JPH0440664Y2 - - Google Patents

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JPH0440664Y2
JPH0440664Y2 JP1988146783U JP14678388U JPH0440664Y2 JP H0440664 Y2 JPH0440664 Y2 JP H0440664Y2 JP 1988146783 U JP1988146783 U JP 1988146783U JP 14678388 U JP14678388 U JP 14678388U JP H0440664 Y2 JPH0440664 Y2 JP H0440664Y2
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JP
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collar
neck
chest
collar part
fitment
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JP1988146783U
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JPH0265911U (ja
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  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、相撲、レスリング、柔道、ラグビ
ー、アメリカンフツトボール等の各種の激しいス
ポーツ活動後の首部の筋肉疲労や炎症等を早期に
回復治療させるために使用する首用保冷具に関す
るものである。
〔従来の技術〕
一般に、スポーツ等の運動を開始する前に、十
分な準備運動を行つて、身体各部の筋肉を柔軟に
すること(ウオーミングアツプ)が行われてお
り、また、スポーツ活動後、筋肉疲労等を回復さ
せるたに疲労個所を冷却することが有効であるこ
とが最近のスポーツ医学等の研究で確認されてき
ている。
そこで、スポーツ選手等は、当初、疲労個所や
炎症等を起こしている患部に、氷塊をタオル等で
包んで当てがつていたが、治療回復効果が現れる
までには、相当時間(少なくとも30分以上)を必
要とし、非常に煩雑であるのみならず、氷が解け
て流れ出す等の不快感があつたため、最近では、
専用の保冷具が種々開発され、実用に供されつつ
ある。例えば、実開昭62−21322号公報、実開昭
62−21323号公報等が提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
実開昭62−21322号公報では、肩、肘、足首に
対する保冷具が開示され、実開昭62−21323号公
報では手首に対する保冷具が開示されて各部につ
いて特有の形状と装着形態が工夫されている。
しかし乍ら、これらは、首部への装着には敵さ
ない。特に、首部は他の部分と異なり、前部中央
の表皮近傍直下に気管が存在し、手首、足首、肘
等のように保冷具を首に巻き付けて止める方法で
装着すると、気管を圧迫して非常に息苦しくなる
ため長時間装着することができない欠点があり、
圧迫力を弱くすると、保冷作用が低下する欠点が
ある。
本考案は、上述した欠点に鑑みて鋭意研究の結
果開発されたもので、その目的とするところは、
咽喉部を圧迫することなく、患部に密着して装着
でき、しかも、着脱操作を1人で簡単に行えるよ
うにし、かつ、着用時の上半身の動作を拘束せ
ず、かつ、ずれのない首用保冷具を提供しようと
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、首の後背
部から後頭部まで被覆できる衿幅で、内面側に保
冷体片の収納ポケツトを形成した後衿部と、前記
後衿部両側に連設されて先端部を胸元でクロス
し、重ね合わせる様下方へ延び、上縁部を耳から
下顎に対応する位置でくりとつて細い衿幅とした
前衿部を備え、全体を伸縮性断熱シートで構成し
た衿巻体と、 一端を衿巻体の一方の前衿部に胸元で着脱可能
に止着し、他端を一方の脇から背中へ回し、さら
に他方の脇を通して胸元上の他方の前衿部に着脱
可能に止着し得るようにした装着バンドとで構成
したものである。
尚、上記装着バンドの一端を予め衿巻体の一方
の前衿部に一連に形成しておくようにしてもよ
い。
〔作用〕
衿巻体は、前衿部を胸元で召し合わせるように
し、装着バンドで両脇下から背中へ向けて斜め下
に引つ張るようにしているので、咽喉部を圧迫せ
ず、首の後背部から後頭部に至る範囲に保冷体片
を収納ポケツトの布地を通して密着させ、かつ、
周囲を包囲して冷気の洩れを防止する。
〔実施例〕
本考案の首用保冷具は第1図に示す様に衿巻体
Aと装着バンドBとからなる。
先ず、衿巻体Aは、第2図〜第5図に示す様
に、後衿部1と前衿部2,2とを有し、全体をゴ
ム発泡体の両面に伸縮性布地をラミネートした伸
縮性断熱シートで所定形状に裁断し、周縁部にナ
イロンその他の布生地を縁取り状に縫製して被覆
補強してある。
上記後衿部1は、首の後背部から後頭部まで被
覆出来る衿幅とし、内面側に保冷体片3の収納ポ
ケツト4を形成してある。収納ポケツト4は、薄
手で伸縮可能なナイロン等の網生地を、上辺を除
いて両側辺及び下辺を後衿部1の内面に縫着して
形成している。保冷体片3は、第7図に示す様
に、ビニール袋3aの中に、抱水ゲルタイプの粒
子状の高分子材料等の保冷剤3bを収納密封して
あり、使用前に冷凍庫に入れて各抱水ゲル内の水
分を凍らせた状態で冷凍庫から取り出して収納ポ
ケツト4に入れて使用するものである。
前衿部2,2は、後衿部1から両側に一連に延
長して形成してあり、上縁2a,2aを耳から下
顎にかけて円弧状にくりとつて細い衿幅とし、胸
元で召し合わせるようにしたものである。
上記前衿部2,2は、後衿部1と一連に裁断し
てもよいが、本実施例では,別体として裁断し、
かつ、第6図に示す様に、前衿部2,2を後衿部
1側に折り返した状態で縫合しており、これによ
つて、不使用時の形態を小さく折り畳めるように
し、かつ、折り畳み状態での折畳み部の嵩さ張り
を防止させている。
また、前衿部2,2は、後衿部1から両側へ水
平に延長させたものではなく、斜め上方へ傾斜さ
せて延長しており、これによつて、人体への装着
時、前衿部2,2を胸元で召し合わせた際、前衿
部2,2の先端が夫々両脇下に指向するように若
干持ち上がつた位置となり、装着バンドBによる
人体へのフイツト性を向上させている。
さらに、前衿部2,2の外面側には、不織布等
の起毛生地2b,2bが重合縫着してある。
次に、装着バンドBは、第8図〜第10図に示
す様に、前衿部2,2より細幅の帯状をなし、全
体を衿巻体Aと同様にゴム発泡体の両面に伸縮性
生地をラミネートした伸縮性断熱シートで人体の
胸囲よりも長い目に裁断し、その周縁部にナイロ
ンその他の布生地を縁取り状に縫製して被覆補強
してある。尚、装着バンドBの材質は、上記以外
のものでもよい。
装着バンドBの内面側両端には、マジツクテー
プ(商標)等の鈎形起毛生地よりなる面接着形フ
アスナー等の止着具5,5を縫着してある。
本考案の首用保冷具は以上の構成からなり、次
に、使用要領を説明する。
先ず、第11図に示す様に、衿巻体Aの後衿部
1を人体Cの首の後背部に当てて、前衿部2,2
を胸元で召し合わせる。次に、一方の前衿部2の
外面側に第12図に示す様に、装着バンドBの一
端内面を圧接し、止着具5と起毛生地2bとを面
接着係合させて止着させ、装着バンドBの他端を
人体Cの一方の脇下から背中へ回し、他方の脇下
から胸元側へ一巡させ、胸元上で第13図に示す
様に、他方の前衿部2の外面上に圧接し、止着具
5と起毛生地2bとを面接着係合させて止着す
る。これにより、本考案の首用保冷具の装着は完
了するもので、装着者自身が他者の介添なしに装
着できる。尚、装着に先立つて、冷却した保冷体
片3を収納ポケツト4に収納しておくことは勿論
である。
また、外す場合は、上記した装着順序と逆にす
ればよい。
上記実施例では、装着バンドBを衿巻体Aから
完全に別体の構成としているが、装着バンドBの
一端を予め衿巻体Aの一方の前衿部2に一連に形
成しておいてもよい。また、本考案は、首を後ろ
から前に引張る傾向があり、首に負担がかかる時
は、前衿部2,2の部分に下顎を支持するための
略U字形横断面形状のコルセツトを面接着形フア
スナー等で着脱可能に装着してもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、咽喉部を圧迫することなく、
首の後半部から両側に至る部分、即ち、頭部を支
持し、頭部を上下、左右、前後に自由に首振り運
動させるための筋肉が集中している部分を衿巻体
によつて断熱的に包囲して保冷剤により冷却させ
ることができ、これらの部分の筋肉疲労や炎症等
を早期に回復治癒させることができる。しかも、
他人の手助けを要さず、装着者自身で簡単に装着
でき、かつ、装着状態のままで自由に行動でき、
ずれる心配もない。
また、装着バンドの一端を予め一方の前衿部に
一連に形成しておけば、着脱操作が一層容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る首用保冷具の衿巻体及び
装着バンドの背面図、第2図は衿巻体の正面図、
第3図は衿巻体の平面図、第4図は衿巻体の底面
図、第5図は衿巻体の右側面図、第6図は衿巻体
の折り畳み収納状態の斜視図、第7図は保冷体片
の一部破断正面図、第8図は装着バンドの正面
図、第9図は装着バンドの平面図、第10図は装
着バンドの右側面図、第11図〜第13図は装着
順序説明図である。 A……衿巻体、B……装着バンド、C……人
体、1……後衿部、2……前衿部、3……保冷体
片、4……収納ポケツト、5……止着具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 首の後背部から後頭部まで被覆できる衿幅で、
    内面側に保冷体片の収納ポケツトを形成した後衿
    部と、前記後衿部両側に連設されて先端部を胸元
    でクロスし、重ね合わせる様下方へ延び、上縁部
    を耳から下顎に対応する位置でくりとつて細い衿
    幅とした前衿部とを備え全体を伸縮性断熱シート
    で構成した衿着体と、一端を前記衿着体の一方の
    前衿部に胸元で着脱可能に止着又は一連に形成
    し、他端を一方の脇から背中へ回し、さらに他方
    の脇を通して胸元上の他方の前衿部に着脱可能に
    止着し得るようにした装着バンドとで構成したこ
    とを特徴とする首用保冷具。
JP1988146783U 1988-11-09 1988-11-09 Expired JPH0440664Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988146783U JPH0440664Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988146783U JPH0440664Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0265911U JPH0265911U (ja) 1990-05-17
JPH0440664Y2 true JPH0440664Y2 (ja) 1992-09-24

Family

ID=31416593

Family Applications (1)

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JP1988146783U Expired JPH0440664Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007139109A1 (ja) * 2006-05-31 2007-12-06 Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. 首用パッド

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JP6546332B1 (ja) * 2018-11-12 2019-07-17 田村駒株式会社 冷感体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5826648U (ja) * 1981-07-31 1983-02-21 トヨタ自動車株式会社 電気式シヤシダイナモメ−タの走行抵抗設定装置

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JPS59140719U (ja) * 1983-03-09 1984-09-20 大善産業株式会社 温湿布用電熱布

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JPH0265911U (ja) 1990-05-17

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