JPH0440057B2 - - Google Patents

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JPH0440057B2
JPH0440057B2 JP59196884A JP19688484A JPH0440057B2 JP H0440057 B2 JPH0440057 B2 JP H0440057B2 JP 59196884 A JP59196884 A JP 59196884A JP 19688484 A JP19688484 A JP 19688484A JP H0440057 B2 JPH0440057 B2 JP H0440057B2
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JP
Japan
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denitrification
exhaust gas
primary
denitrification reactor
catalyst
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Yoshimichi Mori
Toshimichi Wada
Tomihisa Ishikawa
Hiroshi Kuroda
Tsuneo Watabe
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Babcock Hitachi KK
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は各種ボイラ、工業炉、ガスタービン、
廃棄物処理装置等の燃焼装置から排出される燃焼
排ガス中の窒素酸化物(以下NOXという)を除
去する脱硝装置に関するものである。
〔発明の背景〕
近年、我が国においては重油供給量のひつ迫か
ら、石油依存度の是正を計るために、従来の重油
専焼から石炭専焼へと燃料を変換しつつあり、特
に事業用ボイラにおいては石炭専焼の大容量火力
発電所が建設されている。
ところが、石炭燃料は石油燃料に比べて燃料性
が悪いので排ガス中に含まれるNOX及び未燃分
が発生しやすく、特にNOXの低減対策のために
火炎の分割、排ガスの再循環、二段燃焼及び炉内
脱硝などを採用して緩慢な燃焼を行なわせて
NOXを低減することも行なわれている。
そしてこの石炭専焼火力においては、ボイラ負
荷が常に全負荷で運転されるものは少なく、負荷
を80%負荷、50%負荷、25%負荷へと負荷を上
げ、下げして運転したり、運転を停止するなど、
いわゆる高頻度起動停止(Daily Start Stop以
下単にDSSという)運転を行なつて中間負荷を担
う火力発電プラントへ移行しつつある。
一方、この中間負荷火力用にはこの火力発電ボ
イラの他に、起動特性のよいガスタービンと排熱
回収ボイラを組合せた、いわゆるコンバインドプ
ラントも用いられ、DSS運転を行なつて電力需要
の多い昼間のみ運転し、夜間は運転を停止するも
のが建設されようとしている。
ところが、この石炭専焼の中間負荷用ボイラ、
ガスタービンにおいてもNOX排出濃度の規制強
化に伴ない、従来の燃焼改善に加えて、NH3
還元剤として触媒の存在下で脱硝を行なう乾式接
触還元脱硝装置を設置するプラントが増加してい
る。
それは石炭専焼ボイラにおいては燃料の燃焼性
が悪いのでNOX量が増加し、ガスタービンプラ
ントにおいては酸素量が多く高温燃焼を行なうた
めに、石炭専焼ボイラと同様に、排ガス中には多
量のNOXを含有しているので、第4図に示す様
な脱硝装置が設置される。
第4図は脱硝装置が設置されたボイラの代表的
な煙風道系統を示す。
空気ダクト1内の燃焼用空気は押込通風機2に
て昇圧され、空気予熱器3にて排ガスダクト4の
排ガスによつて加熱された後ウインドボツクス5
よりボイラ6へ供給される。
一方ボイラ6内で燃焼した排ガスは、排ガスダ
クト4でNH3注入管7からのNH3によつて脱硝
されると共に、下流に配置した脱硝装置8内の触
媒9において脱硝を促進し、排ガス中のNOX
除去されて空気予熱器3、集塵機10、誘引通風
機11で昇圧され大気へ放出される。
ところが、かかる脱硝装置8は触媒9の種類に
よつても多少反応温度範囲は異るが、最も脱硝効
率の高い温度範囲は300〜400℃の比較的高温で、
温度範囲はいたつて狭いので、中間負荷火力用の
ボイラやガスタービンの様に常にDSS運転される
ものにおいては、負荷変動によつて排ガス温度が
変動し、触媒9の使用可能領域をはずれてしまう
欠点がある。
この場合、触媒9の使用ガス温度が高過ぎる
と、触媒9の組織が変化して触媒9としての機能
がそこなわれ、また使用ガス温度が低すぎると排
ガス中に存在する無水硫酸(SO3)と反応してや
はり触媒9の機能が劣化する。
一方、常にDSS運転される火力発電用ボイラ、
コンバインドサイクルにおいては、排ガス量およ
びNOX濃度が変化し、これによつて脱硝性能の
追従性が悪くなる欠点がある。
それは、触媒9上でのNOXとNH3の反応機構
に起因する排ガス量およびNOX濃度が起動時、
負荷変化時のように変動する場合には、負荷変動
に合わせてNH3注入量を変化させても脱硝性能
が負荷変動に追従できないからである。
他方、脱硝装置8での脱硝反応は、一般に触媒
9に吸着したNH3とNOの衝突によつて進行する
ものと考えられ、その反応は 4NO+4NH3+O2→4N2+6H2O となり、無害な窒素と水に分解されて脱硝され
る。
その際注入されるNH3量とNOX量の比(NH3
量と排ガス中のNOX量との比、以下単にモル比
という)は1:1で反応する。
第5図は縦軸に脱硝率、横軸にモル比を示した
特性曲線図である。
第5図は触媒量をパラメータとしたものである
が、モル比を大きくすれば脱硝率は上昇するが、
次第に脱硝率は横這となり、モル比がある一定の
値以上になると脱硝率も一定になる。
つまり、一定量の触媒のもとでは、NH3量を
多く注入しても脱硝率は一定値以上には脱硝でき
ないことが判る。
すなわち、モル比が1.0以下(第5図のA点)
で脱硝を行なうと触媒9にNH3の吸着していな
い部分(触媒作用を発揮しない部分)が生じて脱
硝率が下り、同一の脱硝率を得るためには触媒9
の量を多くする必要がある。
また、モル比が1.0以上(第5図のB点)で脱
硝を行なうと触媒9全体にNH3が吸着し、脱硝
率が上り、同一の脱硝率を得るためには触媒9の
量を少なくすることができる。
ところが、モル比を上げすぎると脱硝装置8か
ら未反応のNH3が流出し二次公害のおそれもあ
る。
〔発明の目的〕
本発明はかかる従来の欠点を解消しようとする
もので、その目的とするところは触媒量が少な
く、しかも未反応NH3の流出が防止できる脱硝
装置を得ようとするものである。
〔発明の概要〕
本発明は前述の目的を達成するために、 窒素酸化物に対する還元剤の混合モル比が1以
上の窒素酸化物と還元剤を含む高モル比のガスを
導入して脱硝する1次脱硝反応器と、 その1次脱硝反応器の後流側に設けられ、1次
脱硝反応器を経由しない未脱硝の窒素酸化物を含
むガスと、前記1次脱硝反応器から排出された未
反応の還元剤を含んだ処理ガスとを混合する混合
手段と、 その混合手段の後流側に設けられ、前記未脱硝
の窒素酸化物を前記処理ガス中の未反応の還元剤
で脱硝する2次脱硝反応器とを備えたことを特徴
とするものである。
〔実施例〕
以下図面を用いて本発明の実施例を説明する。
第1図から第3図は本発明の実施例を示すもの
で、第1図は本発明の脱硝装置がボイラの煙風道
に1次、2次脱硝反応器を配置した状態を線図的
に示した煙風道系統図、第2図は脱硝装置内に1
次、2次脱硝反応器を配置した状態を示す断面
図、第3図は流動層ボイラの煙風道に1次、2次
脱硝反応器を配置した状態を線図的に示した煙風
道系統図である。
第1図において、符号1〜11までは従来のも
のと同一のものを示す。12は排ガスダクト4か
ら分岐した分岐排ガスダクト、13はモル比が1
以上のNH3で脱硝する1次脱硝反応器、14は
未反応のNH3で脱硝する2次脱硝反応器、15
は排ガスダクト4のダンパである。
ボイラ6から排ガスダクト4へ排出された排ガ
スの一部は分岐排ガスダクト12に分岐され、そ
のガス中にNH3注入管7から過剰のNH3(モル比
1.0以上)を注入し、1次脱硝反応器13で脱硝
を行なう。その排ガスは分岐排ガスダクト12か
ら排ガスダクト4(2次脱硝反応器13の入口)
に戻す。ここで、分岐排ガスダクト12のNOX
と排ガスダクト4の未処理NOXとが混合され1
次脱硝反応器13からの未反応NH3と2次脱硝
反応器14内の触媒9により脱硝反応し、NOX
が除去され、空気予熱器3で熱交換後、誘引通風
機11より大気に放出される。
第1図の分岐排ガスダクト12に分岐したガス
中にNH3注入管7からモル比が1.0以上になるよ
うにNH3を注入し、1次脱硝反応器13内の触
媒9に吸着させることによつて、1次脱硝反応器
13内の触媒9は、高モル比で触媒作用を充分発
揮でき、従来のものと比べ触媒量は少なくなる。
また、NH3注入管7から高モル比のNH3を注
入しても、1次脱硝反応器13で消費され、1次
脱硝反応器13での未反応NH3は2次脱硝反応
器14での還元剤として利用されるために未反応
NH3の流出による二次公害も防止できる。
この様に、2次脱硝反応器14内の触媒9量
は、未反応NH3を一定値に押えることに対して
は、従来のものと同一である。しかし、1次脱硝
反応器13内の触媒9が従来のものより高モル比
で、しかも分岐などでガス流量が少ないから低流
速で反応することによつて、触媒9の単位表面積
当りで、より多くのNOXを還元することになり、
2次脱硝反応器14の入口でのNOX量は従来の
ものよりも大巾に減少する。従つてこれに見合う
だけの触媒量を2次脱硝反応器14内に設置し、
1次脱硝反応器13からの未反応NH3により脱
硝されることになる。よつて、脱硝装置全体の触
媒量が、従来のものと比べ、少なくなつてくる。
なお、分岐排ガスダクト12に分岐するガス量の
割合は、1次脱硝反応器13からの未反応NH3
量が、2次脱硝反応器14で脱硝するのに必要な
NH3量以下になるようにダンパ15で調整すれ
ばよい。
本発明者等の脱硝装置における実証テストによ
れば本発明を実施することによつて触媒量が従来
のものに比べて約16%少なくなることが判明し
た。
なお、実証テストの条件は、ボイラ6の節炭器
(図示していない)出口の排ガス中のNOX
250ppm、2次脱硝反応器14の出口NOX
50ppm、未反応NH35ppm、排ガス温度350℃、
分岐排ガスダクト12へのガス量比が全体の75%
であつた。
第2図のものは他の実施例を示すもので、第1
図のものにおいては、1次脱硝反応器13と2次
脱硝反応器14に分割したが、第2図のものは脱
硝装置8内を1次脱硝反応器13と2次脱硝反応
器14に分けたものである。
第2図において7はNH3注入管、8は脱硝装
置、9a,9bは1次、2次触媒層、13は1次
脱硝反応器、14は2次脱硝反応器、15はダン
パであり、16は1次触媒層9aと空塔部17を
仕切る仕切板、18は1次脱硝反応器13と2次
脱硝反応器14の間に形成された混合室である。
この様な構造において第2図のものは、脱硝装
置8内を1次触媒層9aを有する1次脱硝反応器
13と2次触媒層9bを有する2次脱硝反応器1
4に分け、1次脱硝反応器13内を仕切板16に
よつて触媒を充填した1次触媒層9aと空塔部1
7とに数室に分割する。そして1次触媒層9aの
前流でNH3注入管7より過剰のNH3を注入し1
次触媒層9aで部分脱硝を行なう。その過剰に注
入した為の未反応NH3と空塔部17でリークし
た未処理排ガス中のNOXとが、1次触媒層9a
と2次触媒層9bとの間に形成された混合室18
で混合される。ここで、1次触媒層9aの出口で
は、空塔部17が未処理NOXの噴出ノズルの形
となり、1次触媒層9aを通過して未反応NH3
を含んだNOXの少ない排ガス中に未処理のNOX
を含んだ排ガスを噴出することになる。次に混合
した排ガスは、2次触媒層9b内の触媒で、
NOXが除去され出口へと導かれる。
この様に第2図の1次触媒層9aの上流で、モ
ル比が1.0以上になるように、NH3注入管7より
過剰のNH3を注入することにより、1次触媒層
9aの触媒作用を充分に発揮できる。ここで過剰
のNH3を注入した為に、1次触媒層9aの出口
では、未反応NH3が流出するが、この未反応
NH3と空塔部17からバイパスしたNOXとが1
次触媒層9a出口の混合室18で混合され、2次
触媒層9bで脱硝される。この様に1次触媒層9
aでは高モル比での反応により、1次触媒層9a
内の必要触媒量は従来のものに比べ少なくなると
共に、未反応NH3の混合距離を短かくすること
ができる。
また、1次触媒層9a内の触媒が従来のものよ
りも高モル比で反応することにより、触媒の単位
表面積当りで、より多くのNOXを還元するので
後流の2次触媒層9b入口でのNOX量は従来の
ものより大巾に減少する。
なお、1次触媒層9a内の空塔部17からバイ
パスさせるガス割合は、1次触媒層9aからの未
反応NH3濃度が、2次触媒層9bで脱硝するの
に必要なNH3濃度以下になるように、ダンパ1
5により調整する。
そして、ダンパ15は低負荷時等ガス流量の変
化に対して開、閉することによつてガス量を調整
することができ、DSS運転時であつても脱硝する
ことができる。
第3図は流動層ボイラに本発明の脱硝装置を適
用した煙風道系統図である。
第3図において、1は空気ダクト、2は押込通
風機、3は空気予熱器、4は排ガスダクトで4a
は主排ガスダクト、4bは副排ガスダクト、5は
ウインドボツクス、13は1次脱硝反応器、14
は2次脱硝反応器で、19は主流動層(Main
Bed Cell以下単にMBCという)、20は主排ガ
スダクト4aに配置されたマルチサイクロン(以
下単にM/Cという)、21はM/C20で回収
された捕集灰供給管、22は捕集灰を焼却する副
流動層(Carbon Burn up Cell以下単にCBCと
いう)、23は副排ガスダクト4bに配置された
シングルサイクロン(以下単にS/Cという)、
24は主排ガスダクト4aと副排ガスダクト4b
の排ガスを混合するガスミキシング装置である。
以下、本発明の実施例を説明する前に流動層ボ
イラの概略について説明する。
流動層ボイラは第3図に示す如くMBC19と
CBC22とからなり、MBC19では石炭を燃焼
させ、CBC22ではMBC19から飛来した未燃
分をM/C20で分離し、捕集灰供給管21より
CBC22へ供給して再燃焼させる。
このMBC19で燃焼させる石炭燃料は石油燃
料に比べてS分、N分含有率が多いのでSOX
NOXの発生量が多く公害規制の面から石炭燃料
をよりクリーンな燃焼を行なわせるために流動層
ボイラが注目されている。
例えば流動層ボイラでは流動媒体として1〜10
mmの石炭と石灰石を粒状のまま用い、流動層内で
800〜900℃の比較的低温(微粉炭焚ボイラの燃焼
温度は1200〜1600℃)で燃焼させることができる
ので、従来の微粉炭焚ボイラに比べて燃焼と同時
に脱硫作用を行なうことができ、また低温での燃
焼であるためにNOXの発生量が少なくなる等の
特徴がある。
ところが、CBC22の燃焼温度はMBC19の
燃焼温度よりも100℃程度高めて燃焼効率を上げ
ることが試みられている。
それはCBC22の主燃料はMBC19から飛来
し捕集灰中にはMBC19で燃焼しなかつた未燃
カーボンが多く含まれているからである。
従つて、MBC19から発生するNOX濃度と、
CBC22から発生するNOX濃度はCBC22から
の方が濃い。
そこで本発明においては第3図に示すように
CBC22の出口側の副排ガスダクト4bに過剰
のNH3(モル比1.0以上)で脱硝する1次脱硝反応
器13を設け、主排ガスダクト4aに未反応
NH3で脱硝する2次脱硝反応器14を設けたの
である。
MBC19からの排ガスは主排ガスダクト4a
のM/C20により捕集灰が分離され、ガスミキ
シング装置24、2次脱硝反応器14、空気予熱
器3を経て誘引通風機11より大気へ放出され
る。
一方、M/C20で分離された捕集灰は捕集灰
供給管21よりCBC22へ送られ、CBC22で
燃焼した排ガスは副排ガスダクト4bのS/C2
3で捕集灰が分離され、1次脱硝反応器13を経
てミキシング装置24へ供給されて主排ガスダク
ト4aの排ガスと混合される。
この様に1次脱硝反応器13において高モル比
のアンモニア注入を行なつて高脱硝率運用を行な
うと1次脱硝反応器13より流出した未反応アン
モニアはMBC19からの排ガス中のNOX還元剤
として使用され2次脱硝反応器14にて脱硝が行
なわれるため2次脱硝反応器14の出口において
は規定のNOX濃度、未反応アンモニア濃度にな
る。
以上述べたように、流動層ボイラの副排ガスダ
クト4bに1次脱硝反応器13、主排ガスダクト
4aに2次脱硝反応器14を分けて配置すること
によつて、1次脱硝反応器13で高モル比、高脱
硝率の運用を行なうことができ、また触媒表面上
のアンモニア吸着面を有効利用できるため、従来
技術のようにCBC22の排ガスとMBC19の排
ガスの合流後に脱硝装置を設け、一括して脱硝す
る場合に比べて約10〜20%程度の触媒量の低減が
計れる。
また、通常運用時点においては1次脱硝反応器
13の上流でアンモニア注入を行ない、1次脱硝
反応器13を経て、MBC19の排ガスとミキシ
ング装置24によつてミキシングされるため
MBC19の排ガスとの混合が従来技術に比べ格
段に改善されるため、ガスミキシング装置24よ
り2次脱硝反応器14間の主排ガスダクト4aを
短かくすることができコンパクトな設計ができ
る。
更にCBC22の副排ガスダクト4bとMBC1
9の主排ガスダクト4aの圧損値は、MBC19
の主排ガスダクト4a側が通常数十粍水頭程度圧
損が大きいのが普通である。従つて副排ガスダク
ト4bに1次脱硝反応器13を設けない従来技術
においては図示していないダンパ等を絞りCBC
22側の圧損値をMBC19側に合せる運用を行
なつているが、本実施例の様に1次脱硝反応器1
3をCBC22の副排ガスダクト4bに設けても
特に誘引通風機11の吐出圧をアツプする必要は
ない。むしろ2次脱硝反応器14に充填する触媒
の量が低減することから、主排ガスダクト4aの
圧損値が低下し、システム圧損値としては小さく
なりそれだけ所内動力の低減を計ることができ
る。
以上、流動層ボイラに適用した脱硝装置につい
て説明したが、例えばMBC19がLNG焚ボイ
ラ、CBC22が石炭焚ボイラのように、NOX
の異るボイラプラントにも応用できる。
この場合、NOX発生量の多い石炭焚ボイラ側
に1次脱硝反応器13を配置し、石炭焚ボイラと
LNG焚ボイラの集合排ガスダクトに2次脱硝反
応器14を配置してもよく、他の化学プラントな
どにおいても適用できるものである。
〔発明の効果〕
本発明は脱硝反応器を過剰のNH3で脱硝する
1次脱硝反応器と、未反応のNH3で脱硝する2
次脱硝反応器に分けたので、触媒量が少なくな
り、しかも未反応NH3の流出が防止されて二次
公害も防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本発明の実施例に係るもの
で、第1図は本発明の脱硝装置がボイラの煙風道
に1次、2次脱硝反応器を配置した状態を線図的
に示した煙風道系統図、第2図は脱硝装置内に1
次、2次脱硝反応器を配置した状態を示す断面
図、第3図は流動層ボイラの煙風道に1次、2次
脱硝反応器を配置した状態を示す煙風道系統図、
第4図は従来の脱硝装置が配置された煙風道系統
図、第5図は縦軸に脱硝率、横軸にモル比を示し
た特性曲線図である。 4……排ガスダクト、7……NH3注入管、8
……脱硝反応器、9……触媒、13……1次脱硝
反応器、14……2次脱硝反応器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 窒素酸化物に対する還元剤の混合モル比が1
    以上の窒素酸化物と還元剤を含む高モル比のガス
    を導入して脱硝する1次脱硝反応器と、 その1次脱硝反応器の後流側に設けられ、1次
    脱硝反応器を経由しない未脱硝の窒素酸化物を含
    むガスと、前記1次脱硝反応器から排出された未
    反応の還元剤を含んだ処理ガスとを混合する混合
    手段と、 その混合手段の後流側に設けられ、前記未脱硝
    の窒素酸化物を前記処理ガス中の未反応の還元剤
    で脱硝する2次脱硝反応器とを備えたことを特徴
    とする脱硝装置。
JP59196884A 1984-09-21 1984-09-21 脱硝装置 Granted JPS6174631A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51112483A (en) * 1975-03-28 1976-10-04 Asahi Glass Co Ltd Multi-tank catalytic reaction apparatus
JPS5499772A (en) * 1978-01-24 1979-08-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Packing layer for solid-gas contact reaction apparatus

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