JPH0438562B2 - - Google Patents
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- JPH0438562B2 JPH0438562B2 JP8067284A JP8067284A JPH0438562B2 JP H0438562 B2 JPH0438562 B2 JP H0438562B2 JP 8067284 A JP8067284 A JP 8067284A JP 8067284 A JP8067284 A JP 8067284A JP H0438562 B2 JPH0438562 B2 JP H0438562B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B27—WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
- B27N—MANUFACTURE BY DRY PROCESSES OF ARTICLES, WITH OR WITHOUT ORGANIC BINDING AGENTS, MADE FROM PARTICLES OR FIBRES CONSISTING OF WOOD OR OTHER LIGNOCELLULOSIC OR LIKE ORGANIC MATERIAL
- B27N3/00—Manufacture of substantially flat articles, e.g. boards, from particles or fibres
- B27N3/02—Manufacture of substantially flat articles, e.g. boards, from particles or fibres from particles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B27—WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
- B27N—MANUFACTURE BY DRY PROCESSES OF ARTICLES, WITH OR WITHOUT ORGANIC BINDING AGENTS, MADE FROM PARTICLES OR FIBRES CONSISTING OF WOOD OR OTHER LIGNOCELLULOSIC OR LIKE ORGANIC MATERIAL
- B27N1/00—Pretreatment of moulding material
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、木質材固有の特性、即ち、優れた
断熱、保温並びに工作上の諸特性をそのまゝ活か
し、且つ又、これに、木質材特有のネジレの矯
正、腐朽、吸湿の防止並びに酸性特性の矯正をな
し、反り、ネジレ等の一切ない良好な断熱、保温
特性を有する中性の成形木質板の提供に係わるも
のである。
断熱、保温並びに工作上の諸特性をそのまゝ活か
し、且つ又、これに、木質材特有のネジレの矯
正、腐朽、吸湿の防止並びに酸性特性の矯正をな
し、反り、ネジレ等の一切ない良好な断熱、保温
特性を有する中性の成形木質板の提供に係わるも
のである。
而して、従前に於けるこの種の木質板は、良好
な板材の払底に伴つて開発されたものであつて、
ネジレ、反り出しあるいは節目等の存する不良木
材を一旦破砕した後、これを接着剤等で接着、押
固めるようにしたものである。この結果成形され
た板材には、破砕物の接着に利用される接着剤が
取込まれることゝなり、使用木材に於ける個有の
特性以外に、この接着剤の有する特性が、その
まゝ残され、又使用木材の破砕物が、破砕物の形
状のまゝに構成板材内に残された結果、成形され
る板材に尚、割れ出し、あるいは木肌の荒さをも
たらしたものである。特に、かゝる従前の木質板
に於いては、使用素材に於ける木酸の除去が何等
なされず、通例接着剤による加熱、押固めをなし
たことより成形板材に於けるPHは、通例の木材に
於けるより以上に酸性に傾いたものである。
な板材の払底に伴つて開発されたものであつて、
ネジレ、反り出しあるいは節目等の存する不良木
材を一旦破砕した後、これを接着剤等で接着、押
固めるようにしたものである。この結果成形され
た板材には、破砕物の接着に利用される接着剤が
取込まれることゝなり、使用木材に於ける個有の
特性以外に、この接着剤の有する特性が、その
まゝ残され、又使用木材の破砕物が、破砕物の形
状のまゝに構成板材内に残された結果、成形され
る板材に尚、割れ出し、あるいは木肌の荒さをも
たらしたものである。特に、かゝる従前の木質板
に於いては、使用素材に於ける木酸の除去が何等
なされず、通例接着剤による加熱、押固めをなし
たことより成形板材に於けるPHは、通例の木材に
於けるより以上に酸性に傾いたものである。
本発明に係る成形木質板は、かゝる従前木質板
に於ける不都合に鑑み特に開発されたものであつ
て、木材その他のセルロース系の素材を尿素系樹
脂液の付着含侵せしめ、次いで該加工素材を100
℃〜250℃の温域内において乾燥、破砕してこれ
を60メツシユ以上の微削細粉末状とした状態で、
加圧一体とすることにより、セルロース系素材に
於けける個有の木酸を除去し、PH6〜7の中性状
態になすと共に、微細粉末状の骨材間に於ける微
細な繊維破断面に於いて相互に密着し、且つ溶出
されるリグニンをもつて一体としたものである。
に於ける不都合に鑑み特に開発されたものであつ
て、木材その他のセルロース系の素材を尿素系樹
脂液の付着含侵せしめ、次いで該加工素材を100
℃〜250℃の温域内において乾燥、破砕してこれ
を60メツシユ以上の微削細粉末状とした状態で、
加圧一体とすることにより、セルロース系素材に
於けける個有の木酸を除去し、PH6〜7の中性状
態になすと共に、微細粉末状の骨材間に於ける微
細な繊維破断面に於いて相互に密着し、且つ溶出
されるリグニンをもつて一体としたものである。
この結果、板材を組成する骨材が特に微細なも
のとされ、木材等に於ける繊維素その他の組成物
の変化を伴う成形板材の反出し、歪出しが効果的
に防止されると共に木目が緻密なものとされ、組
成物相互間よりする割出し、欠出しを無くし、
又、切断面あるいは切削面に於ける木質感を良好
としたものである。
のとされ、木材等に於ける繊維素その他の組成物
の変化を伴う成形板材の反出し、歪出しが効果的
に防止されると共に木目が緻密なものとされ、組
成物相互間よりする割出し、欠出しを無くし、
又、切断面あるいは切削面に於ける木質感を良好
としたものである。
更に、板材の成形に於いて、原則的に接着剤の
使用をなさず、微粉骨材相互間に於ける溶出リグ
ニンによる接着と破断面に生ずる繊維状物の絡付
きとしたことにより、組成並びに特性面に於い
て、より自然な木質材に近い板材とされたもので
ある。
使用をなさず、微粉骨材相互間に於ける溶出リグ
ニンによる接着と破断面に生ずる繊維状物の絡付
きとしたことにより、組成並びに特性面に於い
て、より自然な木質材に近い板材とされたもので
ある。
更に、成形される板寺材に於けるPHが概ね6〜
7の中性に位置づけられたことにより、酸化腐蝕
を嫌う各種の金属類との組付け使用を可能になす
と共に、PH移動を嫌う各種実験試料の管理部材と
して、あるいは実験材料としての使用を可能とし
たものである。
7の中性に位置づけられたことにより、酸化腐蝕
を嫌う各種の金属類との組付け使用を可能になす
と共に、PH移動を嫌う各種実験試料の管理部材と
して、あるいは実験材料としての使用を可能とし
たものである。
本発明に係る成形木質板の方法は、かゝる諸特
性の具体的な奏効を期すべく、特に、その構成の
要旨を破砕チツプ、パルプ、籾殻その他の適宜の
セルロース系素材に対し、該素材の含有水分量が
15Wt%以内となるように乾燥して、その繊維組
織の崩壊を誘起するようになすと共に、該加工素
材に対し尿素系樹脂液を添着含浸せしめ、次いで
該加工素材を100℃〜250℃の温域内に於いて乾
燥、破砕し、PH6〜PH7の中和微細粉を成形し、
該微細粉を加圧一体とした点に置いたものであ
る。又、本発明に於いては、かゝる構成要旨に付
随する以下の具体的な実施例は、これらの実施例
に伴う相当の他の方法による実施例が予定された
ものである。
性の具体的な奏効を期すべく、特に、その構成の
要旨を破砕チツプ、パルプ、籾殻その他の適宜の
セルロース系素材に対し、該素材の含有水分量が
15Wt%以内となるように乾燥して、その繊維組
織の崩壊を誘起するようになすと共に、該加工素
材に対し尿素系樹脂液を添着含浸せしめ、次いで
該加工素材を100℃〜250℃の温域内に於いて乾
燥、破砕し、PH6〜PH7の中和微細粉を成形し、
該微細粉を加圧一体とした点に置いたものであ
る。又、本発明に於いては、かゝる構成要旨に付
随する以下の具体的な実施例は、これらの実施例
に伴う相当の他の方法による実施例が予定された
ものである。
以下、本発明に係る典型的な成形木質板の成形
方法に関する実施例を順次説明する。
方法に関する実施例を順次説明する。
先ず用意されるべきセルロース系素材は破砕チ
ツプ材、パルプ材、籾殻あるいはバカス等であつ
て、これに乾燥処理、特に加熱乾燥処理を施して
素材の含有水分量が15Wt%以内となるように前
加工を施したものである。かゝる乾燥処理に伴つ
て、素材内の含有水分量が15Wt%以内となるに
従い急速に素材の構成繊維組織の破壊現象を誘起
し、大まかな繊維素の束又は塊状とされた破砕チ
ツプはもとより、パルプ材、籾殻に於けける繊維
素は確実に組成状態が破壊され、繊維素がバラバ
ラの状態とされたものである。
ツプ材、パルプ材、籾殻あるいはバカス等であつ
て、これに乾燥処理、特に加熱乾燥処理を施して
素材の含有水分量が15Wt%以内となるように前
加工を施したものである。かゝる乾燥処理に伴つ
て、素材内の含有水分量が15Wt%以内となるに
従い急速に素材の構成繊維組織の破壊現象を誘起
し、大まかな繊維素の束又は塊状とされた破砕チ
ツプはもとより、パルプ材、籾殻に於けける繊維
素は確実に組成状態が破壊され、繊維素がバラバ
ラの状態とされたものである。
かゝる乾燥し、且つ組織自体に崩壊現象を生じ
た素材に対しエマルジヨンタイプの尿素の樹脂液
を添着し、20〜30分間放置することにより、この
尿素系の樹脂液は充分に素材内に含浸されたもの
であり、通常そのPH値を5程度としたものであ
る。
た素材に対しエマルジヨンタイプの尿素の樹脂液
を添着し、20〜30分間放置することにより、この
尿素系の樹脂液は充分に素材内に含浸されたもの
であり、通常そのPH値を5程度としたものであ
る。
尚、この樹脂液に硬化剤として別途塩化アンモ
ニアないし塩酸の添加をなし、素材に於けるPH値
を更に中性方向に調整することが必要に応じて試
みられたものである。
ニアないし塩酸の添加をなし、素材に於けるPH値
を更に中性方向に調整することが必要に応じて試
みられたものである。
かくして、尿素系樹脂液の含浸された素材は、
次の工程に於いて100〜250℃の範囲内に於いて加
熱乾燥と、破砕粉粒化、特にビートの処理が施さ
れたものであり、含有水分量を3〜5O/Wt以内
とし、極力0O/Wtに近づけるようになすと共に
粒径60〜150メツシユ程度の微細な繊維状骨材と
したものである。
次の工程に於いて100〜250℃の範囲内に於いて加
熱乾燥と、破砕粉粒化、特にビートの処理が施さ
れたものであり、含有水分量を3〜5O/Wt以内
とし、極力0O/Wtに近づけるようになすと共に
粒径60〜150メツシユ程度の微細な繊維状骨材と
したものである。
かゝる加熱乾燥並びに破砕に於いて素材自体の
PHが6〜7範囲内のものとされ、概ね中性に調整
されたものである。
PHが6〜7範囲内のものとされ、概ね中性に調整
されたものである。
かくして、提供される組成骨材1は、それ自体
尿素系樹脂液の含浸された核部分1aを有すると
共に、破断面に繊維組織からなる微細な触手1b
〜1bを多数有したものであり、これを加圧した
場合、該触手1b〜1b相互が緊密に絡合つて一
体となると共に、核部分1aに於けるリグニンが
加圧時溶出して核部分1a相互の一体的な止着を
強めると共にこの核部分1aが加圧時の収縮の度
合を抑止し、加圧解放時に触手1bの絡付き部分
が弾発応力によつて解放することのないように機
能したものである。
尿素系樹脂液の含浸された核部分1aを有すると
共に、破断面に繊維組織からなる微細な触手1b
〜1bを多数有したものであり、これを加圧した
場合、該触手1b〜1b相互が緊密に絡合つて一
体となると共に、核部分1aに於けるリグニンが
加圧時溶出して核部分1a相互の一体的な止着を
強めると共にこの核部分1aが加圧時の収縮の度
合を抑止し、加圧解放時に触手1bの絡付き部分
が弾発応力によつて解放することのないように機
能したものである。
この結果、通例の木粉を単純に加圧一体とした
場合より以上に組成骨材相互の一体化が確実なも
のとされ、又比較的硬い板材の提供を可能とした
ものである。更に、ゝる絡みつき構成に於いて
は、成形板材が水を含んだ場合に於いても、骨材
1に於ける触手1b部分の膨潤に伴う絡み解放、
特に残存反発応力による解け戻しが少なく、所期
の強度の保持が約束されたものである。
場合より以上に組成骨材相互の一体化が確実なも
のとされ、又比較的硬い板材の提供を可能とした
ものである。更に、ゝる絡みつき構成に於いて
は、成形板材が水を含んだ場合に於いても、骨材
1に於ける触手1b部分の膨潤に伴う絡み解放、
特に残存反発応力による解け戻しが少なく、所期
の強度の保持が約束されたものである。
次いで骨材1に於ける吸水率が尿素系樹脂液の
含浸部分に於いて減じられ、通例の木材に於ける
に比し、耐湿、耐水性が極端に向上されると共に
耐腐朽性も特に良好とされたものである。
含浸部分に於いて減じられ、通例の木材に於ける
に比し、耐湿、耐水性が極端に向上されると共に
耐腐朽性も特に良好とされたものである。
又、骨材1自体の吸水率を一定の幅内に納めな
がらも骨材1相互を接着剤等によつて被包一体と
とする構成としなかつたことにより、成形された
板材自体に適度の吸湿機能が約束され、良好な肌
触り感を約束したものである。即ち、木材粉を破
砕した後、これを接着剤で押固めた場合、成形さ
れた板材の表面には木目部分の露出がなく、耐水
性が良好とされる反面吸湿特性が全面的に阻害さ
れたものである。これに対し、尿素樹脂の含浸し
た素材の破砕、粉粒化に於いては、微細な骨材周
面に、僅かづゝ木材粉部分が露呈し、これが適度
の吸湿機能を成形板材にもたらしたものである。
がらも骨材1相互を接着剤等によつて被包一体と
とする構成としなかつたことにより、成形された
板材自体に適度の吸湿機能が約束され、良好な肌
触り感を約束したものである。即ち、木材粉を破
砕した後、これを接着剤で押固めた場合、成形さ
れた板材の表面には木目部分の露出がなく、耐水
性が良好とされる反面吸湿特性が全面的に阻害さ
れたものである。これに対し、尿素樹脂の含浸し
た素材の破砕、粉粒化に於いては、微細な骨材周
面に、僅かづゝ木材粉部分が露呈し、これが適度
の吸湿機能を成形板材にもたらしたものである。
更に、叙上骨材1を使用した成形板材に於いて
は、成形された板材自体に於けるPHが概ね6〜7
の中性に位置づけられ、従前に於いては成形困難
とされた中性板材の提供を可能としたものであ
る。
は、成形された板材自体に於けるPHが概ね6〜7
の中性に位置づけられ、従前に於いては成形困難
とされた中性板材の提供を可能としたものであ
る。
この結果、耐水、断熱特性に富み、しかも適度
の吸湿性を有する中性板材の提供使用が可能とさ
れたものである。
の吸湿性を有する中性板材の提供使用が可能とさ
れたものである。
次いで、セルロース系素材の破砕、粉粒化に伴
つて、本来の素材が有していた乾湿あるいは温度
変化に伴う反出し、歪出しが確実に防止され、納
まりの良好な成形板材とされたものである。
つて、本来の素材が有していた乾湿あるいは温度
変化に伴う反出し、歪出しが確実に防止され、納
まりの良好な成形板材とされたものである。
尚、かゝる骨材1は、別途パーチクルボードの
成形工程に於いて代替し得るものとし、このパー
チクルボードの成形と、成形ボード表面のサンデ
イングとによつて、骨材1を成形し、これを加圧
一体とすることにより成形板材を作成することが
予定されたものである。
成形工程に於いて代替し得るものとし、このパー
チクルボードの成形と、成形ボード表面のサンデ
イングとによつて、骨材1を成形し、これを加圧
一体とすることにより成形板材を作成することが
予定されたものである。
又、骨材1の結合に於いて適宜必要な接着剤の
添加使用が予定されたものである。
添加使用が予定されたものである。
第1図は骨材1の破断端面図、第2図は成形板
材の要部拡大破断端面図である。 尚、図中1…骨材、1a…核部分、1b…触手
を示したものである。
材の要部拡大破断端面図である。 尚、図中1…骨材、1a…核部分、1b…触手
を示したものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 破砕チツプ、パルプ、籾殻その他の適宜のセ
ルロース系素材に対し、該素材の含有水分量が
15Wt%以内となるように乾燥して、その繊維組
織の崩壊を誘起するようになすと共に、該加工素
材に対し尿素系樹脂液を添着含浸せしめ、次いで
該加工素材を100℃〜250℃の温域内に於いて乾
燥、破砕して、微細粉を成形し、該微細粉を加圧
一体としたことを特徴とする成形木質板の成形方
法。 2 前記骨材粒径を60メツシユ以上の繊維状微細
粉としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載に係る成形木質板の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8067284A JPS60224506A (ja) | 1984-04-21 | 1984-04-21 | 成形木質板の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8067284A JPS60224506A (ja) | 1984-04-21 | 1984-04-21 | 成形木質板の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60224506A JPS60224506A (ja) | 1985-11-08 |
JPH0438562B2 true JPH0438562B2 (ja) | 1992-06-24 |
Family
ID=13724846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8067284A Granted JPS60224506A (ja) | 1984-04-21 | 1984-04-21 | 成形木質板の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60224506A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03292102A (ja) * | 1990-04-09 | 1991-12-24 | U G Kizai Kk | 木材チップを主材とする成型材料及びその製法 |
AU6230598A (en) | 1998-02-23 | 1999-09-06 | Masao Konishi | Molded article using waste plastics and waste paper as principal materials, and production method thereof |
CN104325535B (zh) * | 2014-10-24 | 2016-06-29 | 迪芬巴赫机械设备服务(北京)有限公司 | 一种定向结构刨花板生产方法及系统 |
-
1984
- 1984-04-21 JP JP8067284A patent/JPS60224506A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60224506A (ja) | 1985-11-08 |
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