JPH044364Y2 - - Google Patents

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JPH044364Y2
JPH044364Y2 JP5959087U JP5959087U JPH044364Y2 JP H044364 Y2 JPH044364 Y2 JP H044364Y2 JP 5959087 U JP5959087 U JP 5959087U JP 5959087 U JP5959087 U JP 5959087U JP H044364 Y2 JPH044364 Y2 JP H044364Y2
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battery
thermal battery
cylindrical
heat
heat generating
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JP5959087U
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JPS63165774U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は大電流で長時間の放電を広い環境温度
範囲で可能にする高性能熱電池に関するものであ
る。
従来の技術 通常の熱電池は、発熱剤を内蔵し、円筒状電池
ケースとカバーとは溶接により一体化し、カバー
からハーメチツクシールで出力端子及び点火用端
子を取り出した構造で、円筒状として完成された
形状となつている。熱電池において円筒状を採用
するのは、 (イ) 発熱要素であるセル及び発熱剤であるヒート
ペレツトは粉末成型で作るので円形であれば製
造が容易である。
(ロ) ケースとカバーとの溶接においても円周部の
溶接の方が不良が少ない。
(ハ) 円筒状は角形に比べ内圧がかかつたときの変
形がすくない。
等の利点があるからである。
考案が解決しようとする問題点 熱電池を機器に搭載する場合、その形状におい
て円筒状はスペース的に有利でなく、角形の方が
有利な場合が多い。即ち、スペースは円筒状の直
径寸法で制約され、角部のスペースが有効に利用
されない問題点があつた。
また熱電池に対する性能要求は厳しくなり、広
い環境温度範囲での作動、大電流での長時間作動
時における低い電池表面温度など従来の技術では
解決できない要求が多くなつた。
問題点を解決するための手段 熱電池として完成されている円筒状熱電池を角
形容器に収納するに際し円筒状熱電池の周囲に保
温用の発熱剤を配置し、角形容器に四隅に生じた
広い空間にはより厚い発熱剤を配置し、この保温
用発熱剤を点火さす点火回路に所定温度以下では
閉状態となるサーモスタツトを接続することによ
つて作動時に環境温度が所定温度以下の低温であ
れば保温用発熱剤を点火させ、所定温度以上の高
温であれば保温用発熱剤を点火させないものであ
る。
作 用 本考案においては電池作動時の電池周囲の環境
温度が所定温度、例えば0℃以下では、点火回路
に直列に接続しているサーモスタツトが閉状態に
あるので、電池作動時の点火信号によつて円筒状
熱電池に内蔵している発熱剤と円筒状熱電池の外
部に配置している保温用発熱剤とが同時に点火し
て、電池は作動状態になり、外部から積極的な保
温作用を受ける。また環境温度が所定温度、例え
ば0℃以上ではサーモスタツトは開状態となり、
円筒状熱電池の内部発熱剤は点火するが円筒状熱
電池の周囲に配置した保温用発熱剤は点火しな
い。
実施例 第1図は本考案熱電池の一実施例を示す図であ
る。同図において1は上部に点火用(S,S)及
び出力用(+,−)端子を持つ円筒状熱電池であ
る。2は角形電池収納容器である。3は円筒状熱
電池の周囲に配置した発熱剤であつて、角形容器
2と円筒状熱電池1との四隅に生じた広い空間に
は厚い発熱剤を配置している。この発熱剤3には
シート状のジルコニウムとクロム酸バリウムから
成るヒートペーパを用いるとよい。発熱剤3と角
形容器2との空間にはフアイバーフラツクス等の
断熱剤4を充填する。5は発熱剤3の中に埋設し
た点火用の点火玉であつて、0℃以下で閉になる
サーモスタツト6を介して外部点火端子7に接続
している。角形容器2には機器への取付けに適当
な金具8を設け、上部にはフタ(図示せず)を溶
接し、出力端子9を設けている。円筒状熱電池の
点火用端子10と角形容器の外部点火端子7とは
サーモスタツト6を介さず、直接に接続してい
る。図面では1個の円筒状熱電池を角形容器に収
容した例を示したが2個、あるいは複数個の円筒
状熱電池を収納してもよい。
考案の効果 本考案熱電池A,A′と従来の円筒状熱電池B,
B′を用いA′,B′を周囲温度−55℃で、A,Bを
周囲温度75℃で10Aで放電してその特性を調べた
ところ第2図に示すような結果が得られた。第2
図より本考案熱電池A,A′は従来の円筒状熱電
池B,B′より、それぞれ放電時間が長いが、特
に−55℃といつた低温での放電時間の差が大きく
なつていることがわかる。
本考案熱電池は作動時に環境温度が低温であれ
ば円筒状熱電池の周囲に配置した保温用発熱剤を
作動さすことによつて低温性能を向上さすもので
あり、円筒状熱電池の周囲のスペースも有効に利
用することができる。尚、所定温度以上で保温用
発熱剤を作動させないのは高温では保温しても性
能があまり向上しないにもかかわらず、電池外表
面温度が著しく上昇するのを避けるためである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる熱電池の一実施例を示す
斜視図、第2図は本考案熱電池A,A′と従来の
円筒状熱電池B,B′の放電特性を比較する放電
曲線図である。 1……円筒状熱電池、2……角形容器、3……
発熱剤、5……点火玉、6……サーモスタツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状熱電池の周囲に発熱剤を配置し、断熱剤
    と共に角形容器に収納してなる電池において、作
    動時に該発熱剤を点火さす点火回路に所定温度以
    下で閉状態となるサーモスタツトを接続してなる
    熱電池。
JP5959087U 1987-04-20 1987-04-20 Expired JPH044364Y2 (ja)

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JP5959087U JPH044364Y2 (ja) 1987-04-20 1987-04-20

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Publication Number Publication Date
JPS63165774U JPS63165774U (ja) 1988-10-28
JPH044364Y2 true JPH044364Y2 (ja) 1992-02-07

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JPS63165774U (ja) 1988-10-28

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