JPH0442026Y2 - - Google Patents

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JPH0442026Y2
JPH0442026Y2 JP1988060917U JP6091788U JPH0442026Y2 JP H0442026 Y2 JPH0442026 Y2 JP H0442026Y2 JP 1988060917 U JP1988060917 U JP 1988060917U JP 6091788 U JP6091788 U JP 6091788U JP H0442026 Y2 JPH0442026 Y2 JP H0442026Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、プレス機械のノツクアウト装置に関
する。
[従来の技術] プレス加工された製品は、上型・下型のどちら
かの金型に付着して残存する。この加工製品を適
当な時期に金型から突出して離型させるものとし
て採用されるノツクアウト装置が周知である。
従来の一般的なノツクアウト装置としては、機
械式、ばね・空圧あるいは油圧による常圧式、カ
ム方式等が利用されている。
機械式は、スライドを貫通するノツクアウトバ
ーを上死点付近において、クラウン又はコラムに
設けられた固定部に突当ててノツクアウトするよ
うに構成されているのが一般的であり、タイミン
グが正確かつ位置調節が容易で空気供給装置が不
要である等の長所を有する。
また、常圧式は、スライド移動速度等に照し早
い時期にノツクアウトを完了させるため製品に常
時ノツクアウト力を加える構成であり、ノツクア
ウト力の調整が容易という長所がある。また、上
型が送り線から上昇するまでにノツクアウトを終
了させておくことができるのでプログレツシブ加
工やトランスフア加工の場合に広く利用されてい
る。
一方、カム方式は、スライドの移動過程との関
係において、タイミングを定めかつ特定のモーシ
ヨン、ストロークでノツクアウトを行わせる構成
であり、広い範囲の位置調整や加工製品に対する
過度な衝撃力を与えることがない等の長所を有す
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のノツクアウト装置の
いずれにも短所欠点があり、特に、高速化と自動
化という現今要請を満足できない問題点を有して
いる。
すなわち、機械式の場合には、ノツクアウト力
の調整ができないので多種多様な製品を加工する
プレス機械には不向きであるばかりか、上型が送
り線から上昇するまでにノツクアウトを終了させ
ることが困難であり製品搬送等自動化には採用し
難い。また、位置調整を誤ると破損を招く虞れも
ある。
一方、常圧式の場合には、ノツクアウト力を製
品に常時加えておくものであるから、プレス能力
に影響を与えるばかりか、ノツクアウト力を解除
するには、所定タイミングのもとに繰り返しエア
ーを排出しその後に供給しなければならないから
高速化が難かしい。タイミングの確実性、位置調
整性も劣る。これらは空圧・油圧組合せにおいて
も同様である。
また、例えば上(下)部に突出部を有する製品
等には不向きで加工対象を制限するという問題も
ある。
また、カム方式では、ノツクアウト力の調整が
できず、ノツクアウト力の伝達機構も複雑化する
という問題がある。
ここに、本考案の目的は、上記の従来問題点を
解消し、タイミングが正確かつノツクアウト力等
の調整が容易であるとともに高速化、自動化に最
適で各種プレス機械への利用性が広く、高精度の
製品を生産することのできるプレス機械のノツク
アウト装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、シリンダ装置という一般的な部品を
巧みに利用した構造簡単で、確実なタイミング等
機械式の長所、ノツクアウト力の調整容易性等常
圧式の長所、広い範囲で位置調整をすることが可
能なカム方式の長所等を取入れかつそれらの短所
を除去できるように形成したものである。
すなわち、本考案に係るプレス機械のノツクア
ウト装置は、スライドに一定範囲内で摺動自在に
支持されたノツクアウトバーと、機体に取付けら
れたシリンダとこのシリンダの端面を貫通するロ
ツドが一体に設けられたピストンとを含み形成さ
れたノツクアウトバーにノツクアウト力を付与す
るためのシリンダ装置とを備え、 前記スライドとシリンダ装置とを、前記ノツク
アウトバーとロツドとがプレス加工中において非
接触かつノツクアウト工程において接触するよう
な位置に配設するとともに、前記ピストンの外径
をシリンダの内径よりも小さくかつピストン上面
の有効加圧面積をその下面の有効加圧面積よりも
大きく形成し、前記スライドにノツクアウト工程
中は前記ロツドと非接触とされかつノツクアウト
工程終了後にスライドの移動力を利用して前記ロ
ツドの下端面と当接係合しつつ前記ピストンを前
記ノツクアウト力に抗して移動させるための係合
部を設けたこと、を特徴とする。
[作用] このような構成の本考案では、スライドを不死
点に向けて下降させることによりプレス加工され
た製品は金型(上型)に残存する。プレス加工中
では、シリンダ装置のピストンロツドとノツクア
ウトバーとは非接触であり、ノツクアウト力が製
品に常圧として加わることがない。
スライドが上死点に向うに従い、ノツクアウト
バーはスライドとともに上昇し所定位置において
シリンダ装置のロツドに接触する。ここに、ノツ
クアウト工程が開始され、製品が離型されるまで
スライドの上昇とともに進行する。
ノツクアウト工程終了後にも製品搬送便宜等の
ためスライドはさらに上昇する。この場合、スラ
イドの係合部がロツドの下端面を押し上げるので
ノツクアウトバーに過大なノツクアウト力が加わ
る事が無く、また、ピストンとシリンダとの隙間
を通してシリンダ内の空気が流動するのでスライ
ドに過大な負荷が加わることがない。
再び、スライドが下死点に向けて下降する場
合、有効加圧面積の差異によりピストンはシリン
ダ内を下方に移動され、速やかにノツクアウト力
が確立される。
[実施例] 本考案にかかるプレス機械のノツクアウト装置
の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
(第1実施例) 第1実施例は第1図に示され、ノツクアウトバ
ー21とシリンダ装置31とからノツクアウト装
置20が構成されている。また、位置調整機構5
0が付設されている。ノツクアウトバー21はス
ライド12側に設けられ、シリンダ装置31はプ
レス機械1(この実施例では機体としてのクラン
クケース2)側に取付けられている。具体的には
位置調整機構50を介して取付けられている。
まず、プレス機械1は、クランクケース2内の
クランクシヤフトにより図示しないコネクチング
ロツドを介して上死点〜下死点を上下動されるス
ライド12と、ボルスタ9に固定されたパンチホ
ルダ8と、金型3,4とからなり、上型としての
ダイス3はダイスホルダ16を介してスライド1
2に取付けられ、下型としてのパンチ4はパンチ
ホルダ8に内装されている。
なお、5はブランクホルダ、8はクツシヨンピ
ンである。
ここに、ノツクアウト装置20は、ダイス3か
ら製品Wを離型させるものと形成されている。
スライド12は、ノツクアウト装置20との関
係において以下の構造とされている。
スライド12の中心には上下に貫通する中空部
が設けられ、上端側は上方に開口する大径の中空
部13とされ、また、一対の小径中空部14を有
する。上側の小径中空部14には係止面15が形
成されている。
スライド下面には、ダイス3を保持するための
ダイスホルダ16が固着されており、ダイスホル
ダ16の下側の小径中空部14に臨む部分も係止
面17を形成する。また、中空部13の底部には
ノツクアウトバー21の小径部23を摺動自在に
被嵌可能に形成された当接部材18が設けられて
おり、その上面19はノツクアウト工程終了後に
ピストンロツド45の下端面47に当接可能に形
成されている。すなわち、当接部材18は、ノツ
クアウト工程終了後にスライド12の移動力を利
用してロツド45の下端面47と当接係合しつつ
ピストン42をノツクアウト力に抗して押し上げ
るための係合部を形成する。したがつて、スライ
ド12の一部に一体に設けてもよい。
ノツクアウト装置20を形成するノツクアウト
21は、丸軸から形成され上下に小径部23,2
3が設けられている。スライド12の小径中空部
14,14内に軸方向に移動可能に装着されてい
る。スライド12の係止面15に係止片25を当
接させることにより自由落下が規制される。
なお、上方位置は当接部材18の下端面で規制
される。これにより、スライド12内の一定範囲
内で摺動自在であり、プレス加工中ではロツド4
5を非接触となる。
また、下端側には製品Wに圧接される加圧片2
7が一体に設けられている。係止片25,25に
よつて位置規制された常態においてノツクアウト
バー21の上面22は、スライド12の中空部1
3内に設けられた係合部を形成する当接部材18
の上面19と同一高さとなり、加圧片27とダイ
ス3との下面が一致するように形成されている。
一方、シリンダ装置31は、シリンダ32とピ
ストン42とから形成されている。シリンダ32
の上端面には上部貫通穴33と空気孔38とが設
けられ、下端面には下部貫通穴34が設けられて
いる。
また、内下面35には平面円形のパツキン36
が埋設されている。このシリンダ32に内装され
たピストン42には、上部貫通穴33を貫通する
上部軸43と下部貫通穴34を貫通する下部軸と
してのロツド45が一体に設けられている。
各軸43,45とシリンダ32とはバツキン3
7を介してシールされている。ロツド45の下端
面47は、ノツクアウトバー21を被嵌する当接
部材18の上面19に接触可能であり、また、ピ
ストン42の下面46はパツキン36に当接する
面積を有する。
ここに、ピストン42の外径dはシリンダ32
の内径Dよりも小さく、両者32,42間には間
隙Cが設けられている。さらに、上部軸43の外
径d1はロツド45の外径d2より小さいものとされ
ている。つまり、ピストン42の上面44の加圧
有効面積A1を下面46の加圧有効面積A2より
も大きく形成している。したがつて、上・下面4
4,46に同圧力が加わつたとすればピストン4
2は図で下方に落下する。ロツド45はノツクア
ウト工程においてノツクアウトバー21と接触す
るものと形成されている。
次に、位置調整機構50は、上部52がフレー
ム2に固着されシリンダ32を軸方向に摺動案内
するとともに下部54に設けられた廻止め59で
シリンダ32の回転を阻止する支持部材51と、
周囲にネジ62が設けられた中空部63を有する
ネジ部材61と、ネジ62と螺合するネジ57を
有するウオームホイール56とウオーム55とか
ら形成された駆動部とから形成されている。
ウオームホイール56は、上部52内で回転す
る。ネジ部材61は、シリンダ32と一体的に形
成されており、支持部材51の穴53を貫通す
る。
したがつて、ウオーム55を回動させれば、上
部52の中空部分に嵌挿されたウオームホイール
56が回動し、ネジ57,62の協働によりネジ
部材61すなわちシリンダ32、ピストンロツド
45の図で上下方向位置を調整することができ
る。つまり、ノツクアウト工程の始動タイミング
を調整できる。
次に作用を説明する。
第1図Aに示す状態は、スライド12が下降し
つつダイス3とパンチ4とでブランクホルダ5上
の素材(製品)Wにプレス加工(絞り加工)施し
ている。ここに、ノツクアウト装置20のシリン
ダ装置31とノツクアウトバー21とは分離状態
にある。
ノツクアウトバー21は、スライド12の下降
に伴つて製品Wを介してパンチ4との相対位置関
係によりスライド12自体に対して上昇する。
一方、シリンダ装置31では、シリンダ32内
の空気圧が予め設定されているので、ピストン4
2(ロツド45)に所定のノツクアウト力が確立
されている。しかし、製品Wには軽量なノツクア
ウトバー21の自重が加わるだけでシリンダ装置
31のノツクアウト力は加わらず、プレス機械に
ノツクアウト力が不利を及ぼすことがない。かか
る状態は、同Bに示す如くスライド12が下死点
に至り製品Wが完成するまで続く。
この場合、クツシヨンピン7は、プレス力によ
つて一旦下降するが、スライド12の上昇ととも
に同Cに示す位置まで上昇する。ダイス3内に付
着した製品Wは、スライド12とともに上昇する
ので、スライド12とノツクアウトバー21との
相対位置関係は変らないが、絶対的にはノツクア
ウトバー21が上昇し、やがてその上面22がピ
ストンロツド45の下端面47に当接する。
ここに、ノツクアウト工程が開始され、スライ
ド12の上昇とともに進行し、係合部を形成する
当接部材18の上面19がロツド45の下端面4
7に当接した時点でノツクアウト工程は終了す
る。
途次において、ノツクアウトバー21は、先に
下端面47に当接しているから、スライド12と
の関係では下降し製品Wをダイス3から離型させ
ることができる。かかるノツクアウト工程は同D
に示した状態で完了する。これまでは、ノツクア
ウト力がスライド12に負荷として加わることは
ない。
引続き、スライド12は上死点まで上昇する。
この場合、スライド12とピストンロツド45と
は、当接部材18(上面19)を介して当接され
ているのでノツクアウト終了直後においては、ス
ライド12にノツクアウト力が一時的に加わるこ
とになる。
しかし、ピストン42とシリンダ32との間に
は隙間Cが設けられているので、ピストン42が
パツキン36から僅かでも離反するとピストン4
2の上下面側が迅速に同圧となるのでノツクアウ
ト力がスライド12の上昇力に抗する事態を除去
できる〔同E参照〕 また、スライド12が同Eの上死点から同Aに
示すように下死点側に再び下降し始ると、スライ
ド12の下降とともにピストン42は自重により
シリンダ32内を下降し、同Aに示す状態となり
再びノツクアウト力が確立される。
次に、ノツクアウト力を設定変更する場合に
は、図示省略した空気供給装置により空気孔38
を通しシリンダ32の内圧Pを増大又は減少させ
ればよい。ノツクアウト力は、P×π/4(d2−d1 2 )として定るからである。
また、ノツクアウト開始のタイミングを変更す
るには、外部設置の駆動装置によりウオーム55
を定量的に回動させればよい。シリンダ装置31
全体が支持部材51に対し上昇又は下降するの
で、ノツクアウトバー21の上面22と当接する
ロツド45の下端面47の軸線方向の位置を変更
調整することができる。
タイミングを早めるには下端面47を下方側に
位置変更すればよい。タイミングを早目てもノツ
クアウトバー21はその係止片25,25により
位置規制されているのでダイス3から突出してし
まうことはない。と同時に、その状態においてピ
ストンロツド45は当接部材(係合部)18に当
接されるからノツクアウトバー21の過大な力が
加わることがない。
しかして、この実施例によれば、ノツクアウト
バー21とシリンダ装置31とはプレス加工中に
おいて非接触でノツクアウト工程中に接触する接
離自在であり、かつシリンダ装置31には必要時
までに所定のノツクアウト力が確立される構成で
あるから、ノツクアウト力の調整が容易、ノツク
アウト工程の早期終了によるトランスフア加工等
自動化に最適という常圧式の長所およびタイミン
グが正確で位置調整容易という機械式の長所等を
有するとともに製品Wへのノツクアウト力の常時
加圧や構造複雑化等の各方式の短所欠点を一掃で
きる。
また、シリンダ装置31は、ノツクアウト工程
終了後にスライド12によつて係合部18を介し
ピストン42が強制的に押上げられるように形成
され、かつピストン42の外径とシリンダ32の
内径との間に隙間Cが設けられているので、スラ
イド12の移動力に過大な負荷を加えたり、ノツ
クアウトバー21に損傷を生じさせることがな
い、特に、シリンダ32内の空気の供給排気を繰
返すことがなく高速化できる。
さらに、シリンダ装置31は、位置調整機構5
0を介して機体(クランクケース2)に取付けら
れているので、ノツクアウト開始のタイミング位
置調整が容易である。
(第2実施例) 第2実施例は、第2図に示される。
この実施例は、第1実施例に対して確実性と高
速性を一段と向上させるもので、シリンダ装置3
1の改良を図つた。その他の構成要素については
第1実施例の場合と同一につきその図示説明を省
略する。
第2図において、ピストンロツド45には、そ
の長手方向に伸びる溝49が設けられている。
溝49の上端は、ピストン42が最下位置すな
わち下面46が2点鎖線で示された如くパツキン
36に当接したときにシリンダ32の内下面35
との間に形成される空間X内に位置するものとさ
れている。また、溝49は下方に行くに従つて開
口面積が大きくされている。
一方、空気孔38には空気源29、定圧弁調整
39が連結され、この定圧調整弁39は圧力設定
切替できる。
したがつて、第1図Aの状態にあつては、シリ
ンダ32内の空気圧をPとした場合、ピストン4
2の上面44の面積をA1とすれば、ピストンロ
ツド45にはP・A1のノツクアウト力が発生す
る。また、同Dから同Eの状態へ移行する間にお
いては、シリンダ32内の空気が隙間Cを通り、
ピストン42の下面46側に流通するため、下面
46の面積をA2とすれば、スライ12(当接部
材18)はP(A1−A2)の押圧力(P・A1
より極めて小さい)でピストン42を上昇させる
ことができる。
さらに、上死点から下死点に向つてスライド1
2を下降させる場合には、既に下面46側のシリ
ンダ32内の圧力は溝49を介し大気とされてい
るのでピストンロツド45はP・A1の力で押下
げられる。
しかして、この第2実施例によれば、第1実施
例の場合と同様な効果を奏するばかりか、さらに
ピストン42(ロツド45)を迅速に上下動でき
るのでノツクアウト工程ひいてはプレス機械を一
段と高速化できる。また、シリンダ32への空気
の流動は一方向であり、吸気・排気を繰返す必要
がないので、その点からも高速化を助長すること
ができる。
なお、隙間Cと溝49との空気流路断面比は、
ピストン42の押上力軽減、ピストン42の定位
置への復帰迅速性つまりノツクアウト力の確立迅
速性を比較考量して当該プレス機械に最適な値を
決定すべきである。
かかる機能からすれば、溝49に代えて第2図
に2点鎖線で示す如く逆止弁69を設けても実施
できる。また、69を加工中にピストン42がパ
ツキン36に当接する直前から開放するようにイ
ンターロツクした開閉弁としてもよい。
なお、以上の実施例では、上型としてのダイス
3内に残存する製品Wを離型する場合としたが、
プレス加工態様等によつて下型内から製品をノツ
クアウトする場合にも、本考案は適用される。
[考案の効果] 本考案は、以上の説明から明らかの通り、ノツ
クアウト力を付与するシリンダ装置とノツクアウ
トバーとを接離自在に配設するとともにシリンダ
内径とピストン外径との内に隙間を設けかつピス
トンの上面側加圧面積を下面側加圧面積よりも大
きくした構成であるので、従来の機械式、常圧式
等の各長所を取入れ各短所を除去した構造簡単で
プレス加工の高速化と自動化とを達成するに極め
て有効なノツクアウト装置を提供することができ
る。
すなわち、 シリンダ装置31のピストンロツド45とノ
ツクアウトバー21とがプレス加工中において
非接触であるから、製品にノツクアウト力が常
圧として加わらない。
ピストンロツド45とノツクアウトバー21
とが当接する際は、既にシリンダ装置31が一
定のノツクアウト力を発生することができるよ
うに準備されているので、安定したノツクアウ
トを行える。
ノツクアウト工程終了後は、スライド12に
設けた係合部18がピストンロツド45を移動
(押上げ)するので、ノツクアウトバー21に
過大力が加わらない。
ピストン42の外径がシリンダ32の内径よ
りも小さく形成されているので、係合部18が
ピストンロツド45を移動(押上げ)する際ス
ライド12にも過大負荷が加わらない。また、
自動化が容易となる。
ピストン42の上面44側有効加圧面積A1
が下面46側有効加圧面積A2よりも大きくさ
れているので、スライド12の下降とともに直
ちにピストンロツド45を移動(押下げ)して
ノツクアウト力を迅速に確立できる。よつて、
高速プレス加工でき、かつノツクアウトタイミ
ングを一定とでき高精度プレス加工ができる。
シリンダ装置31の空気流動により、ノツク
アウト開始時の衝撃吸収ができる。
シリンダ装置31の上下位置を調整すれば、
上記〜を確約した上で、ノツクアウトスト
ロークとタイミングを変更でき適応性が広い。
シリンダ装置31は密閉型であり、かつ係合
部18がピストンロツド45と離接可能である
から、ノツクアウト力発生用空気の排出・給入
が不要である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の構造と作用を説
明するための図で、A〜Eはノツクアウト工程順
序を示す、および第2図は第2実施例の要部を示
す断面図である。 2……クランクケース、12……スライド、1
8……係合部としての当接部材、20……ノツク
アウト装置、21……ノツクアウトバー、31…
…シリンダ装置、32……シリンダ、42……ピ
ストン、45……ロツド、50……位置調整機
構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スライド12に一定範囲内で摺動自在に支持さ
    れたノツクアウトバー21と、機体に取付けられ
    たシリンダ32とこのシリンダの端面を貫通する
    ロツド45が一体に設けられたピストン42とを
    含み形成されたノツクアウトバーにノツクアウト
    力を付与するためのシリンダ装置31とを備え、 前記スライド12とシリンダ装置31とを、前
    記ノツクアウトバー21とロツド45とがプレス
    加工中において非接触かつノツクアウト工程にお
    いて接触するような位置に配設するとともに、前
    記ピストン42の外径をシリンダ32の内径より
    も小さくかつピストン上面44の有効加圧面積A
    1をその下面46の有効加圧面積A2よりも大き
    く形成し、前記スライド12にノツクアウト工程
    中は前記ロツド45と非接触とされかつノツクア
    ウト工程終了後にスライドの移動力を利用して前
    記ロツド45の下端面47と当接係合しつつ前記
    ピストン42を前記ノツクアウト力に抗して移動
    させるための係合部18を設けたことを特徴とす
    るプレス機械のノツクアウト装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5245903U (ja) * 1975-09-29 1977-03-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5245903U (ja) * 1975-09-29 1977-03-31

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