JPH0442509A - 磁界発生装置 - Google Patents
磁界発生装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
に組合せて、角筒の内側空間に、2次元面内で均一磁界
分布を得るようにした磁界発生装置に関する。
る分野は数多い。このような要請に応じる為の手段とし
ては、大別してコイルに通電して磁界を発生させる方式
と、永久磁石を用いる方式とに分けられる。永久磁石を
用いる方式は、コイルに通電する為の電源が不要であり
、装置をより小型にできる点で優れている。
に磁界を生じさせることは比較的容易であるが、中心軸
と垂直の面内で均一な磁界を発生させることはそれ程容
易ではない、然し乍ら、このような磁界発生装置が核磁
気共鳴断層撮影装置や荷電粒子の偏向用装置等で有効で
あると認められる。
ようにした磁界発生装置として、第4図に示したような
装置がハルバッハ氏(Halbach )により提案さ
れている(Proc、 8Lh Int、 l1ork
shopon Rare Earth Magn
ets、 Dayton、 OL USA(+9
85) )。
b、・・・1hを1八角筒に組合せたもので、各永久磁
石ブロック1a% lb、−1hの磁化の方向を図中矢
印で示した方向として、磁束が図において左右対称に環
流する構造とすることによって、1八角筒の内側空間に
、1八角筒の軸と垂直の2次元面内で、矢示2で示す均
一磁界分布を得られるようにしたものである。
筒を構成した永久磁石ブロックla、1b、・・・1h
の厚さを厚くすることによって、筒の内側空間に形成さ
れる磁界を強くすることができるという特徴を有するも
のであったが、製造上次のような問題点があった。
磁化の方向が正へ角筒の辺と直角の方向となる永久磁石
ブロックIa、leおよび辺と平行な方向となる永久磁
石ブロックlc、Igの磁化は問題なくできるのに反し
て、磁化の方向が1八角筒の辺と直角又は平行の関係に
ない永久磁石ブロックlb ld If lhは
、辺と45°の角度をなして磁化する必要があり、正確
な磁化が困難である問題点があった。磁化に際して、永
久磁石ブロックの断面形状に起因する反磁界の効果があ
り、磁化の方向がどうしても前記辺の方向に傾いてしま
う為である。このような磁化の方向の傾きを防ぐ為に、
着磁の際に、着磁後の反磁界による磁化方向の変化を予
め考慮して行うことが考えられるが、一般にこれを行う
ことは難しいことてあった。
って磁界発生装置が組立てられることになり、筒の内側
空間に得られる磁界の均一性も損なわれていた。
を第5図に示した。第5図は、筒の内側空間における中
心位置のX方向の磁界の強さで規格化して、中心よりX
方向(曲線a)、X方向(曲線b)およびX又はX方向
と45°傾いた方向(曲線C)で夫々測定した磁界分布
を示したものである。磁界発生装置を構成した1八角筒
の内側対辺間距離は240mm、外側対辺間距離は30
0mmであり、永久磁石ブロックの材料はフェライト系
のものとした。尚、簡の長さは300mmで、磁界測定
は筒の中心で行なった。
クの磁化を正確に行うことが難しく、この結果、第5図
に示したように磁界の均一性が悪いものとなっていた。
で、永久磁石ブロックの磁化を正確にできる構造の磁界
発生装置を提供することを目的とし、更に磁界分布の均
一性を向上させた磁界発生装置を提供することを目的と
している。
の永久磁石ブロックな正4n角筒(。は2以ヒの整数)
に結合して、角筒の内側空間に、角筒の軸と垂直の2次
元面内で均一な磁界分布を得るようにした磁界発生装置
において、前記正40角筒を構成した辺中、均−磁界の
方向と直角又は平行の関係にない辺の永久磁石ブロック
が、複数の永久磁石小ブロックを組合せて構成してあり
、前記永久磁石小ブロックは、該小ブロックの辺と平行
な方向に磁化したものと、該小ブロックの辺と直角な方
向に磁化したものとからなることを特徴としている。
様に1八角筒とされるものであるが、筒体の軸と垂直面
内において、上下および左右で対称となる正12角筒、
正16角筒、・・・でも良いものである。
永久磁石ブロックは、例えば磁化の方向を正40角簡の
辺に対して45°傾いたものとするときは、夫々同一体
積とした永久磁石小ブロッりを同一個数、交互に組合せ
て構成することができるが、必要とする磁化の方向を考
慮して各永久磁石小ブロックの数、体積並びに配列を決
定する。
ックを組合せて構成した永久磁石ブロックの部分におい
ては、複数の永久磁石小ブロックの夫々の磁化の方向を
合成した磁化の方向となり、所要の磁化の方向を得るこ
とができる。この結果、正40角簡の内側空間に分布す
る磁界の均一性を向上することができる。
れも、その辺と直角又は平行の方向で磁化すれば良いの
で、製造も容易にできる。
個の永久磁石ブロックIla、llb、11c、lld
、lle、l If、I Lg、l ]hをエポキシ系
の接着剤で接合して構成されており、筒体の内側空間1
2に、筒体の軸と垂直な面内で矢示13で示した方向に
、均一な磁界分布を得ようとしたものである。
ち、矢示13で示された磁界方向と直角な辺を形成して
いる永久磁石ブロック11a、lleと、矢示13で示
された磁界方向と平行な辺を形成している永久磁石ブロ
ックllc、l1gは。
a、14e、14c、14gの方向で同一の強度に磁化
(約3にガウス)されている。
にない永久磁石ブロックllb、11d、11f、ll
hは、夫々二種類の永久磁石小ブロック15a、15b
を3個ずつ交互に組合せて構成しである。この永久磁石
小ブロック15a、15bは、互いに同一体積とした直
方体状の永久磁石であって、一方の永久磁石小ブロック
15aは、図中に矢示16aで示したように小ブロック
の辺と平行な方向に磁化(約3にガウス)しであるのに
対して、他方の永久磁石小ブロック+5bは5図中に矢
示16bで示したように小ブロックの辺と直角な方向に
磁化しであるものであって、磁化の強度は同一としであ
る。
組合せた永久磁石小ブロック15a。
+6b)に対して45°の方向、即ちこの永久磁石ブロ
ックllbの辺に対して45°傾いた方向に平均的な磁
化が矢示14bのように得られ、かつ、その強度も隣接
する永久磁石ブロックlla、11cの強度と同一(約
3にガウス)となるようにしである。
様で、夫々、該当する辺と45°の方向で、矢示14d
、14f、14hのように平均的磁化が得られるように
しである。
々フェライト系の永久磁石で構成した。
対辺間距離は300mmとした。尚、筒の長さは300
mmとした。
、矢示13の方向に約500ガウスの磁界が得られた。
およびXおよびYの方向と45°傾いた方向で磁界を測
定し、中心軸上のY方向の磁界の強さで規格化したとこ
ろ、第2図のような結果であった。図中aがX方向、b
がY方向、Cが45°の方向である。
として、約132mrnφの領域が得られることが確認
できた。
約600ガウス、±1%以内で磁界が均一な領域は約7
5mmφであった。
例(永久磁石ブロック1]d、f、hも同様)であって
、二種類の永久磁石ブロック15c、15dを、正六角
筒壁の厚さ方向に組合せて構成したものである。永久磁
石小ブロック15cは、その辺の方向で矢示16cのよ
うに磁化されているのに対して、永久磁石小ブロック1
5dは、その辺と直角の方向で、矢示16dのように磁
化されている。然してこの実施例でも永久磁石ブロック
llbとしては、平均的な磁化を矢示14bのようにす
ることができる。
ついて説明したが、平面において上下および左右対称と
なる正12角筒、正16角筒など正4n (nは2以上
の整数)角筒でこの発明を実施することができる。角筒
の辺と直角又は平行でない方向に磁化する必要のある辺
については、前記永久磁石小ブロック15a、15b、
15c。
久磁石小ブロックと、その辺と直角な方向に磁化した永
久磁石小ブロックの組合せを調節(個数比、体積比、磁
化強度比などを変更することで所望の合成磁界方向が得
られる)すれば良い。
、希土類系など他の永久磁石材料を用いて、更に強い磁
界分布を得ることも可能である。
鳴断層撮影装置や荷電粒子偏向装置に利用されるが、更
に、磁性薄膜の成膜工程において磁気特性を制御する為
の磁界印加装置としたり、プラズマエツチング装置の磁
界印加装置として応用することも可能である。
する永久磁石の磁化方向を、その辺と直角又は平行な方
向とすることができるので、製造を容易にできる効果が
ある。また、磁化の方向を正確にできるので、広い領域
で均一な磁界分布が得られる磁界発生装置を提供できる
効果がある。
例の磁界分布を示すグラフ、第3図はこの発明の他の実
施例の一部平面図、第4図は従来装置の平面図、第5図
は従来装置の磁界分布を示すグラフである。 11a〜llh・・・永久磁石ブロック15a〜] 5
d−・・永久磁石小ブロツク特許出願人 日電アネ
ルバ株式会社
Claims (1)
- 1 複数の永久磁石ブロックを正4n角筒(nは2以上
の整数)に結合して、角筒の内側空間に、角筒の軸と垂
直の2次元面内で均一な磁界分布を得るようにした磁界
発生装置において、前記正4n角筒を構成した辺中、均
一磁界の方向と直角又は平行の関係にない辺の永久磁石
ブロックが、複数の永久磁石小ブロックを組合せて構成
してあり、前記永久磁石小ブロックは、該小ブロックの
辺と平行な方向に磁化したものと、該小ブロックの辺と
直角な方向に磁化したものとからなることを特徴とした
磁界発生装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2150644A JP2832487B2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 磁界発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2150644A JP2832487B2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 磁界発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0442509A true JPH0442509A (ja) | 1992-02-13 |
JP2832487B2 JP2832487B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=15501358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2150644A Expired - Lifetime JP2832487B2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 磁界発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2832487B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006165459A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Neomax Co Ltd | ダイポールリング型磁気回路 |
JP2007165741A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Neomax Co Ltd | 永久磁石ユニットおよびそれを備える磁界発生装置 |
US7859156B2 (en) | 2001-08-24 | 2010-12-28 | Berlin Heart Gmbh | Hard magnetic object and method for adjusting the direction and position of a magnetic vector |
JP2017034253A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 信越化学工業株式会社 | ダイポールリング磁界発生装置 |
JP2017176820A (ja) * | 2016-03-04 | 2017-10-05 | ブルーカー バイオスピン ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングBruker BioSpin GmbH | Mr装置のための低漂遊磁場永久磁石配置 |
-
1990
- 1990-06-08 JP JP2150644A patent/JP2832487B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4691976B2 (ja) * | 2004-12-10 | 2011-06-01 | 日立金属株式会社 | ダイポールリング型磁気回路 |
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US10180473B2 (en) | 2016-03-04 | 2019-01-15 | Bruker Biospin Gmbh | Low-stray-field permanent magnet arrangement for MR apparatuses |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2832487B2 (ja) | 1998-12-09 |
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