JPH0438372Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、メニユーカード、プライスカード等
のカード類を表示する場合に用いるカードスタン
ドに関するものである。

(ロ) 従来技術 従来のカードスタンドは、第６図及び第７図に
示すように、透明アクリル樹脂等を逆Ｔ字形、Ｌ
字形に形成し、表示したいカード類を挿し込むも
のがほとんどであつた。このためカードの表示面
の角度が一定であり、自由にその角度を変えるこ
とは出来なかつた。

(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前述のように、従来のカードスタンドは表示し
たいカード類の表示面の角度が一定であり、変え
ることは出来なかつた。

本考案は、前記従来の技術の有する欠点に鑑み
てなされたもので、挾着しているカード類の表示
角度を自由に変えることが出来るカードスタンド
を実現することを目的とするものである。

(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、二個の磁石を吸着させたカード挾着
部と、このカード挾着部を吸着させる磁性体部を
有する台とから成ることを特徴とするカードスタ
ンドである。

(ホ) 作用 表示したいカードを二個の磁石から成るカード
挾着部で挾着し、このカード挾着部を台に磁力で
吸着させているので、挾着されたカードの表示角
度を変えたいときは、カード挾着部の台への吸着
位置を変えることで自由に変化させることが出来
る。

(ヘ) 実施例 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、本考案の一実施例の斜視図である。
図において、１はカード類を挾着するためのカー
ド挾着部で、断面をほぼ半円形に形成した二本の
磁石２，２をその平面同志で吸着させている。３
は台で、上部に断面がほぼ半円状の溝４を有し、
この溝４には内面に磁性体部５を設けている。溝
４の内寸はカード挾着部１の外径より大きくして
いる。６は本考案に挾着されたカードで、カード
挾着部１で下端部を挾着され、このカード挾着部
１が台３の溝４に吸着されている。第２図は、第
１図の側面図で、磁石２，２の極性をＮとＳの記
号で記した。磁石２，２は互いに異極同志で吸着
し合うことでカード６を挾着し、又カード挾着部
１全体が台３の磁性体部５に吸着されている。第
３図は、使用状態の側面図で、カード挾着部１の
台３への吸着位置をずらすことで挾着されたカー
ド６を傾けている。このようにカード挾着部１の
吸着位置をずらすことでカード６の表示角度を自
由に変化させることが出来る。第４図及び第５図
は、本考案の他の実施例を示す側面図で、第４図
に示すものは、台３を鉄等の磁性体で形成してい
る。第５図に示すものは、磁石２の形状を四半円
としている。

(ト) 考案の効果 本考案ではカード類を挾着しているカード挾着
部が磁性体の溝に磁力で吸着させられるため、そ
の傾きを自由に変えることが出来る。又、カード
類の交換も磁石で挟んでいるだけであるため容易
に出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す斜視図、第２
図はその側面図、第３図は使用状態を示す側面
図、第４図及び第５図は本考案の他の実施例を示
す側面図、第６図及び第７図は従来例を示す斜視
図である。 １……カード挾着部、２……磁石、３……台、
４……溝、５……磁性体部、６……カード。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 二個の磁石を吸着させたカード挾着部と、この
   カード挾着部を吸着させる磁性体部を有する台と
   から成ることを特徴とするカードスタンド。