JPH0443041Y2 - - Google Patents

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JPH0443041Y2
JPH0443041Y2 JP1986178354U JP17835486U JPH0443041Y2 JP H0443041 Y2 JPH0443041 Y2 JP H0443041Y2 JP 1986178354 U JP1986178354 U JP 1986178354U JP 17835486 U JP17835486 U JP 17835486U JP H0443041 Y2 JPH0443041 Y2 JP H0443041Y2
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JP
Japan
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rubber
trunk
knitted fabric
synthetic resin
resin layer
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JP1986178354U
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JPS63175402U (ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は農業、水産業、魚釣りなどの比較的水
深の深い場所で作業を行う時に覆用する丈が長い
にもかかわらず軽量で吸汗性及び防寒性に優れた
胴付ゴム長靴に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から一般のゴム長靴、すなわち最上部の口
部が膝下までの丈の短いゴム長靴としては、ゴム
製のものと軟質ポリ塩化ビニル製のものとが存在
する。
一方、水産業、農業、魚釣り等の如く海、水
田、川等の比較的水深の深い場所に於いて作業を
行う時には、上記の丈の短い長靴の上部に股下あ
るいはそれ以上の丈の長い胴部が連設されたいわ
ゆる胴付ゴム長靴が履用されているが、かかる胴
付ゴム長靴はその素材として靴本体と胴部とがす
べて同一のゴム製であるか又はゴム製胴部の内側
に裏布材として布地を貼り合わせたものが一般的
であつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、胴付ゴム長靴は前記の丈の短い
ゴム長靴よりも構成する素材量が非常に多くなる
ので重量がかなり大きくなり、作業者に大きな負
担がかかると共にゴムは吸水性がないために吸汗
性の点でも劣るという問題点があつた。
一方、このような重量増加を解消するために靴
本体をゴム製とし胴部のみを軟質ポリ塩化ビニル
製としたものも最近提案されているが、軟質ポリ
塩化ビニルは寒冷地において硬化し易く、又防寒
性や吸汗性も劣るという問題点を有していた。
このように丈の長い胴付ゴム長靴においては全
体が大きいためにどうしても重くなるので、作業
場所及び作業内容によつては履用者がかなり発汗
することも多い。又逆に冷たい水中での作業時に
は体が冷えるということも多い。従つて、この種
の胴付ゴム長靴の特性として単に耐水性を有して
いれば良いというものではなく、軽量で作業し易
くしかも防寒性及び吸汗性も同時に備えているこ
とが強く望まれていたのである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の目的は、従来の胴付ゴム長靴の如く靴
本体の胴部との全体がゴムから成るもの及び靴本
体がゴムから成り胴部が軟質ポリ塩化ビニルから
成るものの問題点、すなわち前者においては重く
且つ吸汗性に劣るという問題点、後者においては
防寒性、吸汗性及び寒冷地において硬化し易いと
いう問題点をそれぞれ解消し、しかも基本的に要
求される特性としての耐水性も充分備えた胴付ゴ
ム長靴を提供することにある。
これらの問題点を解決するために本考案者らは
鋭意検討の結果、長靴本体の上部を構成する胴部
の表地に吸湿性のない合成繊維織布を用い、その
裏面にゴム層又は合成樹脂層を形成させることに
より胴部を軽量化せしめると共に柔軟性及び耐水
性を持たせ、更にゴム靴本体と胴部との裏側全面
に柔軟性を有する多孔性合成樹脂層の両面に編布
と合成繊維編布とをそれぞれ融着させた裏布材を
貼着することにより吸汗性と防寒性を同時に持た
せることが出来ることを究明して本考案を完成し
たのである。
すなわち、本考案は膝下以下足首以上の高さの
ゴム靴本体の上部に上端が股下以上に位置する胴
部が連設された胴付ゴム長靴において、該胴部は
合成繊維織布から成る表地の裏面にゴム層又は合
成樹脂層が形成されたものより成つており、これ
らゴム靴本体及び胴部の裏側全面に柔軟性を有す
る多孔性合成樹脂層の上記胴側に編布が融着され
反対側に合成繊維織布が融着されている靴下状の
裏布材が一体に貼着されていることを特徴とする
胴付ゴム長靴を提供するものである。
〔実施例〕
以下、図面により本考案に係る胴付ゴム長靴の
実施例について詳細を説明する。
第1図は本考案の胴付ゴム長靴の1実施例の側
面図、第2図は第1図のA部の要部拡大断面図で
ある。
図面中、1はゴム製であつて膝下以下足首以上
の高さのを有するゴム靴本体、2はゴム靴本体1
の上部に連設された股下以上の高さを有するゴム
製の胴部であり、その構造は第2図に示す如くナ
イロンタフタやナイロンオツクスフオードの如き
ナイロン織物から成る表地2aとその裏面に形成
された肉厚の薄いゴム層又は合成樹脂層2bとか
ら成つていて、ゴム層又は合成樹脂層2bの下端
はゴム靴本体1の上端より下方でゴム靴本体1と
一体を成している。3はゴム靴本体1と胴部2と
の裏側全面に貼着されている靴下状の裏布材であ
り、その構造は第2図に示す如くポリウレタンフ
オームの如き柔軟性を有する多孔性合成樹脂層3
cが胴部2側の天竺メリヤスの如き綿編布やナイ
ロントリコツトの如き合成繊維編布から成る編布
3bに融着されており、その柔軟性を有する多孔
性合成樹脂層3aの反対側にはナイロントリコツ
トの如き合成繊維編布3bが融着されている。
〔作用〕
かかる構造の本考案に係る胴付ゴム長靴におい
て、胴部2はその表地2aのナイロン織物のよう
な合成繊維織布とその裏面のゴム層又は合成樹脂
層2bにより形成されたものから成るため、胴部
2がすべてゴム製から成るものに比較してゴム層
又は合成樹脂層2bの肉厚をかなり薄くすること
が可能となつて胴部2の重量を著しく軽くするこ
とが出来ると共に、表地2aが吸湿性のない合成
繊維織布であつて裏面がゴム層又は合成樹脂層2
bから成つているため充分な耐水性を有している
のである。
なお、胴部2のゴム層又は合成樹脂層2bとし
て軟質ポリ塩化ビニルのような合成樹脂層を使用
する場合には寒冷地での柔軟性が多少損なわれる
ことがあるので寒冷地用としてはゴム層を使用す
ることが好ましい。また、裏布材3は柔軟性を有
する多孔性合成樹脂層3aを有しているため、そ
の多数の孔に汗が吸収されると共に空気が保持さ
れるので吸汗性と防寒性との両特性を同時に有す
るのであり、この多孔性合成樹脂層3aの胴部2
側に編布3bが融着されているため裏布材3を胴
部2のゴム層又は合成樹脂層2bに貼着せしめる
と両者は強く接合されるのである。また裏布材3
の柔軟性を有する多孔性合成樹脂層3aの編布3
bと反対側、すなわち胴付ゴム長靴の裏側全面に
は合成繊維編布3cが融着されているため、覆用
時の摩擦によつて柔軟性を有する多孔性合成樹脂
層3aが摩滅するのが防止されると共に編布3c
は伸縮性に富んでいるので柔軟性を有する多孔性
合成樹脂層3aと良くフイツトして耐久性と覆心
地が良くなり且つ汗が柔軟性を有する多孔性合成
樹脂層3aに通過し易いのである。そして、裏布
材3は靴下状に形成されていてゴム靴本体1と胴
部2の裏側全面に一体に貼着されているため吸汗
性及び防寒性に優れており、且つ胴部2側からゴ
ム靴本体1側まで一連に連続しているため履心地
も良いのである。
〔考案の効果〕
以上詳述した如き本考案に係る胴付ゴム長靴
は、胴部の表地に合成繊維織布を使用しているの
で、ゴム等の使用量を大幅に減少せしめて胴付ゴ
ム長靴全体の重量を軽量化でき、又胴部の表地の
裏面のゴム層又は合成樹脂層によつて充分耐水性
が得られ、更に裏布材として柔軟性を有する多孔
性合成樹脂層の両面に伸縮性に富んでいる編布が
融着されているため履心地が良いと共に防寒性に
も優れ、裏布材の最内綿は吸湿性を有しない合成
繊維編布となつているので発汗した汗がその合成
繊維編布に吸着されてベトつかないばかりでなく
その合成繊維編布を通つて柔軟性を有する多孔性
合成樹脂層内に吸収されるため吸汗性も優れてお
りしかも合成樹脂層の摩滅が防止されるので耐久
性にも優れている等種々の利点を有しており、そ
の実用的価値は非常に大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の胴付ゴム長靴の1実施例の側
面図、第2図は第1図のA部の要部拡大断面図で
ある。 1……ゴム靴本体、2……胴部、2a……胴部
の表地、2b……ゴム層又は合成樹脂層、3……
裏布材、3a……柔軟性を有する多孔性合成樹脂
層、3b……編布、3c……合成繊維編布。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 膝下以下足首以上の高さのゴム靴本体1の上
    部に上端が股下以上に位置する胴部2が連設さ
    れた胴付ゴム長靴において、該胴部2は合成繊
    維織布から成る表地2aの裏面にゴム層又は合
    成樹脂層2bが形成されたものより成つてお
    り、これらゴム靴本体1及び胴部2の裏側全面
    に柔軟性を有する多孔性合成樹脂層3aの上記
    胴部2側に編布3bが融着され反対側に合成繊
    維編布3cが融着されている靴下状の裏布材3
    が一体に貼着されていることを特徴とする胴付
    ゴム長靴。 2 胴部2の表地2aの合成繊維織布がナイロン
    タフタである実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の胴付ゴム長靴。 3 胴部2の表地2aの合成繊維織布がナイロン
    オツクスフオードである実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の胴付ゴム長靴。 4 裏布材3の柔軟性を有する多孔性合成樹脂層
    3aがポリウレタンフオームである実用新案登
    録請求の範囲第1項から第3項までのいずれか
    1項に記載の胴付ゴム長靴。 5 裏布材3の合成繊維編布3cがナイロントリ
    コツトである実用新案登録請求の範囲第1項か
    ら第4項までのいずれか1項に記載の胴付ゴム
    長靴。 6 裏布材3の胴部2側の編布3bが綿編布であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項から第5項ま
    でのいずれかを1項に記載の胴付ゴム長靴。 7 裏布材3の胴部2側の編布3bがナイロント
    リコツトである実用新案登録請求の範囲第1項
    から第5項までのいずれか1項に記載の胴付ゴ
    ム長靴。
JP1986178354U 1986-11-21 1986-11-21 Expired JPH0443041Y2 (ja)

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JPS63175402U JPS63175402U (ja) 1988-11-14
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JPS5634401B2 (ja) * 1974-05-21 1981-08-10
JPS6233301B2 (ja) * 1984-11-14 1987-07-20 Sumitomo Light Metal Ind

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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