JPH0438741B2 - - Google Patents

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JPH0438741B2
JPH0438741B2 JP57136444A JP13644482A JPH0438741B2 JP H0438741 B2 JPH0438741 B2 JP H0438741B2 JP 57136444 A JP57136444 A JP 57136444A JP 13644482 A JP13644482 A JP 13644482A JP H0438741 B2 JPH0438741 B2 JP H0438741B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F12/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring
    • C08F12/02Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical
    • C08F12/04Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical containing one ring
    • C08F12/14Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical containing one ring substituted by hetero atoms or groups containing heteroatoms
    • C08F12/26Nitrogen
    • C08F12/28Amines

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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はモノエチレン的不飽和第4モノマー、
特に芳香族鎖成分を含むものに関する。更に本発
明はこの種モノマーから成る付加ポリマーに関
し、そしてこれらモノマーおよびポリマー双方を
製造する方法に関する。これらモノマーおよびポ
リマーは、ヒドロキシルおよび/またはハロゲン
化物基を有するその他の反応体と反応することは
可能であるが、酸性PH値においては安定である。
加熱によつて、これらは自己反応性となり、そし
て架橋状態とすることができる。アルカリ性PH値
において、それは自己反応性となり、その結果ポ
リマーは室温においてさえ、緩慢に架橋し、そし
てこの架橋は加熱により迅速に行われる。これら
重合体は、製紙における湿潤強度付与剤としてと
りわけ有用である。 米国特許第3678098号および第3702799号は若干
詳細に、エピハロヒドリンと多数の異なる有機化
合物との反応により非常に多くの生成物を得る技
術の状態について論述している。上に具体的に示
した特許は、より詳細にはアクリルまたはメタク
リル酸を含む不飽和酸エステルモノマーの生成に
係り、また付加重合によりビニル不飽和を有する
モノマーと反応させることができる有用な第4ア
ンモニウムモノマーの生成に関するものである。 前述の特許ならびに該特許中に引用されている
先行技術は有用な化合物を提供するが、それらの
全ては有用な可付加重合性第4アンモニウムモノ
マーを提供するものではなく、これらモノマーは
また、芳香族官能基を含み、そしてポリマー構造
中の芳香族基と特性的に関連し、随伴する改良性
能を包含するものである。 本発明は第4アンモニウムタイプのフエニレン
含有モノマー群を提供するものであり、これらモ
ノマーは第4アンモニウム官能性に関連する所望
の特性の減少なしにフエニレン基と関連する所望
の特性を有するポリマーの生成に有効に利用でき
るものである。この方法により米国特許第
3678098号および第3702799号中に開示されるモノ
マーおよびポリマーの有用性を拡大して、具体的
な応用要件に適合させ、および/または所望の性
能を強化することができる。 本発明によつて、ar−ビニルフエニレニルアル
ケニルジアルキルアミンの水素酸塩(hydrogen
acid salt)を、適切な条件下で、式: (但し、式中XはCl、Br又はIのいずれかであ
る)で示されるエピハロヒドリンと反応させて以
下に示すハロヒドロキシプロピルジアルキル−ar
−ビニルフエニレニルアルキレニル第4アンモニ
ウム塩化合物: を生成する。 上記構造中、Xは先に示した通りであり、yは
1乃至4の整数、Yは陰イオン、好ましくは臭化
物、塩化物、硝酸塩、硫酸塩および酢酸塩から選
択されるものであり、そしてRはC1乃至C4直鎖
アルキル、およびヒドロキシ置換C1乃至C4直鎖
アルキルから成る群から選択されるものである。
前記の化合物を説明する目的で、この開示全体を
通じておよび特許請求の範囲中の術語「ar−ビニ
ルフエニレニルアルキレニル」は環構造上のビニ
ル基の位置に無関係なビニルフエニレニル化合物
の全クラス、ならびにフエニレン環炭素に接合し
た4個の水素原子のうちの1もしくは2個の水素
原子が低級アルキル、ヨード、プロモ、クロロ、
低級アルコキシ、アミド、モノヒドロカルビルア
ミド、ジヒドロカルビルアミド、ヒドロカルビロ
キシおよびカルボニロキシ基から成る群の構成員
によつて置換されている化合物であつて、この種
の基がこれら化合物の一般的特性を妨げない範囲
にあり、特に付加コポリマーを形成する能力に関
係し、そして以下に記載する目的のためにこの種
のコポリマーを架橋する能力に関係するようにし
たものを包含させることを意図するものである。 これらの第4アンモニウムモノマー乳化重合に
ついて特に有用な本発明の実施態様において、対
イオンは水中で表面活性である陰イオンである。 以下、本発明はビニルフエニレニルアルケニル
基がビニルベンジル、すなわち前記式中のyが
1、その場合Rはメチル、Xがクロロ、そしてY
が硝酸塩である発明のスペーシーズ(species)
について説明するものとする。このことは本発明
の範囲に対する限定と解釈されるべきではなく、
例示的目的のみに関するものであつて、本発明は
先に述べた術語のより広い範囲内に広範に適用可
能なものである。 これらのモノマーは、水素酸塩に転化される対
応する第3アミンから適切に調製される。次に、
この酸性塩を、米国特許第3678098号に記載され
るのと同様な制御された条件下で注意深く反応さ
せて第4アンモニウムモノマーを生成する。代表
的な実施例においては、硝酸の水溶液を調製し、
そしてar−ビニルベンジルジメチルアミンを緩慢
に添加し、その結果、中和反応が温度の増加約25
℃から約37℃までを伴い溶液のPHが約6.0乃至6.5
に達するまで継続される。次いで、残りの第3ア
ミンと共にエピクロロヒドリンを添加する。溶液
のPHを絶え間なく監視し、そして必要に応じ、10
%炭酸ナトリウム水溶液を添加することにより溶
液が若干酸性乃至中性、すなわち約PH6.5乃至7.5
に保持されるようにする。発熱反応が本質的に完
了したとき、追加の硝酸およびH2Oを添加して
活性成分組成物25%の酸性溶液(添加したアミン
とエピクロロヒドリンとの合計を溶液の全重量で
割つた値を基準とする)を得る。得られた生成物
は硝酸クロロヒドロキシプロピルジメチル−ar−
ビニルベンジルアンモニウムの溶液である。従つ
て、要約すればこのモノマーの生成方法は第3ア
ミンの水素酸塩への転化として理解され、これに
酸性条件下、エピハロヒドリンによる水素酸塩の
反応が引続き、更にモノマー溶液の最終用途につ
いて所望の濃度レベルを得るための酸性化および
希釈が引続くものと考えられる。一度、第3アミ
ンの水素酸塩が形成されれば、エピハロヒドリン
による反応は前述の米国特許第3678098号、特に
その実施例および第1欄第68行から始まり第2欄
第17行で終る部分に記載される如何なる方法によ
つても行えることが理解されるべきであり、この
要旨は参考として本明細書中に引用するものとす
る。 本発明の目的のために用いられるエピハロヒド
リンはエピヨードヒドリンまたはエピブロモヒド
リンであつてもよい。しかしながらエピクロロヒ
ドリンを用いることが好ましい。(エピハロヒド
リンとアミン水素酸塩との)反応速度およびアミ
ノ窒素上のR置換基の性質の間には或る関係の存
在することが見出されている。この理由によつて
通常Rはメチルであることが好ましい。それにも
拘らず、先に定めたRの選択を厳守すれば、如何
なるエピハロヒドリンによつてもアミノ塩の受け
入れ可能な反応速度を得ることができる。 特別な水素酸塩の選定は臨界的なものではない
が、ヒドロよう化物またはヒドロ臭化物のいずれ
かが有用であり、一般には塩酸または硝酸の酸性
塩を用いるのが好ましい。硫酸または酢酸と共に
形成された水素酸塩も使用可能であるが、好まし
い酸という訳ではない。 以下の実施例から理解されるように、本発明の
モノマーは水溶液として適切に調製され、そして
貯蔵されるものである。しかしながら、これは決
定的な限定ではないが、所望によりこれら水溶液
は反応媒体から濃縮および/または単離してもよ
く、この場合問題は水の除去であり、これは典型
的には真空下の気化によつて解消する。 実施例において、装置は、撹拌機、温度計、PH
電極、還流凝縮器および添加用漏斗を備えたフラ
スコから成つている。実施例全体を通じて脱イオ
ン水を用いる。 実施例 1 水80gおよびg(合計装填量163.2ミリ当量
(“meq”))当り7.59meqの硝酸水溶液21.5gをフ
ラスコに装填する。次に酸を中和するのに必要な
約90%のar−ビニルベンジルジメチルアミンを化
学量論量をもつてゆつくりと添加する。温度は25
℃から約37℃に上昇する。PHが約6.0乃至6.5に達
したとき、アミン供給を中止し、そしてエピクロ
ロヒドリン15.1g(163.2meq)を単一添加
(single addition)によつて加える。残りの第3
アミン、約16meqもまた添加する。第4級化
(quaterirization)が始まり、そしてPHは約7.0乃
至7.5に増加する。約2〜5分のうちに、発熱反
応が起こり、これは温度が最高の約45℃に達する
まで約25分間続く。反応温度をこの温度レベルに
保ち、そしてPHを絶えず監視して、炭酸ナトリウ
ム(必要により10%Na2CO3水溶液)の添加によ
り、それを6.5乃至7.5の範囲に保持する。45℃で
約3時間後、反応は完了し、そしてPHは硝酸によ
り4〜5に調節される。これを水(約23g)で希
釈して活性成分25%を得る(アミン添加物とエピ
クロロヒドリン添加物の合計を溶液の全重量で割
つて決定した。)次いで反応溶液を過して、硝
酸クロロヒドロキシプロピルジメチル−ar−ビニ
ルベンジルアンモニウムの透明な淡黄色溶液を得
る。 実施例 2 第3アミンがN−ヒドロキシエチル−N−メチ
ル−ar−ビニルベンジルアミンであり、また硝酸
水溶液が約11.1meq/gに等しいこと以外は実施
例1の手順を反覆する。第4級化反応は自然発熱
的ではない。温度50℃を達成するためには、付加
的な加熱を行わねばならない。50℃で4時間後、
転化は約69%である。転化エピクロロヒドリンの
追加および加熱を更に2時間継続して約85%の転
化を達成する。反応混合物を一晩放置すると、第
4級化は本質的に完了する。30℃において、この
系は活性第4モノマー、すなわち硝酸クロロヒド
ロキシプロピルヒドロキシエチルメチル−ar−ビ
ニルベンジルアンモニウム25重量%を含む曇つた
褐色溶液である。20〜25℃の範囲の温度では、こ
の系は2相に分離する。 アミノ窒素上の置換基は反応速度およびこれら
の新規なアンモニウムモノマーの生成に顕著に影
響する。 従つて、たとえば、実施例1のジメチル化合物
が有用であり、そしてその反応が自然的に進行す
る場合、ジエチル、ジイソプロピル、およびジヒ
ドロキシエチルアミンは、所望のタイプのアミン
を生成するためには適当ではない。第3アミン窒
素上の置換基の1個がメチルであり、そして第2
のものが極端に長過ぎるものではない、すなわち
炭素数4を越えないものである限り、付加的加熱
により有効な反応速度を得ることが可能である。 この例で得られたものの化学構造式を以下に示
す。 実施例 3乃至6 第表中に掲げたアミンを用いて実施例2を反
覆して、対応する第4モノマーを生成する。実施
例2による場合におけるように、反応を開始し、
そして維持するためには若干の付加的加熱を行わ
ねばならず、またこの加熱の必要性は第3アミン
置換基の炭素鎖が長くなるに従つて増加するもの
であることが一般的に見出されている。
【表】 アンモニウム
各場合において、過剰のエピクロロヒドリンを
用いるのが有利であることが一般に認められる。 実施例 7乃至12 第3アミンのフエニレン基とアミン窒素との間
のアルケン鎖の長さを増加することは、アミン化
合物に対し、より長鎖のアルキル基を用いたとき
に観察される結果、すなわちその反応を開始する
ことは若干より困難となり、そして反応が若干よ
り長くかかるのと幾分類似の結果を生ずる。この
結果はアミノ窒素上の残存基の双方がメチル以外
である場合よりも顕著である訳ではない。ar−ビ
ニルフエニレニルプロペニルジメチルアミンを用
いて、実施例1におけるような処理に従い、第3
アミンを硝酸水溶液(116.3meq、7.5meq/g、
15.3g)で中和し、次いでエピクロロヒドリン
(116.3meq、10.7g)で第4級化する。第4モノ
マーは黄色溶液(活性成分25%)として生成され
る。実施例2〜6を、ar−ビニルフエニレニルプ
ニペニル類似体を用いて反覆すると、それらの反
応は開始のための可成りの加熱と、反応を維持す
るための可成りの加熱とを要し、実施例6の類似
体は特に反応が困難で、そしてその反応ははるか
に遅くなる。 実施例 13乃至24 エピクロロヒドリンの代りにエピブロモヒドリ
ンを用いて実施例1〜12を反覆すると、本質的に
は実施例1〜12における第4級化がもたらされ
る。反応性または反応速度における変化は、或る
ハロヒドリンを他のものを差し置いて用いるべく
正当化するに足る結果を構成するものではない。
また、その選択は生成物の所望の性能ならびに反
応体の価格により予め決定される。 実施例 25乃至48 前述の実施例を反覆する。但し、硝酸の代りに
塩酸を用いるものとする。この場合、反応速度或
いは反応の程度には殆ど変化がなく、第3アミン
と酸が反応してアミン塩を形成するのに際して通
常遭遇するところの何等の差異もない。酸アミン
(acid amine)の特別な選択は、得られたモノマ
ーが用いられるであろう系ならびにその酸イオン
が系に対して有するであろう効果によつて予め指
示される。 本発明の第4アンモニウムモノマーは重合可能
であり、そしてこの目的のために、それらの水溶
液を直接用いることができる。水性系において有
効である遊離基タイプの、如何なる周知の重合開
始剤も使用可能である。具体例には、t−ブチル
ヒドロペルオキシド、過硫酸アンモニウム、過硫
酸アルカリ金属塩、たとえば過硫酸ナトリウムま
たはカリウムがある。これらはモノマー重量基準
で0.1乃至2重量%の慣用用量で用いられる。こ
れらはレドツクス系において、ヒドロ亜硫酸ナト
リウムまたはその他の還元剤と共に用いてもよ
い。或いはまた、重合を化学線で行つてもよい。 乳化重合手順は第4アンモニウムモノマーの重
合にとつて特に有効である。乳化剤として、オキ
シエチレン基約10乃至50以上を有するt−オクチ
ルまたはt−ノニルフエノキシポリエトキシエタ
ノール類、硫酸オクタデシルアミン、硫酸シクロ
ヘキシルジエチル(ドデシル)アミン、臭化オク
タデシルトリメチルアンモニウム、ポリエトキシ
アミン類または2種類以上のこの種乳化剤の混合
物が利用できる。 基H2C=C< を有する如何なるエチレン的不
飽和モノマーも、反応媒体が酸性状態、好ましく
は6を越えないPHで保持されるような条件下で、
本発明の第4モノマーと重合させることができ
る。従つて、この方法により、本発明の第4モノ
マーと前述の米国特許第3678098号の第4モノマ
ーとのホモポリマーおよび/またはコポリマーを
生成することが可能である。更に本発明の新規モ
ノマーと、米国特許第3702799号において、第4
欄第51行から始まり第5欄第22行まで続いて記載
される如何なるモノエチレン的不飽和モノマーと
を共重合させることも可能である。そして、この
開示はここに参考として引用するものとする。 以下の実施例においては、第4モノマーの共重
合を例示するためにアクリル酸エチルが使用され
る。しかしながら、このことは限定であると解釈
されるべきではなく、先に述べたように、適切な
基を有する如何なるエチレン的不飽和モノマーも
共重合のために使用することができるものであ
る。 実施例 49 (ポリマー調製例、以下実施例69まで同じ) この実施例に用いられる反応系は第表に示さ
れる。 第表 反応混合物A: 水(521g);乳化剤*(27.5g);FeSO47H2O
(0.1%水溶液、36g);「バーシン(Versene)」
溶液(1%水溶液、9.9g);酢酸(0.10g);ア
クリル酸エチル(180g)。 溶液1:ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリ
ウム(水27g中0.36g) 溶液2:ヒドロ亜硫酸ナトリウム(水5g中0.10
g) 溶液3:乳化剤*(水34g中27.5g) 溶液4:ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリ
ウム(水110g中1.44g) 反応混合物B: 水(225g);乳化剤*(27.5g);第4モノマー
**(活性成分25%、108g);アクリル酸エチル
(693g);ジイソプロピルベンゼンヒドロペルオ
キシド(活性成分55%、5.2g)。 * t−オクチル−フエノキシポリエトキシエタ
ノール(オキシエチレン基40) ** 硝酸クロロヒドロキシプロピルジメチル−
ar−ビニルベンジルアンモニウム、実施例1よ
りの水溶液 反応混合物Aは、成分を別々に、撹拌機、自動
温度調節器付きの温度計、添加用漏斗、窒素用入
口および還流凝縮器を備えたフラスコに装填する
ことにより調製される。この装填物を撹拌し、そ
して窒素で60分間スパージ(sparge)し、この
時点で液体からスパージを除去するが、フラスコ
を経由して吹き抜けて行くようにさせる。次いで
ジイソプロピルベンゼンヒドロペルオキシド(活
性成分55%、1.3g)および溶液1ならびに溶液
2を添加することにより重合が開始される。フラ
スコ内容物は20〜25℃の温度範囲内にある。約5
分以内に発熱が始まり、これは温度55〜65℃の範
囲で約5乃至10分間の時間内に頂点に達する。ピ
ーク温度に達した後、約5分間に亘つて撹拌しな
がら溶液3を添加する。次にエマルジヨンとし
て、溶液4および反応混合物Bを3時間に亘りム
ラなくフラスコに供給する。反応容器を冷却して
内容物を55〜60℃の範囲の温度に保持する。供給
の最後で、追跡触媒(chase catalyst)として水
中のジイソプロピルベンゼンヒドロペルオキシド
およびホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウ
ム1.6gを添加するに先立つて、このバツチを先
の温度に約15分間保つ。この温度で更に30分後、
反応は完了する。次いで、反応混合物を冷却し、
そして過する。生成物は固形分約45.6%(これ
は97.8%の転化であることを示す)を有する乳白
色の懸濁液であり、これは湿潤ガム速度0.03%、
PH3.0および粘度60cps(30rpmでスピンドル番号
3)を有している。 実施例 50 実施例49を反覆する。但し、用いられる第4モ
ノマーは実施例2に従つて調製された硝酸クロロ
ヒドロキシプロピルヒドロキシエチルメチル−ar
−ビニルベンジルアンモニウムの水溶液であるも
のとする。再び乳白色の溶液が得られ、これは固
形分45.8%を含み、98.2%の転化を示し、湿潤ガ
ム0.02%、PH2.9および粘度40cps(30rpmでスピン
ドル番号3)の有している。 実施例 51乃至62 第表は、本発明の新規な第4モノマーと共重
合させるための好ましいコモノマーのリストであ
る。実施例49および50の各々においてアクリル酸
エチルを、これらモノマーの1種類と置き換える
と、反応は先の実施例49および50に記載したよう
に本質的に進行し、対応するポリマーを生成す
る。 第表 好ましいモノマー系 アクリル酸メチル アクリル酸ブチル メタクリル酸メチル/スチレン;1:1(重量基
準) メタクリル酸 アクリル酸 アクリル酸ブチル/スチレン;1:1(重量基準) アクリロニトリル 本発明の第4モノマーは、また共重合における
のと本質的に同一条件下でホモ重合することも可
能であることを理解すべきである。しかしなが
ら、この種のホモポリマーの利用は可成り制約を
受ける。それはホモ重合が、共重合により得られ
るポリマー特性における大きな変動を許容しない
からである。前述の米国特許第3702799号は、そ
の第7欄、第10〜37行に、この種のホモポリマー
の使用が紙の湿潤強度を改良すること、ならびに
凝集剤として用いられることを示している。その
中に示される情報は本発明のホモポリマーに等し
く適用可能であり、そしてそれを参考として本明
細書中に引用するものとする。更に米国特許第
3702799号には、繊維における各種ポリマーの利
用、特に繊維の帯電防止染色および水分率に関連
してその利用が記載されており(第5欄、第23〜
41行、これも参考として引用するものとする)、
そして本発明のコポリマーは同一の方法(勿論、
ポリマー構造中のフエニレン環の存在によりもた
らされる性能の変更を伴つて)により使用するこ
とができる。 本発明のコポリマーの主要用途は紙の生産にあ
ることが見出されており、この場合、これらのコ
ポリマーは湿潤強度付与剤ならびに静電像再生装
置用の各種導電性紙製造用導電性助剤として使用
することができる。これら特性の若干のものは下
記の実施例中に示される。 実施例 63および64 実施例49および50中に記載されているポリマー
エマルジヨンは不織布を接着するために用いられ
る。17g/m2の重量を有し、そしてポリビニルア
ルコールから成る予備接着材0.5%を含有するレ
ーヨンカードウエブを、前記エマルジヨンの固形
分15%およびNaHCO30.5%を活性剤として含有
する水性浴でパジングする。室温において乾燥し
た結果、ウエブが各ポリマー22%をすくい上げた
ことが見出される。 これらポリマーの硬化は、制御された相対湿度
下の各種のエージングおよび加熱処理後の処理さ
れたウエブの湿潤引張り強度を測定することによ
り容易に示される。その結果は以下の第表中に
示される。
【表】 実施例 65 ポリプロピレタフトウエブ用の可染性仕上剤の
製造に際して、ポリマーA(上の第表中の定義
参照)を実施例49において生成したエマルジヨン
で置き換える(米国特許第4014645号参照)。ガラ
ス布用 顔料バインダーとしてポリマーAの代り
に同一のエマルジヨンが用いられる(米国特許第
4009314号中の実施例参照)。両ケースにおいて、
ポリマーエマルジヨンは、これら2件の特許にお
けるポリマーAを用いる実施例と均等な挙動をと
るものである。 実施例 66乃至69 水(300g)およびFeSO4・7H2Oの0.10%水溶
液(4g)を、撹拌機、自動温度調節器付温度
計、添加用漏斗、窒素用入口および還流凝縮器を
備えたフラスコ中に装填し、そして内容物を窒素
雰囲気内で75℃に加熱する。2種類の溶液を調製
する。第1のものは第表中に以下のように示さ
れる。 第表 反応溶液 実施例66:実施例1よりの第4モノマー
(“quit”)25%水溶液(440g);アクリルアミ
ド(90g);水(150g);HNO3 PH3へ。 実施例67:第4モノマー280g、アクリルアミド
130gおよび水270gを除き実施例66に同じ。 実施例68: 第4モノマーが硝酸クロロヒドロキ
シプロピルジメチルメタクリルアミドプロピル
アンモニウム(320g)、アクリルアミド120g
および水240g以外は実施例66に同じ。 実施例69:第4モノマーが硝酸メタクリロキシエ
チルジメチルクロロヒドロキシプロピルアンモ
ニウム(380g)、アクリルアミド105gおよび
水240g以外は実施例66に同じ。 第2の溶液は水100gおよび70%t−ブチルヒ
ドロペルオキシド0.72gから成つていた。最初の
反応容器にイソアスコルビン酸(0.50g)を添加
し、引続いて溶液1および2を同時に、かつムラ
なく2時間に亘り温度を約75℃に保持しながら供
給する。この供給の略半分を経過したところで、
追加のイソアスコルビン酸0.50gを反応フラスコ
に導入する。この供給が完了したとき、30分間温
度を75℃に保持し、そしてイソアスコルビン酸
0.10gおよびt−ブチルヒドロペルオキシド0.14
gを添加し、更に加熱を再び30分間継続する。こ
の最後の時点で、反応混合物を冷却する。これら
溶液の物理的特性は第表中に示す。
【表】 上記樹脂の各々は、実験室−調製のハンドシー
ト(handsheet)(米国特許第3702799号、第10
欄、第15行の初めから技法の詳細についての表ま
で参照)の湿潤強度特性について評定する。これ
らの試験の結果は以下の第表中に示される。
【表】 第表中の実施例66および67から理解されるよ
うに、本発明のポリマーは、実施例68および69の
2種類の先行技術材料ならびに標準の、市販材料
「カイメン557H」に対し、充分に優れて対抗し得
る。 試験は、本発明のポリマーが、もしこの種のポ
リマーによつて処理された不織布の湿潤強度を充
分に発揮させなければならない場合には、
NaHCO3またはその均等物による活性化を要す
ることを示している。この特性はまた、米国特許
第3702799号に係る先行技術ポリマーに関しても
見出されている。しかしながら、これらの先行技
術ポリマーとは異なり、本発明ポリマーについて
のフロツク接着剤性能を発揮させるためには、
NaHCO3活性化は不必要である。先行技術ポリ
マーに関しては適当ではないが、アンモニア(固
形分基準で0.06%NH3)(典型的には28%NH3
から処方される)はフロツク接着剤活性化につい
て適切である。 明細書全体に亘り、本発明に利用された方法の
詳細および各種の特徴に対する技術の知識一般に
関する数多くの先行技術特許が参照されている。
これらの開示は、当該技術分野の一般知識の不必
要な列挙を回避するために本明細書中に参考とし
て引用するものとする。 次にこの発明の好ましい実施の態様から列挙す
れば、以下の通りである。 1 本質的にハロヒドロキシプロピルジメチル−
ar−ビニルベンジルアンモニウム塩から成る特
許請求の範囲記載の化合物。 2 本質的にハロヒドロキシプロピルエチルメチ
ル−ar−ビニルベンジルアンモニウム塩から成
る特許請求の範囲記載の化合物。 3 本質的にハロヒドロキシプロピルi−プロピ
ルメチル−ar−ビニルベンジルアンモニウム塩
から成る特許請求の範囲記載の化合物。 4 本質的にハロヒドロキシプロピルブチルメチ
ル−ar−ビニルベンジルアンモニウム塩から成
る特許請求の範囲記載の化合物。 5 本質的にハロヒドロキシプロピルヒドロキシ
エチルメチル−ar−ビニルベンジルアンモニウ
ム塩から成る特許請求の範囲記載の化合物。 6 ハロ基がクロロ、そして塩が硝酸塩である実
施態様第1、第2、第3、第4、または第5項
記載の化合物。 7 特許請求の範囲または実施態様第12項記載
の化合物から成るポリマー。 8 実施態様第1項記載の化合物から成るポリマ
ー。 9 実施態様第6項記載の化合物から成るポリマ
ー。 10 重量で少量の特許請求の範囲または実施態様
第12項記載の化合物と大量の、式: H2C=C< で表わされる基を有するその他の、少くとも1
種類のモノエチレン的不飽和モノマーとから成
るポリマー。 11 重量で少量の実施態様第6項記載の化合物と
大量の、式: H2C=C< で表わされる基を有するその他の、少くとも1
種類のモノエチレン的不飽和モノマーとから成
るポリマー。 13 式: (但し、式中 XはCl、Br又はIのいずれか yは1〜4の整数、 Yは陰イオンであり、 Rは、C1乃至C4直鎖アルキルおよびヒドロ
キシ置換C1乃至C4直鎖アルキルから成る群か
ら選択され、そして R1およびR2は、低級アルキル、ヨード、ブ
ロモ、クロロ、低級アルコキシ、アミド、モノ
ヒドロカルビルアミド、ジヒドロカルビルアミ
ド、ヒドロカルビロキシ、アルボニロキシおよ
び水素から成る群から独立に選択されるものと
する) で表わされるハロヒドロキシプロピルジアルキル
−ar−ビニルフエニレニルアルキレニル第4アン
モニウム化合物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式: (但し、式中 XはCl、Br又はIのいずれか、 yは1〜4の整数、 Yは陰イオンであり、そして RはC1乃至C4直鎖アルキルおよびヒドロキシ
    置換C1乃至C4直鎖アルキルから成る群から選択
    される) で表わされるハロヒドロキシプロピル ジアルキ
    ル−ar−ビニルフエニレニルアルキレニル 第4
    アンモニウム化合物。
JP57136444A 1981-08-07 1982-08-06 ハロヒドロキシプロピル ジアルキル−ar−ビニルフエニレニルアルキレニル 第4アンモニウム化合物 Granted JPS5865253A (ja)

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