JPH0440040Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0440040Y2 JPH0440040Y2 JP1984116077U JP11607784U JPH0440040Y2 JP H0440040 Y2 JPH0440040 Y2 JP H0440040Y2 JP 1984116077 U JP1984116077 U JP 1984116077U JP 11607784 U JP11607784 U JP 11607784U JP H0440040 Y2 JPH0440040 Y2 JP H0440040Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal ring
- ring
- seal
- mounting
- temperature range
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims description 5
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Landscapes
- Sliding Valves (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はシールすべき部分に脱着可能かつ固着
可能なシールリングに関するものである。
可能なシールリングに関するものである。
従来スプール弁においては弁本体もしくは弁本
体に固定されるスリーブとその中を摺動するスプ
ールとの間の間隙をシールするためにOリング等
のシールリングが用いられる。
体に固定されるスリーブとその中を摺動するスプ
ールとの間の間隙をシールするためにOリング等
のシールリングが用いられる。
従来のスプール弁においてはシールリングを装
着するために弁本体もしくはスリーブ又はスプー
ルに溝を形成する必要があり、それだけ加工に時
間を要した。特に弁本体やスリーブのように細長
い穴の内面に溝を加工することは手間のかかるこ
とであつた。
着するために弁本体もしくはスリーブ又はスプー
ルに溝を形成する必要があり、それだけ加工に時
間を要した。特に弁本体やスリーブのように細長
い穴の内面に溝を加工することは手間のかかるこ
とであつた。
シールリングの種類によつては溝加工を必要と
せずスリーブの内面又はスプールの外面に圧嵌め
をして装着する場合もある。この場合には、圧嵌
めにより固着するためシールリングの装着面及び
シールリングを固定使用とするスリーブの内面又
はスプールの外面の表面の加工には可成り高い精
度が必要とされる。
せずスリーブの内面又はスプールの外面に圧嵌め
をして装着する場合もある。この場合には、圧嵌
めにより固着するためシールリングの装着面及び
シールリングを固定使用とするスリーブの内面又
はスプールの外面の表面の加工には可成り高い精
度が必要とされる。
つまり従来のシールリングを装着する構造体に
おいてはいずれにしろシールリングの装着のため
に余計の加工手間がかかるという問題があつた。
おいてはいずれにしろシールリングの装着のため
に余計の加工手間がかかるという問題があつた。
本考案は固定しようとする部材に装着する装着
リングと、該装着リングに固定されシール機能を
有する弾性部材よりなるシール部とよりなり、装
着リングを形状記憶合金、すなわち変態温度を境
として記憶温度範囲と加工変形温度範囲とを有
し、加工変形温度範囲における加工形状に関係な
く記憶温度範囲には記憶している形状に復元可能
であるという性質をもつ合金、例えばNi−Ti合
金やCu−Zn−Al合金により形成することにより
上記の問題を解決した。
リングと、該装着リングに固定されシール機能を
有する弾性部材よりなるシール部とよりなり、装
着リングを形状記憶合金、すなわち変態温度を境
として記憶温度範囲と加工変形温度範囲とを有
し、加工変形温度範囲における加工形状に関係な
く記憶温度範囲には記憶している形状に復元可能
であるという性質をもつ合金、例えばNi−Ti合
金やCu−Zn−Al合金により形成することにより
上記の問題を解決した。
ゴム等の密着性を有する弾性体から成るシール
部材を形状記憶合金よりなる装着部材に接着剤又
は焼付加工等により固着させた本考案のシールリ
ングを、常温又はシールリングが通常用いられる
温度、即ち加工変形温度範囲においてシールリン
グが内装される場合は装着しようとするシール部
分の内径より減径状態に、外装される場合は装着
しようとするシール部分の外径より増径状態にな
るようにプレス等の機械加工により微小な変形加
工を施す。
部材を形状記憶合金よりなる装着部材に接着剤又
は焼付加工等により固着させた本考案のシールリ
ングを、常温又はシールリングが通常用いられる
温度、即ち加工変形温度範囲においてシールリン
グが内装される場合は装着しようとするシール部
分の内径より減径状態に、外装される場合は装着
しようとするシール部分の外径より増径状態にな
るようにプレス等の機械加工により微小な変形加
工を施す。
この加工により装着部寸法に対しユルミ嵌め状
態となつたシールリングを装着部に位置決め治具
等で保持し、この状態で形状記憶を回復する合金
の変態点温度に加熱又は冷却し、記憶寸法に回復
することにより装着部と圧嵌め状態となる。
態となつたシールリングを装着部に位置決め治具
等で保持し、この状態で形状記憶を回復する合金
の変態点温度に加熱又は冷却し、記憶寸法に回復
することにより装着部と圧嵌め状態となる。
本方式のシールリングの装着方法を用いること
により、装着部形状をシールリングの装着を考慮
した形状とすることなく、単独な形状とすること
ができ、加工精度も、一般の焼嵌め、圧嵌(圧
入)等による方法に比べ粗い精度とすることがで
き、又装着作業も、位置決め後加熱もしくは、冷
却槽への搬入といつた簡便な手段で済みしたがつ
て加工の手間が非常に改善された。
により、装着部形状をシールリングの装着を考慮
した形状とすることなく、単独な形状とすること
ができ、加工精度も、一般の焼嵌め、圧嵌(圧
入)等による方法に比べ粗い精度とすることがで
き、又装着作業も、位置決め後加熱もしくは、冷
却槽への搬入といつた簡便な手段で済みしたがつ
て加工の手間が非常に改善された。
本考案の詳細を図に示す実施例により説明す
る。
る。
第1図において記憶合金よりなる装着リング1
の内周に弾性材料よりなるシール部2を装着又は
焼付固定してシールリングを形成する。
の内周に弾性材料よりなるシール部2を装着又は
焼付固定してシールリングを形成する。
肉薄の装着リング1は弾性材料のシール部2を
接着又は焼付により固定した後、加工変形温度範
囲の温度、例えば常温で装着部への装着容易な寸
法に加工する。
接着又は焼付により固定した後、加工変形温度範
囲の温度、例えば常温で装着部への装着容易な寸
法に加工する。
第1図に示すシールリングは、例えば第2図に
示すようにスプール弁の弁本体3の内周面に装着
されるスプール4に対するシール部材として使用
されることができる。
示すようにスプール弁の弁本体3の内周面に装着
されるスプール4に対するシール部材として使用
されることができる。
装着時にはシールリングを弁本体3の中に挿入
し所定の位置に配置する。次いで変態温度まで冷
却又は加熱すると装着リング1は記憶を回復し、
もとの寸法に復元する。装着リング1の外径を弁
本体3の内径より大になるように夫々の寸法を定
めて加工しておけば装着リング1は記憶温度範囲
の温度への加熱又は冷却時の復元力により弁本体
3に対しあたかも焼嵌の状態になり弁本体3とシ
ールリングとの間の相対ずれは生じない。記憶回
復による装着リング1の変形はシール部2におい
ては弾性変形により吸収できるので装置リング1
とシール部2との間の固着状態は寸法変形によつ
ても影響を受けることがない。
し所定の位置に配置する。次いで変態温度まで冷
却又は加熱すると装着リング1は記憶を回復し、
もとの寸法に復元する。装着リング1の外径を弁
本体3の内径より大になるように夫々の寸法を定
めて加工しておけば装着リング1は記憶温度範囲
の温度への加熱又は冷却時の復元力により弁本体
3に対しあたかも焼嵌の状態になり弁本体3とシ
ールリングとの間の相対ずれは生じない。記憶回
復による装着リング1の変形はシール部2におい
ては弾性変形により吸収できるので装置リング1
とシール部2との間の固着状態は寸法変形によつ
ても影響を受けることがない。
第1図の穴の中に装着する形式のシールリング
に対し、軸の外周面に装着する形式のシールリン
グも同様に第3図に示す如く形成することができ
る。
に対し、軸の外周面に装着する形式のシールリン
グも同様に第3図に示す如く形成することができ
る。
第3図では装着リング1の外周面にシール部2
が固着される。この実施例は第4図に示すように
例えばスプール弁のスプールのランドに装着する
場合に使用されることができる。第4図において
3は弁本体、4はスプールである。
が固着される。この実施例は第4図に示すように
例えばスプール弁のスプールのランドに装着する
場合に使用されることができる。第4図において
3は弁本体、4はスプールである。
第4図の例では例えばスプール4の外周に装着
し記憶回復の為の加熱又は冷却を施し、記憶寸法
への変形により装着リング1をスプール4に圧嵌
め状に固着する。
し記憶回復の為の加熱又は冷却を施し、記憶寸法
への変形により装着リング1をスプール4に圧嵌
め状に固着する。
装着リング1は第5図に示すように断面L字状
に形成し、装着リング1の外周面及び側面にわた
つて拡がるように弾性シール部2を装着リング1
に固定することもできる。第5図のシールリング
は第6図のように弁体5に装着し弁座6に圧接で
きるように配置すればポペツト弁のシール部材と
して利用することができる。シールリングの弁体
5への装着は第2図の場合と同様にして行うこと
ができる。
に形成し、装着リング1の外周面及び側面にわた
つて拡がるように弾性シール部2を装着リング1
に固定することもできる。第5図のシールリング
は第6図のように弁体5に装着し弁座6に圧接で
きるように配置すればポペツト弁のシール部材と
して利用することができる。シールリングの弁体
5への装着は第2図の場合と同様にして行うこと
ができる。
シールリングのシール部の形状としては使用位
置により種々の例が考えられる。そのいくつかの
例を示すと、例えば第7図A〜第7図Hのような
ものがある。この外にも必要に応じて適当する形
状のシールリングを形成することができる。
置により種々の例が考えられる。そのいくつかの
例を示すと、例えば第7図A〜第7図Hのような
ものがある。この外にも必要に応じて適当する形
状のシールリングを形成することができる。
第7図Aはシール部の断面が三角形状に中高に
形成した例、第7図Bは第7図Aの例の装着リン
グ1の内周面に更にシール用の弾性剤7が固着し
た例、第7図Cは高圧用でシール部2が装着リン
グ1から脱落しにくいように形成した例、第7図
Dは片側からの圧力に耐えるように形成した例、
第7図Eは側面にも固定シール部2′を形成した
例、第7図Fはシールリツプを設けた例、第7図
Gは第7図Eの例に対し装着リング内周面にも弾
性部材を設けた例、第7図Hは第7図Fの例に対
し側面にもシールリツプを設けた例である。
形成した例、第7図Bは第7図Aの例の装着リン
グ1の内周面に更にシール用の弾性剤7が固着し
た例、第7図Cは高圧用でシール部2が装着リン
グ1から脱落しにくいように形成した例、第7図
Dは片側からの圧力に耐えるように形成した例、
第7図Eは側面にも固定シール部2′を形成した
例、第7図Fはシールリツプを設けた例、第7図
Gは第7図Eの例に対し装着リング内周面にも弾
性部材を設けた例、第7図Hは第7図Fの例に対
し側面にもシールリツプを設けた例である。
本考案のシールリングの状態は図示したものに
限定されず他の形状にも適用可能である。
限定されず他の形状にも適用可能である。
シールリングの使用場所も弁に限定されるもの
でなくあらゆる装置のシール部分に適応すること
ができる。
でなくあらゆる装置のシール部分に適応すること
ができる。
本考案により装着リングの各面の加工精度を要
しないためプレス加工等により複雑な形状の装着
リングも簡単に安価に作ることができるようにな
つた。
しないためプレス加工等により複雑な形状の装着
リングも簡単に安価に作ることができるようにな
つた。
第1図は本考案に係るシールリング断面図、第
2図は第1図によるシールリングの使用例を示す
断面図、第3図はシールリングの使用状態を示す
断面図、第4図は第3図の例の使用状態を示す断
面図、第5図、第6図及び第7図A〜第7図Hは
別の変形例を示す断面図である。 1……装着リング、2……シール部。
2図は第1図によるシールリングの使用例を示す
断面図、第3図はシールリングの使用状態を示す
断面図、第4図は第3図の例の使用状態を示す断
面図、第5図、第6図及び第7図A〜第7図Hは
別の変形例を示す断面図である。 1……装着リング、2……シール部。
Claims (1)
- 肉薄の金属製エンドレス装着リングと、該装着
リングの内面又は外面の一方に固着された弾性材
料のシール部とよりなり、前記装着リングが変態
温度を境として記憶温度範囲と加工変形温度範囲
とを有し、加工変形温度範囲における加工形状に
関係なく記憶温度範囲には記憶している形状に復
元可能なる合金により形成されていることを特徴
とするシールリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11607784U JPS6132664U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | シ−ルリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11607784U JPS6132664U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | シ−ルリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6132664U JPS6132664U (ja) | 1986-02-27 |
JPH0440040Y2 true JPH0440040Y2 (ja) | 1992-09-18 |
Family
ID=30675026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11607784U Granted JPS6132664U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | シ−ルリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6132664U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0663574B2 (ja) * | 1986-10-07 | 1994-08-22 | 日本炭酸瓦斯株式会社 | 環状シ−ル部材 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS43963Y1 (ja) * | 1965-11-25 | 1968-01-18 | ||
JPS5650853B2 (ja) * | 1978-12-13 | 1981-12-01 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5923895Y2 (ja) * | 1979-09-27 | 1984-07-16 | エヌオーケー株式会社 | 密封装置 |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP11607784U patent/JPS6132664U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS43963Y1 (ja) * | 1965-11-25 | 1968-01-18 | ||
JPS5650853B2 (ja) * | 1978-12-13 | 1981-12-01 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6132664U (ja) | 1986-02-27 |
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