JPH0443237A - 航空機用建屋における換気空調設備 - Google Patents

航空機用建屋における換気空調設備

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JPH0443237A
JPH0443237A JP2149695A JP14969590A JPH0443237A JP H0443237 A JPH0443237 A JP H0443237A JP 2149695 A JP2149695 A JP 2149695A JP 14969590 A JP14969590 A JP 14969590A JP H0443237 A JPH0443237 A JP H0443237A
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Shiro Odawara
小田原 四郎
Keiichi Ito
伊東 啓一
Kazuji Kobayashi
小林 和司
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    • B64F5/10Manufacturing or assembling aircraft, e.g. jigs therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は航空機用建屋における換気空調設備、詳しくは
、建屋内において行う航空機に対する各種の作業の作業
環境を良好にするための換気空調設備に関する。
〔従来の技術〕
従来、航空機用建屋においては、第12図及び第13図
に示すように、換気空気を吹き出す吹出部(27’ )
を建屋(1)内に分散配置すると共に、外気を取り入れ
て温調する空調器(24’ )を設け、この空調器(2
4’ )による温調空気を換気空気として吹出部(27
°)から吹き出させるべく各吹出部(27”)に分配供
給するようにし、一方、排気については、屋内気を集め
て吸い込むと共に、この吸い込み空気を屋外へ廃棄する
排気部(28′)を建屋(1)の適当箇所に配備してい
た。
又、上述従来の換気空調構成では、例えば、航空機(2
)の胴部(2a)に対する塗装作業の際に発生する塗料
ミストや溶剤ガスが建屋(1)内部の全体に拡がって、
別の作業を行っている主翼部(2b)の廻り等の他の作
業域の作業環境が悪化したり、又、その作業環境の悪化
のために他の作業域での別作業(例えばエンジン整備等
)ができなくて、航空機(2)の各部に対する各種作業
の全体必要日数が嵩んだりする等のことがあることから
、これに対する改善策として、胴部(2a)廻りの作業
域を隔壁で囲んで主翼部(2b)廻り等の他の作業域と
仕切り、そして、隔壁で仕切ったそれら作業域に対し、
取り入れ外気を温調した換気空気を並列的な形態で各別
に供給すると共に、それら作業域(2a)、 (2b)
夫々から域内気を吸い込み排気して、それら排気空気を
屋外へ廃棄するようにする形態も考えた。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、前述の従来構成、及び、それに対する上述の改
善形態のいずれにしても、単位量当りの温調負荷が大き
い外気を温調することにおいて、航空機(2)を収容す
るに足りる大空間の建屋(1)内に分散配置した吹出部
(27’ )の夫々に対し、又、その大空間の建屋(1
)内を隔壁により仕切って形成した各作業域の夫々に対
し、換気空気として供給する温調対象の取り入れ外気の
量が膨大であるために、温調に莫大なエネルギを要する
問題があった。
本発明の目的は、航空機に対する各種作業を行う航空機
用建屋に適合した合理的な換気空調形態を採ることによ
り、本来の目的である作業環境の良化を高度に達成しな
がら、大巾な省エネを図る点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による航空機用建屋における換気空調設備の第1
の特徴構成は、 建屋内において、航空機の胴部廻りの胴作業域と主翼部
廻りの主翼作業域とに作業域を仕切る隔壁を設け、前記
胴作業域と前記主翼作業域とのうちの一方の作業域に対
して供給する換気空気を温調する空調器を設け、前記の
一方の作業域からの排気を浄化して、その浄化空気を他
方の作業域に対し換気空気として供給する換気空気再利
用装置を設けたことにあり、その作用・効果は次の通り
である。
〔作 用〕
つまり、上述の如き換気空気再利用装置を設けることに
より、隔壁により仕切った胴作業域と主翼作業域とのう
ち、空調器により温調した換気空気を供給する一方の作
業域からの排気か未だ保有する保有熱(上記空調器によ
る温調か冷却の場合は保有冷熱、加熱の場合は保有温熱
)を利用するのであり、保有熱を有する上記排気を換気
空気として他方の作業域に供給することにより、その排
気を改めて別の空調器により所定温度に温調した上で他
方の作業域に供給するにしても、単位量当りの温調負荷
が大きい外気の同量を上記所定温度に温調して他方の作
業域に換気空気として供給するに比べ、温調に要するエ
ネルギは上記の保有熱量分生なくて済み、又、仮に、上
記排気を改めて温調することなく他方の作業域に供給す
ることとしても、他方の作業域の作業環境を上記保有熱
をもって温度面で良化てきる。
しかも、上述の如く他方の作業域の作業環境を温度面で
良化することにおいて排気の保存熱を利用すべく、一方
の作業域から他方の作業域へ換気空気として供給する排
気は、換気空気再利用装置において、浄化した上で他方
の作業域へ供給するから、上記一方の作業域で塗料ミス
トや塵埃等の有害物質の発生を伴う作業が行われたとし
ても、その発生有害物質が排気とともに他方の作業域に
侵入することは上記浄化処理をもって防止でき、又、発
生有害物質か漂よい拡かって他方の作業域に侵入するこ
とは両作業域を仕切る隔壁及び画成の圧力差によって防
止でき、そして、このように一方の作業域からの発生有
害物質の侵入を防止した状態において、浄化した換気空
気(一方の作業域からの排気)を他方の作業域に供給す
ることにより、その他方の作業域の作業環境を前述の温
度面に加え有害物質面でも効果的に良化できる。
尚、排気を換気空気として他方の作業域に供給する側の
上記一方の作業域については、他方の作業域からの発生
有害物質の侵入を隔壁によって防止した状態において、
空調器からの換気空気を供給することにより、作業環境
を温度面並びに有害物質面の両面で効果的に良化できる
〔発明の効果〕
以上の作用の結果、本発明の第1特徴構成によれば、本
来の目的である作業環境の良化を、胴作業域と主翼作業
域との相互間での有害物質移行を防止した状態で両作業
域のいずれについても効果的に達成でき、ひいては、両
作業域の夫々で異なる作業を良好な作業環境下で並行実
施できて、航空機の各部に対する各種作業の全体必要日
数を短縮できる。
しかも、そのように作業環境の良化を高度に達成しなが
らも、隔壁により仕切った一方の作業域からの排気の保
有熱の有効利用により、換気空気の温調に要するエネル
ギを効果的に節減でき、元来、航空機を収容し得るに足
りる大空間を対象とするが故に温調に膨大なエネルギを
要していたことからすれば、大l〕な省エネを達成し得
るに至った。
〔本発明の第2ないし第3の特徴構成〕本発明による航
空機用建屋における換気空調設備の第2の特徴構成は、
前述第1特徴構成における前記換気空気再利用装置によ
る浄化空気の一部を前記空調器に運気するように構成し
てあることにあり、 この第2特徴構成を採用すれば、換気空気再利用装置か
処理対象とする排気、すなわち、胴作業域と主翼作業域
とのうち、空調器により温調した換気空気を先ず供給す
る一方の作業域からの排気が未だ保有する保有熱の一部
を、その一方の作業域へ供給する換気空気の温調そのも
のにも利用でき、具体的には、上記一方の作業域へ供給
する換気空気の全量を外気の温調気とするに比べ、その
一方の作業域への換気空気の温調に要するエネルギを、
空調器に還気する一部浄化空気(上記排気の一部)の保
有熱量分節減できる。
尚、空調器へは換気空気再利用装置により浄化した空気
を還気するから、上記一方の作業域の作業環境か上記還
気のために有害物質面で低下することはない。
本発明による航空機用建屋にお(プる換気空調設備の第
3の特徴構成は、前記胴作業域又は前記主翼作業域から
の排気を浄化して、その浄化空気を前記航空機の尾翼部
廻りの尾翼作業域に対し換気空気として供給する尾翼作
業域用の換気空気再利用装置を設けたことにあり、この
第3特徴構成を採用すれば、前述第1特徴構成による胴
作業域と主翼作業域との間での先述の如き排気利用に加
え、それと同様の形態で」−記尾翼作業域用の換気空気
再利用装置により、胴作業域又は主翼作業域からの排気
を尾翼部廻りの尾翼作業域の換気空調にも利用でき、胴
作業域又は主翼作業域からの未だ保有熱を有する排気を
換気空気として、」−記尾翼作業域に供給することによ
り、その排気を改めて別の空調器により所定温度に温調
した上で尾翼作業域に供給するにしても、単位量当りの
温調負荷か大きい外気の同量を上記所定温度に温調して
尾翼作業域に換気空気として供給するに比べ、温調に要
するエネルギを上記保有熱量分生なくてき、又、仮に、
上記排気を改めて温調することなく尾翼作業域に供給す
ることとしても、尾翼作業域の作業環境を」二記保有熱
をもって温度面で良化てき、前述の第1特徴構成と相俟
って換気空気の温調に要するエネルギを一層効果的に節
減できる。
尚、胴作業域又は主翼作業域から尾翼作業域へ換気空気
として供給する排気は、上記尾翼作業域用の換気空気再
利用装置において浄化した上で尾翼作業域へ供給するか
ら、この排気利用のために尾翼作業域の作業環境が有害
物質面において低下することはない。
〔実施例〕
次に実施例を図面に基づいて説明する。
図中(1)は、航空機(2)を再塗装作業や整備作業等
のために収納する建屋であり、この建屋(1)へは航空
機(2)をその頭部から侵入させる形態としてある。
建屋(1)は、航空機(2)の胴部(2a)及び主翼部
(2b)を収納する本棟部(IA)と、航空機(2)の
尾翼部(2c)を収納するべく本棟部(IA)の出入口
側に連設された尾翼棟部(IB)とを備え、本棟部(I
A)は、主翼部(2b)を収納する必要があることから
尾翼棟部(IB)よりも巾広に構成し、一方、尾翼棟部
(IB)は垂直尾翼を収納する必要があることから本棟
部(IA)よりも高く構成してある。
尾翼棟部(IB)を本棟部(IA)よりも中挟に構成す
ることに対し、胴部(2a)及び主翼部(2b)の本棟
部(IA)に対する出入りを許すべく、尾翼棟部(IB
)は、巾方向において2分割形成し、そして、それら分
割部分(1b)を、互いに合体した状態となって尾翼部
(2c)を収納する収納作用位置(図中、実線で示す位
置)と、巾方向の両性側へ互いが離間して胴部(2a)
及び主翼部(2b)の本棟部(IA)への出入りを許す
退避位置(図中、−点鎖線で示す位置)とに移動自在に
構成してある。
図中(3)は、上記再分割部分(lb)の移動を案内す
る案内機構であり、又、(4)は本棟部(IA)に対す
る主翼部(2b)の出入りを許すための補助扉である。
つまり、上述の如く本棟部(IA)及び尾翼棟部(IB
)を構成することにより、建屋(1)の全体を、主翼部
(2b)の巾に見合った巾広の構造で、かつ、垂直尾翼
の高さに見合った嵩高の構造に構成するに比べ、建屋(
1)の建築コストが低コストで済むように、又、建屋(
1)内の気積が小となって建屋(1)内の換気・空調に
要する設備コスI・及びランニングコストが低コストで
済むようにしてある。
建屋(1)の本棟部(IA)には、収容した胴部(2a
) (本例では機体頭部を含む)の廻りの胴作業域(5
)と、収容した主翼部(2b)の廻りの主翼作業域(6
)とに作業域を仕切る隔壁(7)を設けてあり、この隔
壁(7)をもって胴作業域(5)と主翼作業域(6)と
を仕切ることで、両作業域(5)。
(6)において互いに異なる作業(例えば塗装作業と整
備作業)を互いに悪影響を及ぼすことなく並行実施でき
るようにしてある。
上記隔壁(7)は、胴部(2a)の全長にわたって胴部
(2a)の両側に位置する仕切り作用位置(図中に示す
位置)と、航空機(2)の出入りを許す退避位置とに移
動自在に構成してあり、又、このように移動自在とする
については、仕切り作用位置にあることが航空機(2)
の出し入れ作業に支障とならない部分、すなわち、主翼
部(2b)よりも前方で胴部(2a)の両側に位置する
先端部(7a)、及び、主翼部(2b)よりも上方で胴
部(2a)の両側に位置する中央上部(7b)は固定設
置とし、これに対し、仕切り作用位置にあることが航空
機(2)の出し入れ作業の支障となる部分、すなわち、
主翼部(2b)よりも下方で胴部(2a)の両側に位置
する中央下部(7C)、及び、主翼部(2b)よりも後
方で胴部(2a)の両側に位置する後部(7d)のみを
移動可能にしてある。
具体的には、隔壁(7)のうち上記中央下部(7c)は
、キャスタ構造等の採用により隔壁としての壁体構造の
ままで胴部(2a)側方の仕切り作用位置と所定の退避
位置とにわたって左右を各別に移動する構成としてあり
、又、隔壁(7)のうち上記後部(7d)は、屏風式の
折り畳み構造として、上下のレール式案内機構に案内さ
せなから、隔壁として機能させるべく開いた状態で位置
させる胴部(2a)側方の仕切り作用位置と、折り畳ん
だ状態で位置させる尾翼棟部(IB)における所定の格
納位置とにわたって左右を各別に移動すると共に、その
折り畳み格納状態において尾翼棟部(IB)における各
分割部分(1b)の退避位置への移動に伴い退避移動さ
せる構成としてある。
尚、隔壁(7)の各部には、胴作業域(5)への採光の
ため、及び、胴作業域(5)内での作業を外側から監視
できるようにするために、多数の透明ガラス窓(8)を
配設してある。
胴作業域(5)には、仕切り作用位置にある上述の隔壁
(7)とは分離した状態で胴作業域(5)内を移動でき
る作業台(9)を設けてあり、この作業台(9)の自由
な域内移動により、胴部(2a)に対する各種作業を能
率良く行えるようにしてある。
上記作業台(9)の移動構造については、建屋(1)の
天井部で胴作業域(5)の両側縁に対応位置する箇所に
、胴作業域(5)の全長にわたって延びる一対のレール
(10)を設けると共に、これらレール(10)間に架
設されてレール(10)上を胴部(2a)の長手方向に
走行移動する横フレーム(11)を複数機設け、そして
、これら横フレーム(11)の夫々から、1台又は胴部
(2a)の−側方と他側方とに振り分けるべき2台の上
下伸縮フレーム(12)を、胴部(2a)の巾方向に駆
動移動自在状態で垂下連設して、これら上下伸縮フレー
ム(12)夫々の下端に作業台(9)を取り付けである
つまり、胴作業域(5)内において各作業台(9)を、
横フレーム(11)のレール(10)上走行により胴部
(2a)の長手方向へ移動させ、又、各上下伸縮フレー
ム(12)の伸縮動作により上下方向へ移動させ、更に
、横フレーム(11)に対する上下伸縮フレーム(12
)の駆動移動により胴部(2a)の巾方向へ移動させる
ようにしてある。
又、前述の如く横フレーム(11)を複数機設けて、上
述の作業台(9)を胴部(2a)の長手方向に複数分散
配置したことにより、胴作業域(5)を胴部(2a)の
長手方向において更に複数の作業ゾーンに区画した形態
で、胴部(2a)に対する各種作業を実施できるように
してある。
胴作業域(5)における上記作業台(9)のうち、航空
機(2)の頭部側端に位置する一対の作業台(9a)に
は、搭乗作業者が胴部(2a)に対する人為塗装作業を
行うための塗装作業装置類(13)を搭載すると共に、
人為塗装作業を含む胴部(2a)に対する各種人為作業
を行うための搭乗者用作業スペースを設けてあり、他方
、胴部(2a)の長手方向において中間に位置する2対
の作業台(9b)には、胴部(2a)の側周面を自動塗
装するワンハンドロボット型のサイド用自動塗装機(1
4)を搭載すると共に、胴部(2a)に対する各種の人
為作業を行うための搭乗者用作業スペースを設けである
又、胴部(2a)の足部側端に位置する作業台(9C)
には、胴部(2a)の上周面を自動塗装するワンハンド
ロボット型のトップ用自動塗装機(15)を搭載すると
共に、他の作業台(9a)、 (9b)と同様に胴部(
2a)に対する各種の人為作業を行うだめの搭乗者用作
業スペースを設けである。
サイド用自動塗装機(14)又はトップ用自動塗装機(
15)を搭載する作業台(9b)、 (9c)について
は、第8図及び第9図に示すように、作業台(9b)、
 (9c)上で自動塗装機(14)、 (15)と搭乗
者用作業スペース(16)とを−側と他側とに振り分は
配置し、そして、それら作業台(9b)、 (9c)を
、その中央部の縦軸芯(P)回りでの回転により、自動
塗装機(14)、 (15)搭載側の一側が胴部(2a
)に向く自動塗装作業用姿勢(第9図に示す状態)と、
搭乗者用作業スペース(16)設置側の他側か胴部(2
a)に向く人為作業用姿勢(第8図に示す状態)とに向
き変更できるように前述の上下伸縮フレーム(12)に
取り付けてあり、これによって、自動塗装作業を行う場
合には、搭乗者用作業スペース(16)において作業監
視者が自動塗装機(14)、 (15)の作業動作の支
障とならない状態で自動塗装作業を監視てきるように、
又、胴部(2a)に対する各種の人為作業を行う場合に
は、搭乗作業者か自動塗装機(14)、 (15)を障
害とすることなく作業性の良い状態で能率良く所定の人
為作業を行えるようにしてある。
一方、主翼作業域(6)においては、床上を移動できる
床上設置型の作業台(17)を複数配備してあり、これ
ら作業台(17)上に各種作業機器を搭載して、これら
作業台(17)上てエンジン整備作業や塗装作業等の主
翼部(2b)に対する各種作業を行うようにしてある。
又、主翼作業域(6)における上記作業台(17)には
昇降機構を具備してあり、作業種に応じて作業台(17
)の高さを昇降機構により調整できるようにしてある。
尾翼棟部(IB)においては、収容した尾翼部(2c)
の廻りの尾翼作業域(18)を囲う内壁(19)を設け
ると共に、この尾翼作業域(18)内を移動できる作業
台(20)を垂直尾翼の両側に設け、そして、これら作
業台(20)に、搭乗作業者が尾翼部(2c)に対する
人為塗装作業を行うための塗装作業装置類(13)を搭
載すると共に、人為塗装作業を含む尾翼部(2c)に対
する各種人為作業を行うための搭乗者用作業スペースを
設けである。
尾翼作業域(18)における上記作業台(20)の移動
構造についは、胴作業域(5)の作業台(9)と同型式
を採用してあり、天井部に設けたレール(21)上を胴
部(2a)の長手方向に走行移動する左右一対の横フレ
ーム(22)夫々から上下伸縮フレーム(23)を、胴
部(2a)の巾方向に駆動移動自在な状態で垂下連設し
、これら上下伸縮フレーム(23)夫々の下端に作業台
(20)を取り付けである。
尾翼作業域(18)を囲む左右の内壁(19)、及び、
レール(21)から作業台(20)にわたる左右の作業
台機構(20,21,22,23)は、尾翼棟部(IB
)を形成する前述の分割部分(1b)に左右各別に付帯
装備してあり、本棟部(IA)に対する胴部(2a)及
び主翼部(2b)の出入りの際には、上記左右の内壁(
19)及び左右の作業台機構(20,21,22,23
)を左右各別の形態で各分割部分(1b)と一体的に移
動させるようにしてある。
次に、前述の胴作業城(5)に対する換気空調についは
、胴作業域(5)に供給する換気空気を除塵及び温湿度
調整する主空調器(24)を設け、そして、胴作業域(
5)に対応位置する天井部において、主空調器(24)
から給気ファン(25)及び給気風路(26)を介して
供給される換気空気を胴作業域(5)に吹き出し供給す
る胴部用吹出口(27a)、 (27b)、 (27c
)、 (27d)を胴部(2a)の長手方向に並べて設
け、一方、胴作業域(5)に対応位置する床部において
、胴作業域(5)の域内気を吸い込み排気する胴部用吸
込口(28a)、 (28b)。
(28c)を、胴部(2a)の頭部側及び足部側の夫々
で胴作業域(5)の載録に沿う位置と、胴部(2a)の
長手方向の中央部に対応する位置とに配置してある。
つまり、天井部に配置の胴部用吹出口(27a)。
(27b)、 (27C)、 (27d)から除塵及び
温湿度調整を施した換気空気を吹き出し供給し、かつ、
床部に配置の胴部用吸込口(28a)、 (28b)、
 (28C)から域内気を域内発生有害物質(例えば、
塗料ミスト、溶剤ガス、塵埃等)とともに吸い込み排気
することにより、主翼作業域(6)との間での作業環境
上の相互悪影響を回避すべく前述の隔壁(7)により仕
切った胴作業域(5)において、換気気流を所謂プッシ
ュプル形態で下向きに流動させ、これによって、胴作業
域(5)における作業環境の良化を効果的に達成できる
ようにしてある。
又、胴作業域(5)における作業台を、胴部(2a)の
全長にわたり、かつ、上下複数段の型式とするに代えて
、先述の如き移動式の作業台(9)を採用したことによ
り、胴作業域(5)における上述の如きプッシュプル形
態での換気気流流動が作業台の存在のために阻害される
ことを回避して、胴作業域(5)における作業環境の良
化を一層効果的に達成できるようにしてある。
胴部用吹出口(27a)、 (27b)、 (27c)
、 (27d) 、及び、胴部用吸込口(28a)、 
(28b)、 (28C)は、給気風路(26)側のダ
ンパ(29)及び排気風路(30)側のダンパ(71)
に対する遠隔切換操作により、胴部(2a)の長手方向
の前側寄りに位置する吹出口(27a)、 (27b)
及び吸込口(28a)、 (28b)の夫々を吹き出し
及び吸い込み機能させる状態と、胴部(2a)の長手方
向の後側寄りに位置する吹出口(27c)、 (27d
)及び吸込口(28c)の夫々を吹き出し及び吸い込み
機能させる状態とに、胴作業域(5)内の作業形態に応
じて使用状態を択一的に切り換えるようにしてあり、こ
れによって、胴作業域(5)における作業環境は前述の
プッシュプル形態での換気気流流動をもって効果的に良
化しながらも、胴作業域(5)での各種作業の進打上、
換気空調が不要である部分に対する無駄な換気空調を省
いて、胴作業域(5)の換気空調に要する設備機器を小
型なもので済ませられるように、又、換気空調に要する
エネルギを節減するようにしてある。
主翼作業域(6)に対する換気空調については、胴作業
域(5)からの排気を浄化して、この浄化空気を主翼作
業域(6)に対し換気空気として供給する換気空気再利
用装置(31)を設けてあり、具体的には、排気ファン
(32)により胴部用吸込口(28a)、 (28b)
、 (28c)から排気風路(30)へ導びいた胴作業
域(5)からの排気を除塵する除塵装置(33)、及び
、この除塵装置(33)により除塵し7た空気中に未だ
含まれる溶済ガス等の透過有害物質を分離除去する回転
吸脱着式の空気処理装置(34)を主要構成装置として
上記換気空気再利用装置(31)を構成してある。
換気空気再利用装置(31)により浄化した空気を主翼
作業域(6)に対する換気空気として利用するについて
は、この浄化空気を所定の分流比で3流に分流し、1流
は屋外排気風路(35)を介し浄化済排気として屋外へ
廃棄し、別の1流は運気回路(36)を介し前述の主空
調器(24)へ還気し、そして、残りの1流を、中継風
路(37)を介し主翼部用空調器(38)に導びいて、
この主翼部用空調器(38)により再度除塵及び温湿度
調整した上で主翼作業域(6)に対する換気空気として
主翼部用の給気ファン(39)及び給気風路(40)を
介し主翼部用吹出口(41)へ送給するようにしてある
又、上記主翼部用空調器(38)へは、換気空気再利用
装置(31)からの浄化空気とともに、外気取入風路(
42)を介し取り入れた新鮮外気を換気空気再利用装置
(31)からの浄化空気に合流させて供給し、′この合
流気を主翼作業域(6)に対する換気空気として主翼部
用空調器(38)で除塵及び温湿度調整するようにして
あるか、前述の如く胴作業域(5)からの排気を換気空
気再利用装置(31)により浄化して、この浄化空気を
主翼作業域(6)に対する換気空気に利用することによ
り、主翼作業域(6)に対する換気空気の全量を外気の
温湿度調整気とするに比べ、換気空気再利用装置(31
)から主翼部用空調器(38)へ供給する浄化空気(す
なわち、胴作業域(5)からの排気の一部)が未だ保有
する保有熱量(主空調器(24)での温調が冷却の場合
には冷熱量、加熱の場合には温熱量)だけ、主翼作業域
(6)に対する換気空気の温調に要するエネルギを節減
できるように、又、主翼部用空調器(38)における温
調装置を能力的に小型なもので済ませられるようにして
ある。
一方、換気空気再利用装置(31)による浄化空気の一
部を還気する主空調器(24)へは、換気空気再利用装
置(31)からの浄化空気とともに、外気取入風路(4
3)を介し取り入れた新鮮外気を換気空気再利用装置(
31)からの浄化空気に合流させて供給し、この合流気
を胴作業域(5)に対する換気空気として主空調器(2
4)で除塵及び温湿度調整するようにしてあるが、これ
についても、胴作業域(5)からの排気を換気空気再利
用装置(31)により浄化して、この浄化空気を胴作業
域(5)に対する換気空気に利用することにより、胴作
業域(5)に対する換気空気の全量を外気の温湿度調整
気とするに比べ、換気空気再利用装置(31)から主空
調器(24)へ還気する浄化空気(すなわち、胴作業域
(5)からの排気の一部)が未だ保有する保有熱量だけ
、胴作業域(5)に対する換気空気の温調に要するエネ
ルギを節減できるように、又、主空調器(24)におけ
る温調装置を能力的に小型なもので済ませられるように
してある。
主翼部用空調器(38)により除塵及び温湿度調整した
換気空気を主翼作業域(6)に対し吹き出し供給する主
翼部用吹出口(41)は、主翼部(2b)の全量にオつ
たって主翼部(2b)の前方近傍から主翼部(2b)へ
向けて後方向きないし斜め後方向きに換気空気を吹き出
す構造として、主翼作業域(6)の中でも主翼部近傍の
みをスポット的に換気するようにしてあり、これによっ
て、胴作業域(5)に比べ広域の主翼作業域(6)にお
いても、主翼部(2b)に対する各種作業の作業環境の
良化を少い換気風量で効果的に達成できるようにしてあ
る。
図中(44)は、回転吸脱着式の空気処理装置(34)
で排気から分離除去して脱着用の高温再生空気へ移行さ
せた溶済ガス等の脱着有害物質を焼却処理する触媒燃焼
装置である。
又、(45)は、回転吸脱着式の空気処理装置(34)
に対するバイパス風路であり、除塵装置(33)からの
除塵空気の一部はこのバイパス風路(45)を通過する
建屋(1)内において本棟部(IA)と尾翼棟部(IB
)とを仕切る仕切壁(46)には、主翼作業域(6)の
域内気を排気ファン(47)の吸引力により吸い込み排
気する主翼部用吸込口(48)を設けてあり、前述の主
翼部用吹出口(41)からの後方向きの換気空気の吹き
出しと、上記配置の主翼部用吸込口(48)による域内
気の吸い込み排気とをもって主翼部(2b)周りで換気
気流を後方向きに円滑に流動させ、これによって、主翼
部(2b)廻りの作業環境の良化をより効果的に達成で
きるようにしてある。
次に尾翼作業域(18)に対する換気空調については、
主翼作業域(6)からの排気を浄化して、この浄化空気
を尾翼作業域(18)に対し換気空気として供給する尾
翼作業域用の換気空気再利用装置を設けてあり、具体的
には、この尾翼作業域用の換気空気再利用装置として、
主翼部用吸込口(48)により吸い込んだ主翼作業域(
6)からの排気を濾過処理により浄化するドライフィル
タ装置(49)を尾翼棟部(IB)に設けである。
そして、このドライフィルタ装置(49)により浄化し
た浄化空気の一部は屋外排気風路(50)を介し浄化済
排気として屋外へ廃棄し、浄化空気のうちの残部を、中
継風路(51)を介して尾翼部用空調器(52)に導び
いて、この尾翼部用空調器(52)により再度除塵及び
温湿度調整した上で尾翼作業域(18)に対する換気空
気として尾翼部用の給気ファン(53)及び給気風路(
54)を介し尾翼部用吹出口(55)へ送給するように
してある、又、上記尾翼部用空調器(52)へは、尾翼
作業域用の換気空気再利用装置としての前記ドライフィ
ルタ装置(49)からの浄化空気とともに、外気取入風
路(56)を介し取り入れた新鮮外気をドライフィルタ
装置(49)からの浄化空気に合流させて供給し、この
合流気を尾翼作業域(18)に対する換気空気として尾
翼部用空調器(52)で除塵及び温湿度調整するように
してあるが、主翼作業域(6)からの排気を浄化して、
この浄化空気を尾翼作業域(18)に対する換気空気に
利用することにより、尾翼作業域(18)に対する換気
空気の全量を外気の温湿度調整とするに比べ、ドライフ
ィルタ装置(49)から尾翼部用空調器(52)へ供給
する浄化空気(すなわち、主翼作業域(6)からの排気
の一部)が未だ保有する保有熱量だけ、尾翼作業域(1
8)に対する換気空気の温調に要するエネルギを節減で
きるように、又、尾翼部用空調器(52)における温調
装置を能力的に小型なもので済ませられるようにしてあ
る。
前記尾翼部用吹出口(55)を尾翼作業域(18)の上
部に設けるのに対し、尾翼作業域(18)の域内気を吸
い込み排気する尾翼部用吸込口(57)は、尾翼作業域
(18)における作業環境の良化を効果的に達成すべく
尾翼作業域(18)の下部に配設してあり、又、この尾
翼部用吸込口(57)により吸い込んだ尾翼作業域(1
8)からの排気は、前述の主翼部用吸込口(48)によ
り吸い込んだ主翼作業域(6)からの排気とともに、前
記のドライフィルタ装置(49)で浄化するようにして
ある。
つまり、尾翼作業域(18)からの排気はドライフィル
タ装置(49)で浄化した後、その一部は前記の屋外排
気風路(50)を介し浄化済空気として屋外へ廃棄する
が、残部は尾翼部用空調器(52)へ還気するようにし
てあり、これによって、尾翼作業域(18)からの排気
が未だ保有する保有熱量の一部をも有効利用するように
して、尾翼作業域(18)に対する換気空気の温調に要
するエネルギを一層節減できるように、又、尾翼部用空
調器(52)における温調装置を能力的に更に小型なも
ので済ませられるようにしてある。
以上要するに、各作業域(5)、 (6)、 (18)
に対する換気空調の夫々において排気保有熱量を存効利
用して換気空気の温調に要するエネルギを節減すると共
に、各空調器(24)、 (38)、 (52)におけ
る温調装置を能力的に小型なもので済ませられるように
することにより、建屋(1)全体として、大巾な省エネ
を達成すると共に、設備コストの大巾な節減を図っであ
る。
尚、主翼部用吸込口(48)を設ける左右の前記仕切壁
(46)、左右のドライフィルタ装置(49)、並びに
、左右の尾翼部用空調器(52)の夫々は、前述の内壁
(19)及び作業台機構(20,21,22,23)と
同様に、尾翼棟部(IB)を形成する分割部分(Ib)
に左右各別に付帯装備し、本棟部(IA)に対する胴部
(2a)及び主翼部(2b)の出入りの際は、左右の仕
切壁(46)、左右のドライフィルタ装置(49)、並
びに、左右の尾翼部用空調器(52)の夫々を左右各別
の形態で各分割部分(Ib)と一体的に移動させるよう
にしてある。
胴作業域(5)及び尾翼作業域(18)の床部には、胴
作業域(5)の前端から尾翼作業域(18)の後端にわ
たる一連の回収溝(58)を設けてあり、胴部(2a)
及び尾翼部(2c)に対する再塗装に先立ち、以前の塗
布塗料を剥離液を用いて剥離させた上で洗浄水により洗
い流す作業において、流下洗浄水を回収溝(58)へ流
入させ、その流入洗浄水を回収溝(58)の下流側端に
設けた貯水槽(59)へ自然流下により集水するように
してある。
又、上記回収溝(58)には、その全長にわたる塗料ス
ラッジ捕集用のフィルタコンベア(60)を内装してあ
り、このフィルタコンベア(60)により、回収溝(5
8)への流入洗浄水を濾過処理して、洗浄水とともに回
収溝(58)に流入する塗料スラッジを捕捉するように
してある。
そして、フィルタコンベア(60)により捕捉した塗料
スラッジは、フィルタコンベア(60)による搬送によ
りスラッジ貯留槽(61)に集め、その後、別途設けた
スラッジ処理設備に送って適宜後処理を施すようにして
ある。
一方、貯水槽(59)に集水した洗浄水は、ポンプ(6
2)により遠心分離器(63)へ送り、この遠心分離器
(63)により未だ残る塗料スラッジ及び油分を分離除
去するようにしてあり、そして、遠心分離器(63)に
より分離した塗料スラッジはスラッジ濾過装置(64)
で脱水処理した後、搬送容器(65)をもって前記のス
ラッジ処理設備へ送り、又、遠心分離器(63)により
分離した油分は回収容器(66)へ回収するようにして
ある。
遠心分離器(63)により塗料スラッジ及び油分を分離
除去した洗浄水の一部は、循環路(67)を介して回収
溝(58)の上流端に供給し、回収溝(58)における
塗料スラッジの流下用水に再利用するようにしてある。
尚、遠心分離器(63)により塗料スラッジ及び油分を
分離除去した洗浄水の残部は、排水路(68)を介して
排水処理設備へ送り適宜排水処理を施すようにしてある
前記貯水槽(59)には、前述のポンプ(62)により
汲み出した洗浄水の一部を還流して貯水槽(59)にお
ける貯留洗浄水中に噴出するノズル装置(69)を設け
てあり、このノズル装置(69)による洗浄水噴出によ
り貯留洗浄水を攪拌して貯水槽(59)での塗料スラッ
ジの沈降堆積を防止するようにしてある。
図中(70)は、スラッジ濾過装置(64)において塗
料スラッジから脱水した洗浄水を貯水槽(59)に戻す
還水路である。
〔別実施例〕
次に別実施例を列記する。
(A)胴作業域(5)と主翼作業域(6)とを仕切る隔
壁(7)の構造及び材質は種々の構成変更か可能であり
、例えば、布材等を用いて隔壁(7)を構成しても良い
又、航空機(2)の出入りを許すへく隔壁(7)を移動
自在とする場合、その移動構造も種々の構成変更か可能
である。
(B)前述実施例においては、胴作業域(5)からの排
気を換気空気再利用装置(31)により浄化して、この
浄化空気を主翼作業域(6)に対し換気空気として供給
するようにしたが、これとは逆に、主翼作業域(6)か
らの排気を換気空気再利用装置(31)により浄化して
、この浄化空気を胴作業域(5)に対し換気空気として
供給するようにしても良い。
(C)換気空気再利用装置(31)における排気の浄化
処理型式としては、種々の型式を採用できる。
(D)前述実施例においては、換気空気再利用装置(3
1)により浄化した空気を別の空調器(38)により再
度温調した上で他方の作業域(6)に換気空気として供
給するようにしたが、この再度の温調を省略しても良い
(E)隔壁(7)のうち主翼の上面に対応位置する部を
可撓性に構成して、主翼の上面に隙間なく当接させるよ
うにしたり、又、隔壁(7)のうち主翼の下面に対応位
置する部分を弾性的に主翼の下面に当接させて、主翼の
下面との隙間を無くすようにしたりすることで、隔壁(
7)の仕切り機能を向上させるようにしても良い。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は本発明の実施例を示し、第1図
は建屋構成を示す平面図、第2図は縦断面図、 第3図及び第4図は夫々、建屋内設備構成を示す平面図
、 第5図ないし第7図は、胴作業域の長手方向各位置、及
び、尾翼作業域に対応する位置、夫々での横断面図、 第8図及び第9図は夫々、作業台の使用状態を示す平面
図、 第1O図は換気空調設備の系統図、 第11図は排水設備の系統図である。 第12図及び第13図は、従来例を示す平面図と横断面
図である。 (1)・・・・・・建屋、(2)・・・・・・航空機、
(2a)・・・・・・胴部、(2b)・・・・・・主翼
部、(2c)・・・・・・尾翼部、(5)・・・・・・
胴作業域、(6)・・−・・・主翼作業域、(7)・・
・・・・隔壁、(18)・・・・・・尾翼作業域、(2
4)・・・・・・空調器、(31)、 (49)・・・
・・・換気空気再利用装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、建屋(1)内において、航空機(2)の胴部(2a
    )廻りの胴作業域(5)と主翼部(2b)廻りの主翼作
    業域(6)とに作業域を仕切る隔壁(7)を設け、前記
    胴作業域(5)と前記主翼作業域(6)とのうちの一方
    の作業域(5)に対して供給する換気空気を温調する空
    調器(24)を設け、前記の一方の作業域(5)からの
    排気を浄化して、その浄化空気を他方の作業域(6)に
    対し換気空気として供給する換気空気再利用装置(31
    )を設けた航空機用建屋における換気空調設備。 2、前記換気空気再利用装置(31)による浄化空気の
    一部を前記空調器(24)に還気するように構成してあ
    る請求項1記載の航空機用建屋における換気空調設備。 3、前記胴作業域(5)又は前記主翼作業域(6)から
    の排気を浄化して、その浄化空気を前記航空機(2)の
    尾翼部(2c)廻りの尾翼作業域(18)に対し換気空
    気として供給する尾翼作業域用の換気空気再利用装置(
    49)を設けた航空機用建屋における換気空調設備。
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