JPH0444325A - アルミニウム膜の形成方法 - Google Patents

アルミニウム膜の形成方法

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JPH0444325A
JPH0444325A JP15354290A JP15354290A JPH0444325A JP H0444325 A JPH0444325 A JP H0444325A JP 15354290 A JP15354290 A JP 15354290A JP 15354290 A JP15354290 A JP 15354290A JP H0444325 A JPH0444325 A JP H0444325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inert gas
ion beam
aluminum film
substrate
aluminum
Prior art date
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Pending
Application number
JP15354290A
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English (en)
Inventor
Haruo Maekawa
前川 晴夫
Daisuke Inoue
大輔 井上
Shuichi Nogawa
修一 野川
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば、半導体素子、半導体集積回路等の
半導体デバイスの配線材料等として用いうれるアルミニ
ウム膜の形成方法に関する。
〔従来の技術〕
この種のアルミニウム膜の形成方法の従来例を第4図を
参照して説明する。
即ち従来は、真空中において、イオン源2から不活性ガ
スイオンビーム4を引き出してこれをアルミニウムター
ゲット6に照射してスパッタさせ、ターゲット6からの
アルミニウム粒子6aをその近傍に配置した基体10の
表面に堆積させ、それによって基体10の表面にアルミ
ニウム膜を形成するようにしている。8はアルミニウム
ターゲット6を保持し冷却する水冷ホルダ、12は基体
10を保持するホルダである。
(発明が解決しようとする課題〕 上記のようにして形成されたアルミニウム膜を例えば半
導体デバイスの配線材料として用いる場合、アルミニウ
ム膜の結晶性(より具体的にはその(111)面の配向
の度合)が重要な課題となる。
これは、アルミニウム膜の結晶性が良好でないと、エレ
クトロマイグレーションが生じやすくなり、断線や配線
間ショート等の問題が発生するからである。
しかしながら上記従来の方法では、アルミニウム膜の結
晶性について、あまり良好な結果が得られていないのが
実状である。
そこでこの発明は、上記のような従来の方法を改善して
、結晶性の良好なアルミニウム膜を形成することができ
る方法を提供することを主たる目的とする。
(!I!i!Iを解決するための手段)上記目的を達成
するため、この発明のアルミニウム膜の形成方法は、真
空中において不活性ガスイオンビームでアルミニウムタ
ーゲットをスパッタリングして基体の表面にアルミニウ
ム膜を形成する際に、基体に対して第2の不活性ガスイ
オンビームを照射し、しかもそのときの第2の不活性ガ
スイオンビームの基体表面に立てた垂線に対する入射角
度を0度以上45度以下とし、かつ基体へのアルミニウ
ム粒子に対する第2の不活性ガスイオンの輸送比を1.
0%以上30%以下とすることを特徴とする。
〔作用〕
イオンビームスパッタリングによって基体の表面にアル
ミニウム膜を形成する際に、基体に対して不活性ガスイ
オンビームを上記のような条件で照射すると、結晶性の
良好なアルミニウム膜が得られることが実験により確か
められた。
これは、照射される不活性ガスイオンビームのエネルギ
ーによって、アルミニウムの結晶化が促進されるためで
あると考えられる。
〔実施例〕
第1図は、この発明に係るアルミニウム膜の形成方法を
実施する装置の一例を示す概略図である。
この例では、第4図の構成に加えて、基体照射用のイオ
ン源14を更に設け、これから第2の不活性ガスイオン
ビーム16を引き出し、これを基体10に照射すること
ができるようにしている。
またこの例では、イオン源14から引き出された不活性
ガスイオンビーム16の基体表面に立てた垂線に対する
入射角度θを、0度〜60度の範囲内で可変できるよう
にしている。
イオン源14は、例えばプラズマ閉じ込めに多極磁場を
用いるパケット型イオン源であり、供給された不活性ガ
スをイオン化して均一で大面積の不活性ガスイオンビー
ム16を引き出すことができるが、勿論他のタイプのイ
オン源でも良い、前述したイオン源2についても同様で
ある。
上記のような構成で、イオン源2から引き出した不活性
ガスイオンビーム4でアルミニウムターゲット6をスパ
ッタリングして基体10の表面にアルミニウム膜を形成
するのと同時に、イオン源14から引き出した不活性ガ
スイオンビーム16を基体10に照射した実験例を以下
に説明する。
このとき、スパッタリング用の不活性ガスイオンビーム
4の条件を一定とし、基体照射用の不活性ガスイオンビ
ーム16の条件を下記とした。
イオン種:Ar ビームエネルギー:200eV 輸送比(Ar /AR): 0%〜80%で可変ビーム
入射角度θ:0度〜60度で可変ここで輸送比(Ar 
/Af )とは、基体10への単位面積単位時間当りの
スパッタリングによるアルミニウム粒子の入射量に対す
るアルゴンイオンの照射量の比をいう。
上記のようにして基体10の表面に形成されるアルミニ
ウム膜の結晶性の入射角度依存性および輸送化依存性に
ついての測定結果の例を第2図および第3図にそれぞれ
示す、結晶性は、ここではX131回折によるアルミニ
ウム膜の(111)面からの回折強度で評価する。これ
は、配線材料の耐エレクトロマイグレーションを表す数
値としてMTF値(試料が断線に至る時間)があるが、
このMTF値はアルミニウム膜の結晶配向にかかわり、
(111)面からの回折強度をT (111)、(20
0)面からの回折強度を1 (200)とした場合、 MTFoclog (1(111)/I (200))
で表すことができ、(111)面が強く配向するほどM
TF値が大きくなるからである。
まず入射角度依存性についてみると、第2図に示すよう
に、アルミニウム膜の(Ill)面からの回折強度は、
入射角度θの変化と共に変化し、0度〜45度の範囲内
で、イオンビーム照射無しの場合よりも増大している。
なお、(200)面の回折強度は、入射角度θに依存せ
ず、しかもX線回折図においてノイズと重なってしまう
ほど小さい、これから、基体lOに対する不活性ガスイ
オンビーム16の入射角度θは、0度〜45度の範囲内
にするのが好ましいことが分かる。
次に輸送比依存性についてみると、第3図はアルミニウ
ムの成膜速度を一定にしてアルゴンイオンの照射量を変
えて輸送比(Ar /AR)を変化させたときのアルミ
ニウム膜の(111)面からの回折強度を示すが、この
回折強度は、輸送比が1.0%〜70%の範囲内で、イ
オンビーム照射無しの場合よりも増大している。しかし
、輸送比が30%を超えるころから、アルミニウム膜組
成において不純物としてのアルゴンが1%を超えるので
、アルミニウム膜の抵抗率悪化が考えられる。
従って、基体10へのアルミニウム粒子に対する不活性
ガスイオンの輸送比は、1.0%〜30%の範囲内にす
るのが好ましい、なおこの場合も、(200)面の回折
強度は、輸送比に依存せず、しかもX線回折図において
ノイズと重なってしまうほど小さい。
なお、基体10に照射する不活性ガスイオンビーム16
のエネルギーは、特定のものに限定されないが、10e
V未満ではイオン源14から引き出すのが困難であり、
3KeVを超えるとアルミニウム膜に与えるダメージが
大きくなって膜中の結晶欠陥が増大するので、10eV
〜3KeV程度の範囲内にするのが好ましい。
また、不活性ガスイオンビーム16の種類は、上記例の
ようなArイオンビームに限定されるものではなく、H
e 、Ne 、Kr 、Xe等の他の不活性ガスイオン
ビームであっても良い、スパッタリング用の不活性ガス
イオンビーム4についても同様であり、またこれと上記
不活性ガスイオンビーム16とは同種でも異種でも良い
また、スパッタリング用の不活性ガスイオンビーム4の
エネルギーも特定のものに限定されないが、100eV
未満ではスパッタ率が小さくなり過ぎ、3KeVを超え
るとスパッタ率が飽和する+7)テ、100eV〜3K
eVの範囲内にするのが好ましい。
また、基体10の材質や形状等も特定のものに限定され
るものではなく、例えば絶縁基板、半導体基板、複合基
板、導体等であっても良い。
〔発明の効果〕 以上のように、イオンビームスパッタリングによって基
体の表面にアルミニウム膜を形成する際に、基体に対し
て不活性ガスイオンビームを上記のような条件で照射す
ることによって、結晶性の良好な高性能のアルミニウム
膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係るアルミニウム膜の形成方法を
実施する装置の一例を示す概略図である。 第2図は、基体に照射する不活性ガスイオンビームの入
射角度を変化させた場合のアルミニウム膜の(111)
面からの回折強度の測定結果の一例を示すグラフである
。第3図は、基体へのアルミニウム粒子に対するアルゴ
ンイオンの輸送比を変化させた場合のアルミニウム膜の
(111)面からの回折強度の測定結果の一例を示すグ
ラフである。第4図は、従来のアルミニウム膜の形成方
法を実施する装置の一例を示す概略図である。 2・・・スパッタリング用のイオン源、4・・・不活性
ガスイオンビーム、6・・・アルミニウムターゲット、
10・・・基体、14・・・基板照射用のイオン源、1
6・・・第2の不活性ガスイオンビーム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真空中において不活性ガスイオンビームでアルミ
    ニウムターゲットをスパッタリングして基体の表面にア
    ルミニウム膜を形成する際に、基体に対して第2の不活
    性ガスイオンビームを照射し、しかもそのときの第2の
    不活性ガスイオンビームの基体表面に立てた垂線に対す
    る入射角度を0度以上45度以下とし、かつ基体へのア
    ルミニウム粒子に対する第2の不活性ガスイオンの輸送
    比を1.0%以上30%以下とすることを特徴とするア
    ルミニウム膜の形成方法。
JP15354290A 1990-06-11 1990-06-11 アルミニウム膜の形成方法 Pending JPH0444325A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007108525A1 (en) * 2006-03-17 2007-09-27 Canon Kabushiki Kaisha Film deposition apparatus and method of film deposition

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