JPH0442485A - ハードケース収納形磁気記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフロッピィディスク装置に使用されるハードケ
ース収納形磁気記憶媒体に関し、特にハードケース収納
形磁気記憶媒体の種類を識別する識別機構に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種のハードケース収納形磁気記憶媒体は、第
５図に示すように、プラスチック製のハードケースに収
納された低密度磁気記憶媒体２０であって、裏面その中
央部には磁気記憶媒体を回転させるハブ操作孔１が設け
られ、また、両面の装置挿入側には磁気記憶媒体に対し
て書込み・読出しを行うヘッド挿入用シャッタ２がそれ
ぞれ設けられている。更に、側面部３の後端近傍には、
この磁気記憶媒体の種類（トラック密度及び線密度が高
いか又は低いか）を識別するための媒体識別孔４と、誤
消去防止のための誤消去防止孔５とがそれぞれ設けられ
ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

近年、フロッピィディスク装置では通常使用されている
低トラツク密度・低線密度の磁気記憶媒体（例えば、記
憶容量＝１メガバイト／２メガバイト）よりも更に記憶
容量の大きなものが要望され、最近では１２メガバイト
、１６メガバイト及び２５メガバイトもの記憶容量を持
つ高密度磁気記憶媒体が開発されている。そして、この
高密度磁気記憶媒体に対応する高トラツク密度・高線密
度フロッピィディスク装置（以下、大容量フロッピィデ
ィスク装置という）が開発されるに至った。大容量フロ
ッピィディスク装置は、使用上便利なように、従来の低
密度磁気記憶媒体をも読取り可能となっている。しかし
ながら、低密度磁気記憶媒体を狭いコア幅のヘッドを持
つ高密度フロッピィディスク装置でデータの書込みを行
うと、広いコア幅を持つ従来のフロッピィディスク装置
ではヘッドのデータを読取ることができない。また、従
来の低密度磁気記憶媒体には、トラック位置決めのため
のサーボ情報も前もって書込まれていないので、たとえ
大容量フロッピィディスク装置で自己書込みを行なって
も、そのデータを読取ることができないという問題が生
じる。更に、高密度磁気記憶媒体を従来のフロッピィデ
ィスク装置で装着してフォーマット（初期化）を行うと
、予め書込まれているサーボ情報が消去されてしまう。

これらの問題点の原因の１つには磁気記憶媒体を収納す
るハードケースの大きさ及び形状が同一であることが挙
げられる。

本発明の目的は、このような問題を解決するなめ、磁気
記憶媒体の種類を識別する識別機構を設け、誤った使用
を未然に防止するハードケース収納形磁気記憶媒体を提
供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、ヘッド挿入用シャッタを有するハードケース
収納形磁気記憶媒体において、ハードケースの側面部に
磁気記憶媒体の種類を識別する識別手段を備えており、
前記識別手段が誤挿入防止する突起部と、前記突起部に
設けられて磁気記憶媒体の記録密度を識別する少なくと
も１つの切欠きより構成されている。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す平面図である。第１図
において、本発明のハードケース収納形磁気記憶媒体は
、従来と同様にプラスチック製のハードケースに収納さ
れた高密度磁気記憶媒体１０であって、裏面の中央部に
はハブ操作孔１が設けられ、両面の装置挿入側にはヘッ
ド挿入用シャッタ２がそれぞれ設けられている。また、
両側面部３の後端近傍には、この磁気記憶媒体の仕様を
識別するための媒体識別孔４と、誤消去防止のための誤
消去防止孔５とがそれぞれ設けられている。更に、両側
の側面部３後端には突起部１１ａ、ｌｌｂが設けられて
いる。

第２図は本発明のハードケース収納形磁気記憶媒体が誤
挿入された状態を示す部分斜視図である。第２図に示す
ように、従来の低密度フロッピィディスク装置２１に対
してはこの突起部１１ａ、ｌｌｂが挿入口の左右に接触
して装着することができない、従って、高密度磁気記憶
媒体１０のヘッド挿入用シャッタ２は開かず、データが
書込まれるようなことはない、また、突起部１１ａ、ｌ
ｌｂには高密度磁気記憶媒体１０の仕様（例えば、記憶
容量別など）を識別するための切欠き１２ａ、１２ｂ、
１２ｃが突起部１１ａ、１１ｂの所定の位置に１個ある
いは複数個設けられている。

第３図は本発明のハードケース収納形磁気記憶媒体に設
けられた切欠きにより識別信号発生機構を示す図である
。

第４図は第３図の識別信号発生機構より送出された識別
信号を示す波形図である。第３図において、大容量フロ
ッピィディスク装置の媒体挿入口（図示せず）には高密
度磁気記憶媒体１０の突起部１１ａ上の切欠き１２ａに
対応した位置にビン機ｆｌｔ　１３　ａが設けられ、こ
れに検出用スチッチ１３ｂが連動する構造となっている
。ここで、高密度磁気記憶媒体２０が矢印の方向に装着
されると、切欠き１２ａの形状に追従してピン機構１３
ａが作動すると共に、検出用スチッチ１３ｂが断続し、
第４図に示すように、電気信号が送出される。この信号
によって大容量フロッピィディスり装置は高密度磁気記
憶媒体１０の種類を識別する。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明のハードケース収納形磁気記
憶媒体によれば、両側の側面部３後端には突起部を設け
て誤挿入を防止すると共に、更に突起部上に切欠きを設
けたことにより記憶媒体の種類が容易に判別できるとい
う効果がある。また、本発明のハードケース収納形磁気
記憶媒体は突起部が後端に設けられているため、低密度
高密度磁気記憶媒体及び高密度磁気記憶媒体の双方に対
して使用可能なフロッピィディスク装置が廉価に製造で
きるという利点がある。

４図は第３図の識別信号発生機構より送出された識別信
号を示す波形図、第５図は従来例を示す平面図である。

１・・・ハブ操作孔、２・・・ヘッド挿入用シャッタ、
３・・・側面部、４・・・媒体識別孔、５・・・誤消去
防止孔、１０・・・高密度磁気記憶媒体、１１ａ、１１
ｂ・・・突起部、１２ａ、１２ｂ・・・切欠き、１３ａ
・・・ビン機構、１３ｂ・・・検出用スチツチ、２０・
・・低密度磁気記憶媒体、２１・・・従来のフロッピィ
ディスク装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ヘッド挿入用シャッタを有するハードケース収納形
   磁気記憶媒体において、ハードケースの側面部に磁気記
   憶媒体の仕様を識別する識別手段を備えたことを特徴と
   するハードケース収納形磁気記憶媒体。 ２、前記識別手段が誤挿入防止する突起部と、前記突起
   部に設けられて磁気記憶媒体の記録密度を識別する少な
   くとも１つの切欠きとからなることを特徴とする請求項
   １記載のハードケース収納形磁気記憶媒体。