JPH0437864Y2 - - Google Patents

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JPH0437864Y2
JPH0437864Y2 JP14883186U JP14883186U JPH0437864Y2 JP H0437864 Y2 JPH0437864 Y2 JP H0437864Y2 JP 14883186 U JP14883186 U JP 14883186U JP 14883186 U JP14883186 U JP 14883186U JP H0437864 Y2 JPH0437864 Y2 JP H0437864Y2
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JP
Japan
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pressure chamber
oxygen
valve side
piston
enriched air
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JP14883186U
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JPS6354421U (ja
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は酸素濃縮装置に係り、装置の小型
化・構造の簡素化を図り得て制御手段等を必要と
せずコストが低廉で運転音の静粛な酸素濃縮装置
に関する。
〔従来の技術〕
空気中の酸素濃度を高めて酸素富化空気を生成
する酸素濃縮装置としては、特開昭60−75754号
公報に開示のものがある。第3図に示す如く、こ
の公報に開示の酸素濃縮装置50は、特定の気体
を選択的に透過させる気体選択性透過体、例えば
酸素富化膜52を内蔵した生成筒54を2本設
け、圧縮器56から圧送される空気を5ポート弁
58により、先ず一の生成筒54に供給して酸素
富化空気を生成する一方、他方の生成筒54から
残留する窒素富化空気を放出させる。次いで、5
ポート弁58を切換えて、一の生成筒54から残
留する窒素富化空気を放出させる一方、他の生成
筒54に空気を供給して酸素富化空気を生成す
る。
なお、符号60は、放出される窒素富化空気の
消音器、62は生成される酸素富化空気のバツフ
アタンクで、酸素富化空気は2ポート弁64を介
して減圧弁66により所定圧に調整し、バクテリ
アフイルタ68によりバクテリアを除去して流量
計70で計量し、加湿器72により加湿した後、
例えば医療用に供給する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、このように酸素富化膜を内蔵した生
成筒を2本設け交互に空気を給排しているので、
装置が大型化し部品点数の増加により構造が複雑
になるとともに空気を交互に生成筒に給排するた
めに制御手段を必要とし、コストが高くなる不都
合があつた。また、高回転する圧縮器や空気の放
出により大きな騒音を発生する問題があり改善が
望まれた。
〔考案の目的〕
そこで、この考案の目的は、装置の小型化・構
造の簡素化を図り得て制御手段等を必要とせずコ
ストが低廉で運転音の静粛な酸素濃縮装置を実現
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するためにこの考案は、吸込弁
と送出弁とに連通し往復動するピストンにより拡
縮する圧力室を設け、この圧力室内を吸込弁側圧
力室と送出弁側圧力室とに区画して前記ピストン
の圧力室縮小方向動作により前記送出弁側圧力室
に酸素富化空気を生成すべく気体選択性透過体を
設け、前記吸込弁側圧力室には前記ピストンの圧
力室拡張方向動作により開口する排出口を設けた
ことを特徴とする。
〔作用〕
この考案の構成によれば、往復動するピストン
により拡縮する圧力室内を給気弁側圧力室と送出
弁側圧力室とに区画してピストンの圧力室縮小方
向動作により前記送出弁側圧力室に酸素富化空気
を生成すべく気体選択性透過体を設け、ピストン
の圧力室縮小方向動作により酸素富化空気を生成
する一方、ピストンの圧力室拡張方向動作により
吸込弁側圧力室の排出口を開口して送出弁側圧力
室内の残圧および流入する空気により気体選択性
透過体や圧力室に残留する窒素富化空気を放出す
るので、気体選択性透過体の容量を少くし得て小
型で構造が簡単である。また、膨張仕事をも回収
し得て、圧力室内で高圧を処理するので外部に騒
音が漏れにくい。
〔実施例〕
次にこの考案の実施例を図に基づいて詳細に説
明する。
第1,2図は、この考案の実施例を示すもので
ある。図において、2は酸素濃縮装置で、2サイ
クル内燃機関の如き構造を有している。この酸素
濃縮装置2は、吸込弁4と送出弁6とに連通する
圧力室8にピストン10を内蔵している。ピスト
ン10は、モータ12により回転されるクランク
軸14にクランク16を介して連繋されており、
クランク16により往復動されて圧力室8を拡縮
する。なお、この圧力室8の圧縮比は、略2.5程
度とする。また、回転数は、100rpmとする。
圧力室8内には、気体選択性透過体たる酸素富
化膜18を設けている。酸素富化膜18は、窒素
の透過を抑制して酸素をより多く透過させる構造
を有している。この酸素富化膜18は、圧力室8
内を吸入弁側圧力室8sと送出弁側圧力室8dと
に区画して、ピストン10の圧力室縮小方向動作
により送出弁側圧力室8dに酸素富化空気が生成
するように設けている。
前記吸込弁側圧力室8sには、ピストン10の
圧力室拡張方向動作により開口する排出口20を
設けている。この排出口20は、ピストン10が
圧力室拡張方向動作により下死点近傍まで移動す
ると開口し、下死点を通過しピストン10が圧力
室縮小方向動作すると所定角で閉鎖される。
また、前記ピストン10が圧力室縮小方向動作
すると、空気はフイルタ22を介し吸込弁4を押
開けてクランク室24に流入するとともに、クラ
ンク室24と吸込弁側圧力室8sとを連通する給
気通路26の給気口28を閉鎖して吸込弁側圧力
室8sを圧縮する。一方、前記ピストン10が圧
力室拡張方向動作すると、クランク室24の圧力
が強まつて吸込弁4を閉じるとともに、クランク
室24内の空気は給気通路26を通り給気口28
から吸込弁側圧力室8sに流入する。このとき、
排出口20が開口して残留する窒素富化空気を放
出する。
なお、符号30は、放出される窒素富化空気の
消音器、32は生成される酸素富化空気のバツフ
アタンクで、酸素富化空気は2ポート弁34を介
して減圧弁36により所定圧に調整し、バクテリ
アフイルタ38によりバクテリアを除去し流量計
40で計量し、加湿器42により加湿した後、例
えば医療用に供給する。
次に作用を説明する。
モータ12を回転させると、ピストン2はクラ
ンク16により往復動されて圧力室8を拡縮す
る。
ピストン20が圧力室縮小方向動作すると、空
気はフイルタ22を介して吸込弁4を押開け、ク
ランク室24に流入する。また、給気通路26の
給気口28が閉鎖されて吸込弁側圧力室8sが圧
縮され、酸素富化膜18により送出弁側圧力室8
dに酸素富化空気が生成される。この酸素富化空
気は、送出弁6を押開けて酸素バツフアタンク3
2内に流入する。酸素バツフアタンク32内の酸
素富化空気は、例えば第2図の如く、2ポート弁
34、減圧弁36、バクテリアフイルタ38、流
量計40、加湿器42を通過させて、医療用とし
て供給する。
ピストン10が圧力室拡張方向動作すると、ク
ランク室24の圧力が強まつて吸込弁4を閉じる
とともに、クランク室24の空気が給気口28か
ら吸込弁側圧力室8sに流入する。このとき、吸
込弁側圧力室8sの圧力が弱まつて送出弁側圧力
室8dの残圧により酸素富化膜18に残留する窒
素富化空気は吸込弁側圧力室8sに放出され、ま
た、排出口20が開口するのでこの窒素富化空気
は給気口28から流入する空気により吸込弁側圧
力室8sに残留する窒素富化空気とともに排出口
20から放出される。放出された窒素富化空気
は、消音器30により消音されて大気に排出され
る。
この繰返しにより、順次に酸素富化空気を生成
し、窒素富化空気を排出する。
このように、往復するピストンにより拡縮する
圧力室内に設けた酸素富化膜によつて、ピストン
の圧力室縮小方向動作により送出弁側圧力室に酸
素富化空気を生成する一方、ピストンの圧力室拡
張方向動作により酸素富化膜および吸込弁側圧力
室に残留する窒素富化空気を放出するので、少な
い容量の酸素富化膜により酸素富化空気を生成し
得て、装置の小型化、構造の簡素化を果すことが
できる。また、圧力室の膨張時には窒素富化空気
を放出させるので、膨張仕事をも回収し得て効率
を向上させることができ、圧力室内で処理するの
で、外部に騒音が漏れることもなく静粛である。
〔考案の効果〕
このように、この考案の構成によれば、往復す
るピストンにより拡縮する圧力室内に設けた気体
選択性透過体によつて、ピストンの圧力室縮小方
向動作により送出弁側圧力室に酸素富化空気を生
成する一方、ピストンの圧力室拡張方向動作によ
り気体選択性透過体および吸込弁側圧力室に残留
する窒素富化空気を放出するので、少ない容量の
気体選択性透過体により酸素富化空気を生成する
ことができ、従来の如く制御手段等を要せず、小
型化・構造の簡素化を果すことができ、コストを
低廉とし得る。また、圧力室の膨張時には窒素富
化空気を放出させるので、膨張仕事を回収し得て
効率を向上させることができ、圧力室内で高圧を
処理するので、外部に騒音が漏れにくく静粛であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1,2図はこの考案の実施例を示し、第1図
は装置の概略断面図、第2図は医療用に適用した
場合の概略説明図である。第3図は従来例の医療
用に適用した場合の概略説明図である。 図において、2は酸素濃縮装置、4は吸込弁、
6は送出弁、8は圧力室、8sは吸込弁側圧力
室、8dは送出弁側圧力室、10はピストン、1
8は酸素富化膜、20は排出口、24はクランク
室、26は給気通路、28は給気口、30は消音
器、32は酸素バツフアタンクである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸込弁と送出弁とに連通し往復動するピストン
    により拡縮する圧力室を設け、この圧力室内を吸
    込弁側圧力室と送出弁側圧力室とに区画して前記
    ピストンの圧力室縮小方向動作により前記送出弁
    側圧力室に酸素富化空気を生成すべく気体選択性
    透過体を設け、前記吸込弁側圧力室には前記ピス
    トンの圧力室拡張方向動作により開口する排出口
    を設けたことを特徴とする酸素濃縮装置。
JP14883186U 1986-09-30 1986-09-30 Expired JPH0437864Y2 (ja)

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JP14883186U JPH0437864Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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JP14883186U JPH0437864Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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Publication Number Publication Date
JPS6354421U JPS6354421U (ja) 1988-04-12
JPH0437864Y2 true JPH0437864Y2 (ja) 1992-09-04

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