JPH0445583Y2 - - Google Patents

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JPH0445583Y2
JPH0445583Y2 JP8189588U JP8189588U JPH0445583Y2 JP H0445583 Y2 JPH0445583 Y2 JP H0445583Y2 JP 8189588 U JP8189588 U JP 8189588U JP 8189588 U JP8189588 U JP 8189588U JP H0445583 Y2 JPH0445583 Y2 JP H0445583Y2
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JP
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honeycomb core
bath lid
small chambers
treatment material
core
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JP8189588U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、浴槽の開口部を覆蓋するための板状
の風呂蓋に関するものであつて、強度、耐久性、
断熱性の向上と共に、軽量化を図るものである。
〔従来の技術〕
浴槽の開口部を覆蓋するための風呂蓋として、
従来、第5図に示すような、板状のものが使用さ
れている。
該風呂蓋11は、第6図に示す如く、ベニヤ板
等の合板を芯材13とし、この芯材13の表裏面
にポリエステル樹脂、PVC樹脂等の耐熱湯性を
持つた表層材12が塗布又は貼着されている。そ
して芯材13の周縁部には、塩化ビニール樹脂等
からなる断面コ字状の端面処理材14が嵌着さ
れ、風呂蓋11の見栄えを良くすると共に、表層
材12が芯材13から剥離するのを防止してい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の風呂板11を長期間使用している
と、加熱、冷却による膨張、収縮が反復されるこ
とにより、表層材12と芯材13との間に剥離が
生じ、さらに端面処理材14と表層材12との接
触面20に隙間が生ずる。その結果、この隙間か
ら水が浸入して、木製の芯材13を腐蝕させると
いう問題があつた。芯材13が腐蝕すると、風呂
蓋11が重くなつて、取り扱いが不便になるばか
りでなく、芯材13から汚水が流れ出て不衛生で
ある。従つて、従来の風呂蓋11の耐用年数は非
常に短く、早ければ、わずか1〜2年で新品のも
のと交換しなくてはならなかつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記課題を解決するために創案された
風呂蓋であつて、その特徴は、平板状に成形され
たハニカムコアの表裏面に、耐熱湯性を有する合
成樹脂からなる表層材が被覆され、前記ハニカム
コアの側周面に、合成樹脂からなる端面処理材が
装着され、前記ハニカムコアに多数設けられてい
る小室を区画している区画壁に連通口が設けら
れ、前記小室間を空気が流通可能であるようにな
されていることである。
〔作用〕
本考案に係る風呂蓋は、ハニカムコアの表裏面
に表層材が被覆され、側周面に端面処理材が装着
された構成であるから、極めて軽量であり、しか
も圧縮強度が大きい。またハニカムコアに多数設
けられている小室が断熱層となるから、保温性も
優れている。さらに、ハニカムコアは軽量である
から、これを金属製又はプラスチツクス製にする
ことができ、依つて耐用年数が飛躍的に延長す
る。しかも、ハニカムコアの小室を区画している
区画壁に連通口を設けて、小室間を空気が流通可
能にしてあるので、昇温、冷却による空気の膨張
又は収縮が一局部に生じるのを阻止することがで
きる。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を、実施例を示す図面に基
づいて説明する。
第1図は、本考案に係る風呂蓋1の全体を示す
斜視図、第2図は同風呂蓋1の分解斜視図であ
る。
当該風呂蓋1は、表層材2及び6、平板状に成
形されたハニカムコア3、枠状に組み合わされた
端面処理材4、該端面処理材4の外周に取着され
る化粧材5とからなつている。
前記表層材2,6は、浴室での使用中に変形や
変質が生じないような耐熱湯性を有しており、し
かも表面を美麗に仕上げることの容易な合成樹
脂、例えば、ポリエステルや耐熱性ABS等で製
作される。ハニカムコア3は、小室3aが蜂の巣
状に多数設けられた部材であつて、アルミ等の軽
量で耐腐蝕性を有する金属で製作することが望ま
しい。しかしながら、ハニカム構造に基づく軽量
性により、その他の金属やプラスチツクス等で製
作することも可能である。さらに,防水性が確実
であれば、ハニカムコア3をダンボール等の厚紙
で製作してもよい。前記端面処理材4は、ABS
や硬質塩化ビニール等で製作される。これは、例
えば、4個の棒状の部分処理材40を枠状に組み
合わせてなる。勿論、はじめから枠状に一体成形
した端面処理材4を使用することも差し支えな
い。この端面処理材4は、風呂蓋1の保形性を確
保するために有用であるが、ハニカムコア3の強
度が充分なときには、必ずしも硬質樹脂で製作す
る必要はない。端面処理材4の外周には、化粧材
5が取着される。この化粧材5は、見栄えを良く
すると共に、風呂蓋1の側周面に人体が接触した
場合の安全性を確保するためののものであり、軟
質塩化ビニール等で製作される。
前記風呂蓋1を製作するには、まずハニカムコ
ア1の側周面に、端面処理材4を装着し、次い
で、ハニカムコア1の表裏面を表層材2,6で被
覆する。しかるのち、端面処理材4の外周に、化
粧材5を取着すればよい。
化粧材5の取着手段としては、一例として、第
3図に示すような構造が利用される。すなわち、
端面処理材4は断面コ字型に成形され、その内面
上下に、係止突起41が開口部40から奥向きの
テーパ状に設けられている。一方、化粧材5の裏
面側には、先端部にやじり状の係止部51を有す
る係止突片50が設けられている。そして、この
化粧材5の係止突片50を、前記端面処理材4の
開口部40に挿入して係止突起41と係合せしめ
ることにより、化粧材5の取着がなされる。
ところで、風呂蓋1は昇温、冷却がしばしば繰
り返される。そのため、ハニカムコア3内の空気
が局部的に膨張あるいは収縮して、表層材2,6
に膨れや凹みを生じさせるおそれがある。そこ
で、第4図に示す如く、ハニカムコア3の各小室
3aを区画している区画壁3bに連通口を設け
る。連通口の構造としては、区画壁3bに小孔A
を設けたり、区画壁3bの端縁部に切欠部Bを形
成したりすることが採用される。要するに、各小
室3a間を空気が流通可能なようにして、局部的
な空気の膨張又は収縮を阻止すればよい。
本考案の実施例は前述のものに限定されない。
各部材の材質や細部の構造等は、実施の態様に応
じて適宜変更することが可能である。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案に係る
風呂蓋は、次のような優れた効果を奏する。
ハニカムコアを利用したことにより、風呂蓋
が軽量化すると同時に、圧縮強度が従来のもの
よりも飛躍的に増大する。
ハニカムコアに多数設けられている小室の空
気層により、優れた断熱作用がもたらされる。
従つて、浴槽内の湯の保温性が極めて良い。
ハニカムコアは軽量であるから、これをアル
ミニウム等の金属やプラスチツクスで製作する
ことができる。そのようにすれば、腐蝕が生ず
ることがなくなり、従つて、風呂蓋の耐用年数
が、従来よりも非常に長期化する。
ハニカムコアの各小室間を空気が流通可能な
ようにすれば、昇温、冷却による空気の膨張ま
たは収縮を、風呂蓋全体で均一に生ずるように
することができる。従つて、表層材の一局部に
膨れや凹みが発生ずるのが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案に係る風呂蓋の一実
施例を示すものであつて、第1図は風呂蓋の全体
斜視図、第2図は同風呂蓋の分解斜視図、第3図
は同風呂蓋の拡大側面断面図、第4図はハニカム
コアの部分拡大斜視図である。第5図は従来の風
呂蓋の全体斜視図、第6図は同従来の風呂蓋の拡
大側面断面図である。 1……風呂蓋、2……表層材、3……ハニカム
コア、3a……小室、3b……区画壁、4……端
面処理材、5……化粧材、6……表層材、A,B
……連通口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平板状に成形されたハニカムコアの表裏面に、
    耐熱湯性を有する合成樹脂からなる表層材が被覆
    され、前記ハニカムコアの側周面に、合成樹脂か
    らなる端面処理材が装着され、前記ハニカムコア
    に多数設けられている小室を区画している区画壁
    に連通口が設けられ、前記小室間を空気が流通可
    能であるようになされていることを特徴とする風
    呂蓋。
JP8189588U 1988-06-21 1988-06-21 Expired JPH0445583Y2 (ja)

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JP8189588U JPH0445583Y2 (ja) 1988-06-21 1988-06-21

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JP8189588U JPH0445583Y2 (ja) 1988-06-21 1988-06-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH024487U JPH024487U (ja) 1990-01-11
JPH0445583Y2 true JPH0445583Y2 (ja) 1992-10-27

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