JPH0441779B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0441779B2
JPH0441779B2 JP59136340A JP13634084A JPH0441779B2 JP H0441779 B2 JPH0441779 B2 JP H0441779B2 JP 59136340 A JP59136340 A JP 59136340A JP 13634084 A JP13634084 A JP 13634084A JP H0441779 B2 JPH0441779 B2 JP H0441779B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
membrane
silver
ion
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59136340A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6114562A (ja
Inventor
Takeshi Shimomura
Norihiko Ushizawa
Hideichiro Yamaguchi
Tsutomu Murakami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP59136340A priority Critical patent/JPS6114562A/ja
Priority to US06/749,189 priority patent/US4579641A/en
Priority to DE8585107990T priority patent/DE3580622D1/de
Priority to EP85107990A priority patent/EP0167117B1/en
Publication of JPS6114562A publication Critical patent/JPS6114562A/ja
Publication of JPH0441779B2 publication Critical patent/JPH0441779B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/4035Combination of a single ion-sensing electrode and a single reference electrode

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 〔技術分野〕 この発明はPH測定装置に係り、特には、溶液の
PHを電極電位応答で測定するための装置に関す
る。
〔先行技術および問題点〕
PH測定装置として、現在、ガラス電極を指示電
極とするものが広く用いられている。しかしなが
ら、ガラス電極は内部基準液室を必要とするため
動物の血管内に直接挿入し得る程度には小型化で
きない。病気の診断や予防に体内のPHを知ること
も重要なことではあるが、そのためには、PHのセ
ンサーたる作用極と基準極とを同一測定部位に直
接挿入し、当該部位におけるPHをより正確に測定
することが要望されている。
発明の目的 したがつて、この発明の目的は、体内に直接挿
入し得る程度に小型化でき、しかも正確にPHを測
定できるPH測定装置を提供することにある。
この発明によれば、(A)少なくとも先端面が白金
で構成された線状の導電体と該白金先端面上に形
成された水素イオン選択透過性膜とを具備してな
る作用極、および(B)該作用極から絶縁されてその
周囲を囲包するように形成された導電体と、該導
電体の外周面上に形成された高分子−銀錯体系層
と、該錯体系層上に形成された、ポリスチレンス
ルホン酸、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸お
よびポリ(パーフルオロスルホン酸)よりなる群
の中から選ばれたアニオン性化合物を含むイオン
伝導性膜とを具備してなる基準極からなり、溶液
のPHを該基準極に対する該作用極の電位でPHを測
定するためのPH測定装置が提供される。
好ましくは、上記水素イオン選択透過性膜は、
ヒドロキシ芳香族化合物および窒素含有芳香族化
合物よりなる群の中から選ばれた少なくとも1種
の芳香族化合物の電解酸化重合膜である。この水
素イオン選択透過膜上に溶液中の夾雑イオン透過
防止膜を形成すると、好ましい。
通常、前記高分子−銀錯体系層は、配位性窒素
を有する高分子化合物と銀との錯体またはこれに
ハロゲン化銀を混入したものからなる。
この発明の特に好ましい態様において、前記イ
オン伝導性膜は高分子−銀錯体系層から延出し、
その先端部が測定試料溶液と接触すべき部分を構
成している。すなわち、この好ましい態様におい
てはこの発明の基準電極はイオン伝導性膜のみが
測定試料溶液に接触することとなり、妨害イオン
(特に、塩素イオン)の影響を無くすことができ
る。また、夾雑イオン透過防止膜上にヘパリンを
水不溶化して固定した膜を形成すると、ことに好
ましい。
発明の具体的説明 以下、この発明を添付の図面に沿つて詳しく説
明する。
第1図に示すように、この発明のPH測定装置1
0は、例えばステンレス鋼よりなる線状の導電体
11aを備え、これに溶接等によりリード線11
bが接続している。(導電体11aとリード線1
1bとは一体の導電線で構成されていてもよい。)
これら導電体11aとリード線11bとの外囲を
覆つてテフロン等の絶縁層12が形成されてい
る。この絶縁層12は熱収縮性絶縁材料のチユー
ブをリード線11bおよび導電体11aに被冠し
加熱により収縮させて形成することができる。
導電体11aの一露先端面には白金層13(厚
さ例えば0.01μm〜1μm)が蒸着、スパツタ等の
手段により形成されている。
白金層13の表面上には水素イオン選択透過性
膜14が形成されている。この水素イオン選択透
過性膜14は、ヒドロキシ芳香族化合物(例え
ば、フエノール)および窒素含有芳香族化合物
(例えば、1,2−ジアミノベンゼン)から選ば
れた少なくとも1種の芳香族化合物の電解酸化重
合膜であることが好ましく、PHを測定すべき溶液
中の水素イオンを優先的に透過させる傾向を有す
るものである。
この発明のPH測定装置の作用極は以上述べた導
電体11a、白金層13および水素イオン選択透
過性膜14だけで構成されていてもよいが、PHを
測定すべき溶液中の夾雑イオン(水素イオン以外
のイオン)の膜透過をさらに防止するために、図
示のように、水素イオン選択透過性膜14上に、
夾雑イオン透過防止膜15を被着することが好ま
しい。この夾雑イオン透過防止膜15は例えばポ
リカーボネートをスパツタすることによつて形成
できる。
さらに、この発明のPH測定装置を血液のPH測定
に用いる場合には、血液の凝固を防ぐために、夾
雑イオン透過防止膜15上にヘパリンを水不溶性
化して固定した膜16を被着することが望まし
い。この膜16は、ヘパリンを例えば塩化ベンザ
ルコニウムと反応させてベパリンを水不溶性化
し、これを溶媒例えばイソプロピルアルコールに
溶かし、膜15にコートし、これを乾燥すること
によつて形成できる。
さて、この発明のPH測定装置の基準電極は、例
えば絶縁層12の周囲を巻回してなる導電線特に
銀線からなる導電体17を含む。この導電体17
の外周面に高分子−銀錯体層18が形成されてい
る。この高分子−銀錯体は、銀と配位結合する元
素(例えば、窒素原子)を有する高分子化合物
(例えば、ポリアクリロニトリル、ポリアクリル
アミド、ポリビニルアミン、ポリメタクリロニト
リル)を硝酸銀等の無機銀塩と例えばジメチルホ
ルムアミド(DMF)等の有機溶媒中で混合し、
得られた溶液を導電体17にキヤストすることに
よつて形成できる。
高分子−銀錯体層18上にはアニオン性化合物
を含むイオン伝導性膜19が形成されている。こ
のイオン伝導性膜19は例えばポリスチレンスル
ホン酸、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポ
リ(パーフルオロスルホン酸)等のポリアニオン
で形成できる。ポリ(パーフルオロスルホン酸)
は、例えば、ナフイオンという商品名でデユ・ポ
ン社から市販されている。これらアニオン性化合
物は、高分子−銀錯体系層18から溶け出した銀
イオンとイオンコンプレツクスを形成してその溶
出を防ぎ、水素イオンを素早く電極感応部に伝導
する。また、PH測定液等電解質溶液中に、起電力
に影響を与える濃度の妨害イオン(特に、塩素イ
オン)が存在する場合、イオン伝導性膜13はそ
のような妨害イオンの透過を阻止する役割をも果
す。なお、イオン伝導性膜は、アニオン性化合物
以外に、NaCl、KCl等の電解質塩を含むことが
できる。
なお、基準電極の周囲はテフロン(デユポン社
の登録商標)等の絶縁層やポリオレフイン系樹脂
の熱収縮性チユーブ(図示せず)で被覆してお
き、保護することが望ましい。
発明の具体的作用 この発明のPH測定装置を用いて溶液中のPHを測
定するには、この発明のPH測定装置をその基準電
極のイオン伝導性膜19が溶液と接触するまで浸
漬し、基準電極と作用極との間の電位差を測定す
る。この測定された電位差の値を、予め作製して
おいたPH値−電位値検量線にあてはめてその溶液
のPHを知る。
以下、本発明の実施例を示す。
実施例 1 ステンレス鋼線(SUSと略称:直径0.5mm)の
周囲をフツ素樹脂(テフロン:デユポン社の登録
商標)で絶縁し、その露出先端をシリコンカーバ
イド(粒径約8.0μm)紙およびアルミナ粉末(粒
径0.3μm)で研磨、平滑にし、水洗、メタノール
洗浄を行つたのち、乾燥して基体本体を得た。こ
の基体本体上にスパツタリング法(電力量200W、
照射時間15秒間)にて白金薄膜を被覆して電極基
体を得た。白金薄膜の厚さは0.056μmであつた。
スパツタリング装置は二極マグネトロン放電装置
を用いた。
この白金膜表面上に、ポリフエニレンオキシド
(以下PPOと略称する。)とポリ(1,2−ジア
ミノベンゼン)(以下、PDABと略称する。)と
の混成膜を電解酸化重合法により被覆した。電解
には、通常の三電極式セルを使用し、対極として
白金網基準電極、基準極に飽和塩化ナトリウムカ
ロメル電極(SSCE)を使用し、動作電極として
上記電極を用いた。電極は蒸留水で洗浄、乾燥し
たのち用いた。電解液として5mMフエノールと
5mM1,2−ジアミノベンゼンを30mMの水酸化
ナトリウムを含有するメタノール溶液を用い、電
解前に十分脱酸素を行つた。印加電圧を走査さ
せ、両単量体の酸化反応が白金表面で生起してい
ることを確認したのち、印加電圧を1.0ボルト
(対SSCE)で停止し、3分間電解し、白金膜表
面に酸化重合生成物を0.5μmの膜厚で被覆し高分
子膜電極を得た。膜被覆が電極表面に生起したこ
とはサイクリツクボルタモグラムで確認した。こ
の高分子膜電極表面にはポリカーボネート薄膜を
スパツタリング法で被覆した(膜厚0.03μm)。
以上のように作製した膜電極を作用極の感応部
とし、テフロン(デユポン社の登録商標)コート
した線径0.2mmのSUS線をスポツト溶接しリード
線として用いた。これをテフロン(デユポン社の
登録商標)チユーブ(長さ9cm×外径0.25mm)の
中に入れ、シールし、テフロン(デユポン社の登
録商標)チユーブで外側を覆つた。次に第1図に
示すように、銀線(外径0.2mm)を螺旋状に巻回
し、その表面にポリアクリロニトリル(PANと
略称)−銀イオン錯体を0.15mm厚みの層に形成さ
せた。この錯体層はPAN濃度3重量パーセント
のDMF溶液に硝酸銀(濃度30パーセント)を混
合し錯形成させた溶液を、銀線上にキヤストして
形成した。
錯形成層の膜の安定化、緻密化のために、飽和
硝酸銀−メタノール溶液を浸漬させる操作をくり
返した。次いで、ナフイオン膜(ポリパーフルオ
ロスルホン酸膜デユポン社製)を筒型(長さ110
mm×内径φ1.8mm)に覆い、その外側を熱収縮チユ
ーブ(ポリオレフイン系樹脂)で固定化した。こ
のようにして、線型複合電極(この発明のPH測定
装置)を作製した。
このような電極を用いて兎の頚静脈に、外径
5Fのカテーテルシースイントロデユーサー
(USAコーデイス社製)を挿入し、この中に上記
複合膜電極を入れて、直接血液中のPH測定を行つ
た。本発明の複合電極内の作用電極と基準電極と
の間の起電力(平衡電位値)の経時変化を調べ
た。連続3時間測定を継続し、電極電位値は約−
260mA±2mV対PAN−Ag+/Ag基準電極で一
定値を示した(第2図C)。なお、平衡電位が±
2mA以内で一定値を示す到達時間(応答速度)
は約3分であつた。
なお、測定開始後20秒、15分、30分、60分、90
分、120分、150分および180分の時に採血した血
液中のPH値7.352−7.373、Pco2=30.0〜34.3mm
Hg、Po2=38.2〜41.8mmHgの値を各々得た。な
お測定には血液分析計(BMS−MK−2型、ラ
ジオメーター社製)を用いた。
次に、標準血清を用い、本発明電極の平衡電位
値(mV)とPH値(市販PHメーターにより測定)
との関係を調べ、第2図(線B)に示すネルンス
トの関係を満足する直線関係を得た。そしてPH=
7.40のときの平衡電位値は−265mM対PAN−
Ag+/Ag基準電極(測定温度37±0.1℃)であつ
た。平衡電位値が全血清中でほぼ等しいことか
ら、血清中での本発明の検量線を使用して、血液
中のPH値を求めることが出来る。なお、標準血清
はVersatol−A(General Giagostic Der
Warner.Lambert社製)をリン酸緩衝溶液でPH調
整して20%濃度のものを使用した。
なお、0.05Mリン酸緩衝溶液中での本発明電極
の平衡電位値とPH値の関係は第2図(線A)であ
る。この図からPH7.40−180mVであり、1PH当り
の平衡電位値の変化は−61mV/PH(6.6PH
9.1)(測定温度37℃)であつた。
実験例 1 次に、比較極を寒天塩橋とし銀/塩化銀を用い
て、上記と同様の試験を行つた。平衡電位値が一
定に達するまでの時間は3分間以内であり、電位
の安定性±2mV以内で、連続測定を静脈側で3
時間、その後動脈側(静脈と3cm程度のシヤント
で繋ぐ)で3時間兎の血脈中のPH測定を行い、前
者の平衡電位値194mV(max)程度、後者のそれ
は180mV対Ag/AgCl基準電極の電位値を得た
(第3図C点)。
この電位値は第3図(線B)で示す標準血清中
のPH7.4の180mVと一致する。したがつて第3図
のPH対平衡電位値の関係から血液中のPH値を求め
ることができる。比較のために、標準緩衝溶液中
のPH7.4の時の平衡電位値は270mV対Ag/AgCl
基準電極であつた(37℃)(第3図線A)。
なお、測定開始後、全血中から0.5ml程度を採
血し血液分析計で測定した、直後、5分、10分、
60分、90分、120分、180分のPH値は7.391〜
7.437、Pco2=29.7〜34.4mmHg、Po2=51.0〜67.1
mmHg(静脈血)又180分以上300分までのPH値=
7.384〜7.433、Pco2=30.3〜34.8mmHg、Po2=51.0
〜69.1mmHg(動脈血)であつた。
実施例 2 ヘパリン20万単位を塩化ベンザルコニウム(四
級化メチル基を有する界面活性剤)2.47g(ヘパ
リンと当モル反応)をエタノール−ジクロルメタ
ン混合液中で反応させた後、得られたヘパリン複
合体(水不溶性化ヘパリン)をろ別、水洗、乾燥
した。これをイソプロパノールに溶かし、得られ
た溶液に、実施例1で使用した膜電極のポリカー
ボネートを浸漬し、乾燥して、作用極を作製し
た。そして、比較電極として、実施例1と同様
に、PAN−Ag+錯体電極を使用して、兎の頚動
脈血液のPH値を測定した。
兎の頚動脈に外径5Fのカテーテルシースイン
トロデユーサー(コーデイス社製)を挿入し、こ
の中に上記複合膜電極を挿入、直接血液中のPH測
定を行つた。そして、両電極間の平衡電位値の経
時変化を検討したところ、連続2.5時間測定で電
極電位値は−230mVである(第4図C点)。
この時のPH値は血液分析計(BMS−MK−2
型ラジオメーター社製)により7.391〜7.412であ
る。この他、Pco2=32.5〜39.5mmHg、Po2=43.6
mmHg〜52.8mmHgであつた。
本発明電極の平衡電位値(mV)とPH値の関係
を実施例1と同様に標準血清(Versatol A)中
で測定し、直線関係を得た(第4図線B)。PH
7.40の平衡電位値は−235mV対PAN−Ag+/Ag
基準電極(37±0.1℃)であつた。なお、比較の
ために0.05M/リン酸緩衝溶液中のそれでは第
4図(線A)で−164mV(PH7.40)である。又、
1PH当りの平衡電位変化は−52mV/PH(37℃)
である(第4図線A)。
次に、比較電極として、PAN−Ag+錯体電極
の代わりに、寒天塩橋を用いたAg/AgCl基準電
極を用いて、in vivo(インビボ)実験を行つた。
平衡電位値が一定に達するまでの時間は5分間以
内であり、平衡電位値は180mV±2mV対Ag/
AgCl基準電極であつた。上記と同様にして標準
血清中の平衡電位値(mV)とPH値の関係から、
180mVに相当するPH値はPH7.38(37℃)と求める
ことができた。
以上の検量線を用いることによつて、in vivo
中のPH値を求めることができる。
この時のPH値は血液分析計(実校例1と同様)
により7.297〜7.386、Pco235.7〜38.1、Po237.7〜
38.7である。
参考例 1 実施例2の感応膜の(PPO+PDAB)混成膜
の代わりに2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベ
ンゾフエノン(THBP)を電解酸化重合させ膜
電極にした以外は、実施例2と同様にして作成し
た膜被覆電極を作用電極に、そして、比較極に
PAN−Ag+を使用して実施例2と同様の方法で、
in vivo(動物:兎)の頚静脈血中のPH測定を行つ
た。応答速度は5分間以内で迅速である。そし
て、上記両電極間の平衡電位値は−360mV±
2mV対PAN−Ag+/Ag基準電極で一定である
が、凡そ1時間以内で血中の挾雑物の影響を受け
る。
なお、本発明電極を用いて塩素イオン濃度をリ
ン酸標準緩衝溶液中で求めたところ10-3〜1M/
濃度範囲で測定できる。
したがつて、血液のような蛋白質や活性化物質
が共存する系ではPH測定は出来ないけれども、塩
素イオンなどのイオン類が共存している場合には
PH測定が可能である。
発明の具体的効果 以上述べたように、この発明のPH測定装置は、
生体内に直接挿入し得る程度に小型でき、しかも
精度よくPHを測定できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のPH測定装置の概略断面図、
第2図ないし第4図はこの発明のPH測定装置の特
性を示すグラフ図。 11a…線状導電体、13…白金膜、14…水
素イオン選択透過膜、15…夾雑イオン透過防止
膜、16…ヘパリン水不溶性化膜、17…(基準
極の)導電体、18…高分子−銀錯体層、19…
イオン伝導性層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) 少なくとも先端面が白金で構成された線
    状の導電体と該白金先端面上に形成された水素
    イオン選択透過性膜とを具備してなる作用極お
    よび (B) 該作用極から絶縁されてその周囲を囲包する
    ように形成された導電体と、該導電体の外周面
    上に形成された高分子−銀錯体系層と、該錯体
    系層上に形成された、ポリスチレンスルホン
    酸、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸および
    ポリ(パーフルオロスルホン酸)よりなる群の
    中から選ばれたアニオン性化合物を含むイオン
    伝導性膜とを具備してなる基準電極 からなり、溶液のPHを該基準電極に対する該作用
    電極の電位応答で測定するためのPH測定装置。 2 水素イオン選択透過性膜がヒドロキシ芳香族
    化合物および窒素含有芳香族化合物よりなる群の
    中から選ばれた少なくとも1種の芳香族化合物の
    電解酸化重合膜である特許請求の範囲第1項記載
    の装置。 3 高分子−銀錯体系層が配位性窒素を有する高
    分子化合物と銀との錯体またはこれにハロゲン化
    銀を混入したものからなる特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の装置。 4 イオン伝導性膜が高分子−銀錯体系層から延
    出し、その延出先端部が溶液と接触すべき部分を
    構成している特許請求の範囲第1項ないし第3項
    のいずれか1項記載の装置。 5 (A) 少なくとも先端面が白金で構成された線
    状の導電体、該白金先端面上に形成された水素
    イオン選択透過性膜および該水素イオン選択透
    過性膜上に形成された夾雑イオン透過防止膜を
    具備してなる作用極、および (B) 該作用極から絶縁されてその周囲を囲包する
    ように形成された導電体と、該導電体の外周面
    上に形成された高子−銀錯体系層と、該錯体系
    層上に形成された、ポリスチレンスルホン酸、
    ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸およびポリ
    (パーフルオロスルホン酸)よりなる群の中か
    ら選ばれたアニオン性化合物を含むイオン伝導
    性膜とを具備してなる基準電極 からなり、溶液のPHを該基準電極に対する該作用
    電極の電位応答で測定するためのPH測定装置。 6 水素イオン選択透過性膜がヒドロキシ芳香族
    化合物および窒素含有芳香族化合物よりなる群の
    中から選ばれた少なくとも1種の芳香族化合物の
    電解酸化重合膜である特許請求の範囲第5項記載
    の装置。 7 高分子−銀錯体系層が配位性窒素を有する高
    分子化合物と銀との錯体またはこれにハロゲン化
    銀を混入したものからなる特許請求の範囲第5項
    または第6項記載の装置。 8 イオン伝導性膜が高分子−銀錯体系層から延
    出し、その延出先端部が溶液と接触すべき部分を
    構成している特許請求の範囲第5項ないし第7項
    のいずれか1項記載の装置。 9 (A) 少なくとも先端面が白金で構成された線
    状の導電体、該白金先端面上に形成された水素
    イオン選択透過性膜、該水素イオン選択透過性
    膜上に形成された夾雑イオン透過防止膜、およ
    び該夾雑イオン透過防止膜上に形成された、ヘ
    パリンを水不溶性化して固定した膜を具備して
    なる作用極、および (B) 該作用極から絶縁されてその周囲を囲包する
    ように形成された導電体と、該導電体の外周面
    上に形成された高分子−銀錯体系層と、該錯体
    系層上に形成された、ポリスチレンスルホン
    酸、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸および
    ポリ(パーフルオロスルホン酸)よりなる群の
    中から選ばれたアニオン性化合物を含むイオン
    伝導性膜とを具備してなる基準電極 からなり、溶液のPHを該基準電極に対する該作用
    電極の電位応答で測定するためのPH測定装置。 10 水素イオン選択透過性膜がヒドロキシ芳香
    族化合物および窒素含有芳香族化合物よりなる群
    の中から選ばれた少なくとも1種の芳香族化合物
    の電解酸化重合膜である特許請求の範囲第9項記
    載の装置。 11 高分子−銀錯体系層が配位性窒素を有する
    高分子化合物と銀との錯体またはこれにハロゲン
    化銀を混入したものからなる特許請求の範囲第9
    項または第10項記載の装置。 12 イオン伝導性膜が高分子−銀錯体系層から
    延出し、その延出先端部が溶液と接触すべき部分
    を構成している特許請求の範囲第9項ないし第1
    1項のいずれか1項記載の装置。
JP59136340A 1984-06-30 1984-06-30 pH測定装置 Granted JPS6114562A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59136340A JPS6114562A (ja) 1984-06-30 1984-06-30 pH測定装置
US06/749,189 US4579641A (en) 1984-06-30 1985-06-26 pH Measurement device
DE8585107990T DE3580622D1 (de) 1984-06-30 1985-06-27 Geraet zur ph-messung.
EP85107990A EP0167117B1 (en) 1984-06-30 1985-06-27 Ph measurement device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59136340A JPS6114562A (ja) 1984-06-30 1984-06-30 pH測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6114562A JPS6114562A (ja) 1986-01-22
JPH0441779B2 true JPH0441779B2 (ja) 1992-07-09

Family

ID=15172914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59136340A Granted JPS6114562A (ja) 1984-06-30 1984-06-30 pH測定装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4579641A (ja)
EP (1) EP0167117B1 (ja)
JP (1) JPS6114562A (ja)
DE (1) DE3580622D1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5139626A (en) * 1985-10-02 1992-08-18 Terumo Corporation Ion concentration measurement method
FR2601138B1 (fr) * 1986-07-04 1989-05-05 Centre Nat Rech Scient Reference interne solide a base de polymere pour electrode specifique a membrane, electrode realisee avec ladite reference interne et utilisation de cette electrode
US4791374A (en) * 1986-12-12 1988-12-13 The Lubrizol Corporation Acid sensor
US5023133A (en) * 1986-12-12 1991-06-11 The Lubrizol Corporation Acid sensor
FR2744804B1 (fr) * 1996-02-12 1998-05-07 Electrolux Sarl Ensemble de sonde et appareil de mesure du ph d'un tissu d'un organe humain ou animal
EP0944347B1 (en) * 1996-07-19 2006-11-29 Daedalus I, LLC Device for noninvasive determination of blood parameters
US6694157B1 (en) 1998-02-10 2004-02-17 Daedalus I , L.L.C. Method and apparatus for determination of pH pCO2, hemoglobin, and hemoglobin oxygen saturation
GB2373053A (en) * 2001-03-01 2002-09-11 Univ Oxford Brookes Measuring electrode, particularly pH sensing electrode
US6999807B2 (en) * 2003-01-23 2006-02-14 Scimed Life Systems, Inc. pH measuring balloon
US20050236267A1 (en) * 2004-04-27 2005-10-27 Paul Rich Methods and apparatus for controlling rotating magnetic fields
KR100599716B1 (ko) * 2004-06-23 2006-07-12 삼성에스디아이 주식회사 연료전지 및 그의 제조방법
EP2120680A2 (en) 2007-02-06 2009-11-25 Glumetrics, Inc. Optical systems and methods for rationmetric measurement of blood glucose concentration
JP5517919B2 (ja) * 2007-05-10 2014-06-11 グルメトリクス、 インク. 即時血管内グルコース測定のための平衡非消費蛍光センサー
WO2009067626A1 (en) 2007-11-21 2009-05-28 Glumetrics, Inc. Use of an equilibrium intravascular sensor to achieve tight glycemic control
JP2013506503A (ja) 2009-09-30 2013-02-28 グルメトリクス, インコーポレイテッド 抗血栓性コーティングを備えたセンサー
US20120053427A1 (en) * 2010-08-31 2012-03-01 Glumetrics, Inc. Optical sensor configuration and methods for monitoring glucose activity in interstitial fluid
EP3213360A4 (en) * 2014-10-29 2018-06-20 pHase2 Microtechnologies Inc. Polymeric electrode films
KR20170070809A (ko) * 2015-12-14 2017-06-22 가부시키가이샤 호리바 세이사꾸쇼 측정장치

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3709810A (en) * 1970-09-30 1973-01-09 Gen Electric Hydrogen ion selective sensor and electrode therefor
US4338175A (en) * 1979-03-21 1982-07-06 Mcnab, Incorporated All solid state electrode system
JPS5810645A (ja) * 1981-07-13 1983-01-21 Fuji Photo Film Co Ltd フイルム状イオン選択電極及びこれを用いるイオン濃度測定法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0167117B1 (en) 1990-11-22
DE3580622D1 (de) 1991-01-03
JPS6114562A (ja) 1986-01-22
US4579641A (en) 1986-04-01
EP0167117A3 (en) 1988-06-15
EP0167117A2 (en) 1986-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0441779B2 (ja)
US4214968A (en) Ion-selective electrode
EP0100988B1 (en) Reference electrode
US3911901A (en) In vivo hydrogen ion sensor
US3905889A (en) Miniature multifunctional electrochemical sensor for simultaneous carbon dioxide-pH measurements
KR100358933B1 (ko) 평면형 기준 전극
JPS6135510B2 (ja)
EP0235016A2 (en) Oxygen sensor
US4256561A (en) Electrochemical measuring electrode
US20050006237A1 (en) Ion-selective solid-state polymeric membrane electrondes
EP0193676B1 (en) Solid state electrode
JPS61122846A (ja) Po↓2,pco↓2電気化学的検出器
GB1584788A (en) Ion-selective electrode
JPH048744B2 (ja)
EP0673506B1 (en) Reference electrode
US3794575A (en) Oxygen sensor
US4199412A (en) Halide ion-selective devices and method
US3896020A (en) Carbon dioxide and pH sensor
US3898147A (en) Bicarbonate ion electrode and sensor
EP0288724B1 (en) Ion-selective electrode for measuring carbonate concentration
US3856636A (en) Oxygen sensor
JPH0375063B2 (ja)
JPS63187149A (ja) 酸素センサ
JPS59190650A (ja) 基準電極
Lemke et al. Coated film electrodes