JPH0442811A - 微細な黒色粉末の製造方法 - Google Patents

微細な黒色粉末の製造方法

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JPH0442811A
JPH0442811A JP14770690A JP14770690A JPH0442811A JP H0442811 A JPH0442811 A JP H0442811A JP 14770690 A JP14770690 A JP 14770690A JP 14770690 A JP14770690 A JP 14770690A JP H0442811 A JPH0442811 A JP H0442811A
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titanium hydroxide
hydroxide sol
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洋一 坂井
Masayuki Takada
雅之 高田
Tadashi Nakamura
忠司 中村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、黒色度、着色力に優れたプラスチック用黒色
材の製造方法に関する。
(従来の技術と問題点) 黒色顔料はカーボン粉末(C)、マグネタイト(Fe、
O,) 、焼成顔料(Cu−Cr−Mn−(−Fe)複
合酸化物)が一般に知られている。カーボン粉末は表面
に活性官能基が存在するためにプラスチック中での分散
の困難とプラスチックの劣化の問題がある。マグネタイ
トは熱安定性と磁性に由来する分散性の劣悪の問題があ
り、焼成顔料は粒子の粗大化による着色力の低下があり
、また生理的安全性にも問題がある。
以上の欠点を解決した黒色顔料としてTin0□イー1
(n:2〜6)で表されるチタンの低原子価の酸化物及
びTiOxNy (0,3<X+Y<1.7)の酸窒化
チタンの粉末がある。黒色の低次酸化チタン系粉末は二
酸化チタンをチタン金属粉またはアンモニアガスなどと
、加熱反応させることによって得られ、微細化するに伴
って、顔料特性(黒色度、着色力等)は向上する。この
ため出発物質となる二酸化チタン粉末を微細化する必要
があり、通常、水酸化チタン粉末、好ましくは水酸化チ
タンゾルが利用される(特開昭60−200827.6
2−56324)。
なお、二酸化チタンとアンモニアの反応には、バナジウ
ムの共存が有利なことが知られており(特開昭61−2
02620.特願平1−192726)、今日では、こ
の方法によって造られることが多い。
上記の方法においては、微細な水酸化チタンゾルはメタ
チタン酸(TiO(OH)2)−オルトチタン酸(Ti
(O)l)*) 、チタン酸アルカリを塩酸、硝酸、酢
酸等の鉱酸、有機酸で解膠することによって得られるが
、極めて粒子が細かい(200Å以下)ために洗浄、固
液分離が困難であった。
(問題解決に係わる知見) 本発明者らは、この問題を解決すべく研究を進め、この
水酸化チタンゾルに水可溶性のポリアクリルアミド高分
子化合物を添加すると凝集体を形成し、洗浄、固液分離
が容易になり、しかも、その後の処理が容易になること
を見出した。
(発明の構成) 本発明は水酸化チタンゾル液に水可溶性のポリアクリル
アミド高分子化合物を添加し、固液分離、乾燥した後、
アンモニアガスを含む還元性雰囲気中、600〜100
0℃で加熱処理することからなる微細な黒色粉末の製造
方法を提供する。
前述のように、二酸化チタンとアンモニアの反応におい
てバナジウムを共存させることは当技術分野の確立され
た技法であり、本発明の技術範囲に含まれる。バナジウ
ムはバナジウム塩の形でバナジウムとしてTiO□換算
量に対して重量で0.1〜7.0%の割合で水酸化チタ
ンゾルに添加される。
本発明の製法において用いるポリアクリルアミド高分子
は分子量1000万以上のノニオン系の高分子で −[CH2−CHCONH2コ− の繰り返し単位を有する。このものは凝集剤として作用
し、水酸化チタンのフロックを造り、沈降速度を速める
働きをするので作業時間を短縮できる。
本発明の製法において、ポリアクリルアミド高分子化合
物は、その添加量が水酸化チタンゾルのTiO□換算量
に対し重量比で0.001〜0.05の範囲にある場合
にその効果が著しく現れる。
本発明の製法において、二酸化チタンのアンモニアによ
る還元を進行させるためには600〜1000℃に加熱
することを要する。これは1000℃を越える温度では
焼結により黒色粉末が粗大になり600℃より低い温度
では十分に黒色化が進まないからである。
本発明の製法において、水酸化チタンゾル液に水可溶性
のポリアクリルアミド高分子化合物を添加し、固液分離
して得られる固体を350〜450℃の範囲の温度で乾
燥すると、粉砕工程なしに自然に51角程度の小塊とな
り、これをアンモニアガスによる還元性雰囲気で加熱処
理すると、黒色化が促進され、通常の粉砕工程を経て微
細な(比表面積25m” 7g以上の)黒色粉末が得ら
れる利点を有する。その理由は明らかではないが、生成
複合体がアンモニアガスの浸透しやすい構造を有してい
るためと推察される。
(発明の具体的記載) 実施例1 メタチタン酸スラリー60kg (TiO□換算20k
gに相当)をリパルプしたものに、25%アンモニア水
3Qを攪拌しながら注入し、攪拌した後に静置して自然
沈降させた。上澄液を除去したものを36%塩酸4.0
kgで解膠させた。これを25%アンモニア水3Ωでp
H値を7.0前後に調整し十分な水で洗浄した。
このようにして得られた水酸化チタンゾルにノニオン系
ポリアクリルアミド高分子(分子量1300万)60g
 (酸化チタン分に対して重量比0.003)を投入し
て静止し自然沈殿させた後上澄液を除去し、フィルター
プレスで脱水して400℃で12時間乾燥することによ
り5■角程度の酸化チタン小塊が得られた。この方法で
得られた酸化チタンは造粒工程を経ずにそのまま還元炉
に入れることができ、アンモニアガスを含む還元性雰囲
気中600〜1000℃で加熱処理した後にボールミル
によって粒子の凝集を解きほぐすことにより微細な黒色
粉末が得られた。
第1表に高分子凝集剤を添加した場合としない場合の収
率とアンモニアの原単位を示す。
有         75.2        12.
4無         59,7       17.
5実施例2 実施例1と同様にして得られた水酸化チタンにノニオン
系ポリアクリルアミド高分子化合物(分子量1000万
) 600g (酸化チタン分に対して重量比で0.0
3)を加え、以下実施例1と同様に処理することにより
微細な黒色粉末を得た。
第2表に高分子凝集剤を添加した場合としない場合の収
率とアンモニアの原単位を示す。
j!L別表 有         71,6        13.
1無         59.7        17
.5実施例3 実施例1と同様にして得られた水酸化チタンゾルに、バ
ナジウム400g (メタバナジン酸アンモニウムとし
て918.5g)を添加し、リパルプして2%バナジウ
ム添加水酸化チタンゾルを得た。
これにノニオン系ポリアクリルアミド高分子(分子量1
400万) 120g (酸化チタン分に対して重量比
で0.006)を加え、以下実施例1と同様に処理した
後、ハンマーミルによって粒子の凝集を解きほぐすこと
により微細な黒色粉末を得た。
第3表に高分子凝集剤を添加した場合としない場合の収
率とアンモニアの原単位を示す。
13表 有         74.6         4.
7無         58.4        7.
0(発明の効果) このようにポリアクリルアミド高分子を加えることによ
り水酸化チタンゾルの沈降速度が速くなり、ろ過作業性
は著しく向上した。また350〜450℃の温度で乾燥
を行なったこの水酸化チタンゾルの乾燥物は5■角程度
に割れており、粉砕工程を経ずに造粒することができ、
そのまま還元炉に投入することも可能である(この酸化
チタンの大きさは小さすぎるとキャリーオーバーされ、
大きすぎると還元が十分におこなわれない)。また原単
位において従来の3分の2、作業時間において従来の3
分の2の時間で同じ特性を持つ黒色粉末を得ることがで
きる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 2、特許の請求範囲 1、水酸化チタンゾルに水溶性のポリアクリルアミド高
    分子化合物を混合し、固液分離、乾燥した後、アンモニ
    アガスを含む還元性雰囲気中、600〜1000℃で加
    熱することからなる微細な黒色粉末の製造方法。 2、ポリアクリルアミド化合物が分子量1000万以上
    のノニオン系の高分子で−[CH_2−CHCONH_
    2]−の繰り返し単位を有するものである請求項1に記
    載の方法。 3、ポリアクリルアミド高分子化合物の添加量が水酸化
    チタンゾル中のTiO_2換算量に対し重量比0.00
    1〜0.05である請求項1に記載の方法。 4、水酸化チタンゾルに、水溶性バナジウム塩をバナジ
    ウムとしてTiO_2換算量に対して重量で0.1〜7
    .0%の割合で添加する請求項1に記載の方法。 5、水酸化チタンゾルに水溶性のポリアクリルアミド高
    分子化合物を混合し、固液分離して得られる固体の乾燥
    を350〜450℃の範囲の温度で行なう請求項1に記
    載の方法。
JP14770690A 1990-06-06 1990-06-06 微細な黒色粉末の製造方法 Expired - Lifetime JP2720578B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100475687B1 (ko) * 2002-10-26 2005-03-10 한국과학기술원 티타니아계 촉매의 제조방법

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