JPH0443825B2 - - Google Patents

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JPH0443825B2
JPH0443825B2 JP58069892A JP6989283A JPH0443825B2 JP H0443825 B2 JPH0443825 B2 JP H0443825B2 JP 58069892 A JP58069892 A JP 58069892A JP 6989283 A JP6989283 A JP 6989283A JP H0443825 B2 JPH0443825 B2 JP H0443825B2
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JP
Japan
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spool
seat belt
vehicle seat
inertial
spool member
Prior art date
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JP58069892A
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JPS5911873A (ja
Inventor
Barii Andaason Arekusandaa
Pataason Maikuru
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BII ESU AARU DEI Ltd
Original Assignee
BII ESU AARU DEI Ltd
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Publication date
Application filed by BII ESU AARU DEI Ltd filed Critical BII ESU AARU DEI Ltd
Publication of JPS5911873A publication Critical patent/JPS5911873A/ja
Publication of JPH0443825B2 publication Critical patent/JPH0443825B2/ja
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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、非常ロツク式車輛用シートベルト牽
引器(seat belt retractor)に係る。
このような牽引器は通常、ベルト貯蔵装置と非
常用ロツク機構とを有しており、使用時ベルトは
牽引器ばね手段によつて作用せしめられている引
張力に抗してベルト貯蔵装置から引出されること
ができ、非常用ロツク機構は、ベルト引出し方向
への所定のベルト加速度と牽引器の所定の加速度
(この加速度なる用語は、ここでは減速度をも含
むべく用いられている)とのうちの少なくとも一
方に応答してベルトの引出しが行われないよう牽
引器をロツクせしめる。この種の既知の牽引器
は、相当の信頼性をもつて作動しなければならな
い多数の小部品を含んでおり、そのため、製作及
び組立がやつかいであるという問題がある。ま
た、例えばロツク機構がベルト加速度のみに、牽
引器加速度のみに、あるいはそれらの両方に応答
しなければならないというような特定の要求に合
致するべく牽引器を作ることが必要である。更
に、例えば前方座席で用いるとか後方座席で用い
るというように車輛の異なる配向、即ち配置位置
に牽引器を装着させることも必要である。非常状
態でのロツク作用は、確実に、しかも速かに、即
ちベルトがかなりの長さにわたつて引出されるこ
となく行われなければならない。
本発明は、上記の従来技術の問題を改良した車
輛用シートベルト牽引器を得ることである。
本発明の車輛用シートベルト牽引器は、シート
ベルト使用の際そのベルトを牽引器ばね30の引
張力に抗して巻き出すことができるスプール部材
320と、該スプール部材がベルト巻き出し方向
へ回転しないよう該スプール部材をロツクするた
めのロツク機構325,345とを支承するフレ
ーム装備10を備え、該ロツク機構は、該スプー
ル部材の軸線周りで回転してロツク作用を行うこ
とができる作動部材340を備え、該作動部材
は、ある所定の牽引器加速度に応答して該スプー
ル部材の回転運動を該作動部材へ付与して該作動
部材の該回転を行わせる慣性装置414,42
0,428を担持し、該慣性装置は、通常時支持
体428上で静止位置に支持されておりそして該
所定牽引器加速度に応答して該静止位置から動い
て出力部材420を動かすことができる慣性おも
り416を有し且つスプール部材の軸線を横断す
る他の軸線のまわりで回動して配向位置を調節可
能であり、該支持体428と該作動部材340と
が一緒にスナツプ嵌合できるようにされており、
該作動部材の形状が、該支持体と該作動部材との
複数個の相対位置のうちの1つの選定された位置
で該支持体を該作動部材に嵌合させることがで
き、これにより該慣性おもり416は通常時その
静止位置において、該フレーム装備に対し複数個
の異なる配向位置で該支持体によつて支持され、
更に、スプール部材のある所定の回転加速度より
以下では該スプール部材と共に回転し、そして該
所定回路速度で該スプール部材に対し遅れて該作
動部材の該回転を行わせるように構成された慣性
質量体355を備え、慣性装置は所定牽引器加速
度に応答して動いて該慣性質量体を該スプール部
材に対して遅らせる出力部材を有する、 ことを特徴とする。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照
して説明する。
第1図乃至第5図に示されている車輛用シート
ベルト牽引器はハウジングを有しており、該ハウ
ジングは、好ましくは総べて適宜のプラスチツク
材料で成形されたカバー部材1及び側壁部材2,
3を有している。カバー部材1は彎曲外壁部分4
と2つの側壁部分とを有しており、該2つの側壁
部分のうちの片側の側壁部分5しか図には示され
ていない。これら2つの側壁部分はカバー部材1
の両側縁部から夫々内側に離隔せしめられてい
る。また、これら側壁部分の各々には一体ブツシ
ユ6が備えられており、該ブツシユ6の内方端に
は外側に曲げられたリツプ8が備えられている。
剛体をなす金属フレーム10は、2つの側方ウ
エブ12を互いに連結せしめている中央ウエブ1
1を有しており、該側方ウエブ12は、カバー部
材1の側壁部分の形状に合致した形状を有してい
ると共に互いに整合せしめられた孔14を有して
いる。カバー部材1は弾性体であるので、フレー
ム10の側方ウエブ12に備えられている孔14
にブツシユ6を収容することにより、該フレーム
10とカバー部材1とは一体に組立てられ得るよ
うになつており、この組立時、リツプ8の外面は
側方ウエブ12の内面に係合している。またこの
時、カバー部材1に設けられている孔15とフレ
ーム10の中央ウエブ11に設けられている孔1
6とは互いに整合せしめられていて係止ボルト
(図示なし)を受入れるようになつており、該係
止ボルトによつて牽引器が車輛に取付けられるよ
うになつている。
カバー部材1とフレーム10との組立体はブツ
シユ6内にスプール20を支承している。スプー
ル20は例えばダイカストによつて一体成形され
ており、また、該スプール20は軸線方向溝孔を
備えたスピンドル部分21を有しており、該スピ
ンドル部分21はそれの一端に小径の軸線方向溝
孔付き短軸22を、また、他端にラチエツト歯を
備えた大径のラチエツトホイール部分24を有し
ている。ラチエツトホイール部分24からは直径
の小さい短軸26が軸線方向外方へ突出してい
る。
スプール20は、ラチエツトホイール部分24
がリツプ8に係合するまでブツシユ6を通して軸
線方向に移動せしめられることによりフレーム1
内に組込まれる。また、スプール20は、ラチエ
ツトホイール部分24に隣接した側方ウエブ12
の内面に接した状態でスピンドル部分21に設け
られている溝に係合しているサークリツプ28に
より組立位置に保持されている。
ハウジングの側壁部材2とそれに隣接したカバ
ー部材1の側壁部分との間には牽引器ばね30が
収容されており、該牽引器ばね30の内端は短軸
22に設けられている溝孔に受入れられており、
また、該牽引器ばね30の外端には切欠き部が備
えられており、該切欠き部が側壁部材2に設けら
れている協働形状部と協働することによつて牽引
器ばね30は保持されている。両方の側壁部材
2,3は、彎曲壁部分4に設けられている溝孔3
4に突出舌部32を収容させることによりカバー
部材1と一緒に組立てられており、その組立ては
ハウジングの諸部分の弾性を利用することによつ
て行われるようになつている。ばね30を内蔵し
た側壁部材2は、その側壁部材に通させしめられ
ているねじ31を、カバー部材1に設けられてい
るタツプ立てされた凹所に螺合せしめることによ
り、組立状態に固定されている。カバー部材1に
設けられている案内溝孔(図示なし)を通してス
ピンドル部分21に設けられている軸線方向溝孔
内へベルトを押入れ、該ベルトを帯状ピン35で
保持することにより該ベルトをスプール20に組
込むことができるようになつている。
図示されているカバー側壁部分5と側壁部材3
との間の空間には、車輛の加速度及びベルトの加
速度を感知する慣性感知機構と、該感知機構に応
答してスプール20がベルト巻き出し方向にフレ
ーム10に相対して回転しないようロツクするロ
ツク機構とが収容されている。
ロツク機構はラチエツトホイール部分と、内部
ラチエツト歯41を備えているロツクカツプ40
の形をした作動部材とを有しており、該ロツクカ
ツプ40の底の中心には孔が設けられていて短軸
26を自由回転状態に支承せしめるようになつて
いる。ロツクカツプ40の縁部からはアーム42
が横方向に突出しており、該アーム42は、ロツ
クバー45から突出しているフオロワピン44と
協働するためのカム溝孔43を有しており、該ロ
ツクバー45は、ベルト巻き出し方向へのスプー
ル20の回転を阻止するべくスプールラチエツト
ホイール部分24の歯25と係合可能な歯部分4
8を有している。ロツクバー45は歯部分48と
停止部分50との巻に軸部分49を有している。
組立時、その停止部分50は、ラチエツトホイー
ル部分24に隣接したフレーム側方ウエブ12に
設けられている孔51の端部を通して受入れら
れ、次いで軸部分49が孔51の狭い部分内に捕
捉せしめられる。
短軸26のまわりに配備されているばね52は
フレーム10に作用する一端とロツクカツプ40
に作用する他端とを有していて、第4図に実線で
示されているごとくピン44が溝孔43の一端に
位置せしめられる角度位置にロツクカツプ40を
押圧せしめている。その時、ロツクバー45の歯
部分48は歯25から離隔せしめられている。ば
ね52に抗してロツクカツプ40を、第4図中反
時計方向に回転せしめると、ピン44は溝孔43
の他端に、即ち第4図中一点鎖線で示された位置
へ移動せしめられ、歯部分48が歯24に係合す
るようロツクバー45は回転せしめられる。
ベルト加速度応答式慣性感知装置は、ロツクカ
ツプ40の底とラチエツトホイール部分24との
間において該ロツクカツプ40内に収容されてい
る。
このベルト加速度応答式慣性感知装置は、中心
に孔があけられ且つ短軸26に支承されているデ
イスク55の形をした慣性質量体を有している。
デイスク55は細長い較正ばね56によつて短軸
26に連結されており、該ばね56は或る長さの
ワイヤでなる可撓ばね部材から形成されていると
共に短軸26に設けられている横方向孔に受入れ
られている。ばね部材56は、直径方向に互いに
対向してデイスク50の外面に備えられている2
つのラグ58により該デイスク50に係合してい
る。こうして、デイスク50は、較正ばね56の
力に抗して、短軸26に相対して限られた範囲だ
け回転できるようになつている。
ベルト加速度応答式慣性感知装置は、また、概
ね直角に曲げられた2本のアームを備えているレ
バーの形をしたラツチロツク60を有している。
一方のアームの自由端はロツクカツプ40の内部
ラチエツト歯41と係合するための歯61として
形成されており、また、他方のアームの自由端に
は孔62が備えられていて短軸26を受入るよう
になつている。2本のアームの結合部の所には孔
64が備えられており、ラツチロツク60はラチ
エツトホイール部分24の外側面から軸線方向に
突出しているピン65に、その孔64によつて枢
支されている。ラツチロツク60をこのように装
架させることにより、内部感知及びロツク機構の
正しい位置合せが確実に行われるようになつてい
る。孔62は細長くされていてピン65のまわり
でのラツチロツクの傾動を可能ならしめていると
共に突出したリム66によつて囲繞されており、
該突出したリム66はデイスク55のための軸受
面を提供していて摩擦及び騒音を低減せしめるよ
うになつている。第5図に示されているごとく、
デイスク55の内面周部の所に形成された凹所に
より提供されているカム面53はラツチロツク6
0のフオロワ面63に作用していて、デイスク5
5がラチエツトホイール24に対し遅れて回転す
る際ラツチロツク60をピン65のまわりで外方
へ枢動せしめて内部ラチエツト歯41に係合せし
めるようになつている。
図示された牽引器の変形例においては、ラツチ
ロツク60はデイスク55に枢動可能に装備さ
れ、また、ラチエツトホイール部分24に形成さ
れたカム面に作用するカムフオロワ面を有してい
る。
ベルトが通常の速度でスプールから引出される
と、デイスク55がスプールに対し所定の角度関
係を保つのに充分な程ゆつくりスプールは回転
し、従つて、デイスクの面とラツチロツク60と
は、該ラツチロツクの歯部分61がロツクカツプ
40の内部ラチエツト歯41から離隔せしめられ
た関係に置かれている。しかしながら、ベルトが
ユーザーを座席に着座せしめた状態に維持しなけ
ればならない非常時に経験されるごとく、ベルト
が非常に高速で引出されると、その結果生じるス
プールの回転速度は、デイスク55がそのスプー
ルの回転についてゆけずに較正ばね56の力に抗
してそのスプール上で遅れて回転するような速度
になる。その時、カム面53は直ちにラツチロツ
ク歯部分61を、今までばね52によりスプール
上で静止状態に保たれていたロツクカツプ40の
内部ラチエツト歯41に係合せしめる。こうし
て、ロツクカツプ40はラツチロツク60を介し
て、回転しているスプールに連結せしめられ、そ
れにより、ロツクカツプ40自体が回転してロツ
クバー45の歯部分48をスプールのラチエツト
ホイール部分24の歯に係合せしめ、該スプール
を更に回転しないようフレームに固定せしめる。
この非常時の加速が終ると、ばね52はロツクカ
ツプ40及びロツクバー45をそれらの通常非作
動位置へ戻すべく作用し、また、ばね56はデイ
スク55を、スプールに関する該デイスクの当初
の角度位置へ戻し、それにより通常の作動が再開
され得るようになつている。
ロツクカツプ及びベルト加速度感知機構は、短
軸26の端に隣接して備えられている溝内に収容
された小さなサークリツプによつて該短軸26上
に保持されている。
図示された牽引器のロツク機構は所定の量を越
える牽引器の加速度、即ち該牽引器が装備されて
いる車輛の加速度にも応答するようになつてい
る。ロツク機構は牽引器加速度感知装置を有して
おり、該感知装置は支持体70を有しており、該
支持体70には直立ピン72を収容しているカツ
プ71が載置されており、該直立ピン72の上端
には中空慣性おもり74が載置されている。支持
体70には第2のレバー75が枢動可能に取付け
られており、該第2のレバー75はそれの枢支部
分と歯付き自由端76との間において慣性おもり
74に載置されている。
支持体70はロツクカツプのアーム42に設け
られている溝孔77によつて該アームに留められ
ており、牽引器の所定の加速度に応答して慣性お
もり74が傾動すると、レバー75は枢動して、
ロツクカツプ40の円筒状周壁部分に設けられて
いる孔78を通してラチエツトホイール部分24
の歯25に歯付き自由端76を係合せしめる。こ
の時リール即ちスプールは回転している。何故な
らば、慣性おもり74に作用している牽引器加速
度により、ベルト着用者は座席内で前方へ移動せ
しめられてベルトがリールから引出されるからで
ある。従つて、ロツクカツプ40はレバー75に
より生じせしめられた連結作用によつてリールと
一緒に回転せしめられる。このロツクカツプ40
の運動は、該ロツクカツプがラツチロツク60に
よつてリールに結合される際に生じせしめられる
該ロツクカツプの回転と同じように、ベルトが引
出されないよう牽引器をロツクせしめる。
この牽引器加速度感知装置はベルト加速度感知
装置とは独立して作用し、また、図示された牽引
器は適宜の部品の取捨選択により、ベルト加速度
のみに、牽引器加速度のみに、あるいは両方の加
速度に応答して作動するよう容易に組立てること
ができる。
必要に応じ、牽引器加速度感知装置が、別個に
ではなくベルト加速度感知装置を介して作用する
よう牽引器を容易に修正することができる。この
場合、デイスク55は外部ラチエツト歯を備える
ことができ、また、レバー75は歯付き自由端7
6をそれらラチエツト歯に係合せしめるべく構成
することができ、こうしてスプールと一緒に回転
しないようデイスクの運動を遅らせ、デイスクが
それ自身の慣性でスプールに対し遅れる場合と同
様にロツク作用を行わせしめるようになつてい
る。
第6図に示されている牽引器の第2の実施例は
フレームを有しており、該フレームはそれの両側
の側方ウエブ内にスプールを支承しており、該ス
プールは一体ラチエツトホイール部分124又は
該スプールに固定して取付けられたラチエツトホ
イールを備えている。ロツクバー145はフレー
ムの側方ウエブに設けられている孔に枢着されて
いて、該ロツクバーがスプールと一体又は該スプ
ールに取付けられた第2のラチエツトホイール部
分125と係合してベルトの引出しを阻止する作
動位置と、該ロツクバーがその第2のラチエツト
ホイール部分125から離隔せしめられた通常位
置との間で枢動するようになつている。ロツクバ
ー145はスプールの延長部126に回転可能に
担持されたロツクカツプ140によつて作動せし
められ、該ロツクカツプ140は半径方向外方へ
突出したアーム142を有しており、ロツクバー
145の延長部はそれらアーム142の間に収容
されている。ロツクカツプ140はまた、下方に
突出部141を有しており、該突出部141内に
は牽引器加速度に応答する慣性感知装置が収容さ
れている。この感知装置は第3図に示された組立
体71,72,74と同様の傾動おもり組立体を
有している。牽引器の所定の加速度に応答してそ
のおもり組立体が傾動すると、ロツクカツプの延
長部分に枢着されているレバー175が枢動し
て、歯176の形をした該レバー175の自由端
がロツクカツプ内のラチエツトホイール部分12
4の歯に係合せしめられるようになつている。
レバー175がラチエツト部分124の歯に係
合するや否や、ロツクカツプ140はスプールに
結合され、(反時計方向の)ベルト巻戻し方向へ
のスプールの回転によりロツクカツプは同様に移
動せしめられ、その結果、ロツクバー145は係
合解除位置から係合ロツク位置へ移動せしめられ
る。このロツクカツプ140の移動は、フレーム
110とロツクカツプの半径方向突出部分111
との間に延びている戻りばね152に対抗せしめ
られている。
第6図の牽引器は牽引器加速度にのみ応答する
ものであることは理解されよう。しかしながら、
ロツクカツプ140は、ラチエツトホイール部分
124に加えて、第1図乃至第4図に示されたも
のに対応し得るベルト加速度感知装置を収容する
ことができ、その場合、ロツクカツプ140は内
歯を備えていると共に牽引器加速度感知装置と独
立してベルト加速度感知装置によつて回転せしめ
られ、あるいはレバー175が慣性デイスク55
に備えられた歯と係合して牽引器加速度感知装置
がベルト加速度感知装置を介して作動するような
変形例も考えられ得る。
第7図に示されている牽引器はカバー部材201
と剛体金属フレーム210とを有している。これ
ら部材は全体として第1図乃至第5図に示されて
いる牽引器のカバー1及びフレーム10と同様の
ものである。従つて、カバー201及びフレーム
210については詳述しない。また、第1図乃至
第5図の牽引器のカバー1及びフレーム10の部
品及び部分に対応した部品及び部分は第7図では
第1図乃至第5図の対応した符号に200を加えた
符号で示されている。第7図では牽引器の側壁部
材及び牽引器ばねは省略されている。
図示された牽引器はスプール220を有してお
り、該スプール220は軸線方向溝孔を備えたス
ピンドル部分221と牽引器ばねを受入れるため
の小径の軸線方向溝孔付き短軸222とを有して
いる。スプール組立体220の反対側の端部には
ラチエツト歯225を有するラチエツトホイール
224が一体をなして形成されている。ラチエツ
トホイール224の外端面には共軸線関係をなす
円筒壁230が一体に備えられ、もしくは別体を
なして取付けられており、該円筒壁230の外面
にはラチエツト歯231が備えられている。
ラチエツトホイール224を越えて突出してい
るスプール組立体220の短軸226は、ねじ2
68によりその短軸226上で自由に回転できる
よう固定されたロツクカツプ240を支承してお
り、円筒壁230はロツクカツプ240の円筒壁
の半径方向外方に位置している。
第1図乃至第5図の牽引器のロツクカツプ40
と違つて、ロツクカツプ240はそれの横方向に
突出したアーム242にカム面243を有してい
る。そのカム面243はロツクバー245のフオ
ロワ面244に接触しており、該ロツクバー24
5は、フレーム210の一方の側壁212に貫通
して設けられた孔を通して枢支ピン249に枢動
可能に装着されている。
ロツクカツプ240は、ロツクバー245の歯
部分248がラチエツト歯225から離隔せしめ
られた位置に、直線状の可撓性戻りばね252に
よつて押圧されており、該ばね252は或る長さ
のワイヤから形成されていると共にロツクカツプ
240の外面に固定された一端及びフレーム21
0に固定された他端を有している。
ロツクカツプ240には横方向に突出したアー
ム242が一体をなして形成されており、該アー
ム242は牽引器加速度感知装置を支持してお
り、該感知装置はカツプ271と、直立ピン27
2と、中空慣性おもり274とを有している。加
速度感知装置は、まずレバー275を有してお
り、該レバー275はピン272に載置されてい
ると共に、アーム242上で枢動可能な歯付き端
部(図示なし)を有しており、該歯付き端部は円
筒壁230のラチエツト歯231と係合可能であ
る。
ロツクカツプ240は内部ラチエツト歯241
を有していると共にベルト加速度応答式慣性感知
装置を収納しており、該感知装置は慣性質量体2
55と、ラチエツトホイール224の外面に枢着
されたラツチロツク260と、第1図乃至第5図
に示された牽引器の部品に対応した他の部品とを
有している。ラツチロツク260はスプールの軸
線から離れる方向に移動することにより、ロツク
カツプの内部ラチエツト歯と係合するべく作動す
る。
第7図の牽引器のベルト加速度感知装置は第1
図乃至第5図の牽引器のものと同様に機能してス
プール220をロツクカツプ240に結合せしめ
る。こうして、非常時の加速度を受けた時、ロツ
クカツプ240はスプール220と一緒に回転
し、ロツクバー245のフオロワ面244に接触
している支持アーム242に形成されたカム面2
43により、そのロツクバーは回転せしめられる
と共に、該ロツクバーの歯部分248はラチエツ
トホイール224のラチエツト歯225に係合せ
しめられる。加速が終了すると、ロツクカツプ2
40は戻りばね252の作用を受けて、歯部分2
48がラチエツト歯225に係合していない角度
位置へ戻らされる。
牽引器加速度感知組立体271,272,27
4,275は、所定の量を越える牽引器加速度に
よつてピン272が傾動せしめられてレバー27
5が作動せしめられる際、該レバー275の歯付
き端部が円筒壁230のラチエツト歯231に係
合してロツクカツプ240をスプール220に結
合させる点を除いて、第1図乃至第5図の牽引器
の感知組立体71,72,74,75,76と同
様に機能する。
別の変形例として、戻りばね252はロツクカ
ツプ240と一体に形成することが可能である。
第8図乃至第9図は、本発明の第4の実施例に
よる車輛用シートベルト牽引器を構成しているス
プール部材320、ロツクカツプ340、慣性質
量体355及び他の部品を示している。簡単にす
るため、フレーム、カバー及び牽引器ばねを含む
牽引器の或る部品は第8図乃至第10図に示され
ていない。図示されていないこれら及び他の部品
は第1図乃至第3図に示されている対応部品と同
様のものである。
スプール部材320はスピンドル部分321を
有しており、該スピンドル部分321にはシート
ベルトが固定されている。スプール部材320は
歯325を有するラチエツトホイール324を担
持しており、該歯325にはロツクバー345
(第9図)が係合してスプール部材320を牽引
器フレームにロツクせしめるようになつている。
ラチエツトホイール324を越えて突出している
スプール部材320の端部には中心短軸326
と、該短軸326と共軸線関係をなす円筒壁33
0とが形成されており、該円筒壁330はそれの
外面にラチエツト歯331を有している。円筒壁
330内において、スプール部材320にはピン
380及び円形凹所382が形成されており、ピ
ン380は軸部分321の軸線と平行をなして延
びており、円形凹所382はピン380から周方
向に離隔せしめられている。短軸326のまわり
には同心円関係をなして別の円形凹所384が備
えられている。
ラツチロツク360はプラスチツク材料から成
形されており、そのラツチロツク360の一方の
端には孔386が備えられており、該孔386は
ピン380の大径ベース部を受入れていてラチエ
ツトホイール324の円形端面に相対して枢動移
動するようラツチロツク360を装架している。
ラツチロツク360の反対側の端部は爪部分38
8として形成されており、該爪部分388はラツ
チロツク360の一体ピン部分390の外側に位
置せしめられており、該ピン部分390の一端は
凹所382内に収容されている。凹所382の円
筒壁はピン390に当接していてピン380のま
わりでのラツチロツク360の枢動移動を制限し
ている。
慣性質量体355はスプール部材320の短軸
326の外径よりも大きな直径の中心開口392
を有している。質量体355は溝394を有して
おり、該溝394は質量体355の周面から内側
へ延びていると共にラツチロツク360の一体ピ
ン390の他端を受入れている。スプール部材3
20に対して相対的に質量体355が回転する
と、ピン390及び溝394の壁は互いに協働し
て、その相対回転の方向に従つて、ラツチロツク
の爪部分388をスプール部材320の軸線に対
し近付く方向及び離れる方向へ移動せしめる。爪
部分388の外方移動を生じせしめる方向への慣
性質量体355及びラチエツトホイール324の
相対回転はばねワイヤの形をした可撓性ばね部材
400によつて抵抗せしめられており、該ばね部
材400は、質量体355に設けられている孔4
04内に係止されている短い曲げ短部402と、
スプール部材320のピン380に当接する直線
部406とを有しており、質量体355に設けら
れている溝408はピン380を受入れている。
スプール部材320の短軸326は、一体プラ
スチツク形成体であるロツクカツプ340を支承
しており、該ロツクカツプ340は凹所384内
に受入れられる中心ボス409を有している。該
ボス409の中心には孔があけられていて短軸3
26を受入れるようになつていると共に円筒状外
面を有しており、質量体355はその円筒状外面
上で回転するようになつている。ロツクカツプ3
40は短軸326の端に受入れられるねじ(図示
なし)によつてスプール部材320に固定されて
いる。ロツクカツプ340の円筒壁410はスプ
ール部材320の円筒壁330の半径方向内方に
位置していると共に、ラツチロツク360の外方
移動時該ラツチロツクの爪部分388によつて係
合せしめられる内部ラチエツト菌を有している。
このようにして、可撓性ばね部材400の偏倚力
即ちばね力によつて定められている加速度しきい
値に等しいか、又はそれよりも大きなベルト巻き
出し方向の角加速度がスプール部材320に作用
する際、ロツクカツプ340はスプール部材32
0にロツクせしめられる。
ロツクカツプ340の横方向に突出しているア
ーム412は、第1図乃至第3図の牽引器の慣性
装置71,72,74と同様な慣性装置414を
担持している。しきい値を越える加速度又は減速
度によつて生じせしめられるその慣性装置の慣性
おもり416の移動により、ピンは爪部材420
を枢動せしめて該爪部材420を円筒壁330の
外部ラチエツト歯331に係合せしめる。この加
速度又は減速度により、ロツクカツプ340は、
ベルト巻き出し方向にスプール部材320と一緒
に回転するべく該スプール部材320にロツクさ
れた状態となる。
ロツクカツプ340は可撓性舌部352の形を
した一体可撓性偏倚部材即ち付勢部材を備えてい
る。その舌部440の外端は牽引器フレームに備
えられている停止部(図示なし)に当接している
と共に、該牽引器フレームに対するスプール部材
320のロツク作用を生じせしめる方向へ回転移
動しないようロツクカツプ340を偏倚、即ち付
勢せしめている。このロツク作用は、第3図に示
されているロツクバー45と同様のロツクバー3
45(第9図)によつて行われる。そのロツクバ
ー345は爪部分348を有しており、該爪部分
348は、ロツクバーが牽引器フレームに対して
枢動する際、ラチエツトホイール324の歯32
5と係合してスプール部材320をフレームに固
定せしめる。ロツクバー345は、該ロツクバー
に備えられている突出タブ422を、一体ロツク
カツプ成形体の一部として形成されている孔42
4に受入れることによりロツクカツプ340に連
結されている。その孔424は、ロツクカツプの
残りの部分と一緒に成形された別の一体ばね部材
426を収容しており、該ばね部材426は孔4
24の内壁にタブ422を押付けている。
慣性装置414は、牽引器のフレームに相対す
る該慣性装置の向きを決定する着座体428によ
つてアーム412に装着されている。アーム41
2及び着座体428は互いにスナツプ嵌合せしめ
られており、またアーム412は、そのアームと
着座体との2つ以上の相対位置のうちの選定され
た一つの相対位置において該着座体がアームに嵌
合せしめられ得るよう形状決めされている。こう
することにより、別個のねじ又は他の固定部材の
使用を回避することができ、また、牽引器は、例
えば車輛の左側又は右側、あるいは前方又は後方
のごとき2つ以上の配向位置のうちの選定された
一つの配向位置で用いるようにされ得る。
第8図乃至第10図の実施例において、着座体
428は、スプール部材320の軸線に対して横
切る方向に延びている軸線のまわりで回動し、配
向位置の調節が可能になつている。この実施例の
特定例においては、慣性装置414の静止位置
は、該慣性装置のピンの長手方向軸線が、スプー
ル部材320の軸線を含む平面内に位置している
2本の線のうちの一方に沿つて置かれるように選
定されることができる。その2つの位置では、ピ
ンの長手方向軸線は、前記の面内に位置し且つス
プール部材320の軸線に対し直角をなして延び
ている線の両側に対し15°の角度を形成している。
本発明の別の実施例では、慣性装置の別の配向角
度及び配向平面を用いることもでき、従つて別の
軸線(それら軸線のまわりで該慣性装置のための
着座体が調節され得る)を用いることもできる。
爪部材420はプラスチツク材料から成形され
ており、また、U字形部分の脚部に設けられてい
る円形孔430に、アーム412の両側に一つづ
つ配備されている対応した円筒状突起432を受
入れることによつてそのアーム412に枢動可能
に装着されている。爪部材420の爪部分348
はラチエツト歯331に係合可能である。爪部材
420は、慣性装置414のピンを収容している
カツプ部分436によつて慣性おもり416に連
結されている。爪部材420は、牽引器が用いら
れるべき配向位置に対し適切な角度だけカツプ部
分436が爪部分348からずらされるように形
状決めされており、牽引器が用いられるべき配向
位置を変えることが望まれる場合に、異なるずれ
角度を有する代わりの爪部材と交換するため、爪
部材420はアーム412から簡単に取外される
ようになつている。
第8図乃至第10図の牽引器のベルト加速度感
知ロツク機構は第7図の牽引器のものと同様に機
能する。巻き出し方向におけるしきい値以上のベ
ルト加速度の発生時、ラツチロツク360はロツ
クカツプ340の内部ラチエツト歯と係合し、こ
うしてロツクカツプ340はスプール部材320
と一緒に回転する。この回転によつてロツクバー
345は枢動せしめられ、該ロツクバーの爪部分
348はラチエツトホイール324の歯325と
係合してスプール部材を牽引器フレームにロツク
せしめる。加速が止むと、ロツクカツプは弾性舌
部352の作用を受けて、ラチエツトホイール3
24が自由に回転できる位置へ戻らされる。
牽引器加速度感知ロツク機構は前述したものと
同様のものである。しきい値以上の加速度又は減
速度の影響を受けて慣性おもり416が傾動する
と、爪部材420の爪部分348はラチエツト歯
331に係合せしめられ、ロツクカツプ340は
スプール部材320と一緒に回転せしめられる。
そして上述したごとき牽引器フレームに対するス
プール部材320のロツク作用が生じせしめられ
る。
前述した実施例と同様、牽引器加速度感知慣性
装置がベルト加速度感知装置の慣性質量体の回転
をおくらせて該ベルト加速度感知装置を介して作
動することにより牽引器のロツク作用を行わせる
ように第8図乃至第10図の牽引器を変形、修正
することができる。
別の変形例として、ラツチロツク360を慣性
質量体に枢着せしめ、該ラツチロツク自体及びス
プール部材320に備えられた、例えばピン及び
溝、あるいはカム作用構造体のごとき互いに協働
する構造体の作用により、ロツクカツプ340の
ラチエツト歯に係合する位置へラツチロツク36
0を移動させ得るようにしてもよい。
本発明による牽引器は既知の牽引器よりも少な
い部品点数を有すことができる。従つて、製作及
び組立が簡素化され、作動はより確実ならしめら
れる。牽引器は、牽引器加速度のみに応答するよ
うにも、あるいはベルト加速度のみに応答するよ
うにも、あるいは適宜の部品を加えることにより
それら両加速度に応答するようにも作られること
ができる。
また、本発明による牽引器の慣性装置は、通常
支持体に静止位置において支持されている慣性お
もりを有しており、該慣性おもりは所定の牽引器
加速度に応答して出力部材を移動せしめるべく静
止位置から移動可能であり、その支持体及び作動
部材は複数個の位置のうちの一つの選定された位
置において互いに結合されるよう構成されてお
り、それにより、慣性おもりがフレームの複数個
の異なる配向、即ち配置位置において静止位置に
支持体によつて通常支持されることができるよう
になつている。
このように、本発明は、慣性おもりの支持位置
を選定することにより、特定の車輛に適した配向
状態で装備するのに適合せしめられ得るようにさ
れた牽引器を提供することができる。即ち本願発
明では、作動部材即ちロツクカツプ340に支持
体即ち着座体428がスナツプ嵌合し、これらの
ことは次のことを意味する。即ち慣性のおもり4
16は牽引器フレーム10に対する複数の配向位
置のうちの選定された一つの配向位置においてそ
の休止位置で支持されていることを意味する。作
動部材即ちロツクカツプ340に対する支持体即
ち着座体428の配向位置は、車輛に対する牽引
器の配向位置に対応する。よつて本発明において
は、車輛に対する牽引器の配向位置は作動配向位
置として選択することができる。これはまず支持
体即ち着座体428と作動部材340との相対的
位置を設定し、次にこれらの部品をスナツプ嵌合
させることによりおこなわれる。牽引器はひとた
び車輛にこのように設定されれば、車輛の加速度
に感応するようになる。
換言すると本発明の牽引器は、異なる車輛個所
で作動可能となるように(同一の部品を使用して
いるにもかかわらず)複数の配向位置において組
立可能である。このことは、後部座席の背後等で
は利用可能な空間が極めて限られているため直立
した状態で牽引器を設けることが不可能であるよ
うな後部座席等にこの牽引器を取り付けるときに
特に有利である。更に車輛の種類が異なると牽引
器の配向位置も異なる場合が多く(即ち車輛にお
ける牽引器の取付が適当な空所は車輛ごとに異な
り且つ限定されているため)、このような場合に
同一の牽引器でも異なる車輛に取付けできるとい
う点は本発明の優れた作用効果である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は本発明の第1の実
施例による牽引器の分解斜視図であり、第4図及
び第5図は第1図、第2図及び第3図の牽引器の
一部を示す部分図であり、第6図は本発明の第2
の実施例による牽引器の概略側面図であり、第7
図は本発明の第3の実施例による牽引器の分解斜
視図であり、第8図は本発明の第4の実施例によ
る牽引器の一部を示す分解斜視図であり、第9図
は第8図に示されている牽引器部品が組立てられ
た状態を示している側面図であり、第10図は第
9図の−線に沿つた部分断面図である。 1……カバー部材、2,3……側壁部材、4…
…外壁部分、5……側壁部分、6……ブツシユ、
8……リツプ、10……フレーム、11……中央
ウエブ、12……側方ウエブ、14,15……
孔、20……スプール、21……スピンドル部
分、22……短軸、24……ラチエツトホイール
部分、25……歯、26……短軸、28……サー
クリツプ、30……ばね、31……ねじ、32…
…突出舌部、34……溝孔、35……帯状ピン、
40……ロツクカツプ、41……内部ラチエツト
歯、42……アーム、43……カム溝孔、44…
…フオロワピン、45……ロツクバー、48……
歯部分、49……軸部分、50……停止部分、5
1……孔、52……ばね、53……カム面、55
……デイスク、56……較正ばね、58……ラ
グ、60……ラツチロツク、61……歯、62…
…孔、63……フオロワ面、64……孔、65…
…ピン、66……リム、70……支持体、71…
…カツプ、72……ピン、74……慣性おもり、
75……レバー、76……歯付き自由端、77…
…溝孔、78……孔、110……フレーム、11
1……突出部分、124……ラチエツトホイール
部分、125……第2のラチエツトホイール部
分、140……ロツクカツプ、141……突出
部、142……アーム、145……ロツクバー、
152……戻りばね、175……レバー、176
……歯、201……カバー部材、210……フレ
ーム、212……側壁、220……スプール、2
21……スピンドル部分、222……短軸、22
4……ラチエツトホイール、225……ラチエツ
ト歯、226……短軸、228……ねじ、230
……円筒壁、231……ラチエツト歯、240…
…ロツクカツプ、241……ラチエツト歯、24
2……アーム、243……カム面、245……ロ
ツクバー、248……歯部分、249……枢支ピ
ン、252……戻りばね、255……慣性質量
体、260……ラツチロツク、271……カツ
プ、272……直立ピン、274……慣性おも
り、275……レバー、320……スプール部
材、321……スピンドル部分、324……ラチ
エツトホイール、325……歯、326……短
軸、330……円筒壁、331……ラチエツト
歯、340……ロツクカツプ、345……ロツク
バー、348……爪部分、355……慣性質量
体、360……ラツチロツク、380……ピン、
382,384……円形凹所、386……孔、3
88……爪部分、390……ピン部分、392…
…中心開口、394……溝、400……ばね部
材、402……曲げ端部、404……孔、406
……直線部、408……溝、409……ボス、4
10……円筒壁、412……アーム、414……
慣性装置、416……慣性おもり、420……爪
部材、422……タブ、424……孔、426…
…ばね部材、428……着座体、430……円形
孔、432……円筒状突起、436……カツプ部
分、440……舌部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車輛用シートベルト牽引器にして、シートベ
    ルト使用の際そのベルトを牽引器ばね30の引張
    力に抗して巻き出すことができるスプール部材3
    20と、該スプール部材がベルト巻き出し方向へ
    回転しないよう該スプール部材をロツクするため
    のロツク機構325,345とを支承するフレー
    ム装備10を備え、該ロツク機構は、該スプール
    部材の軸線周りで回転してロツク作用を行うこと
    ができる作動部材340を備え、該作動部材は、
    ある所定の牽引器加速度に応答して該スプール部
    材の回転運動を該作動部材へ付与して該作動部材
    の該回転を行わせる慣性装置414,420,4
    28を担持し、該慣性装置は、通常時支持体42
    8上で静止位置に支持されておりそして該所定牽
    引器加速度に応答して該静止位置から動いて出力
    部材420を動かすことができる慣性おもり41
    6を有し且つスプール部材の軸線を横断する他の
    軸線のまわりで回動して配向位置を調節可能であ
    り、該支持体428と該作動部材340とが一緒
    にスナツプ嵌合できるようにされており、該作動
    部材の形状が、該支持体と該作動部材との複数個
    の相対位置のうちの1つの選定された位置で該支
    持体を該作動部材に嵌合させることができ、これ
    により該慣性おもり416は通常時その静止位置
    において、該フレーム装備に対し複数個の異なる
    配向位置で該支持体によつて支持され、更に、ス
    プール部材のある所定の回転加速度より以下では
    該スプール部材と共に回転し、そして該所定回転
    加速度で該スプール部材に対し遅れて該作動部材
    の該回転を行わせるように構成された慣性質量体
    355を備え、慣性装置は所定の牽引器加速度に
    応答して動いて該慣性質量体を該スプール部材に
    対して遅らせる出力部材を有する、車輛用シート
    ベルト牽引器。 2 ロツク作用を行うための作動部材340の回
    転は、該作動部材に一体形成された弾性部分35
    2がフレーム装備に係合することによつて抵抗さ
    れる、特許請求の範囲第1項記載の車輛用シート
    ベルト牽引器。 3 ロツク機構は、作動部材の回転により動かさ
    れてスプール部材のラチエツトホイール部分32
    5に係合するロツク爪345を備え、該ロツク爪
    は該作動部材の一体形成ばね部材426により係
    合されている、特許請求の範囲第1項から第2項
    までのいずれか1項に記載の車輛用シートベルト
    牽引器。 4 慣性装置は出力部材420を有し、該出力部
    材は所定加速度に応答して動いて該スプール部材
    に係合し、これにより該作動部材と該スプール部
    材とを一緒に結合させて該作動部材の該回転を行
    わせる、特許請求の範囲第1項から第3項までの
    いずれか1項に記載の車輛用シートベルト牽引
    器。 5 出力部材はアームを有し、該アームはこれの
    自由端部分348が該スプール部材上のラチエツ
    ト歯331に係合するよう枢着されている、特許
    請求の範囲第4項記載の車輛用シートベルト牽引
    器。 6 スプール部材と慣性質量体とのうちの一方に
    枢動可能に装架されたラツチ360を備え、該ラツ
    チは、該スプール部材と該慣性質量体とのうちの
    他方に設けられた凹所394内に受入れられる突
    起390を有し、該慣性質量体の遅れに際しての
    該突起と該凹所との協働作用により該ラツチが外
    方へ枢動して該作動部材上のラチエツト歯341
    と係合し、これによつて該作動部材の該回転を行
    わせる、特許請求の範囲第1項記載の車輛用シー
    トベルト牽引器。 7 ラツチ360が孔386を有し、該孔はスプ
    ール部材上のピン380を受入れて該ラツチを該
    スプール部材上に枢動可能に装架する特許請求の
    範囲第6項記載の車輛用シートベルト牽引器。 8 ラツチが孔62を有し、該孔は該スプール部
    材の短軸部分26を受入れ、又該ラツチの枢動を
    可能にする形状にされる、特許請求の範囲第7項
    記載の車輛用シートベルト牽引器。 9 ラツチ360がこれの一方の端部近傍で装架
    され、突起390が該ラツチの他方の端部近傍に
    設けられる、特許請求の範囲第6項から第8項ま
    でのいずれか1項に記載の車輛用シートベルト牽
    引器。 10 突起390は突出するピンであり、凹所が
    スロツト394である、特許請求の範囲第6項か
    ら第9項までのいずれか1項に記載の車輛用シー
    トベルト牽引器。 11 ラツチは突起に隣接する歯部分388を有
    し、該歯部分は、該ラツチの外方への枢動に際し
    て該作動部材ラチエツト歯341と係合する、特
    許請求の範囲第6項から第10項までのいずれか
    1項に記載の車輛用シートベルト牽引器。 12 慣性質量体355とスプール部材との間に
    作用してそれらの間に通常の角度関係を維持せし
    める全体的に直線状の弾性ワイヤ400を有する
    特許請求の範囲第6項から第11項までのいずれ
    か1項に記載の車輛用シートベルト牽引器。 13 弾性ワイヤの中央部分が該スプール部材の
    短軸部分26,226の孔を貫通し、弾性ワイヤ
    がその中央部分の外側の各個所54,254で該
    慣性部材に係合する、特許請求の範囲第12項記
    載の車輛用シートベルト牽引器。 14 弾性ワイヤ400はこれの一方の端部40
    2近傍で該慣性質量体355に係合し、そして該
    端部から離れた個所380でスプール部材に当接
    する、特許請求の範囲第12項記載の車輛用シー
    トベルト牽引器。 15 弾性ライヤが慣性質量体355の孔408
    を通してスプール部材から突出するピン380に
    当接する、特許請求の範囲第14項記載の車輛用
    シートベルト牽引器。 16 慣性装置の支持体428は、スプールの軸
    線が通るカツプ部分から外方へ延出する作動部材
    アーム部分412と結合できる、特許請求の範囲
    第1項から第15項までのいずれか1項に記載の
    車輛用シートベルト牽引器。
JP58069892A 1982-04-20 1983-04-20 車輛用シ−トベルト牽引器 Granted JPS5911873A (ja)

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