JPH0442527Y2 - - Google Patents

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JPH0442527Y2
JPH0442527Y2 JP9812087U JP9812087U JPH0442527Y2 JP H0442527 Y2 JPH0442527 Y2 JP H0442527Y2 JP 9812087 U JP9812087 U JP 9812087U JP 9812087 U JP9812087 U JP 9812087U JP H0442527 Y2 JPH0442527 Y2 JP H0442527Y2
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fuel injection
fitting hole
main
injection valve
fitted
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JP9812087U
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【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、機関吸気通路を形成するスロツトル
ボデイに主嵌合孔および補助嵌合孔が設けられ、
それらの主および補助嵌合孔には、燃料噴射特性
を相互に異にするとともにカプラを外端部に備え
る主燃料噴射弁と補助燃料噴射弁とが、吸気通路
に燃料を噴射すべくそれぞれ嵌合、固定される内
燃機関の燃料供給装置に関する。
(2) 従来の技術 従来、かかる装置は、たとえば特開昭55−
98659号公報により公知である。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで、このように2つの燃料噴射弁をスロ
ツトルボデイに取付けるにあたつて、燃料噴射弁
を嵌合する部分のシール部材等を共通にした方が
製造コストを低減することができるのであるが、
そのようにすると両燃料噴射弁をスロツトルボデ
イに誤つて組付けてしまうおそれがある。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、両燃料噴射弁の少なくとも一方をいずれの
嵌合孔にも嵌合し得るようにして部品の共通化に
よるコストの低減を可能にするとともに、両燃料
噴射弁の組付位置が誤つているか否かを容易に確
認し得るようにした内燃機関の燃料供給装置を提
供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本考案によれば、主燃料噴射弁および補助燃料
噴射弁の少なくとも一方は両嵌合孔に嵌合可能に
形成され、両嵌合孔の外端部には、両燃料噴射弁
にそれぞれ設けたフランジ部を嵌合し得る嵌合孔
部が設けられ、両嵌合孔部の内面形状および両フ
ランジ部の外面形状は、その中心に関して非対称
であつて両燃料噴射弁が正しい嵌合孔に嵌合され
た状態でそれらのカプラの向きを一致させるべく
形成される。
(2) 作用 上記構成によれば、両燃料噴射弁の少なくとも
一方を両嵌合孔に嵌合し得るようにすることによ
り、部品の共通化を図ることができ、しかも両燃
料噴射弁を正しい嵌合孔に嵌合した状態でカプラ
の向きが一致するので、一方の燃料噴射弁を誤つ
て嵌合した状態ではカプラの向きが異なるように
なる。このため誤組付状態であることを容易にか
つ確実に識別することができる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図において、スロツトルボデ
イ1には、図示しない内燃機関の吸気ポートに通
じるべく上下に延びた吸気通路2が形成されてお
り、この吸気通路2の吸気方向3に沿う上流側に
は、該吸気通路2を開閉するエアバルブ4が配設
され、該エアバルブ4よりも下流側にはスロツト
ルバルブ5が配設される。またエアバルブ4およ
びスロツトルバルブ5間に対応する位置でスロツ
トルボデイ1には電磁弁Vが取付けられており、
この電磁弁Vはエアバルブ4を開閉駆動するため
のアクチユエータ(図示せず)の作動を制御する
働きをする。
このスロツトルボデイ1には、機関の始動時か
ら完爆時までとアイドル運転後の低速域から高速
域までの間とで噴射作動する主燃料噴射弁6と、
始動後は常時噴射作動する補助燃料噴射弁7とが
取付けられるものであり、主燃料噴射弁6はエア
バルブ4付近に、また補助燃料噴射弁7はスロツ
トルバルブ5よりも下流側に配置され、両燃料噴
射弁6,7の燃料噴射特性は相互に異なる。
スロツトルボデイ1には、主燃料噴射弁6を組
付けるための主嵌合孔8と、補助燃料噴射弁7を
組付けるための補助嵌合孔9とが穿設されてお
り、両嵌合孔8,9は吸気通路2に近接するにつ
れて下方になるよう傾斜してほぼ平行にスロツト
ルボデイ1に穿設される。しかも主嵌合孔8は、
全閉時のエアバルブ4の上流および下流に跨がつ
て吸気通路2に開口するようにしてスロツトルボ
デイ1に穿設され、補助嵌合孔9は、スロツトル
バルブ5より下流側で吸気通路2に開口するよう
にしてスロツトルボデイ1に穿設される。
主嵌合孔8は、その吸気通路2側から順に内径
を段階的に大きくするようにして形成されるもの
であり、補助嵌合孔9もまた吸気通路2側から順
に内径を段階的に大きくするようにして形成され
る。しかもスロツトルボデイ1には、外方に臨む
段部10を介して最大径となる嵌合孔部11を主
嵌合孔8の外端部に形成するようにして筒部12
が一体に連設されるとともに、外方に臨む段部1
3を介して最大径となる嵌合孔部14を補助嵌合
孔9の外端部に形成するようにして筒部15が一
体に連設される。
第2A図および第2B図を併せて参照して、主
嵌合孔8の嵌合孔部11は、主嵌合孔8の軸線を
中心とする仮想円に沿う円弧部11aと、その仮
想円から外方に膨らんだ膨出部11bとを有し中
心に関して非対称に形成されるものであり、また
補助嵌合孔9の嵌合孔部14は、前記嵌合孔部1
1と同様に円弧部14aと膨出部14bとを有し
中心に関して非対称に形成されるものであるが、
両嵌合孔部11,14はその膨出部11b,14
bの周方向位置を相互に異ならせて配置される。
たとえば嵌合孔部11の膨出部11bと嵌合孔部
14の膨出部14bとは相互に90度ずれた位置に
配置されている。
主燃料噴射弁6の本体16は、主嵌合孔8に嵌
合され得るように形成されており、2つのOリン
グ17,18を介して主嵌合孔8に嵌合される。
しかも本体16の外端部には、主嵌合孔8の嵌合
孔部11に嵌合すべく嵌合孔部11の内側面形状
に対応して部分的に膨らんだ膨出部19aを有す
るフランジ部19が設けられており、該フランジ
部19を嵌合孔部11に嵌合した状態で、スロツ
トルボデイ1に固定される押さえ板20により主
燃料噴射弁6がスロツトルボデイ1に固定され
る。すなわちスロツトルボデイ1の筒部12には
一直径線に沿つて両外方に突出した取付部21,
21(第3A図参照)が設けられ、押さえ板20
はその筒部12の端面形状に対応した形状を有し
て形成される。而して取付部21,21に対応す
る部分で押さえ板20に穿設された挿通孔22,
22にねじ部材23,23を挿通して取付部2
1,21に螺合することにより押さえ板20がス
ロツトルボデイ1に固定され、その押さえ板20
でフランジ部19の嵌合孔部11からの脱落を阻
止することにより主嵌合孔8に嵌合している主燃
料噴射弁6がスロツトルボデイ1に固定される。
主燃料噴射弁6の外端部には、押さえ板20か
ら外方に突出する突部24が中央部に突設される
とともに、該突部24の側面に連なつて斜め外方
に延びるカプラ25とが設けられており、突部2
4にはたとえば赤色に着色されたキヤツプ26が
嵌合される。
補助燃料噴射弁7の本体27は、補助嵌合孔9
だけでなく主嵌合孔8にも嵌合可能に形成されて
おり、主燃料噴射弁6と同一のOリング17,1
8を介して補助嵌合孔9に嵌合される。この補助
燃料噴射弁7の本体27の後端部には、嵌合孔部
11,14に対応して部分的に膨らんだ膨出部2
8aを有するフランジ部28が設けられており、
そのフランジ部28を嵌合孔部14に嵌合した状
態で押さえ板20を筒部15に固定することによ
りフランジ部28の嵌合孔部14からの脱落が阻
止されてスロツトルボデイ1への補助燃料噴射弁
8の取付けが行なわれる。すなわち、筒部15に
は前記筒部12と同様に取付部(図示せず)が設
けられており、前記主燃料噴射弁6の押さえ板2
0と同一の押さえ板20をねじ部材23,23で
筒部15に固定することにより補助燃料噴射弁7
のスロツトルボデイ1への取付けが行なわれる。
また補助燃料噴射弁7の外端部には主燃料噴射
弁6と同様に押さえ板20から外方に突出する突
部33が中央部に突設されるとともに、該突部3
3の側面に連なつて斜め外方に延びるカプラ34
が設けられ、突部33にはたとえば緑色に着色さ
れたキヤツプ35で嵌合される。しかもカプラ3
4とフランジ部28の膨出部28aとの相対位置
関係は、主燃料噴射弁6におけるカプラ25およ
びフランジ部19の膨出部19aとの相対位置関
係とは異なつて設定されるものであり、膨出部1
1b,14bの周方向位置が相互にずれている嵌
合孔部11,14にフランジ部19,28を正し
く嵌合した状態でカプラ25,34の向きは第2
A図および第2B図で示すように平行となる。
補助燃料噴射弁7の先端には緑色に着色された
先端キヤツプ36が配設されており、この先端キ
ヤツプ36はOリング37を介して補助嵌合孔9
の先端に嵌合される。該先端キヤツプ36には補
助燃料噴射弁7の先端から噴出する燃料に空気を
同伴させるべく図示しない通路が設けられてお
り、その通路に空気を導くために、エアバルブ4
およびスロツトルバルブ5間の吸気通路2から補
助嵌合孔9に至る空気通路38がスロツトルボデ
イ1に穿設される。
次にこの実施例の作用について説明すると、補
助燃料噴射弁7は主燃料噴射弁6を嵌合するため
の主嵌合孔8にも嵌合可能であり、そのようにす
ることによりOリング17,18を両燃料噴射弁
6,7に共通のものとすることができ、製造コス
トの低減を図ることができる。また押さえ板20
およびねじ部材23も共通化することにより製造
コストの低減をより一層図ることができる。
而して、補助燃料噴射弁7を第3A図で示すよ
うに、主嵌合孔8に誤つて嵌合すると、主燃料噴
射弁6のキヤツプ26が赤色であるのに対し、緑
色のキヤツプ35を有する補助燃料噴射弁7が主
嵌合孔8に嵌合されることから、作業者が誤組付
であることを直ちにかつ容易に認識することがで
きる。
また補助燃料噴射弁7が主嵌合孔8に嵌合され
たときには、正しくは補助嵌合孔9に嵌合される
べき補助燃料噴射弁7におけるフランジ部28の
膨出部28aが、第2B図で示すように上方位置
に位置すべきであるのに、嵌合孔部11に嵌合し
たときには第3A図で示すように下方位置とな
る。そのため、補助燃料噴射弁7のカプラ34は
側方に向いた姿勢となり、これによつても誤組付
であることが判る。しかもこの状態では押さえ板
20の挿通孔22,22が筒部15の取付部2
1,21とはずれた位置となり、ねじ部材23,
23の螺合操作が不可能であるので、誤組付をす
ることを確実に防止することができる。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、主燃料噴射弁お
よび補助燃料噴射弁の少なくとも一方は両嵌合孔
に嵌合可能に形成され、両嵌合孔の外端部には、
両燃料噴射弁にそれぞれ設けたフランジ部を嵌合
し得る嵌合孔部が設けられ、両嵌合孔部の内面形
状および両フランジ部の外面形状は、その中心に
関して非対称であつて両燃料噴射弁が正しい嵌合
孔に嵌合された状態でそれらのカプラの向きを一
致させるべく形成されるので、両燃料噴射弁に関
連する部品の一部を共用化することが可能であ
り、それにより製造コストを低減することができ
る。しかも一方の燃料噴射弁を誤つて嵌合したと
きにはカプラの向きが一致しないので誤組付状態
であることを容易にかつ確実に認識することがで
きるので、誤組付が生じるのを確実に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は縦断側面図、第2A図は第1図のA矢視
図、第2B図は第1図のB矢視図、第3A図は
誤組付け状態を示す第2A図に対応した図であ
る。 1……スロツトルボデイ、2……吸気通路、6
……主燃料噴射弁、7……補助燃料噴射弁、8…
…主嵌合孔、9……補助嵌合孔、11,14……
嵌合孔部、19,28……フランジ部、25,3
4……カプラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関吸気通路を形成するスロツトルボデイに主
    嵌合孔および補助嵌合孔が設けられ、それらの主
    および補助嵌合孔には、燃料噴射特性を相互に異
    にするとともにカプラを外端部に備える主燃料噴
    射弁と補助燃料噴射弁とが、吸気通路に燃料を噴
    射すべくそれぞれ嵌合、固定される内燃機関の燃
    料供給装置において、主燃料噴射弁および補助燃
    料噴射弁の少なくとも一方は両嵌合孔に嵌合可能
    に形成され、両嵌合孔の外端部には、両燃料噴射
    弁にそれぞれ設けてフランジ部を嵌合し得る嵌合
    孔部が設けられ、両嵌合孔部の内面形状および両
    フランジ部の外面形状は、その中心に関して非対
    称であつて両燃料噴射弁が正しい嵌合孔に嵌合さ
    れた状態でそれらのカプラの向きを一致させるべ
    く形成されることを特徴とする内燃機関の燃料供
    給装置。
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JPS644857U JPS644857U (ja) 1989-01-12
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