JPH0443430Y2 - - Google Patents

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JPH0443430Y2
JPH0443430Y2 JP19988585U JP19988585U JPH0443430Y2 JP H0443430 Y2 JPH0443430 Y2 JP H0443430Y2 JP 19988585 U JP19988585 U JP 19988585U JP 19988585 U JP19988585 U JP 19988585U JP H0443430 Y2 JPH0443430 Y2 JP H0443430Y2
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JP
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cab
hot air
rectifying plate
set temperature
roof
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JP19988585U
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、トラツクのキヤブバツクにおける熱
気上昇を防止する装置の改良に関する。
[従来の技術] 従来、キヤブオーバー型トラツクにおいて、エ
ンジンルーム内より発生する熱気は、車軸下部へ
放散されるものと、キヤブマウントメンバー附近
よりキヤブバツクを上昇して放散されるものとが
あるが、このうち後者についてはリアーウインド
ーを熱したり、キヤブバツクに吸気ダクトの取入
れ口を持つ車輌においては、放散される熱気が再
度エンジンに吸入されるのでエンジン出力の低下
を招くことがあつた。そのため、リアーウインド
ーの加熱に対してはキヤブマウントメンバー附近
に断熱板が取りつけられたりしたが、逆に、熱が
放散されないため、新たに別の熱害を生ずるおそ
れがあり、一方、熱気のエンジン再吸入に対して
は吸気ダクトの取入れ口をルーフの上に伸長する
方法が取られたが、全高が高くなるなど、外観を
損うものである。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は上記従来のものの欠点を改良するもの
であり、外観を損うことなくキヤブバツクを上昇
してくる熱気による熱害を防止しようとするもの
である。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案のキヤブバ
ツクの熱気上昇防止装置は、トラツクのキヤブ背
面のエンジンルームより発生する熱気を受ける部
位に、設定温度に加熱されると短縮する形状記憶
合金よりなる伸縮体を設置し、後端が上記伸縮体
と連結した整流板を、その前端が上記伸縮体の短
縮時にキヤブルーフ面より上方に突出するように
キヤブのルーフ後端部位に回動可能に取付け、上
記伸縮体の温度が上記設定温度より低下すると、
上記整流板を元の位置に復帰させる復帰ばねを、
キヤブ背面と上記整流板の取付部との間に介在さ
せたことを特徴とするものである。
[作用] 上記の構成をもつので、まず、キヤブバツクの
温度が上昇すると形状記憶合金の復帰力により整
流板が回動して前端がキヤブルーフ上面より突出
し、キヤブルーフ上面の冷気をキヤブバツクに誘
導取入れ、エアーカーテンを形成してキヤブバツ
クへの上昇熱気を下方へ押し下げ、下方より熱気
を放散させ、エアーカーテンを形成する冷気を吸
入ダクトよりエンジン内部に吸入させるものであ
り、熱気の放散とともに復帰ばねにより整流板も
原位置に復帰するものである。
[実施例] 図に示す実施例により本考案のキヤブバツクの
熱気上昇防止装置を更に説明する。
1は整流板であつて、両端には取付部2がT字
形に突出し、キヤブ3背面上方部に支持金具6を
介して車体前後方向に回動するように軸着され
る。4は設定温度に加熱されると短縮する形状記
憶合金からなる伸縮体であつて、巻きバネ状とな
つており、これに接続するワイヤ11により整流
板1に連結し、5は復帰ばねであつて整流板1と
キヤブ3の間を接続し、7はガイドブラケツトで
あつて、その内部に開口された案内孔9内に取付
部2の移動ボルト8が嵌挿されている。10は滑
車である。
このようにしてなるので、キヤブ3後方端を斜
めに隅切りした形状とし、この斜面部分に整流板
1を配置し、取付部2の軸着部12を軸として回
動できるようにする。さらに取付部2根元部分と
キヤブ3背面部とを復帰ばね5で連結し、ガイド
ブラケツト7の案内孔9に移動ボルト8を嵌挿
し、その移動ボルト8を取付部2中央に固定す
る。その上で、40℃前後で短縮するように規定さ
れた巻きバネ状の形状記憶合金からなる伸縮体4
の一端をワイヤー11で整流板1の下端に接続
し、他端を滑車10を介してワイヤー11でキヤ
ブ3背面に接続する。エンジンルーム内より発生
する熱気がキヤブバツクを上昇し、形状記憶合金
からなる伸縮体4が設定温度、例えば40℃前後に
加熱されると、あらかじめ設計された長さに短縮
し、ワイヤー11を下方へ引張り、整流板1の下
端が下方に向い引下げられる。すると、取付部2
と支持ブラケツト6の軸着部12を支点として、
取付部2に固定され、案内孔9に嵌挿された移動
ボルト8に案内孔9内移動に規制されながら、復
帰ばね5に抗して、整流板1がその前端がキヤブ
のルーフ上面より上方に突出するように回動し、
その結果、整流板1上部とキヤブ3背面上端部の
間に空間を生じ、その空間から、トラツクの走行
に従いルーフ前部より後部へ流れる冷気を整流板
1内側に沿つてキヤブ3後方へ導き、キヤブ3背
面部にエアーカーテンAを形成する。このエアー
カーテンAによりキヤブ下方に生ずるエンジンな
どによる熱気Bは下方に押下げられ後方に誘導さ
せられるのである。形状記憶合金からなる伸縮体
4の温度が低下し、上記伸縮体4が装着時の長さ
に復帰すると、ワイヤー11による整流板1への
下方圧力は消滅し、復帰ばね5により整流板1は
キヤブ3後上部斜面部分に装着された状態とな
る。
[考案の効果] 以上のように、本考案キヤブバツクの熱気上昇
防止装置は、トラツクのキヤブ背面のエンジンル
ームより発生する熱気を受ける部位に、設定温度
に加熱されると短縮する形状記憶合金よりなる伸
縮体を設置し、後端が上記伸縮体と連結した整流
板を、その前端が上記伸縮体の短縮時にキヤブル
ーフ面より上方に突出するようにキヤブのルーフ
後端部位に回動可能に取付け、上記伸縮体の温度
が上記設定温度より低下すると、上記整流板を元
の位置に復帰させる復帰ばねを、キヤブ背面と上
記整流板の取付部との間に介在させたことを特徴
とするので、リアーウインドーあるいは吸気ダク
トを介してのエンジンへの熱害を防止しつつ、外
観を損うことなく、しかも空力抵抗ロスを最小限
に抑制することができるという優れた効果をもつ
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部拡大図であり、
第2図は同じく実施例のキヤブ背面拡大部分図を
示し、第3図は本考案の実施例を装着したトラツ
ク前部の側面図であつて、第4図は同じくキヤブ
後方部分図である。 1……整流板、2……取付部、3……キヤブ、
4……形状記憶合金からなる伸縮体、5……復帰
ばね、6……支持ブラケツト、7……ガイドブラ
ケツト、8……移動ボルト、9……案内孔、10
……滑車、11……ワイヤー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トラツクのキヤブ背面のエンジンルームより発
    生する熱気を受ける部位に、設定温度に加熱され
    ると短縮する形状記憶合金よりなる伸縮体を設置
    し、後端が上記伸縮体と連結した整流板を、その
    前端が上記伸縮体の短縮時にキヤブルーフ面より
    上方に突出するようにキヤブのルーフ後端部位に
    回動可能に取付け、上記伸縮体の温度が上記設定
    温度より低下すると、上記整流板を元の位置に復
    帰させる復帰ばねを、キヤブ背面と上記整流板の
    取付部との間に介在させたことを特徴とするキヤ
    ブバツクの熱気上昇防止装置。
JP19988585U 1985-12-28 1985-12-28 Expired JPH0443430Y2 (ja)

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JPS62110080U JPS62110080U (ja) 1987-07-14
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JP7013737B2 (ja) * 2017-09-07 2022-02-01 いすゞ自動車株式会社 車両の空気抵抗低減構造および車両
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