JPH0444539Y2 - - Google Patents

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JPH0444539Y2
JPH0444539Y2 JP6741187U JP6741187U JPH0444539Y2 JP H0444539 Y2 JPH0444539 Y2 JP H0444539Y2 JP 6741187 U JP6741187 U JP 6741187U JP 6741187 U JP6741187 U JP 6741187U JP H0444539 Y2 JPH0444539 Y2 JP H0444539Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエレベータの乗かごあるいはつり合い
重りを案内するエレベータガイドレールの清掃装
置に関する。
〔従来の技術〕
一般にエレベータにおいては、乗りかごあるい
はつり合い重り等の移動体を案内するために、こ
の移動体に設けたガイドシユーを昇降路に立設し
たガイドレールに可動的に嵌合している。また移
動体側にはオイラーが設けられて、ガイドシユー
とガイドレールとの嵌合部にオイラーからの油を
供給して、移動体をより円滑に移動させている。
しかしながら、永年使用しているエレベータに
おいては、オイラーからの油にごみ等が付着し、
いわゆる油かす等の異物がガイドレールの表面に
付着してしまう。この異物の量が多くなると、ガ
イドシユーとの嵌合に影響を与えるようになり、
エレベータの乗心地を悪くしたり、あるいは異常
音を発生させたりするため、ガイドレールを定期
的に清掃する必要がある。
従来のガイドレールの清掃は、作業員が乗かご
等の移動体の天井に乗つて低速運転させながら、
ウエスでガイドレールの表面を清掃していた。こ
のため作業効率が悪く、また油汚れを伴う作業が
求められることになつた。これに対し、実開昭59
−116366号公報に示されるように、乗かごの昇降
動作によつてガイドレールの表面を清掃する清掃
装置が提案され、これを第4図に示している。
この清掃装置は、枠体1の上部にガイドレール
5の側面を挟むように板状摺擦体2,3,4を締
結し、これら板状摺擦体によつてガイドレール5
の表面に付着したごみ等を除去するようにし、ま
た別の枠体6にガイドレール5の表面に常時接触
したブラシ7,8,9を取付けて構成されてい
る。このような清掃装置を乗かご等に取付け、乗
かごを昇降させることにより板状摺擦体2,3,
4およびブラシ7,8,9によつて、ガイドレー
ル5の表面にごみ等が付着しないようにしてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した従来の清掃装置は、潤滑油を用いてな
いガイドレールの清掃を対象としていることか
ら、油かす等の異物が付着したガイドレールの清
掃には適用できない。
本考案の目的は、ガイドレールの表面に付着し
た異物等が周囲に飛散することなく容易に除去す
ることのできるエレベータガイドレールの清掃装
置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、除去部材
によつてガイドレールから除去された異物を受け
ると共にその除去部材を支持した受け部材を備
え、その受け部材は少なくとも一つの起立部に切
欠きを設けて一対の分離起立部を形成し、かつ上
蓋のない弾性変形可能な箱体とし、一対の除去部
材は、一対の分離起立部の底部近傍に除去部材の
変形時に受け部材への弾性変形力を加える係合部
を形成し、一対の分離起立部の対向部を上方に向
かうに従つて対向距離を小さくするよう傾斜面と
したことを特徴とする。
〔作用〕
本考案は上述の如く構成したものであるから、
ガイドレールに付着した異物を作業者が直接除去
するのではなく、除去部材を用いて除去して受け
部材で受けることができ、しかも除去された異物
は、除去部材がガイドレールの側面に圧接したと
きの形状と、上記分離起立部の形状がほぼ同じよ
うになり、両者によつて形成される間隙が小さく
なるため、受け部材内の除去された異物がこの間
隙から出て周囲に飛散することが制限されるの
で、ガイドシユー近辺や昇降路を汚すことなく清
掃作業を行なうことができる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面によつて説明する。
第2図は清掃装置を示す平面図で、図示しない
ガイドシユーへ取付ける前の状態を示している。
受け部材10は上部蓋のない厚紙製箱から構成さ
れており、底部11と、一対の起立部12,13
と、その端部間を橋絡する起立部14,15とか
ら成る。起立部15はその中間で分離されて一対
の分離起立部15a,15bを形成しており、そ
の分離起立部15a,15bの対向部は上方に向
かうに従つて対向距離を小さくするような傾斜面
がつけられている。清掃装置の底面図である第3
図から分かるように、底部11には、ガイドレー
ルを挿入するため分離起立部15a,15bの底
部11側の対向距離とほぼ等しい幅で、例えば起
立部13の長さの半分位の所まで切込んだ切欠き
11aが形成されている。従つて受け部材10
は、分離起立部15a,15b間を開くように外
力を加えると、受け部材10の材質と形状とによ
つて第2図の状態に保つように復元力が発生し、
全体として弾性を示すことになる。更に底部11
には第3図に示すように切欠き11aにおける起
立部14側に折り返し起立部11bが形成されて
おり、後述する説明から分かるように除去部材1
6,17の対向側が第2図の上方へ上げられたと
き同方向へ起立するよう折り返えされている。
起立部15に対向する起立部14には、ビニー
ル袋20の底側が接着剤あるいはその他の固着手
段によつて取付けられている。また起立部13に
はゴム等の弾性部材から成るバンド18の一端1
8aが適当な固着手段によつて固定され、このバ
ンド18の他端には固定金具19が取付けられて
いる。この固定金具19によつてバンド18の他
端は取外可能に起立部12へ係止されている。
また底部11の上方面には、前述の切欠き11
aを覆うようにそれ自身が弾性的である一対の除
去部材16,17が配置されており、この除去部
材16,17は、その対向側を互いに重複させて
反対向側を底部11に適当な固定手段によつて固
定されている。除去部材16,17の対向側は、
起立部15側へ近づくほど対向側へ長く伸びた斜
面になつている。この斜面および対向側の重複長
は後述する条件によつて決められる。更に除去部
材16,17の起立部15側は、分離起立部15
a,15b間において起立部12,13の軸方向
に延びていて、分離起立部15a,15bの背面
側にまで突出した係合部16a,17aが形成さ
れている。従つて、除去部材16,17の対向側
を上方に持ち上げ弾性変形させて開き、その間に
ガイドレールを挟み込むと、係合部16a,17
aは分離起立部15a,15bの対向傾斜面の下
部に当接するため、分離起立部15a,15bを
介して受け部材10の弾性変形を促し、結局、こ
の弾性力は分離起立部15a,15bを介して除
去部材16,17をガイドレールへ圧接させる力
として作用する。
この説明から分かるように、受け部材10の弾
性力により除去部材16,17の弾性が付加され
るので、除去部材16,17としては比較的薄く
て弾性の余り大きくないプラスチツク薄板等を用
いることができる。
第1図は上述した清掃装置の使用状態を示して
おり、乗かごあるいはつり合い重りである移動体
側にオイラー23が設けられ、このオイラー23
へバンド18によつて清掃装置が取付けられてい
る。
一対の除去部材16,17はその対向部を上方
に持ち上げて開き、その間にガイドレール5を挟
み込んでいる。このとき、除去部材16,17の
対向側が傾面に成されており、しかも、受け部材
10が起立部15を2つの分離起立部15a,1
5bに分割して弾性変形させていること、および
受け部材10自体が弾性変形することから、除去
部材16,17の対向側先端は全長にわたつてガ
イドレール5の側面5aに接触する。除去部材1
6,17の弾性変形は、その係合部16a,17
aを介して分離起立部15a,15bおよび底部
11に伝わるが、この力を受け部材10が箱全体
で受けて弾性変形するため、結局、受け部材10
の大きな弾性力が分離起立部15a,15bおよ
び底部11を介して除去部材16,17へ伝達さ
れることになる。このため、除去部材16,17
の対向側先端は、その自身の弾性力よりも大きな
力でガイドレール5に接触させられている。この
とき分離起立部15a,15bは図示の如くその
底部11側のみで除去部材16,17の係合部1
6a,17aへ圧接している。この作用だけを考
えるなら、分離起立部15a,15bの対向面は
例えば垂直でも良いが、図示の如く傾斜面にする
ことにより、ガイドレール5に圧接させた除去部
材16,17と分離起立部15a,15b間に形
成される間隙を小さくしている。また底部11に
形成した折り返し起立部11bも上方に少し持ち
上げられている。
この状態で、シユー側である移動体を上方へ駆
動すると、除去部材16,17はガイドレール5
の側面5aに付着した油かす等の異物を除去する
と共に、除去した異物を受け部材10へ溜めて行
く。第2図の状態で開いていた分離起立部15
a,15bの対向部は、その傾斜面と第1図の如
く除去部材16,17の変形とによつてほぼ塞が
れることにより、除去された異物が周囲に飛散す
るということがなく、またガイドレール5の頂面
5bも折り返し起立部11bにより、異物を受け
部材10から飛散させることなく溜められる。
異物除去作業の終了後は、バンド18を外して
清掃装置をオイラー23から取外すと、受け部材
10に異物が溜められて第2図の如くなる。この
清掃装置を処分する場合は、第2図のビニール袋
20の開口から作業者が手を入れて中から受け部
材10をつかみ、ビニール袋20を裏返しながら
受け部材10を包み込む。従つて、作業者は油か
す等の異物に直接触れないので手を汚すことがな
い。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、除去部材によつ
てガイドレールから除去された異物を受けると共
に、その除去部材を支持した受け部材を備え、こ
の受け部材は、少なくとも一つの起立部に切欠き
を設けて一対の分離起立部を形成し、かつ上蓋の
ない弾性変形可能な箱体とし、上述した一対の除
去部材は、一対の分離起立部の底部近傍に、除去
部材が変形した時に受け部材への弾性変形力を加
える係合部を形成し、一対の分離起立部の対向部
を上方に向かうに従つて対向距離を小さくするよ
う傾斜面としたため、ガイドレールに付着した異
物を除去部材によつて除去することができ、除去
部材と分離起立部との間隙が小さくなるのでこれ
によつて異物を周囲に飛散させることなく、ガイ
ドシユー付近や昇降路を汚さずに清掃作業を行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるエレベータガイ
ドレールの清掃装置の使用状態における斜視図、
第2図はその清掃装置を上から見た斜視図、第3
図はその清掃装置を下から見た斜視図、第4図は
従来のエレベータガイドレールの清掃装置の斜視
図である。 5……ガイドレール、10……受け部材、11
a……切欠き、12,13,14,15……起立
部、15a,15b……分離起立部、16,17
……除去部材、16a,17a……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガイドレールの側面を挟み、かつ弾性体で構成
    された一対の除去部材を有して構成したエレベー
    タガイドレールの清掃装置において、上記除去部
    材によつて上記ガイドレールから除去された異物
    を受けると共に上記除去部材を支持した受け部材
    を備え、その受け部材は、少なくとも一つの起立
    部に切欠きを設けて一対の分離起立部を形成し、
    かつ上蓋のない弾性変形可能な箱体とし、一対の
    上記除去部材は、一対の上記分離起立部の底部近
    傍に上記除去部材の変形時に上記受け部材への弾
    性変形力を加える係合部を形成し、一対の上記分
    離起立部の対向部を上方に向かうに従つて対向距
    離を小さくするよう傾斜面としたことを特徴とす
    るエレベータガイドレールの清掃装置。
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