JPH0443138A - 自動車用故障診断システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、車載電子制御装置内のＲＯＭ　（リード・
オンリ・メモリ）に部品番号を記憶させ、通信により読
み出し、自動的に知識ベースを分類して、車種情報など
のユーザ入力を削減するようにした自動車用故障診断ノ
ステムに関するものである。

〔従来の技術］ 第２図は従来の故障診断ンステムの構成を示すブロック
図である。この第２図において、ｌは診断用コンピュー
タであり、知識ヘース２、推論エンジン３、ユーザ入出
力インタフェース４がら構成されて呟る。

知識ベース２は故障診断に必要な情報を蓄えたものであ
り、この知識ヘース２を用いて、推論エンジン３が推論
するようにしている。また、ユーザ入出力インタフェー
ス４は、ユーザと診断用コンピュータ１との間で情報の
授受を行うものである。

次に、動作について説明する。従来の人工知能を用いた
故障診断システムにおいては、あらゆるＥＣＵ　（車載
電子制御袋ｙｔｔ＞の故障を診断するため、知識ベース
の中に膨大な量の情報を記憶している。

故障診断システムはまず知識ベース内の膨大な知識情報
を分類するため、ユーザ入出力インタフェース４を介し
て、ユーザに診断の対象となる自動車の車種、エンジン
形式７年式などをたずねる質問を行い、これらの質問の
回答を受ける。

また、これらの回答で充分に分類できない場合は、ＥＣ
Ｕの制御内容が判別できるＥＣＵの識別番号（部品番号
）をたずねる質問を行う、そして、これらの回答により
、知識ベースを分類した後に、故障診断を開始する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の故障診断システムは以上のように構成されている
ので、上記のような手順で知識ベースを分類するから、
ユーザは対象車両の車種などの情報を入力しなければな
らなかった。

また、部品番号の入力においては、ＥＣＵの装着場所を
調べ、周辺部品を取り外して、ＥＣＵに記載された部品
番号を読み取る必要があり、時間と労力が必要であった
。

この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、車載ＥＣＵの部品番号を迅速に得ることができ
るとともに、知識ベースを分類するための車種情報など
のユーザ入力を削減することができる自動車用故障診断
システムを得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る自動車用故障診断システムは、あらかじ
め所定の番号が記憶された診断対象の車載電子制御装置
と、この車載電子制御装置の所定番号を通信によって読
み取ることにより故障診断用の知識ベースを分類する診
断用コンピュータとを設けたものである。

〔作　用〕

この発明における診断用コンピュータは、車載電子制御
装置と通信して、その所定番号を読み取り、知識ベース
を所定番号に対応するように分類する。

〔実施例〕

以下、この発明の自動車用故障診断システムの実施例に
ついて図面に基づき説明する。第１図はその一実施例の
構成を示すブロック図である。この第１図において、第
２図と同一部分には同一符号を付して述べる。

この第１図における診断用コンピュータ１内の知識ベー
ス２は故障診断に必要な情報を蓄えており、この知識ベ
ース２を用いて、推論エンジン３で診断結果を導き出す
ようにしている。そして、ユーザ入出力インタフェース
４はユーザとの間で必要な情報の授受を行うようにして
いる。

さらに、診断用コンピュータ１には、通信用インタフェ
ース５が設けられている。この通信用インタフェース５
は車両診断用コネクタ１１を介して、ＥＣＵ６内の通信
用インタフェース１０と接続されるようになっている。

このＥＣＵ６は故障診断の対象となるものであり、その
内部に設けられている記憶手段としてのＲＯＭＢに部品
番号が記憶されている。７は中央処理装置（以下、ＣＰ
Ｕという）　　９は入出力回路である。

このＥＣＵ６と診断用コンピュータ１は車両診断用コネ
クタ１１を介して接続され、通信を行うようになってい
る。

次に動作について説明する。従来の故障診断システムに
おいて、ユーザに入力を求めていた車種エンジン形式１
年式などの情報は、診断対象となるＥＣＵの制御内容を
識別するための間接的な情報であり、ＥＣＵの制御内容
を表したＥＣＵの部品番号さえわかれば、車種などの情
報のユーザ入力なしに知識ベースの分類が行える。

そこで、この発明においては、知識ベース２と推論エン
ジン３を有する故障診断用コンピュータ１がＥＣｔＪ６
と通信することによって、ＥＣＵＳ内のＲＯＭ８にあら
かしめ記憶された部品番号を読み出し、知識ベースの分
類を行う。

まず、推論エンジンは、通信用インタフェース５、車両
診断用コネクタ１１を介して、ＥＣＵＳに部品番号の送
信要求を送信する。

このＥＣＵ６のＣＰＵ７はこの送信要求を受け、ＲＯＭ
ａ内の部品番号データを参照し、通信用インタフェース
１０、車両診断用コネクタ１１を介してコンピュータ１
に返信する。

診断用コンピュータ１内の推論エンジン３は返信された
部品番号情報をもとに、知識ベースを分類し、診断を開
始する。

なお、上記実施例では、ＥＣＵ６のＲＯＭ８に部品番号
を記憶させた場合を例示しているが、独自の管理番号や
登録番号であってもよく、上記実施例と同様の効果を奏
する。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、知識ベースの分類に
必要なＥＣＵの部品番号などの所定の番号情報をＲＯＭ
内に記憶させ、ＥＣＵと診断用コンピュータとを通信す
ることにより、得られるように構成したので、知識ベー
スを分類するためのユーザ入力が省略可能となる。

また、ＥＣＵ周辺の部品を取り外すなどの部品番号の読
み取りに要した時間、労力を必要としないなどの効果を
有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による自動車故障診断シス
テムのブロック図、第２図は従来の自動車用故障診断シ
ステムのブロック図である。 １・・・を断用コンピュータ、２・・・知識ベース、３
・・・推論エンジン、４・・・ユーザ入出力インタフェ
ース、５．１０・・・通信用インタフェース、６・・・
ＥＣＵ、７・−・ＣＰＵ、８・・・ＲＯＭ、９・・・入
出力回路。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　所定の番号を記憶した記憶手段および上記所定の番号
   の送信要求に対してこの記憶手段に記憶されている上記
   所定の番号を参照して送信する中央処理装置を有する故
   障診断対象の車載電子制御装置と、この車載電子制御装
   置の故障診断に必要な知識情報を記憶した知識ベースお
   よび車載電子制御装置に対して上記送信要求を出力し、
   かつこの車載電子制御装置から送信される上記所定の番
   号のデータを元に上記知識ベースを分類して上記車載電
   子制御装置の故障の有無の判断を行う推論エンジンを有
   する診断用コンピュータと、この診断用コンピュータと
   上記車載電子制御装置間を接続する車両診断用コネクタ
   とを備えた自動車用故障診断システム。