライド式バルブノズルと、該スライド式バルブ
ノズルの作動によるスクリユーの後退位置を基準
として一回の成形分の溶融原料を射出するように
前記スクリユーの前進移動を制御する制御手段
と、を設けたものである。
(作用) この構成とすると、スライド式バルブノズルが
金型に当接し後退することにより、加熱筒内の溶
融樹脂が圧縮され、この圧縮圧力により、リング
バルブが後方へ移動してスクリユーのねじ溝と先
端部との間の連通を遮断する。そして、そのとき
のスクリユーの位置が実質的な射出開始位置とな
るため、この射出開始位置を基準として、正確に
一回の成形分の溶融原料を金型内に射出できるこ
とになる。
(実施例) つぎに、本考案の一実施例を第1図乃至第5図
に基づいて説明する。
加熱筒1の内部には、スクリユー2が回転およ
び往復動可能に挿嵌されており、このスクリユー
2の回転は図示しない油圧モータにより行なわ
れ、往復動は射出シリンダ3により行なわれる。
スクリユー2の先端には、スクリユーヘツド4
が同軸上に螺合されており、スクリユーヘツド4
は、ヘツド部5と首形部6とからなつている。ま
た、ヘツド部5には溶融原料を通過させる溝7が
形成されており、首形部6にはリングバルブ8が
嵌挿されている。
そして、リングバルブ8が前方に位置するとき
は、スクリユー2のねじ溝9の溶融原料が、首形
部6の外周とリングバルブ8の内周との間の間隙
10を通り、ヘツド部5の溝7からスクリユー2
の先端部11へ流動され、リングバルブ8が後方
に位置するときは、スクリユー2の先端部11内
の溶融原料の逆流が防止される。
加熱筒1の先端には、前後方向にスライド移動
可能なスライド式バルブノズル12が取付けられ
ている。このスライド式バルブノズル12は、内
部に、途中で折曲された通路13が形成されてい
るもので、第1図に示すように突出状態のとき
は、通路13が加熱筒1の摺動面14で遮断さ
れ、第2図に示すように金型側に取付けられてい
るスプルーブツシユ15に当接して、後退したと
きには、通路13がスクリユー2の先端部11と
金型のキヤビテイ(図示せず)とを連通する。
また、スライド式バルブノズル12は、スプル
ーブツシユ15に当接して後退したときに加熱筒
1内の溶融原料を圧縮し、その圧縮圧力により前
記リングバルブ8を後方に移動させて通路を遮断
し、さらにスクリユー2を後退させる。そして、
この後退位置がスクリユー2の実質射出開始位置
となる。
前記射出シリンダ3には、スクリユー2の実質
射出開始位置に基づいて、一回の成形分の溶融原
料を射出するようにスクリユー2を前進させる制
御手段16が接続されている。
以上の構成に係る作用を第4図および第5図を
用いて説明する。
第4図は、スクリユー2の位置関係を示す模式
図で、P1は従来の射出開始位置で、P2はそのと
きのきの2次圧(保持圧)切換位置であり、ま
た、P3は本考案の実質射出開始位置で、P4はそ
のときの実質2次圧(保持圧)切換位置である。
なお、スライド式バルブノズル12がスプルーブ
ツシユ15と当接する位置を基準Oとしてある。
第5図は、フローチヤート図で、これを用いて
作用を説明すると、溶融原料が蓄積された加熱筒
1が前進し、スライド式バルブノズル12が金型
のスプルーブツシユ15に当接したかどうかが加
熱筒1の位置により検出されてステツプで判断
される。このとき、スライド式バルブノズル12
は加熱筒1内に引つ込んで溶融原料を圧縮し、こ
の圧縮圧力でリングバルブ8を後方に移動させス
クリユー2のねじ溝9と先端部6との連通を遮断
する。さらに、スクリユー2も後退されるため、
一定時間(およそ0.5秒)経過後にステツプで
スクリユー2の位置を検出する。そして、この位
置が実質射出開始位置P3となる。
つづいて、ステツプで、成形に際して予め設
定されている、射出開始位置P1とそのときの2
次圧切換位置P2との間の距離D1(D1=P1−P2
と、ステツプで検出された実質射出開始位置
P3とから、実質2次圧切換位置P4(P4=P3−D1
が演算される。
そして、ステツプで、スクリユー2を実質射
出開始位置P3から実質次圧切換位置P4まで正確
に前進させるようにスクリユー2に接続されてい
る射出シリンダ3の作動を制御する。
このように、加熱筒1と金型との当接によりリ
ングバルブ8を閉じるようにして、リングバルブ
8の閉じる時期を一定とするとともに、リングバ
ルブ8が閉じたときのスクリユー2の位置を基準
として、一回の成形分の溶融原料を射出するよう
にしたため、正確な射出量で成形が行なえること
となつて、バリ、シヨート、重量のばらつき等の
製品不良が防止できる。
つぎに、第6図は、他の制御手段16によるフ
ローチヤート図であり、これを説明すると、ステ
ツプでは、前記実施例と同様に、スライド式バ
ルブノズル12がスプルーブツシユ15に当接し
たかどうかを検知し、当接して一定時間経過した
後に、ステツプで実質射出開始位置P3を検出
する。つづいて、ステツプにおいて、設定され
ていた射出開始位置P1と実質射出開始位置P3
の差lを演算し(l=P3−P1)、さらに、ステツ
プで、差lと、設定されている2次圧切換位置
P2とから実質2次圧切換位置P4を演算する(P4
=P2+l)。
そして、ステツプにおいて、前記実施例と同
様に、実質射出開始位置P3と実質2次圧切換位
置P4とに基づいてスクリユー2に接続されてい
る射出シリンダ3の作動を制御する。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように本考案は、軸方向へ
移動可能なスライド式バルブノズルの後退により
圧縮される溶融原料の圧縮圧力を利用して、リン
グバルブを閉じるようにしたため、射出開始位置
が一定し、その射出開始位置を基準として射出量
を決定することにより、正確に一回の成形分の溶
融原料を金型内に射出できることとなつて、成形
品のバリ、シヨートおよび重量ばらつきなどによ
る成形不良の発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例の射出装置に設けら
れている加熱筒の前側の縦断面図、第2図は、第
図に示す加熱筒が金型に当接した状態を示す図、
第3図は、第図に示した射出装置の後側を示す概
略図、第4図は、スクリユーの位置関係を示す模
式図、第5図は、制御手段の制御の一例を示すフ
ローチヤート図、第6図は、制御手段の他の制御
手段を示すフローチヤート図である。 1……加熱筒、2……スクリユー、8……リン
グバルブ、12……スライド式バルブノズル、1
3……通路、16……制御手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 加熱筒内のスクリユーの前部に取付けられ、蓄
    積時にはスクリユーの先端部への溶融原料の流動
    を許容し、かつ射出時には溶融原料の逆流を防止
    するリングバルブと、 前記加熱筒の先端に設けられ、金型に当接して
    後退し溶融原料の通路が開くとともに、後退した
    ときに、加熱筒内の溶融原料を圧縮し、その圧縮
    圧力によつて前記リングバルブを閉弁させ、かつ
    前記スクリユーを後退させるスライド式バルブノ
    ズルと、 該スライド式バルブノズルの作動によるスクリ
    ユーの後退位置を基準として一回の成形分の溶融
    原料を射出するように前記スクリユーの前進移動
    を制御する制御手段と、 を設けたことを特徴とする射出成形機の射出装
    置。
JP18727687U 1987-12-09 1987-12-09 Expired JPH0445867Y2 (ja)

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JP18727687U JPH0445867Y2 (ja) 1987-12-09 1987-12-09

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JP18727687U JPH0445867Y2 (ja) 1987-12-09 1987-12-09

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Publication Number Publication Date
JPH0191519U JPH0191519U (ja) 1989-06-15
JPH0445867Y2 true JPH0445867Y2 (ja) 1992-10-28

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