JPH0445231B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0445231B2 JPH0445231B2 JP63281278A JP28127888A JPH0445231B2 JP H0445231 B2 JPH0445231 B2 JP H0445231B2 JP 63281278 A JP63281278 A JP 63281278A JP 28127888 A JP28127888 A JP 28127888A JP H0445231 B2 JPH0445231 B2 JP H0445231B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exchange resin
- resin
- crosslinking
- dvb
- degree
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- MYRTYDVEIRVNKP-UHFFFAOYSA-N 1,2-Divinylbenzene Chemical compound C=CC1=CC=CC=C1C=C MYRTYDVEIRVNKP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 76
- 238000004132 cross linking Methods 0.000 claims description 45
- NWUYHJFMYQTDRP-UHFFFAOYSA-N 1,2-bis(ethenyl)benzene;1-ethenyl-2-ethylbenzene;styrene Chemical compound C=CC1=CC=CC=C1.CCC1=CC=CC=C1C=C.C=CC1=CC=CC=C1C=C NWUYHJFMYQTDRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 42
- 239000003729 cation exchange resin Substances 0.000 claims description 38
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 31
- 239000003957 anion exchange resin Substances 0.000 claims description 30
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 29
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 29
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 23
- 238000010612 desalination reaction Methods 0.000 claims description 19
- 239000003456 ion exchange resin Substances 0.000 claims description 8
- 229920003303 ion-exchange polymer Polymers 0.000 claims description 8
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims description 5
- 238000001914 filtration Methods 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 18
- 238000005253 cladding Methods 0.000 description 15
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 14
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 9
- 238000011033 desalting Methods 0.000 description 7
- 230000002378 acidificating effect Effects 0.000 description 6
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 4
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 3
- 150000001450 anions Chemical class 0.000 description 2
- 229940023913 cation exchange resins Drugs 0.000 description 2
- 150000001768 cations Chemical class 0.000 description 2
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 2
- 238000005115 demineralization Methods 0.000 description 2
- 230000002328 demineralizing effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 239000008214 highly purified water Substances 0.000 description 1
- 238000005342 ion exchange Methods 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 1
- 230000002195 synergetic effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、PWR型原子力発電プラントの二次
系統水の処理における混床式過脱塩方法に関
し、特に従来品よりも架橋度を低下させた陽イオ
ン交換樹脂と陰イオン交換樹脂を混合してなる混
床式過脱塩方法に関するものである。
系統水の処理における混床式過脱塩方法に関
し、特に従来品よりも架橋度を低下させた陽イオ
ン交換樹脂と陰イオン交換樹脂を混合してなる混
床式過脱塩方法に関するものである。
従来から、PWR型原子力発電プラントでは給
水中の不純物を極力低く抑えなければならないの
で、復水器から蒸気発生器(以下SGと略)へ流
入する復水を復水脱塩塔によつて浄化処理し、高
度に浄化した後、給水として利用している。
水中の不純物を極力低く抑えなければならないの
で、復水器から蒸気発生器(以下SGと略)へ流
入する復水を復水脱塩塔によつて浄化処理し、高
度に浄化した後、給水として利用している。
この復水脱塩塔は陰イオン交換樹脂と陽イオン
交換樹脂とが混合して充填された所謂混床式脱塩
塔であつて、復水中のイオン成分と懸濁固形成分
(クラツドと通称される)とをイオン交換及び吸
着によつて分離し、復水を浄化するものである。
交換樹脂とが混合して充填された所謂混床式脱塩
塔であつて、復水中のイオン成分と懸濁固形成分
(クラツドと通称される)とをイオン交換及び吸
着によつて分離し、復水を浄化するものである。
そして陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂と
を混合して混床を形成する方法としては、従来
架橋品のゲル型陽イオン交換樹脂(DVB含率8
%)と従来架橋品のゲル型陰イオン交換樹脂
(DVB含率8%)を用いる方法、従来架橋品の
ポーラス型陽イオン交換樹脂(DVB含率8%)
と従来架橋品のポーラス型陰イオン交換樹脂
(DVB含率8%)を用いる方法が提案されてい
た。
を混合して混床を形成する方法としては、従来
架橋品のゲル型陽イオン交換樹脂(DVB含率8
%)と従来架橋品のゲル型陰イオン交換樹脂
(DVB含率8%)を用いる方法、従来架橋品の
ポーラス型陽イオン交換樹脂(DVB含率8%)
と従来架橋品のポーラス型陰イオン交換樹脂
(DVB含率8%)を用いる方法が提案されてい
た。
最近、混床式過脱塩技術において、復水から
イオン成分及びクラツドの分離効果のうち、クラ
ツドの分離効果を強化することにより、復水から
SGへ持ち込まれるクラツドを低減しスケール生
成速度を抑制する傾向がある。そして前述の粒状
イオン交換樹脂を用いる方法では、クラツド捕捉
能力がイオン交換樹脂表面におけるクラツドの吸
着領域の大きさとイオン交換樹脂表面から粒内へ
の拡散速度とに支配されることから、従来品の架
橋度の比較的高いイオン交換樹脂では、樹脂相内
の細孔(ミクロポアー)が比較的小さくクラツド
の樹脂粒内への拡散速度が遅いこと及び樹脂が硬
く弾性に乏しく、通水時樹脂表面の弾性変形によ
るクラツド吸着効果が小さいことより、クラツド
の分離効果の高度化要求に十分な対応ができなか
つた。
イオン成分及びクラツドの分離効果のうち、クラ
ツドの分離効果を強化することにより、復水から
SGへ持ち込まれるクラツドを低減しスケール生
成速度を抑制する傾向がある。そして前述の粒状
イオン交換樹脂を用いる方法では、クラツド捕捉
能力がイオン交換樹脂表面におけるクラツドの吸
着領域の大きさとイオン交換樹脂表面から粒内へ
の拡散速度とに支配されることから、従来品の架
橋度の比較的高いイオン交換樹脂では、樹脂相内
の細孔(ミクロポアー)が比較的小さくクラツド
の樹脂粒内への拡散速度が遅いこと及び樹脂が硬
く弾性に乏しく、通水時樹脂表面の弾性変形によ
るクラツド吸着効果が小さいことより、クラツド
の分離効果の高度化要求に十分な対応ができなか
つた。
そこで、本発明は、PWR型原子力発電プラン
トの処理においてクラツドの分離能力が大きい混
床式過脱塩方法を提供することを目的とする。
トの処理においてクラツドの分離能力が大きい混
床式過脱塩方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究の結果、使用するイオ
ン交換樹脂の架橋度を従来品のものよりも低下さ
せたものを用いることによつて、本発明の目的を
達成しうることを見い出し、本発明を完成したも
のである。
ン交換樹脂の架橋度を従来品のものよりも低下さ
せたものを用いることによつて、本発明の目的を
達成しうることを見い出し、本発明を完成したも
のである。
すなわち、本発明は、PWR型原子力発電プラ
ントの二次系統水の処理の際に粒状又は粉末状陽
イオン交換樹脂及び陰イオン交換樹脂からなる混
床によつて過脱塩する方法において、陽イオン
交換樹脂及び/又は陰イオン交換樹脂の架橋度を
従来品ゲル型樹脂の標準値(ジビニルベンゼン
(DVB)含率表示で陽イオン交換樹脂、陰イオン
交換樹脂ともに8%)よりも低下させた範囲の
DVB含率7.5%〜3%の樹脂により混床を形成
し、PWR型原子力発電プラントの二次系統水処
理時の懸濁性不純物の除去能力を強化させたこと
を特徴とする混床式過脱塩方法にある。
ントの二次系統水の処理の際に粒状又は粉末状陽
イオン交換樹脂及び陰イオン交換樹脂からなる混
床によつて過脱塩する方法において、陽イオン
交換樹脂及び/又は陰イオン交換樹脂の架橋度を
従来品ゲル型樹脂の標準値(ジビニルベンゼン
(DVB)含率表示で陽イオン交換樹脂、陰イオン
交換樹脂ともに8%)よりも低下させた範囲の
DVB含率7.5%〜3%の樹脂により混床を形成
し、PWR型原子力発電プラントの二次系統水処
理時の懸濁性不純物の除去能力を強化させたこと
を特徴とする混床式過脱塩方法にある。
また、本発明は、PWR型原子力発電プラント
の二次系統水の処理の際に、粒状又は粉末状陽イ
オン交換樹脂及び陰イオン交換樹脂からなる混床
によつて過脱塩する方法において、従来品のイ
オン交換樹脂による混床上層部に、従来品ゲル型
樹脂の標準値よりも架橋度を低下させた範囲の
DVB含率7.5%〜3%の陽イオン交換樹脂を積層
させた樹脂床を形成し、PWR型原子力発電プラ
ントの二次系統水処理時の懸濁性不純物の除去能
力を強化させたことを特徴とする混床式過脱塩
方法にもある。
の二次系統水の処理の際に、粒状又は粉末状陽イ
オン交換樹脂及び陰イオン交換樹脂からなる混床
によつて過脱塩する方法において、従来品のイ
オン交換樹脂による混床上層部に、従来品ゲル型
樹脂の標準値よりも架橋度を低下させた範囲の
DVB含率7.5%〜3%の陽イオン交換樹脂を積層
させた樹脂床を形成し、PWR型原子力発電プラ
ントの二次系統水処理時の懸濁性不純物の除去能
力を強化させたことを特徴とする混床式過脱塩
方法にもある。
次に、本発明を従来技術と対比しながら更に詳
しく説明する。
しく説明する。
第1図は、強酸性ゲル型陽イオン交換樹脂の架
橋度(DVB%)を横軸に細孔の平均直径〔Å〕
を縦軸に表わした架橋度と細孔の大きさの関係を
表すグラスであり、これによれば架橋度(DVB
%)を低下させるほど細孔の平均直径〔Å〕は大
きくなる。
橋度(DVB%)を横軸に細孔の平均直径〔Å〕
を縦軸に表わした架橋度と細孔の大きさの関係を
表すグラスであり、これによれば架橋度(DVB
%)を低下させるほど細孔の平均直径〔Å〕は大
きくなる。
たとえば、DVB含率8%の標準品とDVB含率
6%品の細孔平均直径を比較すると 8%品(H型):7.8Å 6%品(H型):9.5Å となり細孔は6%品の方が20%程度大きくなる。
又、陰イオン交換樹脂についても同様の傾向が見
られる。
6%品の細孔平均直径を比較すると 8%品(H型):7.8Å 6%品(H型):9.5Å となり細孔は6%品の方が20%程度大きくなる。
又、陰イオン交換樹脂についても同様の傾向が見
られる。
第2図は、強酸性ゲル型陽イオン交換樹脂及び
強塩基性ゲル型陰イオン交換樹脂の架橋度
(DVB%)を横軸に樹脂の破砕強度(g/粒)を
縦軸に表わしたグラフであり、これによれば架橋
度を低下させるほど樹脂の破砕強度(g/粒)は
低下し、それに伴ない樹脂の弾性は増加する。
強塩基性ゲル型陰イオン交換樹脂の架橋度
(DVB%)を横軸に樹脂の破砕強度(g/粒)を
縦軸に表わしたグラフであり、これによれば架橋
度を低下させるほど樹脂の破砕強度(g/粒)は
低下し、それに伴ない樹脂の弾性は増加する。
第3図は強酸性陽イオン交換樹脂の架橋度
(DVB%)を横軸に総交換容量を縦軸に表わした
グラフでありこれによれば架橋度(DVB%)を
低下させるほど総交換容量(meq/ml・R)は低
下する。
(DVB%)を横軸に総交換容量を縦軸に表わした
グラフでありこれによれば架橋度(DVB%)を
低下させるほど総交換容量(meq/ml・R)は低
下する。
第4図は強塩基性陰イオン交換樹脂(I型)の
架橋度(DVB%)と総交換容量の関係を示した
グラフであり、第3図と同様の傾向が見られる。
架橋度(DVB%)と総交換容量の関係を示した
グラフであり、第3図と同様の傾向が見られる。
以上よりイオン交換樹脂の架橋度(DVB%)
を低下させることにより、破砕強度総交換容量等
の性質が劣化する傾向にあり、実運用の際の架橋
度(DVB%)は、クラツド分離効果と過脱塩
操作時必要なその他の諸性質の限界値を併せて決
める必要があり、本発明においては、陽イオン交
換樹脂及び陰イオン交換樹脂の架橋度(DVB%)
を7.5%〜3%望ましくは6%〜4%の範囲にす
ることが適当と考えられる。
を低下させることにより、破砕強度総交換容量等
の性質が劣化する傾向にあり、実運用の際の架橋
度(DVB%)は、クラツド分離効果と過脱塩
操作時必要なその他の諸性質の限界値を併せて決
める必要があり、本発明においては、陽イオン交
換樹脂及び陰イオン交換樹脂の架橋度(DVB%)
を7.5%〜3%望ましくは6%〜4%の範囲にす
ることが適当と考えられる。
以下に本発明の実施例を記載するが、本発明は
これらの実施例に限定されるものではない。
これらの実施例に限定されるものではない。
実施例 1
陽イオン交換樹脂の架橋度を変化させて、単床
ミニカラム試験及び混床実機長カラム試験によ
り、クラツド分離効果を比較する。
ミニカラム試験及び混床実機長カラム試験によ
り、クラツド分離効果を比較する。
(単床ミニカラム試験)
試験条件
第5図の試験装置を使用し、原水を原水入口1
から充填カラム3を通して、以下の試験条件によ
り試験を行つた。
から充填カラム3を通して、以下の試験条件によ
り試験を行つた。
Γ樹脂仕様:強酸性ゲル型陽イオン交換樹脂(H
型)の架橋度(DVB%)4%,6%,8%,
10%,12%のものを使用 Γ耐圧カラム:内径12mm×200mm Γ樹脂量:陽イオン交換樹脂15ml Γ樹脂層高:133mm Γ通水線流速:LV=108m/h Γ通水期間:各試験約2週間 試験結果 陽イオン交換樹脂のみの単床ミニカラム試験の
結果を第6図に示す。
型)の架橋度(DVB%)4%,6%,8%,
10%,12%のものを使用 Γ耐圧カラム:内径12mm×200mm Γ樹脂量:陽イオン交換樹脂15ml Γ樹脂層高:133mm Γ通水線流速:LV=108m/h Γ通水期間:各試験約2週間 試験結果 陽イオン交換樹脂のみの単床ミニカラム試験の
結果を第6図に示す。
第6図は、横軸に架橋度(DVB%)を縦軸に
従来品の架橋度DVB8%品を1とした時のクラツ
ド捕捉比率を示したグラフである。これによれ
ば、架橋度(DVB%)を低下させた方がクラツ
ド分離効果が向上することが確認できる。
従来品の架橋度DVB8%品を1とした時のクラツ
ド捕捉比率を示したグラフである。これによれ
ば、架橋度(DVB%)を低下させた方がクラツ
ド分離効果が向上することが確認できる。
(混床実機長カラム試験)
試験条件
第7図の試験装置を使用して試験を行つた。第
7図において、原水入口1から導入された原水
は、樹脂充填カラム3で浄化されて、主流量計4
を通り、一部はサンプリングラインに入り、フイ
ルタ5、流量計6、積算流量計7、導電率計8を
経て、ドレンライン9から排出される。2は洗浄
用純水の入口である。
7図において、原水入口1から導入された原水
は、樹脂充填カラム3で浄化されて、主流量計4
を通り、一部はサンプリングラインに入り、フイ
ルタ5、流量計6、積算流量計7、導電率計8を
経て、ドレンライン9から排出される。2は洗浄
用純水の入口である。
試験は、以下の試験条件により行つた。
Γ樹脂仕様:強酸性ゲル型陽イオン交換樹脂(H
型)の架橋度(DVB%)4%,6%,8%,
10%,12%のもの並びに強塩基性ゲル型陰イ
オン交換樹脂(OH型)の架橋度(DVB%)
8%のものを組合せて混床状態で使用 Γ樹脂量:陽イオン/陰イオン樹脂比=1.66/
1.0で層高90cm相当分(約2)を混合して
充填 Γ通水線流量:LV=108m/h Γ通水期間:1サイクル14日間で2サイクル実施 試験結果 陰イオン交換樹脂の架橋度(DVB%)を8%
で固定し、陽イオン交換樹脂の架橋度(DVB%)
を変化させた混床による混床実機長カラム試験の
結果は第8−1図のサイクル1及び第8−2図の
サイクル2の通りであり、これによれば陽イオン
交換樹脂の架橋度(DVB%)を低下させた方が
クラツド分離効果(平衡到達時DF値)が向上す
ることが確認できた。
型)の架橋度(DVB%)4%,6%,8%,
10%,12%のもの並びに強塩基性ゲル型陰イ
オン交換樹脂(OH型)の架橋度(DVB%)
8%のものを組合せて混床状態で使用 Γ樹脂量:陽イオン/陰イオン樹脂比=1.66/
1.0で層高90cm相当分(約2)を混合して
充填 Γ通水線流量:LV=108m/h Γ通水期間:1サイクル14日間で2サイクル実施 試験結果 陰イオン交換樹脂の架橋度(DVB%)を8%
で固定し、陽イオン交換樹脂の架橋度(DVB%)
を変化させた混床による混床実機長カラム試験の
結果は第8−1図のサイクル1及び第8−2図の
サイクル2の通りであり、これによれば陽イオン
交換樹脂の架橋度(DVB%)を低下させた方が
クラツド分離効果(平衡到達時DF値)が向上す
ることが確認できた。
第8−1及び8−2図は強酸性ゲル型陽イオン
交換樹脂と強塩基性ゲル型陰イオン交換樹脂との
混床実機長カラムにおいて、陽イオン交換樹脂の
架橋度DVB%を変化させた場合の架橋度とDF値
の関係を示すグラフであり、ここでDF値とは、
入口クラツド濃度(ppb)/出口クラツド濃度
(ppb)で表わす。
交換樹脂と強塩基性ゲル型陰イオン交換樹脂との
混床実機長カラムにおいて、陽イオン交換樹脂の
架橋度DVB%を変化させた場合の架橋度とDF値
の関係を示すグラフであり、ここでDF値とは、
入口クラツド濃度(ppb)/出口クラツド濃度
(ppb)で表わす。
以上の試験結果は、いずれも、特に陽イオン交
換樹脂の架橋度(DVB%)を変化させたもので
あり、本発明の過脱塩方法におけるクラツド分
離効果は従来の過脱塩方法よりも大巾に優れて
いることが確認され実用上極めて有利な方法と云
える。
換樹脂の架橋度(DVB%)を変化させたもので
あり、本発明の過脱塩方法におけるクラツド分
離効果は従来の過脱塩方法よりも大巾に優れて
いることが確認され実用上極めて有利な方法と云
える。
実施例 2
次に、本発明のもう一つの過脱塩方法である
陰イオン交換樹脂の架橋度(DVB%)を変化さ
せた場合のクラツド分離効果を単床ミニカラム試
験により従来の過脱塩操作と比較する。
陰イオン交換樹脂の架橋度(DVB%)を変化さ
せた場合のクラツド分離効果を単床ミニカラム試
験により従来の過脱塩操作と比較する。
(単床ミニカラム試験)
試験条件
第5図の試験装置を使用し、以下の試験条件に
より試験を行つた。
より試験を行つた。
Γ樹脂仕様:強塩基性ゲル型陰イオン交換樹脂
(OH型)の架橋度(DVB%)6%,7%,
7.5%,8%のものを使用 Γ樹脂量:陰イオン交換樹脂15ml Γ通水線流速:LV=108m/h Γ通水期間:各試験約2週間 試験結果 陰イオン交換樹脂のみの単床ミニカラム試験の
結果は第9図の通りであり、これによれば、架橋
度(DVB%)を低下させた方がクラツド分離効
果が向上することが確認できた。第9図は横軸に
架橋度(DVB%)を縦軸にDVB8%品を1とし
た時のクラツド捕捉比率を表したグラフである。
(OH型)の架橋度(DVB%)6%,7%,
7.5%,8%のものを使用 Γ樹脂量:陰イオン交換樹脂15ml Γ通水線流速:LV=108m/h Γ通水期間:各試験約2週間 試験結果 陰イオン交換樹脂のみの単床ミニカラム試験の
結果は第9図の通りであり、これによれば、架橋
度(DVB%)を低下させた方がクラツド分離効
果が向上することが確認できた。第9図は横軸に
架橋度(DVB%)を縦軸にDVB8%品を1とし
た時のクラツド捕捉比率を表したグラフである。
以上の試験結果は、陰イオン交換樹脂の架橋度
(DVB%)を変化させたものであり、一般に過
脱塩操作における陰イオン交換樹脂のクラツド分
離効果に及ぼす影響はその性質上陽イオン交換樹
脂に比較して小さいが、特に陽イオン交換樹脂と
の混床による相乗効果により、本発明の過脱塩
方法におけるクラツド分離効果は従来の過脱塩
方法よりも大巾に優れていることが確認され実用
上極めて有利な方法と云える。
(DVB%)を変化させたものであり、一般に過
脱塩操作における陰イオン交換樹脂のクラツド分
離効果に及ぼす影響はその性質上陽イオン交換樹
脂に比較して小さいが、特に陽イオン交換樹脂と
の混床による相乗効果により、本発明の過脱塩
方法におけるクラツド分離効果は従来の過脱塩
方法よりも大巾に優れていることが確認され実用
上極めて有利な方法と云える。
更に本発明の過脱塩方法である
陽イオン交換樹脂及び陰イオン交換樹脂の架
橋度(DVB%)を従来品よりも低下させた樹
脂の混床による過脱塩方法 陰イオン交換樹脂の架橋度(DVB%)を従
来品よりも低下させた樹脂と従来品陽イオン交
換樹脂の混床による過脱塩方法 従来品イオン交換樹脂による混床の上層部に
従来品よりも架橋度(DVB%)を低下させた
陽イオン交換樹脂を積層させた樹脂床による
過脱塩方法 についても、前述の結果より優れたクラツド分離
効果が推測されるが最近実施した試験において優
れたクラツド分離効果が確認されており、いずれ
も実用上極めて有利な方法と云える。
橋度(DVB%)を従来品よりも低下させた樹
脂の混床による過脱塩方法 陰イオン交換樹脂の架橋度(DVB%)を従
来品よりも低下させた樹脂と従来品陽イオン交
換樹脂の混床による過脱塩方法 従来品イオン交換樹脂による混床の上層部に
従来品よりも架橋度(DVB%)を低下させた
陽イオン交換樹脂を積層させた樹脂床による
過脱塩方法 についても、前述の結果より優れたクラツド分離
効果が推測されるが最近実施した試験において優
れたクラツド分離効果が確認されており、いずれ
も実用上極めて有利な方法と云える。
本発明においては、従来の混床式過脱塩方法
に比較し、陰・陽イオン交換樹脂の架橋度が低い
ため、樹脂相内の細孔(ミクロポアー)が比較的
大きく、クラツドの樹脂粒内への拡散速度が速い
こと及び樹脂が比較的硬くなく弾性があり通水時
樹脂表面の弾性変形によるクラツド吸着効果が大
きいことより過脱塩操作に際し、よりクラツド
濃度の低い高純度の水を得ることができる。
に比較し、陰・陽イオン交換樹脂の架橋度が低い
ため、樹脂相内の細孔(ミクロポアー)が比較的
大きく、クラツドの樹脂粒内への拡散速度が速い
こと及び樹脂が比較的硬くなく弾性があり通水時
樹脂表面の弾性変形によるクラツド吸着効果が大
きいことより過脱塩操作に際し、よりクラツド
濃度の低い高純度の水を得ることができる。
第1図は、陽イオン交換樹脂の架橋度と細孔の
大きさを表すグラフであり、第2図は、陽イオン
及び陰イオン交換樹脂の架橋度と破砕強度の関係
を表すグラフであり、第3図は、陽イオン交換樹
脂の架橋度と総交換容量の関係を表すグラフであ
り、第4図は陰イオン交換樹脂の架橋度と総交換
容量の関係を表すグラフである。第5図は、ミニ
カラム試験装置の概略系統図であり、第6図は架
橋度とクラツド捕捉能の関係を表すグラフであ
り、第7図は混床実機長カラム試験装置の概略系
統図であり、第8−1図及び第8−2図は、架橋
度と平衡到達時DF値の関係を表すグラフであり、
第9図は架橋度とクラツド捕捉能の関係を表すグ
ラフである。 1……原水入口、2……洗浄用純水入口、3…
…樹脂充填カラム、4……主流量計、5……フイ
ルタ、6……流量計、7……積算流量計、8……
導電率計、9……ドレンライン。
大きさを表すグラフであり、第2図は、陽イオン
及び陰イオン交換樹脂の架橋度と破砕強度の関係
を表すグラフであり、第3図は、陽イオン交換樹
脂の架橋度と総交換容量の関係を表すグラフであ
り、第4図は陰イオン交換樹脂の架橋度と総交換
容量の関係を表すグラフである。第5図は、ミニ
カラム試験装置の概略系統図であり、第6図は架
橋度とクラツド捕捉能の関係を表すグラフであ
り、第7図は混床実機長カラム試験装置の概略系
統図であり、第8−1図及び第8−2図は、架橋
度と平衡到達時DF値の関係を表すグラフであり、
第9図は架橋度とクラツド捕捉能の関係を表すグ
ラフである。 1……原水入口、2……洗浄用純水入口、3…
…樹脂充填カラム、4……主流量計、5……フイ
ルタ、6……流量計、7……積算流量計、8……
導電率計、9……ドレンライン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 PWR型原子力発電プラントの二次系統水の
処理の際に、粒状又は粉末状陽イオン交換樹脂及
び陰イオン交換樹脂からなる混床によつて過脱
塩する方法において、陽イオン交換樹脂及び/又
は陰イオン交換樹脂の架橋度を従来品ゲル型樹脂
の標準値(ジビニルベンゼン(DVB)含率表示
で陽イオン交換樹脂、陰イオン交換樹脂ともに8
%)よりも低下させた範囲のDVB含率7.5%〜3
%の樹脂により混床を形成し、PWR型原子力発
電プラントの二次系統水処理時の懸濁性不純物の
除去能力を強化させたことを特徴とする混床式
過脱塩方法。 2 PWR型原子力発電プラントの二次系統水の
処理の際に、粒状又は粉末状陽イオン交換樹脂及
び陰イオン交換樹脂からなる混床によつて過脱
塩する方法において、従来品のイオン交換樹脂に
よる混床上層部に、従来品ゲル型樹脂の標準値よ
りも架橋度を低下させた範囲のDVB含率7.5%〜
3%の陽イオン交換樹脂を積層させた樹脂床を形
成し、PWR型原子力発電プラントの二次系統水
処理時の懸濁性不純物の除去能力を強化させたこ
とを特徴とする混床式過脱塩方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63281278A JPH02131188A (ja) | 1988-11-09 | 1988-11-09 | 混床式濾過脱塩装置による懸濁不純物の除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63281278A JPH02131188A (ja) | 1988-11-09 | 1988-11-09 | 混床式濾過脱塩装置による懸濁不純物の除去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02131188A JPH02131188A (ja) | 1990-05-18 |
JPH0445231B2 true JPH0445231B2 (ja) | 1992-07-24 |
Family
ID=17636843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63281278A Granted JPH02131188A (ja) | 1988-11-09 | 1988-11-09 | 混床式濾過脱塩装置による懸濁不純物の除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02131188A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5387348A (en) * | 1990-11-09 | 1995-02-07 | Ebara Corporation | Method of mixed-bed filtration and demineralization with ion-exchange resins |
JPH04244207A (ja) * | 1991-01-28 | 1992-09-01 | Ebara Corp | シリカ不純物を含有する水の処理方法 |
JP5038232B2 (ja) * | 2008-05-22 | 2012-10-03 | 株式会社荏原製作所 | 復水脱塩方法及び復水脱塩装置 |
JP4943378B2 (ja) * | 2008-05-22 | 2012-05-30 | 株式会社荏原製作所 | 復水脱塩方法及び復水脱塩装置 |
-
1988
- 1988-11-09 JP JP63281278A patent/JPH02131188A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02131188A (ja) | 1990-05-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4430226A (en) | Method and apparatus for producing ultrapure water | |
US4853130A (en) | Method for purifying liquids | |
JP4467488B2 (ja) | 復水脱塩方法及び復水脱塩装置 | |
JPH0328797A (ja) | 混床式復水脱塩装置による復水の懸濁性不純物除去方法 | |
JP3687829B2 (ja) | 復水処理方法及び復水脱塩装置 | |
JP4943377B2 (ja) | 復水脱塩方法及び復水脱塩装置 | |
JPH0445231B2 (ja) | ||
JPH0445230B2 (ja) | ||
JP4278211B2 (ja) | プリコート式ろ過脱塩装置のプリコート方法 | |
JP3183354B2 (ja) | タンニン系吸着剤による重金属類の吸着分離方法及び該吸着剤の再生方法 | |
JPH0569480B2 (ja) | ||
JPH0327264B2 (ja) | ||
US4927796A (en) | Compositions for purifying liquids | |
JPH0445233B2 (ja) | ||
JPH0445232B2 (ja) | ||
JP2002361247A (ja) | 純水製造方法 | |
JPH0512996B2 (ja) | ||
JP3412455B2 (ja) | 砒酸イオン吸着用活性アルミナおよびこれを用いてなる水溶液中からの砒酸イオンの吸着処理方法 | |
RU2205692C2 (ru) | Способ ионообменной очистки воды, содержащей органические вещества, с противоточной регенерацией ионообменных материалов | |
JPH08224579A (ja) | 復水脱塩装置 | |
CA2055206C (en) | Method of mixed-bed filtration and demineralization with ion-exchange resins | |
JP4356987B2 (ja) | 復水脱塩処理方法と装置及びその充填層の形成方法 | |
JPH0363439B2 (ja) | ||
JPH0422635B2 (ja) | ||
JPH07323235A (ja) | イオン交換樹脂およびその樹脂を充填した脱塩装置 |