JPH0442517B2 - - Google Patents

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JPH0442517B2
JPH0442517B2 JP4633384A JP4633384A JPH0442517B2 JP H0442517 B2 JPH0442517 B2 JP H0442517B2 JP 4633384 A JP4633384 A JP 4633384A JP 4633384 A JP4633384 A JP 4633384A JP H0442517 B2 JPH0442517 B2 JP H0442517B2
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Tsugio Shibata
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電設工事諸作業中、電柱を効率良く建
柱することができる作業車に関する。
〔従来技術〕
従来、電柱の建柱作業は、クレーン等の大型装
置を用いて行つているが、かかる作業はクレーン
の操作性に限界があること、及びそのために多数
の作業員を必要とすることから、非効率的である
とともに、危険であつた。また狭隘な場所等にお
いては、大型車の進入稼働が困難であり、この場
合全てを人力に頼らざるをえず、建柱作業はさら
に長時間を要し、かつ危険性の高いものとなつて
いた。
〔発明の目的〕
本発明は、上記建柱作業を実質的に自動的に行
うことによつて、省力化および安全化を図ること
ができ、且つ隘路や農道等にも進入容易であり、
また交通量の多い幹線道路の傍らにおいても安全
且つ迅速に建柱作業を遂行することができる作業
車を提供することを目的とする。
本発明はまた前記諸作業を小人数で行うことが
でき、省力化も図ることができる作業車を提供す
ることを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明は走行車と、同走行車の一端に略垂直位
置と略水平方向位置間で起倒自在に取付け、かつ
その一面に電柱を積載するリーダと、リーダに沿
つて移動自在に取付けた移動ベースと、積載電柱
の下端と掛合し、リーダ上の移動ベースにワイヤ
を介して電柱を支持させる吊り金具とからなる電
柱を建柱可能な作業車に係るものである。
〔実施例〕
以下、添付図に示す実施例に基づいて本発明を
具体的に説明する。
第1図は本発明の電設用作業車の一実施例を示
す側面図、第2図は第1図の−線による矢視
平面図、第3図は同−線による矢視正面図、
第4図は同−線による矢視背面図である。
図において、1は作業車の車体枠、2は車体枠
1の中央部に固定した駆動エンジン、3は駆動エ
ンジン2及び無端ベルト4によつて駆動される二
連油圧ポンプ、5は車体枠1の後部に設けた油圧
ポンプ3用の作動油タンク、6は車体枠1の両側
に設けた一対の履帯、7は車体枠1の前方両側に
ブラケツト8によつて固定され出力軸に駆動スプ
ロケツト9を結合する走行用油圧モータ、10は
車体枠1の後方に組み込まれて履帯6に内接する
従動スプロケツト、11は車体枠1の両側下方で
軸受部を軸芯とし履帯6の下側に内接する接地用
従動輪、12は車体枠1の前方に設けられ後述す
る各油圧シリンダ及び各油圧モータの作動をコン
トロールする操作バルブブロツク、13は同様に
車体枠1に設けられ各種油圧工具使用の際にこれ
を接続する油圧コンバータ、14は車体枠1の中
央部片側に設けられ180度旋回及び90度ロツク可
能な牽引積載用の積載ウインチ、15は車体枠1
の前方寄りに設けられて幅方向に一対配置したL
字状断面のリーダ受部、16は車体枠1の上部前
後に立設した支柱16aに取付けた側面積載用電
柱受部、17は車体枠1の後方両側に張り出し可
能に設けたアウトリガー兼接地用油圧シリンダ、
18は車体枠1後方両側に設けた複合リーダ受け
ブラケツト、19はこのブラケツト18の支点軸
20を介して起倒用油圧シリンダ21によつて起
倒自在に取付けた複合リーダである。また、70
は電柱Aを側面積載用電柱受部16に積載ウイン
チ14で引き上げるのに利用する補助金具であ
る。なお、第1図に示すように複合リーダ19を
倒したときに、第3図及び第4図のようにL字状
断面のリーダ受部15が左右を拘束して支持す
る。
第5図は複合リーダ19の一部切欠拡大側面
図、第6図は第5図の−線による断面図、第
7図は同−線による断面図、第8図は同−
線による断面図である。なお、第6図は移動ベ
ース32を主リーダ30の最も上端に位置させた
ときに下側のベース61を下方から見たものに相
当し、第7図はこのベース61を上方から見たも
のに相当している。
複合リーダ19は、主リーダ30とこの主リー
ダ30の中で進退自在に取付けられる副リーダ3
1を備えると共に、副リーダ31に対してその長
手方向に移動自在に連接した移動ベース32を組
み込んだものである。
主リーダ30は、複合リーダ19の幅方向の両
端に位置する外側枠33となるもので、凹状の横
断面を持つ一対の主材34をそれぞれの凹み部分
が向き合う姿勢に互いに平行に配列している。そ
して、これらの主材34の上端及び下端等の背部
には連結材35を掛け渡して主材34どうしを一
体化する。したがつて、主リーダ30は、幅が広
く前後方向が短い偏平な凹状の空間を持つものと
なる。また、主リーダ30の背部には、副リーダ
31を昇降動作させるシリンダの基端を枢着する
ための副リーダ用シリンダ受けブラケツト36、
起倒支点軸ブラケツト37及び起倒用シリンダロ
ツド受けブラケツト38を下から順に設ける。副
リーダ用シリンダ受けブラケツト36は、第7図
に示すように主リーダ30の連結材35のほぼ中
央に位置する一対のものである。そして、第5図
及び第7図のように、ピン接合によつて副リーダ
用油圧シリンダ42の下端部を枢着している。そ
して、主リーダ30の下端には支持軸41によつ
てリーダ脚39を連接し、このリーダ脚39を第
5図において上下方向に回動可能とする。更に、
主リーダ30の背部には、副リーダ31を移動さ
せるための副リーダ用油圧シリンダ42をその軸
線が主リーダ30の軸線と平行になるように設
け、その基端部をブラケツト36に枢着する。
副リーダ31は、主リーダ30のそれぞれの主
材34によつて区画された空間の中に、第5図に
おいて上下に移動可能に組み込まれる。この副リ
ーダ31は、第6図〜第8図に示すように、凹状
の横断面形状を持つ一対のフレーム31aを幅方
向に互いに平行となるように配置したものであ
る。これらのフレーム31aの下端側には、それ
ぞれに2個のガイドホイール43を回転自在に設
け、これらのガイドホイール43を主リーダ30
の主材34の内壁に当てて転動可能とする。ま
た、第6図に示すように、主材34の上端部側に
はフレーム31aの外側面を摺動可能に案内する
ガイドメタル44を設ける。したがつて、副リー
ダ31はガイドホイール43とガイドメタル44
による2点で主リーダ30に連接されることにな
る。
また、副リーダ31は、第5図に示すようにそ
の背部に設けたブラケツト45によつて副リーダ
用油圧シリンダ42に連接される。そして、この
副リーダ用油圧シリンダ42を作動させれば、ガ
イドホイール43とガイドメタル44との間の摺
動構造によつて、副リーダ31は主リーダ30に
対して、第1図の一点鎖線で示す位置まで上昇し
たり、この位置から下降して主リーダ30の中に
収まる動きが可能となる。
更に、副リーダ31に対して移動ベース32を
第5図において上下に移動可能に連接する。この
連接のため、第7図に示すように、移動ベース3
2の背部側にはホイール32aを設け、このホイ
ール32aを副リーダ31のフレーム31aの凹
状横断面を利用して転動自在に組み込む。
移動ベース32は、電柱を包み込むことができ
る程度の凹部を持つ2枚のベース60,61を備
え、これらのベース60,61の幅方向の両端を
外枠62によつて一体連結した箱状のものであ
る。そして、背部の幅方向の両端部に設ける一対
のブラケツト64を、第5図に示すように上下の
2個所に設け、これらの各ブラケツト64にはそ
れぞれ軸63を取り付けている。これらの軸63
は副リーダ31のフレーム31aの中に入り込
み、軸63に回転自在に設けたホイール32aが
このフレーム31の内壁に接触しながら転動可能
としている。また、移動ベース32の下側のベー
ス61の凹部にはV形に2個の電柱受けコロ65
を設け、積載する電柱をこのコロ65で受けるよ
うにする。
更に、左右の外枠62にはそれぞれフツクや滑
車等を補助的に取り付けて使うための4個の取付
孔90,91を設け、作業に応じて電柱Aの吊り
上げや牽引作業に利用する。なお、上側のベース
61は、電柱A用の掘削作業に用いるアースオー
ガ装置の駆動部や、複合型の電柱を建柱する際に
用いる補助柱ブラケツトを着脱できる構造として
おく。
副リーダ31の上端及び下端には、スプロケツ
ト46,47をそれぞれブラケツト48,49に
よつて取り付ける。これらのスプロケツト46,
47は、側面から見て(第5図において右側から
見て)幅方向の2個所にそれぞれ2個ずつ配置す
る。
主リーダ30の上端と移動ベース32の上側の
ブラケツト64にはそれぞれチエイン固定部6
6,67を設け、これらの固定部66,67とを
チエイン69aで連接すると共に、このチエイン
69aを副リーダ31の上端のスプロケツト46
に巻き掛ける。また、移動ベース32の下側のブ
ラケツト64と主リーダ30の上端よりも低い位
置にもそれぞれチエイン固定部68,69を設
け、これらの固定部68,69をチエイン69b
で連接すると共に、このチエイン69bを副リー
ダ31の下端のスプロケツト47に巻き掛ける。
以上の主リーダ30と副リーダ31との間の連
接構造により、副リーダ用油圧シリンダ42を作
動させると、副リーダ31は第1図の一点鎖線で
示す高さまで上昇する。このとき、移動ベース3
2は副リーダ31と一体になつているので、この
移動ベース32も副リーダ31の上昇高さに等し
い分だけ上昇することになる。そして、この副リ
ーダ31の上昇に伴つて、スプロケツト46,4
7も上昇するので、チエイン固定部66,69が
静止位置にあることから、チエイン69a,69
bも走行していずれもスプロケツト46,47を
第5図において反時計方向に回転させる。したが
つて、移動ベース32は第5図の最も低い位置か
ら、第1図の一点鎖線で示す最も高い位置まで移
動する。すなわち、副リーダ31の上昇分に加え
て、この副リーダ31に対しても移動ベース32
が上昇し、副シリンダ用油圧シリンダ42のスト
ロークよりも長い移動ベース32のストロークを
得ることができる。
第9図は主リーダ30の基端部の拡大側面図、
第10図は第9図の−線による断面図、第1
1図は第10図の−線による断面図である。
主リーダ30の下端部には、幅方向に支持軸4
1を回転自在に組み込み、この支持軸41の両端
部にリーダ脚39を接地姿勢から主リーダ30の
側面に沿う姿勢まで回動可能に取り付けている。
また、リーダ脚30によつて囲まれた部分には、
移動ベース32のコロ65と同様に電柱Aを受け
るローラ54を備えたローラプレート40を設け
る。このローラプレート40は第11図の状態か
ら反時計方向に180度の範囲で回動可能である。
そして、第10図に示すようにローラプレート4
0には幅方向の2個所に切欠40aを設け、この
切欠40aの中に入り込むピン53を主リーダ3
0の下端に固定する。そして、第10図に示すよ
うにローラ54が電柱Aを受ける姿勢のときに
は、ピン53の上端に固定具53aをネジ接合等
によつて結合し、これによりローラプレート40
の姿勢を拘束する。また、支持軸41よりも奥側
にも、切欠40aを下から上に突き抜ける姿勢の
ピン52を設けておき、ローラプレート40を使
用しないときには第11図のように反時計方向に
これを反転させてピン52が切欠40aを突き抜
けるようにする。そして、このピン52の上端に
ネジ接合等によつて固定具52aを結合すること
によつて、ローラプレート40を退避姿勢にロツ
クすることができる。
また、このローラプレート40が第10図の姿
勢にあるときには、リーダ脚39は第9図に示す
ような接地姿勢に拘束される。そして、ローラプ
レート40を退避位置に反転させたときには、主
リーダ30の側面に沿う起立姿勢にロツク可能な
構成を持たせる。
以上の構成の作業車による電柱の建柱作業を次
に説明する。
建柱作業には、1本の電柱の建柱又は複合型の
電柱の建柱の2種類があるが、第12図及び第1
3図では複合リーダ19の上に載せたコンクリー
ト製の1本の電柱Aの建柱作業について説明す
る。
第12図において、一点鎖線で示す電柱Aを複
合リーダ19の上に載せて竪穴B位置まで搬送
し、アウトリガー兼接地用油圧シリンダ17によ
つて車体枠1を位置決めして安定させる。そし
て、車体枠1の前端に、第13図に示す安定用補
助脚85を接続して建柱に際しての車体枠1の基
底を広くする。なお、安定用補助脚85は、車体
枠1の挿入孔(図示せず)に差し込む挿入端85
aを一端に備え、他端には車輪85bを設けたも
のである。
建柱作業の前に、複合リーダ19を起立させた
ときに移動ベース32から電柱Aが抜け出ること
を防ぐために、移動ベース32との間で電柱Aを
抱くように安全ベルトCを掛ける。そして、電柱
Aを複合リーダ19の上で移動させ、電柱A下端
を複合リーダ19の下端と揃えるようにする。な
お、この作業は副リーダ用油圧シリンダ42を作
動させたり、積載ウインチ14のワイヤを電柱A
の基端に掛けて巻き上げたりすることで行うこと
ができる。
次いで、建柱時用ワイヤロープ86を移動ベー
ス32の取付け孔91に掛けると共に、電柱Aの
下端を抱くようにして設けた吊り金具75をこの
建柱時用ワイヤロープ86に連結する。この作業
の後、起倒用油圧シリンダ21によつて複合リー
ダ19を徐々に起こし、これが直立した時点で静
止させる。そして、リーダ脚39を図示のように
接地姿勢としてロツクし、電柱Aと竪穴との整合
度をチエツクして埋設作業に移行する。この埋設
作業は、副リーダ用油圧シリンダ42のアクチユ
エータを後退させ、副リーダ31及び移動ベース
32を共に下降させながら行う。
このような作業によつて、電柱Aの下端部は竪
穴Bの中に次第に落とし込まれ、その埋設設定深
さになつたら、建柱時用ワイヤロープ86を吊り
金具75から外す。なお、この吊り金具75は電
柱Aと共に竪穴Bの中に埋めたままとする。
このように、複合リーダ19の上に積載した電
柱Aは、複合リーダ19を起立させて電柱Aを竪
穴Bの位置に合わせ、副リーダ用油圧シリンダ4
2を作動させるだけで建柱作業することができ
る。
一方、コンクリート柱A−1、中間鋼管A−2
及び上部鋼管A−3を組み合わせた都市型複合柱
の建柱の場合、建柱場所に十分スペースがあると
きは、これらの柱A−1、鋼管A−2、A−3を
予め地上で連結して1本物とする。その後、この
1本物の電柱を前記と同様な要領で複合リーダ1
9の上に載せ、第12図で説明した建柱作業によ
つて電柱の下端部を竪穴に埋設すればよい。
また、建柱作業の場所が狭いときに都市型複合
柱を建柱する場合は、第14図及び第15図に示
す要領で行う。
まず、建柱後の根元となるコンクリート柱A−
1の建柱は、第12図で説明したものと全く同様
な要領で行う。そして、コンクリート柱A−1を
竪穴に仮埋設した後、第15図に示すように車体
枠1をコンクリート柱A−1から離れる方向に少
し移動させ、側面積載用受部16に載せていた中
間鋼管A−2を複合リーダ19の上に移し変え
る。次に、コンクリート柱A−1の場合と同様に
起倒用油圧シリンダ21及び副リーダ用油圧シリ
ンダ42の作動によつて、中間鋼管A−2を仮埋
設したコンクリート柱A−1の近くに立ち上げ
る。この後、中間鋼管A−2の姿勢を維持するた
めに、ワイヤ96によつて固定状態にあるコンク
リート柱A−1に縛り付けて一体化する。
次に、移動ベース32の上端に第16図及び第
17図に示す建柱用補助ブラケツト92を固定
し、更にこのブラケツト92を利用して建柱用補
助柱93を連結する。この作業は、移動ベース3
2が最も低いレベルとなるように設定した状態で
行い、建柱用補助柱93の上端部には第18図に
示す上部補助ブラケツト100を設ける。そし
て、この上部補助ブラケツト100には吊り上げ
滑車95を設けておき、ワイヤ95aを積載ウイ
ンチ14側のワイヤ76に接続すると共に、上部
鋼管A−3の中途部分の外周に掛け回して保持す
るための保持ワイヤ102をこのワイヤ95aの
先端に一体化している。
建柱用補助ブラケツト92は、第17図に示す
ように、中間鋼管A−2を抱くように突き出した
二股のアーム92aを持ち、これらのアーム92
aの先端には中間鋼管A−2を保持するための安
全ベルト103を設けている。また、第18図に
示すように、上部補助ブラケツト100も上部鋼
管A−3を受けて保持できる大きさの二股のアー
ム105を持ち、その先端部に安全ベルト101
を取り付けたものである。
建柱用補助柱93等を連結した後は、移動ベー
ス32を副リーダ用油圧シリンダ42によつてそ
の最上端位置まで上昇させ、建柱用補助柱93の
吊り上げ滑車95によつて、側面積載用受部16
に載つている上部鋼管A−3を吊り上げる。この
吊り上げ作業では、保持ワイヤ102を上部鋼管
A−3の外周面に設ける足場用のボルトA−4に
掛け、このボルトA−4を引き上げるようにして
上部鋼管A−3を吊り上げるようにする。そし
て、コンクリート柱A−1によつて拘束されてい
る中間鋼管A−2の上端に上部鋼管A−3の下端
を嵌め、これらの鋼管A−2,A−3を1本物と
する作業を行う。
次に、移動ベース32を最下端まで下げ、中間
鋼管A−2の下端部を建柱用補助ブラケツト92
の凹み部分に納めると同時に安全ベルト103で
拘束する。また、上部鋼管A−3の下端部も建柱
用補助柱93の上端の上部補助ブラケツト100
に納めると同時に安全ベルト101によつて保持
し、更に保持ワイヤ102を上部鋼管A−3の下
端側の足場用のボルトA−4に掛ける。
そして、ワイヤ96を切断してコンクリート柱
A−1による中間鋼管A−2への拘束を解き、移
動ベース32をその最も高い位置まで上昇させ
る。この後、起倒用シリンダ21のアクチユエー
タを少し後退させて、第15図において複合リー
ダ19の上端を右側に鉛直線から2〜3°傾ける。
すなわち、接地部分が少し浮くようにしてアウト
リガー兼接地用シリンダ17による接地を解除
し、車体枠1が移動できるようにする。そして、
中間鋼管A−2の下端がコンクリート柱A−1の
上端よりも高いレベルにあることを確認し、これ
らが嵌合可能な位置まで静かに車体枠1を前進さ
せた後に停止させる。
次に、複合リーダ19の姿勢を鉛直に戻した
後、移動ベース32を緩やかに下降させ、コンク
リート柱A−1への中間鋼管A−2の位置を調整
しながらこれらを一体に結合する。そして、各ベ
ルト及びワイヤロープの連結を解き、移動ベース
32を下降させ、更に複合リーダ19を車体枠1
上に倒して建柱用補助柱93やブラケツト92を
取り除けば、電柱の設置が完了する。
〔発明の効果〕
本発明により次のような効果を奏する。
クレーン等の機械やその他の設備を必要とす
ることなく、自動的に建柱を行うことができ、
省力化を図ることができるとともに、作業の安
全性も向上する。
電柱を作業車から地面上に荷下ろしすること
なく、直接に竪穴内に挿入して建柱できるの
で、建柱作業の効率を著しく向上することがで
きる。
作業車をコンパクトな構造としておけば、作
業個所が狭隘な場合でも、効率良く建柱作業を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電設用作業車の一実施例を示
す側面図、第2図は第1図の−線矢視による
平面図、第3図は第1図の−線矢視による正
面図、第4図は第1図の−線矢視による背面
図、第5図は電設用作業車の複合リーダの要部を
示す一部切欠側面図、第6図は第5図の−線
による断面図、第7図は第5図の−線による
断面図、第8図は第5図の−線矢視による断
面図、第9図は主リーダの下端部の拡大側面図、
第10図は第9図の−線による主リーダの下
端部の横断面図、第11図は第10図の−線
による主リーダの下端部の縦断面図、第12図は
一本物の電柱の建柱作業を示す側面図、第13図
は建柱作業に利用する安定用補助脚の側面図、第
14図は複合型の電柱の建柱作業を示す正面図、
第15図はその側面図、第16図は建柱用補助柱
ブラケツトの正面図、第17図はその平面図、第
18図は上部補助ブラケツトの平面図である。 1……車体枠、19……複合リーダ、30……
主リーダ、31……副リーダ、32……移動ベー
ス、75……吊り金具、A……電柱、A−1……
コンクリート柱、A−2……中間鋼管、A−3…
…上部鋼管、B……竪穴。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 走行車と、同走行車の一端に略垂直位置と略
    水平方向位置間で起倒自在に取付け、かつその一
    面に電柱を積載するリーダと、リーダに沿つて移
    動自在に取付けた移動ベースと、積載電柱の下端
    と掛合し、リーダ上の移動ベースにワイヤを介し
    て電柱を支持させる吊り金具とからなる電柱を建
    柱可能な作業車。
JP4633384A 1984-03-10 1984-03-10 電柱を建柱可能な作業車 Granted JPS60192062A (ja)

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JPS60192062A JPS60192062A (ja) 1985-09-30
JPH0442517B2 true JPH0442517B2 (ja) 1992-07-13

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