JPH044516Y2 - - Google Patents

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JPH044516Y2
JPH044516Y2 JP19961684U JP19961684U JPH044516Y2 JP H044516 Y2 JPH044516 Y2 JP H044516Y2 JP 19961684 U JP19961684 U JP 19961684U JP 19961684 U JP19961684 U JP 19961684U JP H044516 Y2 JPH044516 Y2 JP H044516Y2
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JP
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soil
film
ridges
shutter
hopper
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JP19961684U
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JPS61115050U (ja
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  • Soil Working Implements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、圃場のロータリ耕耘及び複数の畝
の整形を行なうとともに、同時に複数の畝及び畝
溝にマルチフイルムを被覆し、さらに、畝溝を被
覆したマルチフイルム上に覆土を行なうマルチフ
イルム被覆装置に関するものである。
従来の技術 従来、圃場のロータリ耕耘、複数の畝の整形、
畝及び畝溝へのマルチフイルムの被覆を連続して
一行程で行なう作業機があり、このような作業機
においては、マルチフイルムの浮上がりや風で飛
ばされることを防止するために、ロータリ耕耘さ
れた土の一部を用いて畝溝を被覆したマルチフイ
ルム上を覆土することが一般的に行なわれてい
る。
考案が解決しようとする問題点 畝溝を被覆したマルチフイルム上に土を落下さ
せただけである場合には、その土は風に吹飛ばさ
れたり雨水とともに流されたりし易く、覆土用の
土が失なわれた後にはマルチフイルムは風によつ
て簡単に剥離されてしまうという欠点がある。雨
水による覆土用の土の流失は傾斜地において傾斜
方向に沿つた畝を整形した場合に著しい。
この考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、畝溝を被覆したマルチフイルム上に落下させ
た覆土用の土が雨水等により流失されることを防
止しうるマルチフイルム被覆装置を得ることを目
的とする。
問題点を解決するための手段 移動農機の機体1の後部に圃場のロータリ耕
耘、複数の畝の整形、畝及び畝溝へのマルチフイ
ルム14の被覆、ロータリ耕耘された土の一部を
上方に設置したホツパー9内に揚土するとともに
ホツパー9内から落下される土によつて各畝溝を
被覆した前記マルチフイルム14の覆土を行なう
作業機14を連結する。ホツパー9の底部に所定
のタイミングで開閉してホツパー9内の土を間欠
的に落下させるシヤツター19を設ける。また、
マルチフイルム14が被覆される以前の畝溝にお
いて土をすくいながら進行するとともに所定のタ
イミングで上方に移動する土寄せ体30を設け
る。シヤツター19の開閉動作と土寄せ体30の
上下移動動作とを連動させる連動機構52を設け
る。
作 用 土寄せ体30の上下移動動作によりマルチフイ
ルム14に被覆される畝溝に凹凸を形成し、シヤ
ツター19の開閉によりホツパー9内の土を畝溝
を被覆したマルチフイルム14上に間欠的に落下
させる。連動機構52により畝溝の凹部にホツパ
ー9内の土が落下するように土寄せ体30の上下
移動動作とシヤツター19の開閉動作とを連動さ
せる。
実施例 この考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。移動農機であるトラクタの機体1に後部には
二点ヒツチ2により支持されるとともにリフトア
ーム3により昇降される作業機4が連結されてい
る。この作業機4には、まず最前部に位置して機
体1からの駆動力により回転するロータリ耕耘部
5が設けられ、ロータリ耕耘部5の上方に前後方
向に延出する調整フレーム6が設けられている。
調整フレーム6の後部には複数の畝を整形する畝
整形器7、畝の上面部を鎮圧する鎮圧ローラ8が
連結されている。さらに、前記作業機4には前記
ロータリ耕耘部5からの駆動力によつてロータリ
耕耘された土の一部を作業機4の上部に設けたホ
ツパー9内に揚土する揚土装置10が設けられて
いる。前記揚土装置10の支柱11には後方に延
出するステイ12が固定され、このステイ12に
取付けられた支持杆13にはロール状に巻回され
たマルチフイルム14と、畝及び畝溝を被覆した
マルチフイルム14を畝溝部において踏圧する踏
圧輪15とが支持されている。
前記ホツパー9には支点16を中心して回動自
在なステイ17が取付けられ、ステイ17の下端
にはホツパー9の底部に形成された土排出口18
を開閉させるシヤツター19が設けられており、
ステイ17にはシヤツター19を閉止方向に付勢
するスプリング20の一端が係止されている。ま
た、前記ホツパー9には支点21を中心として回
動自在なレバー22が取付けられており、レバー
22の一端は鎖23により前記シヤツター19に
連結され、レバー22の他端にはアウタワイヤ2
4内を挿通する連合体としてのインナワイヤ25
の一端が連結されている。なお、前記ホツパー9
には前記土排出口18から排出された土を各畝溝
を被覆した前記マルチフイルム14上に案内する
複数個のシユータ26が設けられている。
前記畝整形器7には側方に突出するピン27が
固定されており、ピン27の先端部には、ステイ
28がピン27の軸心回りに回動自在に取付けら
れるとともにワイヤ受けステイ29が固定されて
いる。前記ステイ28の先端部には畝溝上に位置
する土寄せ体である土寄せ板30が固定され、ス
テイ28と前記ワイヤ受けステイ29との間には
土寄せ板30を下向きに付勢するスプリング31
が張設されている。さらに、前記ステイ28には
アウタワイヤ32内を挿通する連合体としてのイ
ンナワイヤ33の一端が連結されている。
前記機体1の車軸ケース34にはボルト35に
より保持金具36が固定されている。保持金具3
6にはインナワイヤ37の一端を連結するステイ
38が固定され、さらに、ピン39を支点として
回動自在なレバー40が取付けられている。レバ
ー40にはガイド板41とアウタワイヤ42の一
端を固定するワイヤ受け43とが固定され、レバ
ー40の先端部と前記リフトアーム3との間に鎖
スプリング44が連結されている。なお、前記ア
ウタワイヤ42は分岐部45において前記アウタ
ワイヤ24と前記アウタワイヤ32とに分岐さ
れ、アウタワイヤ24の一端は前記ホツパー9に
固定されたワイヤ受け46に固定され、アウタワ
イヤ32の一端は前記ワイヤ受けステイ29に固
定されている。また、前記インナワイヤ37は前
記分岐部45において前記インナワイヤ25と前
記インナワイヤ33とに分岐されている。
前記機体1の車輪47のデイスク48には、車
軸49を中心とする同一円周上に所定間隔で複数
個の駆動体としての突起物50がナツト51によ
り固定されている。そして、これらの突起物5
0、前記レバー40、ガイド板41、アウタワイ
ヤ42,24,32及びインナワイヤ37,2
5,33により前記シヤツター19の開閉動作と
前記土寄せ板30の上下移動動作を連動させる連
動機構52が構成されている。
このような構成において、作業機4を連結した
機体1を走行させると、機体1からの駆動力によ
りロータリ耕耘部5が回転して圃場を耕耘し、畝
整形器7により複数の畝が整形され、畝及び畝溝
にマルチフイルム14が被覆される。さらに、ロ
ータリ耕耘された土の一部が揚土装置10により
揚土され、一旦ホツパー9内に収納された後シユ
ータ26に案内されて各畝溝を被覆したマルチフ
イルム14上に落下される。また、スプリング3
1により下向きに付勢された土寄せ板30は、そ
の先端部をマルチフイルム14が被覆される以前
の畝溝に突立て、畝溝の土をすくいながら作業機
4と一体的に進行する。
ここで、車輪47の回転に伴ない突起物50が
所定のタイミングでガイド板41に当り、第3図
に示すようにレバー40をピン39を支点として
上方に回動させる。これによりワイヤ受け43と
ステイ38との間隔が大くきなり、インナワイヤ
25が矢印a方向に及びインナワイヤ33が矢印
b方向に引つ張られる。インナワイヤ25の矢印
a方向への張つ張りによりレバー22が支点21
を中心として矢印c方向に回動し、シヤツター1
9がステイ17とともに支点16を中心に矢印d
方向に回動し、シヤツター19が開かれてホツパ
ー9内の土が土排出口18から排出され、さらに
シユータ26に案内されて畝溝を被覆したマルチ
フイルム14上に落下される。なお、シヤツター
19の開閉は車輪47の一回転につき突起物50
の個数に応じて複数回行なわれ、ホツパー9から
マルチフイルム14上への土の落下は間欠的に等
間隔で行なわれる。また、インナワイヤ33の矢
印b方向への引つ張りによりステイ28及び土寄
せ板30がピン27を中心として矢印e方向に回
動し、土寄せ板30が地面から離反する。このた
め、土寄せ板30によりすくわれて前方に移動し
ていた土により畝溝上に凸部が形成される。な
お、土寄せ板30の起伏は車輪47の一回転につ
き突起物50の個数に応じて複数回行なわれ、畝
溝上には凸部が等間隔で形成される。そして、凹
凸状となつた畝溝上にマルチフイルム14が被覆
される。土寄せ板30による畝溝上の凹凸の形成
とシヤツター19の開閉による土の落下とは連動
機構52により連動されており、土は畝溝の各凹
部を被覆したマルチフイルム14上に正確に落下
される。このため、マルチフイルム14上の土が
雨水によつて流れることが防止され、さらに、雨
水をせき止めてマルチフイルム14にあらかじめ
形成してある水抜穴から圃場内への侵透を促進
し、作物の成育を向上させうる。
つぎに、第4図は道路走行時や回行時の状態を
示すものである。リフトアーム3の上方への回動
操作により作業機4が上昇されて地面から離反さ
れる。同時に鎖スプリング44を介してレバー4
0がピン39の回りに上方に回動し、ガイド板4
1が突起物50と接触しない位置に移動してシヤ
ツター19が開いた状態及び土寄せ板30が上方
に移動した状態に維持される。
考案の効果 この考案は、上述のように土寄せ体により畝溝
に凹凸を形成し、凹凸が形成された畝溝をマルチ
フイルムにより被覆し、さらに、畝溝を被覆した
マルチフイルム上に土を覆土し、土寄せ体による
凹凸の形成と覆土用の土を落下させるシヤツター
の開閉とを連動機構によつて連動させたことによ
り、覆土用の土を畝溝の凹部に正確に落下させる
ことができ、雨水等による覆土用の土の流失を防
止することができ、さらに、雨水をせき止めてマ
ルチフイルムにあらかじめ形成した水抜穴から圃
場内への侵透を促進し、作物の成育を向上させる
ことができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案はの一実施例を示すもので、第
1図は側面図、第2図は機体の車輪を一部を断面
にして示す背面図、第3図はシヤツターの開放状
態及び土寄せ板の上方への移動状態を示す側面
図、第4図は作業機を上昇させた状態を示す側面
図である。 1……機体、4……作業機、9……ホツパー、
14……マルチフイルム、19……シヤツター、
30……土寄せ体、25,33……連結体、50
……駆動体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 移動農機の機体の後部に圃場のロータリ耕耘、
    複数の畝の整形、畝及び畝溝へのマルチフイルム
    の被覆、ロータリ耕耘された土の一部を上方に設
    置したホツパー内に揚土するとともにその土を各
    畝溝位置の前記マルチフイルム上にシユータで案
    内して落下させることによりそのマルチフイルム
    上への覆土を行う作業機を連結したマルチフイル
    ム被覆装置において、走行系の回転部に駆動体を
    取付け、前記マルチフイルムの被覆が行われる前
    の畝溝の土をすくうように下方へ付勢されて設け
    られた起伏自在の土寄せ体と、前記ホツパーの底
    部に形成された土排出口を開閉させる閉止方向に
    付勢されたシヤツターと、前記駆動体により周期
    的に駆動されて前記土寄せ体を一時的に上昇させ
    るとともに前記シヤツターを一時的に開放させる
    連結体とを設けたことを特徴とするマルチフイル
    ム被覆装置。
JP19961684U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH044516Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19961684U JPH044516Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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JP19961684U JPH044516Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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Publication Number Publication Date
JPS61115050U JPS61115050U (ja) 1986-07-21
JPH044516Y2 true JPH044516Y2 (ja) 1992-02-10

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