JPH0445816Y2 - - Google Patents

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JPH0445816Y2
JPH0445816Y2 JP1985183409U JP18340985U JPH0445816Y2 JP H0445816 Y2 JPH0445816 Y2 JP H0445816Y2 JP 1985183409 U JP1985183409 U JP 1985183409U JP 18340985 U JP18340985 U JP 18340985U JP H0445816 Y2 JPH0445816 Y2 JP H0445816Y2
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abrasive
tooth
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は研摩材に係り特に製鉄所において熱間
加工中の鋼板、金属板等の表面に生じた酸化皮膜
(スケール)を除去研摩及びクリーニング研摩す
る研摩ロールに使用する研摩材に係る。
〔従来の技術〕 従来から鋼板製造時におけるブラシタイプの研
摩ロールで鋼板表面の酸化皮膜(スケール)を研
摩するデスケラーは古くから知られているが、そ
れらの基本構成は回転ドラムの周面にブラシ(鋼
線)を植設固定した態様のものである。熱間加工
は鋼板を温度を900〜1000℃程度にして行なう必
要があるため、熱間加工中に研摩作業を行う場合
は、研磨材に硬質の鋼材を使用した専用機が必要
となる。この硬質の研摩材は従来の研摩材の概念
にはないものであつて、これを研摩材として使用
する新しいものである。
研摩が熱間加工中であるかどうかに拘らず、従
来のデスケラーのように、研摩ブラシがドラム周
囲に植設固定された態様のものにあつては次のよ
うな問題点があつた。
(イ) 従来の研摩ロールはシヤフト或いはドラムに
研摩材を固着させた方式であるため、鋼板等の
凹凸に倣いにくく、かつ鋼性の研摩材を使用し
た場合は研摩ムラを発生しやすい。
また押しつけ力により研摩材に大きなたわみを
生じやすく研摩材の摩耗が大きい難がある。
(ロ) シヤフト或いはドラムにブラシ状研摩材を放
射状に固着する場合は、研摩材の先端における
間隔が出来るのを避けることが不可能であるた
め、研摩する鋼板の表面の仕上がりが粗になる
難があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記問題点を解決し、熱間加工用であ
つて、鋼板等の凹凸に倣いやすく、研摩ムラが生
じず、たわみもなく消耗しにくく、仕上がりをき
れいにすることのできる研摩材を提供することを
目的として開発したもので、具体的な手段とし
て、研摩ロールを構成するものであり、回転軸に
支承されたドラムの外周に、円周方向に歯板が撓
み得る隙間をおいて多数放射状に、且つ、可動状
に装着する研摩材であつて、長方形状の硬質鋼板
の上辺に固定体部を形成し、下辺に竪方向に細長
い歯間溝を多数設け、該歯間溝及び歯間溝間に突
出状をなし軸方向の幅を軸方向に撓む程度の幅と
した歯板とで櫛歯状部を形成した研摩板を2枚合
わせとし、夫々の研摩板の歯間溝と歯板とを対向
させて外周側から見て歯板の先端を千鳥状とし、
対向する歯間溝と歯板が中心をほぼ一致させ、歯
板と該歯板に対向する歯間溝に隣接する歯板とは
重なり合つている箇所があるように構成したこと
を特徴とする鋼板製造時における熱間加工用の研
摩材。
〔作用〕
前記構成の本考案は研摩ロール周面に支持枠を
介して研摩材のその固定体部分を装着して回転さ
せると歯板端が被加工物面に衝突し鋼板面の酸化
皮膜を研摩削除することができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図は研摩材の正面図、第2図は第1図の左側面
図、第3図は平面図、第4図は第1図における部
分底面図である。
研摩材1を構成する研摩板2,3は正面で長方
形状をした鋼板から成り、その一辺である第1図
中の上辺に横方向に長く固定体部6を形成してそ
の下辺に竪方向に細長い歯間溝4,4,4…を複
数並列刻設して歯間溝4,4,4…及び歯間溝
4,4,4…間に突出状をなす歯板5,5,5…
とで櫛歯状部を形成している。
また固定体部6の第1図中、両側には外方へ突
出する腕部6A,6Aを形成してある。
しかして、該研摩板2,3を2枚同じ態様に合
わせて、歯板5,5,5…部分は、第4図に示す
ように各々相手側の歯間溝4,4,4…を歯板
5,5…と対向させて正面から背面方向への透視
ができないように組み合わせるとともに、歯板5
の外周端面を千鳥状とする。歯板5の軸方向の幅
は、歯板5が軸方向に撓み得る程度の幅とし、対
向する歯間溝4,4,4…の中心と歯板5,5,
5…の中心とほぼ一致させ、歯板5と、該歯板5
に対向する歯間溝4に隣接する左右の歯板5,5
とは重なり合つている箇所があるように配設す
る。前記腕部6A,6Aに第2図に示すように断
面略U時形固定体部7,7を外嵌してビス8,8
…をもつて固定し、回転軸に支承されたドラムの
外周に第5図で明らかなように円周方向に歯板5
が撓み得る隙間をおいて多数放射状に固定してい
る。
前記構成の研摩材1は、研摩板2,3の歯板
5,5…がブラシと同じ作用をし、酸化皮膜の研
摩に適するほか、研摩板2,3の2枚合わせとし
てあるので、歯間溝4,4,4…が組合せ相手の
歯板5,5…で塞がれることになり、すなわち正
面から見て歯板5,5…部分は一枚板のように構
成され、歯間溝4…の部分の研摩残しが防止され
る。
しかも、放射状に固定した各研摩材1の間には
円周方向に充分な隙間があると共に、研摩板2,
3の2枚合わせなので円周方向に低剛性であり、
且つ夫々の歯板5は軸方向に分離した櫛歯状なの
で、各個に円周方向に撓み易い。また、各歯板
5,5,…は軸方向の幅を軸方向に撓む程度の幅
としたので、各個に軸方向にも撓み易い。その結
果、鋼板などの加工面に倣い易く、強接触し、凹
部に対する研摩洩れや凸部に対する研摩し過ぎが
生じない。また、研摩粉の逃げ道を有しているの
で、研摩効率が良く、省エネルギーとなる。
前記研摩材1は例えば第5図に側面を示す研摩
ロール10に使用する。該研摩ロール10は回転
軸11にドラム12を外嵌固定し、ドラム12周
面に薄肉円筒13を外嵌固定してある。該円筒1
3周面に支持枠14,14…を環状に配設し、か
つ円筒13の軸方向へ適宜間隔をおいて複数配設
してある。前記支持枠14…には放射方向に同間
隔配列をもつて嵌装孔15,15…を開設してあ
る。
しかして、第6図に示すように相対向する支持
枠14間に研摩材1を配し、その両側の腕6A,
6Aを支持体14の嵌装孔15…に遊嵌させる。
この場合、支持枠14はドラム12の軸方向に複
数配列されているが、ドラム周面に環状に一体の
ものを付設するのではなく、第5図に示すよう
に、ドーナツ形を四分割した形状のものをドラム
の軸方向へ一列並設し、次の列は長さの半分を軸
方向へ移動させた状態で一列になるように交互に
配設することによつて、研摩材1の歯板5部分の
研摩残しをなくすものである。
歯板5の先端が周面に千鳥状に配設されている
ため、前記のように研摩残しの防止に有効だが、
先端をスパイラル状にした場合に比べれば、連続
性に欠けるため、研摩の仕上げ精度は多少劣る。
しかし、本研摩材1は熱間加工用であり、常温に
戻る間に仕上げ面の収縮方向にバラツキがある
為、熱間加工中の研摩の仕上げ精度を充分にして
も意味が無い。本考案は熱間加工中に研摩ができ
ることが特徴の一つであり、その為、作業工程の
短縮が可能となる。
本考案は前記構成に限定されるものではない。
研摩材1の形状も、第7図に第2実施例を示すよ
うに、変化させることができる。この第2実施例
は歯板5を固定体部6と一体とせずに細長板とし
て複数枚を並列状として基端部に固定体7を外嵌
させたもので、該固定体部7は板2つ折とし、そ
の折曲部7Aを略管状に形成し、板部7Bを複数
枚並列した歯板5,5…の基端部に外側から被着
させてビス8止したものである。
しかして、図示しない支持軸に複数の研摩材1
を折曲部7Aの管孔を遊嵌させる態様で連装して
該支持軸を前記同様の支持枠14,14間に架装
するものである。
第8図に示す第3実施例は歯板5を細長く形成
してその一端部に環状部5Aを形成し、固定体部
9の連通杆9Aに複数の歯板5の環状部5Aを外
嵌させて櫛歯状に連装するものであり、歯板5を
一列としてもよいし、歯板5と歯板5との間が研
摩むらにならないように二列に配列するようにす
ることもできる。なお前記環状部5Aは第9図に
示すように下方の広がつた略三角形状とすると、
歯板5は回転方向に対して遊びができて叩き効果
が生じる。固定体部9は第5図中の嵌装孔15に
嵌装するものである。
また、材質は、バネ鋼、工具鋼等の硬質鋼板が
対象となり、耐熱疲労を考慮する熱間研摩の場合
は、SUS系のバネ鋼を使用することにより、熱
間加工時における研摩ができる。
〔効果〕
前記構成の本考案は次のような効果を有してい
る。
A 鋼板を櫛歯状として用いるため、鋼線ブラシ
に比し生産が容易で、原価の経済性に富み、消
耗も少ない。
B 鋼板であつて剛性に優れているが、櫛歯状部
を成しており、且つ歯板の軸方向の幅を軸方向
に撓む程度の幅とし、対向する歯間溝と歯板の
中心をほぼ一致させ、歯板と歯板に対向する歯
間溝に隣接する左右の歯板とは重なり合つてい
る箇所があり、各研摩材間には円周方向に歯板
が撓み得る隙間をおいたので、円周方向にも軸
方向にも撓み易い。その為、鋼板などの面の凹
凸に倣いやすく強接触し、研摩粉の逃げ道を有
している為、研摩効果がよく省エネルギーとな
る。
C ドラムに植設されたものではなく、研摩材は
着脱自在なので、損耗品の取替が簡単であり、
またドラム回転時に被加工物に対する叩き効果
を有する。
D 熱間加工中に研摩をする場合に必要な仕上げ
精度は、常温で研摩をする場合に比し低くて良
いので、歯板の先端を千鳥状に配設したことに
より、熱間加工中に必要とされる精度に対し充
分に良好な仕上げ精度が得られる。
E 熱間加工中に研摩ができる為、独立した研摩
工程が無くなることにより、作業工程の短縮が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の第1実施例に係り、第1図は研
摩材の正面図、第2図は側面図、第3図は平面
図、第4図は第1図の一部底面図、第5図は研摩
材を装着した状態を示す研摩ロール側面図、第6
図は研摩ロールに装着した状態を示す研摩材正面
図、第7図は第2実施例を示す研摩材の斜視図、
第8図は第3実施例研摩材の斜視図、第9図は第
4実施例研摩材の側面図。 1……研摩材、2,3……研摩板、4……歯間
溝、5……歯板、5A……環状部、6……固定体
部、6A……腕部、7……固定体部、7A……折
曲部、7B……板部、8……ビス、9……固定体
部、9A……連通杆、10……研摩ロール、11
……回転軸、12……ドラム、13……円筒、1
4……支持軸、15……嵌装孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 研摩ロールを構成するものであり、回転軸に支
    承されたドラムの外周に、円周方向に歯板が撓み
    得る隙間をおいて多数放射状に、且つ、可動状に
    装着する研摩材であつて、長方形状の硬質鋼板の
    上辺に固定体部を形成し、下辺に竪方向に細長い
    歯間溝を多数設け、該歯間溝及び歯間溝間に突出
    状をなし軸方向の幅を軸方向に撓む程度の幅とし
    た歯板とで櫛歯状部を形成した研摩板を2枚合わ
    せとし、夫々の研摩板の歯間溝と歯板とを対向さ
    せて外周側から見て歯板の先端を千鳥状とし、対
    向する歯間溝と歯板が中心をほぼ一致させ、歯板
    と該歯板に対向する歯間溝に隣接する歯板とは重
    なり合つている箇所があるように構成したことを
    特徴とする鋼板製造時における熱間加工用の研磨
    材。
JP1985183409U 1985-11-28 1985-11-28 Expired JPH0445816Y2 (ja)

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JPS6292161U JPS6292161U (ja) 1987-06-12
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4526309Y1 (ja) * 1967-08-04 1970-10-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4526309Y1 (ja) * 1967-08-04 1970-10-14

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JPS6292161U (ja) 1987-06-12

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