JPH0443403B2 - - Google Patents
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- JPH0443403B2 JPH0443403B2 JP59194759A JP19475984A JPH0443403B2 JP H0443403 B2 JPH0443403 B2 JP H0443403B2 JP 59194759 A JP59194759 A JP 59194759A JP 19475984 A JP19475984 A JP 19475984A JP H0443403 B2 JPH0443403 B2 JP H0443403B2
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- auxiliary
- resin
- outer cylinder
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- resin liquid
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
- H01F41/0206—Manufacturing of magnetic cores by mechanical means
- H01F41/0233—Manufacturing of magnetic circuits made from sheets
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は分路リアクトル鉄心を構成するための
鉄心ブロツクの製造方法に関するものである。
鉄心ブロツクの製造方法に関するものである。
[従来の技術]
分岐リアクトル鉄心に使用する鉄心ブロツクは
第3図に示すように長さが異なる電磁鋼板1の積
層体からなる扇形鉄心2を多数並べて形成した環
状鉄心3と、環状鉄心3の内周及び外周にそれぞ
れ嵌合された内筒4及び外筒4′(第4図参照)
とから成り、電磁鋼板の積層体は層間に含浸され
て硬化された樹脂により一体化されている。
第3図に示すように長さが異なる電磁鋼板1の積
層体からなる扇形鉄心2を多数並べて形成した環
状鉄心3と、環状鉄心3の内周及び外周にそれぞ
れ嵌合された内筒4及び外筒4′(第4図参照)
とから成り、電磁鋼板の積層体は層間に含浸され
て硬化された樹脂により一体化されている。
従来この種の鉄心ブロツクを製造する場合に
は、第4図に示すように、多数枚の電磁鋼板の積
層体からなる環状鉄心3の内周及び外周にそれぞ
れ内筒4及び外筒4′を嵌合させ、環状鉄心3の
上面に複数のスペーサ5を配置した環状鉄心構造
体を形成する工程を行つた後、電磁鋼板の積層体
の層間に樹脂液を含浸させて加熱硬化させる樹脂
含浸工程を行つている。樹脂含浸工程において
は、環状鉄心3の上面に熱硬化性の樹脂液を滴下
して該樹脂液を電磁鋼板の積層体の層間に浸透さ
せ、その後全体を真空炉内に入れて樹脂を加熱硬
化させる。
は、第4図に示すように、多数枚の電磁鋼板の積
層体からなる環状鉄心3の内周及び外周にそれぞ
れ内筒4及び外筒4′を嵌合させ、環状鉄心3の
上面に複数のスペーサ5を配置した環状鉄心構造
体を形成する工程を行つた後、電磁鋼板の積層体
の層間に樹脂液を含浸させて加熱硬化させる樹脂
含浸工程を行つている。樹脂含浸工程において
は、環状鉄心3の上面に熱硬化性の樹脂液を滴下
して該樹脂液を電磁鋼板の積層体の層間に浸透さ
せ、その後全体を真空炉内に入れて樹脂を加熱硬
化させる。
[発明が解決しようとする課題]
環状鉄心の内周及び外周にそれぞれ嵌合された
内筒及び外筒は、環状鉄心を補強するために設け
られているが、これらの内筒及び外筒が環状鉄心
の上端より上方に突出していると、鉄心ブロツク
を積層した際に鉄心ブロツク相互間に隙間がなく
なり、鉄心の組立て及び分解の際に、鉄心ブロツ
ク相互間に工具を挿入することができなくなる。
また内筒及び外筒は鉄心の本来の機能を果たす上
では必要ないものであるから、材料を節約するた
めに、該内筒及び外筒の軸線方向長さはできるだ
け短くしておくすることが望ましい。内筒及び外
筒は円筒状に形成されているため、それぞれの軸
線方向長さをある程度短くしても強度上は何等問
題がない。
内筒及び外筒は、環状鉄心を補強するために設け
られているが、これらの内筒及び外筒が環状鉄心
の上端より上方に突出していると、鉄心ブロツク
を積層した際に鉄心ブロツク相互間に隙間がなく
なり、鉄心の組立て及び分解の際に、鉄心ブロツ
ク相互間に工具を挿入することができなくなる。
また内筒及び外筒は鉄心の本来の機能を果たす上
では必要ないものであるから、材料を節約するた
めに、該内筒及び外筒の軸線方向長さはできるだ
け短くしておくすることが望ましい。内筒及び外
筒は円筒状に形成されているため、それぞれの軸
線方向長さをある程度短くしても強度上は何等問
題がない。
そのためこの種の鉄心ブロツクでは、内筒及び
外筒の軸線方向長さが環状鉄心3の軸線方向長さ
よりも短く設定され、内筒及び外筒の上端は環状
鉄心の上端よりも下方に位置している。
外筒の軸線方向長さが環状鉄心3の軸線方向長さ
よりも短く設定され、内筒及び外筒の上端は環状
鉄心の上端よりも下方に位置している。
従つて、樹脂含浸工程において、環状鉄心3の
上面に樹脂を滴下させると、滴下した樹脂の相当
部分が環状鉄心3の外周面側及び内周面側に流下
し、電磁鋼板の積層体の層間に浸透する樹脂の量
が少なくなつて、鉄心の強度が弱くなるという問
題があつた。
上面に樹脂を滴下させると、滴下した樹脂の相当
部分が環状鉄心3の外周面側及び内周面側に流下
し、電磁鋼板の積層体の層間に浸透する樹脂の量
が少なくなつて、鉄心の強度が弱くなるという問
題があつた。
また環状鉄心を真空室内に配置して、該真空室
内で環状鉄心の上面に樹脂液をゆつくりと滴下さ
せることにより、樹脂液の流下を防ぎつつ電磁鋼
板積層体の層間に樹脂を浸透させる方法もある
が、この方法では、樹脂を浸透させるために大掛
かりな装置を必要とする上に、樹脂を浸透させる
ために長時間を要し、製造能率が低下するという
問題があつた。
内で環状鉄心の上面に樹脂液をゆつくりと滴下さ
せることにより、樹脂液の流下を防ぎつつ電磁鋼
板積層体の層間に樹脂を浸透させる方法もある
が、この方法では、樹脂を浸透させるために大掛
かりな装置を必要とする上に、樹脂を浸透させる
ために長時間を要し、製造能率が低下するという
問題があつた。
本発明の目的は、大掛かりな装置を用いずに電
磁鋼板の積層体の層間に樹脂を十分に浸透させ
て、強固な鉄心ブロツクを能率良く製造すること
ができるようにした鉄心ブロツクの製造方法を提
供することにある。
磁鋼板の積層体の層間に樹脂を十分に浸透させ
て、強固な鉄心ブロツクを能率良く製造すること
ができるようにした鉄心ブロツクの製造方法を提
供することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明は、電磁鋼板の積層体からなる環状鉄心
の内周及び外周にそれぞれ該環状鉄心より高さが
低い内筒及び外筒が配置された環状鉄心構造体を
形成する環状鉄心形成工程と、電磁鋼板の積層体
の層間に樹脂液を浸透させて該樹脂液を加熱硬化
させる樹脂含浸工程とを行つて鉄心ブロツクを製
造する鉄心ブロツクの製造方法に係わるものであ
る。
の内周及び外周にそれぞれ該環状鉄心より高さが
低い内筒及び外筒が配置された環状鉄心構造体を
形成する環状鉄心形成工程と、電磁鋼板の積層体
の層間に樹脂液を浸透させて該樹脂液を加熱硬化
させる樹脂含浸工程とを行つて鉄心ブロツクを製
造する鉄心ブロツクの製造方法に係わるものであ
る。
本発明の製造方法では、上記樹脂含浸工程にお
いて、先ず内筒及び外筒の上にそれぞれ補助内筒
及び補助外筒を継足して該補助内筒及び補助外筒
により含浸用樹脂液溜め枠を構成し、しかる後に
樹脂液溜め枠内に熱硬化性の含浸用樹脂液を流し
込んで該樹脂液を電磁鋼板の積層体の層間に浸透
させる。電磁鋼板の積層体の層間に浸透した樹脂
が硬化した後、補助内筒及び補助外筒を取除く。
いて、先ず内筒及び外筒の上にそれぞれ補助内筒
及び補助外筒を継足して該補助内筒及び補助外筒
により含浸用樹脂液溜め枠を構成し、しかる後に
樹脂液溜め枠内に熱硬化性の含浸用樹脂液を流し
込んで該樹脂液を電磁鋼板の積層体の層間に浸透
させる。電磁鋼板の積層体の層間に浸透した樹脂
が硬化した後、補助内筒及び補助外筒を取除く。
[作用]
上記のように、環状鉄心の内周及び外筒の上に
それぞれ補助内筒及び補助外筒を継ぎ足して、該
補助内筒及び補助外筒により含浸用樹脂液溜め枠
を構成した状態で、該枠の内側に樹脂液を流し込
むようにすると、樹脂液が環状鉄心の内周側及び
外周側に流れ落ちるのを防ぐことができるため、
電磁鋼板の積層体の層間に樹脂液を十分に浸透さ
せることができる。また樹脂液溜め枠により樹脂
液の流下を阻止しつつ樹脂液の含浸を行うことが
できるため、樹脂の含浸を能率良く行うことがで
き、鉄心ブロツクの製造能率を向上させることが
できる。更に樹脂液溜め枠は、環状鉄心を補強す
る内筒及び外筒の上に補助内筒及び補助外筒を継
ぎ足すだけで構成できるため、大掛かりな設備を
用いることなく鉄心ブロツクの樹脂含浸作業を行
うことができ、作業能率が向上することと相俟つ
てコストの低減を図ることができる。
それぞれ補助内筒及び補助外筒を継ぎ足して、該
補助内筒及び補助外筒により含浸用樹脂液溜め枠
を構成した状態で、該枠の内側に樹脂液を流し込
むようにすると、樹脂液が環状鉄心の内周側及び
外周側に流れ落ちるのを防ぐことができるため、
電磁鋼板の積層体の層間に樹脂液を十分に浸透さ
せることができる。また樹脂液溜め枠により樹脂
液の流下を阻止しつつ樹脂液の含浸を行うことが
できるため、樹脂の含浸を能率良く行うことがで
き、鉄心ブロツクの製造能率を向上させることが
できる。更に樹脂液溜め枠は、環状鉄心を補強す
る内筒及び外筒の上に補助内筒及び補助外筒を継
ぎ足すだけで構成できるため、大掛かりな設備を
用いることなく鉄心ブロツクの樹脂含浸作業を行
うことができ、作業能率が向上することと相俟つ
てコストの低減を図ることができる。
[実施例]
以下添附図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
第1図は本発明に係る鉄心ブロツクの製造方法
において、含浸用樹脂液溜め枠の内側に樹脂液を
注入する際の状態を示す断面図であり、第2図は
本発明の方法により得られた鉄心ブロツクを示す
断面図である。
において、含浸用樹脂液溜め枠の内側に樹脂液を
注入する際の状態を示す断面図であり、第2図は
本発明の方法により得られた鉄心ブロツクを示す
断面図である。
本発明の方法では、先ず定盤10の上に公知の
扇形鉄心積層用ガイド金具(図示せず。)を配置
し、該ガイド金具に合せて電磁鋼板を積層するこ
とにより扇形鉄心を順次形成する。所定の個数の
扇形鉄心により環状鉄心3が構成された時点でガ
イド金具を取除く。
扇形鉄心積層用ガイド金具(図示せず。)を配置
し、該ガイド金具に合せて電磁鋼板を積層するこ
とにより扇形鉄心を順次形成する。所定の個数の
扇形鉄心により環状鉄心3が構成された時点でガ
イド金具を取除く。
上記のようにして定盤10の上に環状鉄心を構
成した後、環状鉄心3の内周及び外周にそれぞれ
ゴム等からなる管状パツキン11及び12を嵌合
させ、両パツキンを定盤10の上面に密接させ
る。次いで、環状鉄心3の内周及び外周にそれぞ
れ内筒13及び外筒14を嵌合させ、これら内筒
及び外筒の下端をそれぞれパツキン11及び12
に密接させる。内筒及び外筒14は、それぞれ環
状鉄心3の内周及び外周に密接する外径及び内径
を有し、且つパツキン11及び12に当接した状
態でそれぞれの上端が環状鉄心3の上端より低い
位置に位置するような高さ寸法を有している。従
つて内筒13及び外筒14を嵌合させた状態で、
環状鉄心3の上端が両筒の上端から一定寸法だけ
上方に突出した状態にある。
成した後、環状鉄心3の内周及び外周にそれぞれ
ゴム等からなる管状パツキン11及び12を嵌合
させ、両パツキンを定盤10の上面に密接させ
る。次いで、環状鉄心3の内周及び外周にそれぞ
れ内筒13及び外筒14を嵌合させ、これら内筒
及び外筒の下端をそれぞれパツキン11及び12
に密接させる。内筒及び外筒14は、それぞれ環
状鉄心3の内周及び外周に密接する外径及び内径
を有し、且つパツキン11及び12に当接した状
態でそれぞれの上端が環状鉄心3の上端より低い
位置に位置するような高さ寸法を有している。従
つて内筒13及び外筒14を嵌合させた状態で、
環状鉄心3の上端が両筒の上端から一定寸法だけ
上方に突出した状態にある。
環状鉄心3の内周及び外周にそれぞれ内筒13
及び外筒14を嵌合させた後、内筒13の上端に
環状のパツキン15を配設し、該パツキン15の
上に内筒13と同一の外径を有する補助内筒16
を配設する。また外筒14の上に外筒14と同一
の内径を有する補助外筒17を配設する。このよ
うに補助内筒16及び補助外筒17を配置した状
態で該補助内筒16及び補助外筒17の上端が面
一になるように補助内筒16及び補助外筒17の
高さ寸法を設定しておく。
及び外筒14を嵌合させた後、内筒13の上端に
環状のパツキン15を配設し、該パツキン15の
上に内筒13と同一の外径を有する補助内筒16
を配設する。また外筒14の上に外筒14と同一
の内径を有する補助外筒17を配設する。このよ
うに補助内筒16及び補助外筒17を配置した状
態で該補助内筒16及び補助外筒17の上端が面
一になるように補助内筒16及び補助外筒17の
高さ寸法を設定しておく。
上記のようにして内筒13及び外筒14の上に
それぞれ補助内筒16及び補助外筒17を継足し
た後、パツキン12と外筒14との突合せ部の外
周面に金属製のベルト18を巻きつけて環状パツ
キンの外方への飛び出しを防ぐ。そして外筒14
と補助外筒17との突合せ部の外周面に環状のパ
ツキン19を配設し、その外周面に金属製のベル
ト20を巻きつけて含浸用樹脂液溜め枠21を完
成する。
それぞれ補助内筒16及び補助外筒17を継足し
た後、パツキン12と外筒14との突合せ部の外
周面に金属製のベルト18を巻きつけて環状パツ
キンの外方への飛び出しを防ぐ。そして外筒14
と補助外筒17との突合せ部の外周面に環状のパ
ツキン19を配設し、その外周面に金属製のベル
ト20を巻きつけて含浸用樹脂液溜め枠21を完
成する。
上記内筒13、外筒14、補助内筒16及び補
助外筒17は、FRP(繊維強化プラスチツク)、
ベークライト等の材料からなつている。
助外筒17は、FRP(繊維強化プラスチツク)、
ベークライト等の材料からなつている。
次に、環状鉄心3の上面に多数個の例えば磁器
製のスペーサ22を配設する。その後内筒13の
中心部及び外筒の周囲の数箇所に締付用ボルト2
3を配置し、これらの締付用ボルトを定盤に設け
た取付孔を利用して定盤から起立させる。その後
押さ板24に設けた貫通孔にこれらの締付用ボル
ト23を挿通させ、該押さ板24を補助内筒16
及び補助外筒17の上端に当接させる。締付用ボ
ルト23に螺合させた締付ナツト25により、押
さ板24を含浸用樹脂液溜め枠21に対して締付
け固定する。また各スペーサ22を図示しない押
圧機構により鉄心上面に固定する。その後、定盤
を環状鉄心3と共に真空状態下に置いて鉄心に接
着用の熱硬化性合成樹脂液を流し込み、該樹脂を
大気圧下において加熱硬化させて積層した電磁鋼
板を一体に固化させる。樹脂が硬化した後、補助
内筒16及び補助外筒17を取り除き、第2図に
示すような強固な鉄心ブロツク30を完成する。
製のスペーサ22を配設する。その後内筒13の
中心部及び外筒の周囲の数箇所に締付用ボルト2
3を配置し、これらの締付用ボルトを定盤に設け
た取付孔を利用して定盤から起立させる。その後
押さ板24に設けた貫通孔にこれらの締付用ボル
ト23を挿通させ、該押さ板24を補助内筒16
及び補助外筒17の上端に当接させる。締付用ボ
ルト23に螺合させた締付ナツト25により、押
さ板24を含浸用樹脂液溜め枠21に対して締付
け固定する。また各スペーサ22を図示しない押
圧機構により鉄心上面に固定する。その後、定盤
を環状鉄心3と共に真空状態下に置いて鉄心に接
着用の熱硬化性合成樹脂液を流し込み、該樹脂を
大気圧下において加熱硬化させて積層した電磁鋼
板を一体に固化させる。樹脂が硬化した後、補助
内筒16及び補助外筒17を取り除き、第2図に
示すような強固な鉄心ブロツク30を完成する。
尚押さ板24、環状パツキン11,12及び定
盤10に樹脂が固着するのを避けるために、それ
らの表面に離型材を塗布しておくのが好ましい。
盤10に樹脂が固着するのを避けるために、それ
らの表面に離型材を塗布しておくのが好ましい。
上記のようにして得られた鉄心ブロツクは第2
図に示す如く、鉄心の両軸端部が内筒13及び外
筒14の軸端部より適長寸法だけ突出している。
また鉄心の上面には、多数のスペーサ22が固着
された状態にあるため、この鉄心ブロツク30を
所定個数積み重ねれば分路リアクトルの鉄心脚部
を得ることができる。
図に示す如く、鉄心の両軸端部が内筒13及び外
筒14の軸端部より適長寸法だけ突出している。
また鉄心の上面には、多数のスペーサ22が固着
された状態にあるため、この鉄心ブロツク30を
所定個数積み重ねれば分路リアクトルの鉄心脚部
を得ることができる。
上記実施例では先に環状鉄心3を形成して該環
状鉄心3に内筒13及び外筒14を嵌め込んだ
が、内筒及び外筒の中に電磁鋼板を挿入して環状
鉄心3を形成するようにしてもよい。
状鉄心3に内筒13及び外筒14を嵌め込んだ
が、内筒及び外筒の中に電磁鋼板を挿入して環状
鉄心3を形成するようにしてもよい。
[発明の効果]
以上のように、本発明によれば、環状鉄心に樹
脂を含浸して硬化させる樹脂含浸工程において、
環状鉄心の内周及び外筒の上にそれぞれ補助内筒
及び補助外筒を継ぎ足して、該補助内筒及び補助
外筒により含浸用樹脂液溜め枠を構成した状態
で、該枠の内側に樹脂液を流し込むようにしたの
で、樹脂液が環状鉄心の内周側及び外周側に流れ
落ちるのを防いで、電磁鋼板の積層体の層間に樹
脂液を十分に浸透させることができる。また樹脂
液溜め枠により樹脂液の流下を阻止しつつ樹脂液
の含浸を行うことができるため、樹脂の含浸を能
率良く行うことができ、鉄心ブロツクの製造能率
を向上させることができる。更に樹脂液溜め枠
は、環状鉄心を補強する内筒及び外筒の上に補助
内筒及び補助外筒を継ぎ足すだけで構成できるた
め、大掛かりな設備を用いることなく鉄心ブロツ
クの樹脂含浸作業を行うことができ、作業能率が
向上することと相俟つてコストの低減を図ること
ができる。
脂を含浸して硬化させる樹脂含浸工程において、
環状鉄心の内周及び外筒の上にそれぞれ補助内筒
及び補助外筒を継ぎ足して、該補助内筒及び補助
外筒により含浸用樹脂液溜め枠を構成した状態
で、該枠の内側に樹脂液を流し込むようにしたの
で、樹脂液が環状鉄心の内周側及び外周側に流れ
落ちるのを防いで、電磁鋼板の積層体の層間に樹
脂液を十分に浸透させることができる。また樹脂
液溜め枠により樹脂液の流下を阻止しつつ樹脂液
の含浸を行うことができるため、樹脂の含浸を能
率良く行うことができ、鉄心ブロツクの製造能率
を向上させることができる。更に樹脂液溜め枠
は、環状鉄心を補強する内筒及び外筒の上に補助
内筒及び補助外筒を継ぎ足すだけで構成できるた
め、大掛かりな設備を用いることなく鉄心ブロツ
クの樹脂含浸作業を行うことができ、作業能率が
向上することと相俟つてコストの低減を図ること
ができる。
第1図は本発明の方法において含浸用樹脂液溜
め枠の内側に樹脂を注入する際の状態を示す断面
図、第2図は同実施例の方法により得られた鉄心
ブロツクを示す断面図、第3図及び第4図はそれ
ぞれ鉄心ブロツクを構成する環状鉄心の平面図及
び断面図である。 1……電磁鋼板、3……環状鉄心、10……定
盤、13……内筒、14……外筒、16……補助
内筒、17……補助外筒、21……含浸用樹脂液
溜め枠。
め枠の内側に樹脂を注入する際の状態を示す断面
図、第2図は同実施例の方法により得られた鉄心
ブロツクを示す断面図、第3図及び第4図はそれ
ぞれ鉄心ブロツクを構成する環状鉄心の平面図及
び断面図である。 1……電磁鋼板、3……環状鉄心、10……定
盤、13……内筒、14……外筒、16……補助
内筒、17……補助外筒、21……含浸用樹脂液
溜め枠。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 電磁鋼板の積層体からなる環状鉄心の内周及
び外周にそれぞれ該環状鉄心より高さが低い内筒
及び外筒が配置された環状鉄心構造体を形成する
環状鉄心形成工程と、前記電磁鋼板の積層体の層
間に樹脂液を浸透させて該樹脂液を加熱硬化させ
る樹脂含浸工程とを行つて鉄心ブロツクを製造す
る鉄心ブロツクの製造方法において、 前記樹脂含浸工程では、 前記内筒及び外筒の上にそれぞれ補助内筒及び
補助外筒を継足して該補助内筒及び補助外筒によ
り含浸用樹脂液溜め枠を構成し、 しかる後に前記樹脂液溜め枠内に熱硬化性の含
浸用樹脂液を流し込んで該樹脂液を電磁鋼板の積
層体の層間に浸透させ、 前記電磁鋼板の積層体の層間に浸透した樹脂が
硬化した後に前記補助内筒及び補助外筒を取除く
ことを特徴とする鉄心ブロツクの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19475984A JPS6174313A (ja) | 1984-09-19 | 1984-09-19 | 鉄心ブロツクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19475984A JPS6174313A (ja) | 1984-09-19 | 1984-09-19 | 鉄心ブロツクの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6174313A JPS6174313A (ja) | 1986-04-16 |
JPH0443403B2 true JPH0443403B2 (ja) | 1992-07-16 |
Family
ID=16329762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19475984A Granted JPS6174313A (ja) | 1984-09-19 | 1984-09-19 | 鉄心ブロツクの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6174313A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6077215B2 (ja) * | 2012-03-15 | 2017-02-08 | トクデン株式会社 | 積層鉄心、静止誘導機器用脚鉄心及び静止誘導機器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5787109A (en) * | 1980-05-12 | 1982-05-31 | Alsthom Atlantique | Reactor and automatic steel plate cutting machine |
-
1984
- 1984-09-19 JP JP19475984A patent/JPS6174313A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5787109A (en) * | 1980-05-12 | 1982-05-31 | Alsthom Atlantique | Reactor and automatic steel plate cutting machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6174313A (ja) | 1986-04-16 |
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