JPH04369797A - 火災発信機 - Google Patents
火災発信機Info
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- JPH04369797A JPH04369797A JP18278291A JP18278291A JPH04369797A JP H04369797 A JPH04369797 A JP H04369797A JP 18278291 A JP18278291 A JP 18278291A JP 18278291 A JP18278291 A JP 18278291A JP H04369797 A JPH04369797 A JP H04369797A
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Landscapes
- Push-Button Switches (AREA)
- Fire Alarms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送路を介して受信機
に接続され、スイッチの押圧操作により警報信号を受信
機を送出して警報させる火災発信機に関する。
に接続され、スイッチの押圧操作により警報信号を受信
機を送出して警報させる火災発信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、警戒区域の壁面等に設置され、火
災発生時にスイッチボタンを押し込むと火災信号を受信
機に送出して火災警報を行わせる火災発信機にあっては
、火災発信機の略中央の押込み穴に、ベアリングと押え
バネによって透明な押圧保護プレートを支持しており、
火災時に指で押圧保護プレートを強く押し込むと、押圧
保護プレートが押し込まれて内蔵したスイッチをオンし
、受信機に火災検出信号を送出する。スイッチはロック
機能を備えており、押圧保護プレートの押圧を受けてス
イッチノブが押し込まれるとオン状態を維持する。 スイッチをオンさせた後、押圧保護プレートはフリー状
態となり、初期状態への復旧は、表カバーを外して押圧
保護プレートをベアリングによる初期位置に嵌め戻し、
且つオン状態にあるスイッチノブを引き出してスイッチ
をオフ状態に戻す。
災発生時にスイッチボタンを押し込むと火災信号を受信
機に送出して火災警報を行わせる火災発信機にあっては
、火災発信機の略中央の押込み穴に、ベアリングと押え
バネによって透明な押圧保護プレートを支持しており、
火災時に指で押圧保護プレートを強く押し込むと、押圧
保護プレートが押し込まれて内蔵したスイッチをオンし
、受信機に火災検出信号を送出する。スイッチはロック
機能を備えており、押圧保護プレートの押圧を受けてス
イッチノブが押し込まれるとオン状態を維持する。 スイッチをオンさせた後、押圧保護プレートはフリー状
態となり、初期状態への復旧は、表カバーを外して押圧
保護プレートをベアリングによる初期位置に嵌め戻し、
且つオン状態にあるスイッチノブを引き出してスイッチ
をオフ状態に戻す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の火災発信機にあっては、発信機の操作後に押
圧保護プレートを初期状態に戻すために表カバーを外さ
なければならず、表カバーを外した際に内部に落ち込ん
でいた押圧保護プレートが落下して傷が付いたり紛失し
てしまう問題がある。またカバーを開いて押圧保護プレ
ートを初期位置に戻し、且つスイッチノブを引き出して
スイッチオフとしなければならないために復旧操作が煩
雑になる問題があった。
うな従来の火災発信機にあっては、発信機の操作後に押
圧保護プレートを初期状態に戻すために表カバーを外さ
なければならず、表カバーを外した際に内部に落ち込ん
でいた押圧保護プレートが落下して傷が付いたり紛失し
てしまう問題がある。またカバーを開いて押圧保護プレ
ートを初期位置に戻し、且つスイッチノブを引き出して
スイッチオフとしなければならないために復旧操作が煩
雑になる問題があった。
【0004】このような問題を解決するためには、復旧
操作が不要な復帰バネを内蔵したノンロックタイプのス
イッチを使用することが考えられる。しかし、ノンロッ
クタイプのスイッチを使用した場合には、押圧保護板を
初期位置とスイッチオン位置の2箇所で位置決めロック
しなければならず、しかもスイッチオン位置での押圧保
護板のロックは何らかの操作により解除して初期位置に
復帰できるようにしなければならず、機構構造が相当複
雑になる問題があった。
操作が不要な復帰バネを内蔵したノンロックタイプのス
イッチを使用することが考えられる。しかし、ノンロッ
クタイプのスイッチを使用した場合には、押圧保護板を
初期位置とスイッチオン位置の2箇所で位置決めロック
しなければならず、しかもスイッチオン位置での押圧保
護板のロックは何らかの操作により解除して初期位置に
復帰できるようにしなければならず、機構構造が相当複
雑になる問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、ノンロックタイプのスイッチを使用
しても簡潔な構造で押圧保護板の初期位置及びスイッチ
オン位置でのロックと復帰のためにスイッチオン位置で
のロック解除を可能とする火災発信機を提供することを
目的とする。
てなされたもので、ノンロックタイプのスイッチを使用
しても簡潔な構造で押圧保護板の初期位置及びスイッチ
オン位置でのロックと復帰のためにスイッチオン位置で
のロック解除を可能とする火災発信機を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の火災発信機は次のように構成する。尚、実施例
図面中の符号を合せて示す。まず本発明は、伝送路を介
して受信機に接続され、スイッチ部位の押圧操作により
警報信号を受信機に送出して警報させる火災発信機を対
象とする。
本発明の火災発信機は次のように構成する。尚、実施例
図面中の符号を合せて示す。まず本発明は、伝送路を介
して受信機に接続され、スイッチ部位の押圧操作により
警報信号を受信機に送出して警報させる火災発信機を対
象とする。
【0007】このような火災発信機につき本発明にあっ
ては、本体10の内部に形成されたスイッチ収納部12
に設けられたオンオフ接点を有するノンロックタイプの
スイッチ手段14と、本体10の前部を覆う略中央に押
圧穴18を開口した表カバー16と、表カバー16の押
圧穴18の背後に設けられスイッチ手段14を保護する
と共に押圧により移動してスイッチ手段14をオンする
押圧保護板20と、押圧保護板20を初期位置に復帰さ
せる復帰用のコイルバネ22と、押圧保護板20の少な
くとも3箇所、例えば4箇所に設けられたガイド片24
−1〜24−4と、カイド片24−1〜24−4に対応
した本体10のスイッチ収納部12に設けられ、押込み
を受けた押圧保護板20が初期状態の姿勢を維持したま
ま押し込まれるようにガイド片24−1〜24−4を案
内するガイド部26−1〜26−4と、押圧により移動
された押圧保護板20をスイッチ手段14のオン位置に
少なくとも2点でロックすると共に、外部操作によりロ
ックを解除されて押圧保護板20をコイルバネ22の力
で初期位置に復帰させるロック機構とを有する。
ては、本体10の内部に形成されたスイッチ収納部12
に設けられたオンオフ接点を有するノンロックタイプの
スイッチ手段14と、本体10の前部を覆う略中央に押
圧穴18を開口した表カバー16と、表カバー16の押
圧穴18の背後に設けられスイッチ手段14を保護する
と共に押圧により移動してスイッチ手段14をオンする
押圧保護板20と、押圧保護板20を初期位置に復帰さ
せる復帰用のコイルバネ22と、押圧保護板20の少な
くとも3箇所、例えば4箇所に設けられたガイド片24
−1〜24−4と、カイド片24−1〜24−4に対応
した本体10のスイッチ収納部12に設けられ、押込み
を受けた押圧保護板20が初期状態の姿勢を維持したま
ま押し込まれるようにガイド片24−1〜24−4を案
内するガイド部26−1〜26−4と、押圧により移動
された押圧保護板20をスイッチ手段14のオン位置に
少なくとも2点でロックすると共に、外部操作によりロ
ックを解除されて押圧保護板20をコイルバネ22の力
で初期位置に復帰させるロック機構とを有する。
【0008】このロック機構は、押圧保護板20に一体
に設けられ初期位置に係止するための第1ロック溝42
とスイッチオン位置に係止するための第2ロック溝44
を備えたロック片42−1,42−2と、下向きに開い
た略U字形状を持ち両端バネ部28aを押圧保護板20
の初期位置で第1ロック溝42に嵌着すると共に押圧保
護板20を押し込んだ状態で第2ロック溝44に嵌着し
、更に頭頂部28bの押し下げによる両端バネ部28a
の開きでロックを解除するバネ部材28と、バネ部材2
8の頭頂部28aを外部から押下げ可能な表カバー16
に開口した操作口とを備えたことを特徴とする。
に設けられ初期位置に係止するための第1ロック溝42
とスイッチオン位置に係止するための第2ロック溝44
を備えたロック片42−1,42−2と、下向きに開い
た略U字形状を持ち両端バネ部28aを押圧保護板20
の初期位置で第1ロック溝42に嵌着すると共に押圧保
護板20を押し込んだ状態で第2ロック溝44に嵌着し
、更に頭頂部28bの押し下げによる両端バネ部28a
の開きでロックを解除するバネ部材28と、バネ部材2
8の頭頂部28aを外部から押下げ可能な表カバー16
に開口した操作口とを備えたことを特徴とする。
【0009】ここでロック機構100に設けるロック解
除用の操作口としては、本体10に設けた受信機との通
話が可能な電話ジャックを収納した電話ジャック収納部
に対応して前記表カバーに設けた開閉自在な扉を備えた
電話器プラグ差込口を兼用する。またバネ部材28は、
フッ素樹脂系又は二硫化モリブデン系の固定被膜潤滑剤
を塗布して熱硬化させた被膜を備える。
除用の操作口としては、本体10に設けた受信機との通
話が可能な電話ジャックを収納した電話ジャック収納部
に対応して前記表カバーに設けた開閉自在な扉を備えた
電話器プラグ差込口を兼用する。またバネ部材28は、
フッ素樹脂系又は二硫化モリブデン系の固定被膜潤滑剤
を塗布して熱硬化させた被膜を備える。
【0010】
【作用】このような構成を備えた本発明の火災発信機に
よれば次の作用が得られる。押圧保護板は初期位置(ス
イッチオフ位置)で押圧を受けると、その姿勢を維持し
たまま押し込み移動されてスイッチ手段をオンするスイ
ッチオン位置に移動し、スイッチオン位置でロックされ
て押し込み状態を維持する。押込み後の解除操作は、表
カバーに設けている電話器プラグ差込用の扉を開き、内
部に見えるバネ部材の頭頂部を下側に押し込む操作を行
うと、押圧保護板のロックが解除され、内蔵したコイル
バネの力で押圧保護板は初期位置に自動復帰する。また
スイッチ手段もノンロックタイプであることから押圧保
護板の復帰に伴ってオフ状態に戻る。従って、表カバー
を外すことなく一旦操作した火災発信機を初期状態に簡
単且つ容易に復旧させることができる。また機構構造も
スイッチ、コイルバネ、押圧保護板、ロック及びロック
解除を兼ねたバネ部材という最小限の部材で済み、初期
状態でのロック、押し込み位置でのロック及び押込み位
置でのロック解除を簡単な構造で実現できる。またスイ
ッチオン位置でのロック解除は、下向きに開いた略U字
形状のバネ部材の頭頂部を下側に押し込んで両端を開か
せることから、比較的軽い力を加えることで確実にロッ
ク解除でき、操作性がよい。
よれば次の作用が得られる。押圧保護板は初期位置(ス
イッチオフ位置)で押圧を受けると、その姿勢を維持し
たまま押し込み移動されてスイッチ手段をオンするスイ
ッチオン位置に移動し、スイッチオン位置でロックされ
て押し込み状態を維持する。押込み後の解除操作は、表
カバーに設けている電話器プラグ差込用の扉を開き、内
部に見えるバネ部材の頭頂部を下側に押し込む操作を行
うと、押圧保護板のロックが解除され、内蔵したコイル
バネの力で押圧保護板は初期位置に自動復帰する。また
スイッチ手段もノンロックタイプであることから押圧保
護板の復帰に伴ってオフ状態に戻る。従って、表カバー
を外すことなく一旦操作した火災発信機を初期状態に簡
単且つ容易に復旧させることができる。また機構構造も
スイッチ、コイルバネ、押圧保護板、ロック及びロック
解除を兼ねたバネ部材という最小限の部材で済み、初期
状態でのロック、押し込み位置でのロック及び押込み位
置でのロック解除を簡単な構造で実現できる。またスイ
ッチオン位置でのロック解除は、下向きに開いた略U字
形状のバネ部材の頭頂部を下側に押し込んで両端を開か
せることから、比較的軽い力を加えることで確実にロッ
ク解除でき、操作性がよい。
【0011】またバネ部材28にフッ素樹脂系又は二硫
化モリブデン系の固定被膜潤滑剤を塗布して熱硬化させ
た被膜を設けたことで、消防法で規定された押し釦スイ
ッチを1000回繰り返し試験を行った後も、2〜8K
gの操作力を維持できるという規格を十分に満足するこ
とができる。
化モリブデン系の固定被膜潤滑剤を塗布して熱硬化させ
た被膜を設けたことで、消防法で規定された押し釦スイ
ッチを1000回繰り返し試験を行った後も、2〜8K
gの操作力を維持できるという規格を十分に満足するこ
とができる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示した断面構成図
であり、第2図にその正面図を示す。図1において、1
0は火災発信機の本体であり、本体10の中央の裏側に
一体にスイッチ収納部12が形成され、スイッチ収納部
12の中にスイッチ14を組込んでいる。具体的にはス
イッチ14は裏側に装着されるプリント基板30に実装
される。プリント基板30の外側には裏カバー32が装
着される。
であり、第2図にその正面図を示す。図1において、1
0は火災発信機の本体であり、本体10の中央の裏側に
一体にスイッチ収納部12が形成され、スイッチ収納部
12の中にスイッチ14を組込んでいる。具体的にはス
イッチ14は裏側に装着されるプリント基板30に実装
される。プリント基板30の外側には裏カバー32が装
着される。
【0013】スイッチ14はスイッチノブ34を備え、
スイッチ14の内部に復帰用のバネを内蔵した、所謂ノ
ンロックタイプのスイッチ構造を備える。即ち、スイッ
チノブ34を規定量を押込むと内蔵したスイッチ接点が
オフからオンに切替わり、スイッチノブ34を離せば内
蔵したバネの力で初期位置、即ちスイッチオフ位置にノ
ブ34が復旧する。
スイッチ14の内部に復帰用のバネを内蔵した、所謂ノ
ンロックタイプのスイッチ構造を備える。即ち、スイッ
チノブ34を規定量を押込むと内蔵したスイッチ接点が
オフからオンに切替わり、スイッチノブ34を離せば内
蔵したバネの力で初期位置、即ちスイッチオフ位置にノ
ブ34が復旧する。
【0014】更に本体10のスイッチ収納部12内には
スイッチ14のオンによる火災信号の送信で受信機で警
報が行われた際に点灯する確認用のLED37と、受信
機との間での電話連絡を可能とする電話器プラグ差込み
用の電話ジャックを収納した電話ジャック収納部36が
併せて設けられる。本体10の前部には表カバー16が
装着され、表カバー16には図2の正面図から明らかな
ように略中央に押圧穴18を開口している。押圧穴18
の背後には押圧保護板20が配置され、押圧保護板20
とスイッチ14との間にはノブ34と同軸に復帰用のコ
イルバネ22が組込まれ、コイルバネ22の力で押圧保
護板20を押圧穴18の背後に押付ける初期位置(スイ
ッチオフ位置)に支持している。押圧保護板20の表面
には図2に示すようにスイッチ操作を知らせるための表
示「強く押す」が描かれている。
スイッチ14のオンによる火災信号の送信で受信機で警
報が行われた際に点灯する確認用のLED37と、受信
機との間での電話連絡を可能とする電話器プラグ差込み
用の電話ジャックを収納した電話ジャック収納部36が
併せて設けられる。本体10の前部には表カバー16が
装着され、表カバー16には図2の正面図から明らかな
ように略中央に押圧穴18を開口している。押圧穴18
の背後には押圧保護板20が配置され、押圧保護板20
とスイッチ14との間にはノブ34と同軸に復帰用のコ
イルバネ22が組込まれ、コイルバネ22の力で押圧保
護板20を押圧穴18の背後に押付ける初期位置(スイ
ッチオフ位置)に支持している。押圧保護板20の表面
には図2に示すようにスイッチ操作を知らせるための表
示「強く押す」が描かれている。
【0015】本体10の電話ジャック収納部36に相対
した表カバー16の位置には開閉自在な表示扉38が設
けられた電話器プラグ差込口50が開口され、表示扉3
8には「火災報知機」の名称に併せて電話連絡の際の操
作「電話 引く」が描かれている。図3は図1の実施例
の組立分解図である。
した表カバー16の位置には開閉自在な表示扉38が設
けられた電話器プラグ差込口50が開口され、表示扉3
8には「火災報知機」の名称に併せて電話連絡の際の操
作「電話 引く」が描かれている。図3は図1の実施例
の組立分解図である。
【0016】図3において、本発明の火災発信機は本体
10と表カバー16に大別される。本体10のスイッチ
収納部12にはノンロックタイプのスイッチ14が組込
まれ、具体的には裏側のプリント基板30にスイッチ1
4をハンダ付けにより実装し、プリント基板30を本体
10の裏面側に固定することで組付けられる。プリント
基板30には確認用のLED37、複数の端子金具35
、更に不図示の電話ジャックが実装され、プリント基板
30を本体10に取付けた後、裏カバー32の装着で閉
鎖される。
10と表カバー16に大別される。本体10のスイッチ
収納部12にはノンロックタイプのスイッチ14が組込
まれ、具体的には裏側のプリント基板30にスイッチ1
4をハンダ付けにより実装し、プリント基板30を本体
10の裏面側に固定することで組付けられる。プリント
基板30には確認用のLED37、複数の端子金具35
、更に不図示の電話ジャックが実装され、プリント基板
30を本体10に取付けた後、裏カバー32の装着で閉
鎖される。
【0017】本体10のスイッチ収納部12に組込まれ
たスイッチ14と、表カバー16の押圧穴18の背後に
位置する押圧保護板20との間には復帰用のコイルバネ
22が介在される。押圧保護板20の4ケ所には後方に
延在して4つのガイド片24−1〜24−4が一体に形
成される。押圧保護板20に形成された4つのガイド片
24−1〜24−4の状態は押圧保護板20を取出して
示した図4、図5、図6及び図7から明らかである。こ
こで図4は押圧保護板20の正面図、図5は側面図、図
6は背面図、図7は下側から見た平面図を示す。
たスイッチ14と、表カバー16の押圧穴18の背後に
位置する押圧保護板20との間には復帰用のコイルバネ
22が介在される。押圧保護板20の4ケ所には後方に
延在して4つのガイド片24−1〜24−4が一体に形
成される。押圧保護板20に形成された4つのガイド片
24−1〜24−4の状態は押圧保護板20を取出して
示した図4、図5、図6及び図7から明らかである。こ
こで図4は押圧保護板20の正面図、図5は側面図、図
6は背面図、図7は下側から見た平面図を示す。
【0018】再び図3を参照するに、押圧保護板20の
4ケ所に形成したガイド片24−1〜24−4に対応し
て本体10のスイッチ収納部12の開口部側の4ケ所に
はL字型のアングル形状を持つガイド部26−1〜26
−4が設けられる。押圧保護板20のガイド片24−1
〜24−4は、本体10のスイッチ収納部12に設けた
4つのガイド部26−1〜26−4に沿って押圧保護板
20を押込移動し、その結果、表カバー16の押圧穴1
8からの押込みに対し押圧保護板20は初期状態での姿
勢を保ったまま押込移動される。
4ケ所に形成したガイド片24−1〜24−4に対応し
て本体10のスイッチ収納部12の開口部側の4ケ所に
はL字型のアングル形状を持つガイド部26−1〜26
−4が設けられる。押圧保護板20のガイド片24−1
〜24−4は、本体10のスイッチ収納部12に設けた
4つのガイド部26−1〜26−4に沿って押圧保護板
20を押込移動し、その結果、表カバー16の押圧穴1
8からの押込みに対し押圧保護板20は初期状態での姿
勢を保ったまま押込移動される。
【0019】更に押圧保護板20の2ケ所にはロック片
42−1,42−2が形成される。ロック片42−1,
42−2は押圧保護板20を下側から見た平面図で示す
図7から明らかなように、ロックバネ28に嵌着して押
圧保護板20を初期位置に保持するための第1ロック溝
42と、同じくロックバネ28に嵌着して押圧保護板2
0を押込状態でのスイッチオン位置に保持する第2ロッ
ク溝44を設けている。
42−1,42−2が形成される。ロック片42−1,
42−2は押圧保護板20を下側から見た平面図で示す
図7から明らかなように、ロックバネ28に嵌着して押
圧保護板20を初期位置に保持するための第1ロック溝
42と、同じくロックバネ28に嵌着して押圧保護板2
0を押込状態でのスイッチオン位置に保持する第2ロッ
ク溝44を設けている。
【0020】再び図3を参照するに、押圧保護板20を
初期位置及びスイッチオン位置の2ケ所で保持するため
ロックバネ28が使用される。ロックバネ28は図11
に取出して示すように下側に開いた略U字型形状を持っ
ている。ロックバネ28は本体10のスイッチ収納部1
2の外側に28´に示すように装着され、ロックバネ2
8の両端のバネ部28aを本体10のスイッチ収納部1
2の開口部に形成したバネ押え54の溝に嵌め入れて支
持している。即ち、本体10に対するロックバネ28の
装着状態は図11に示すようになり、ロックバネ28は
両端のバネ部28aを内側に変形させるバネ力を持って
いるため、本体10のスイッチ収納部12の開口部上側
に形成したガイド部26−1,26−2の外側に係着す
る。またロックバネ28の頭頂部28bは図3から明ら
かなように前方に突出するように折曲げられている。
初期位置及びスイッチオン位置の2ケ所で保持するため
ロックバネ28が使用される。ロックバネ28は図11
に取出して示すように下側に開いた略U字型形状を持っ
ている。ロックバネ28は本体10のスイッチ収納部1
2の外側に28´に示すように装着され、ロックバネ2
8の両端のバネ部28aを本体10のスイッチ収納部1
2の開口部に形成したバネ押え54の溝に嵌め入れて支
持している。即ち、本体10に対するロックバネ28の
装着状態は図11に示すようになり、ロックバネ28は
両端のバネ部28aを内側に変形させるバネ力を持って
いるため、本体10のスイッチ収納部12の開口部上側
に形成したガイド部26−1,26−2の外側に係着す
る。またロックバネ28の頭頂部28bは図3から明ら
かなように前方に突出するように折曲げられている。
【0021】表カバー16はビス52により本体10に
固着され、本体10の電話ジャック収納部36(図1参
照)に相対した位置に矩形の電話器用プラグ差込口50
を開口しており、このプラグ差込口50には表示扉38
が開閉自在に装着される。プラグ差込口50の中央には
本体10に28´に示すように組付けたロックバネ28
の頭頂部28bが見え、プラグ差込口50から指先を入
れてロックバネ28の頭頂部28bを下側に押込みでき
るようにしている。
固着され、本体10の電話ジャック収納部36(図1参
照)に相対した位置に矩形の電話器用プラグ差込口50
を開口しており、このプラグ差込口50には表示扉38
が開閉自在に装着される。プラグ差込口50の中央には
本体10に28´に示すように組付けたロックバネ28
の頭頂部28bが見え、プラグ差込口50から指先を入
れてロックバネ28の頭頂部28bを下側に押込みでき
るようにしている。
【0022】次に本発明の火災発信機のスイッチ押込操
作及び押込後の復旧操作を説明する。図8は初期状態に
おける押圧保護板20とスイッチ14の部分を取出して
示したもので、コイルスプリング22の力により押圧保
護板20は表カバー16の押圧穴18の背後に押付けら
れた初期位置にあり、スイッチ14のノブ34は内蔵バ
ネにより図示のように押出されて押圧保護板20に当接
してスイッチオフ状態となっている。
作及び押込後の復旧操作を説明する。図8は初期状態に
おける押圧保護板20とスイッチ14の部分を取出して
示したもので、コイルスプリング22の力により押圧保
護板20は表カバー16の押圧穴18の背後に押付けら
れた初期位置にあり、スイッチ14のノブ34は内蔵バ
ネにより図示のように押出されて押圧保護板20に当接
してスイッチオフ状態となっている。
【0023】同時に押圧保護板20に形成したロック片
42−1,42−2の第1ロック溝42に本体10側に
組付けたロックバネ28の両端のバネ部28aが嵌着し
、押圧保護板20を初期位置に保持している。この図8
の初期位置にある押圧保護板20を表カバー16の押圧
穴18を介して指先等で強く押込むと、第9図に示すス
イッチオン状態に切替わる。即ち、押圧保護板20はコ
イルバネ22を圧縮しながら押込まれ、ロックバネ28
の両端のバネ部28aは押圧保護板20の押込力を受け
て外側に広がることで第1ロック溝42から外れ、スイ
ッチ14を保護するノブ34の押込みで図示のように第
2ロック溝44にロックバネ28のバネ部28aが嵌着
し、押圧保護板20をスイッチオン位置に保持する。
42−1,42−2の第1ロック溝42に本体10側に
組付けたロックバネ28の両端のバネ部28aが嵌着し
、押圧保護板20を初期位置に保持している。この図8
の初期位置にある押圧保護板20を表カバー16の押圧
穴18を介して指先等で強く押込むと、第9図に示すス
イッチオン状態に切替わる。即ち、押圧保護板20はコ
イルバネ22を圧縮しながら押込まれ、ロックバネ28
の両端のバネ部28aは押圧保護板20の押込力を受け
て外側に広がることで第1ロック溝42から外れ、スイ
ッチ14を保護するノブ34の押込みで図示のように第
2ロック溝44にロックバネ28のバネ部28aが嵌着
し、押圧保護板20をスイッチオン位置に保持する。
【0024】また、図8の初期位置から図9のスイッチ
オン位置への押込み過程において、図3〜図7に示した
ように押圧保護板20には4つのガイド片24−1〜2
4−4が設けられ、本体10のガイド部26−1〜26
−4に沿って押込み移動することで、押圧保護板20の
初期状態の姿勢を保ったまま押込まれ、押込みの途中で
押圧保護板20が傾いて抉り等を起こさずにバランス良
く押込むことができる。
オン位置への押込み過程において、図3〜図7に示した
ように押圧保護板20には4つのガイド片24−1〜2
4−4が設けられ、本体10のガイド部26−1〜26
−4に沿って押込み移動することで、押圧保護板20の
初期状態の姿勢を保ったまま押込まれ、押込みの途中で
押圧保護板20が傾いて抉り等を起こさずにバランス良
く押込むことができる。
【0025】図9に示したスイッチオン位置の押込み状
態の全体構造は図10に示される。次に、図9のスイッ
チオン位置のロックの解除操作は、図13に示すように
電話ジャック収納部36に対応して設けられた表示扉3
8を上方に開き、開かれたプラグ差込口50からはロッ
クバネ28の頭頂部28bの前方への折曲げ部分が見え
るので、この頭頂部28bを指先あるいはドライバ等に
より下側に押込むことでスイッチオン位置のロック解除
ができる。
態の全体構造は図10に示される。次に、図9のスイッ
チオン位置のロックの解除操作は、図13に示すように
電話ジャック収納部36に対応して設けられた表示扉3
8を上方に開き、開かれたプラグ差込口50からはロッ
クバネ28の頭頂部28bの前方への折曲げ部分が見え
るので、この頭頂部28bを指先あるいはドライバ等に
より下側に押込むことでスイッチオン位置のロック解除
ができる。
【0026】即ち、図9のスイッチオン位置でのロック
状態にあっては、ロックバネ28は図11に示す状態に
あり、この図11に示すロック状態で図12の矢印46
に示すようにロックバネ28の頭頂部28bを下側に押
込むと、ガイド部26−1,26−2に対する押付けで
両端のバネ部28aが矢印48に示すように外側に開き
、その結果、図9に示す押圧保護板20の第2ロック溝
44からロックバネ28の両端のバネ部28aが外れ、
コイルバネ22の力で押圧保護板20は図8の初期位置
に自動的に復旧し、同時にスイッチノブ34も内蔵バネ
により初期位置に復旧してスイッチオフ状態に切替わる
。
状態にあっては、ロックバネ28は図11に示す状態に
あり、この図11に示すロック状態で図12の矢印46
に示すようにロックバネ28の頭頂部28bを下側に押
込むと、ガイド部26−1,26−2に対する押付けで
両端のバネ部28aが矢印48に示すように外側に開き
、その結果、図9に示す押圧保護板20の第2ロック溝
44からロックバネ28の両端のバネ部28aが外れ、
コイルバネ22の力で押圧保護板20は図8の初期位置
に自動的に復旧し、同時にスイッチノブ34も内蔵バネ
により初期位置に復旧してスイッチオフ状態に切替わる
。
【0027】このように本発明の発信機において、押圧
保護板20を初期位置とスイッチオン位置の2ケ所で保
持し、且つスイッチオン位置でのロックを解除して初期
位置に復旧させる機構構造は、本体10に組込まれたス
イッチ14に対しコイルバネ22、ロックバネ28、押
圧保護板20の3部品を表カバー16との間に設けるだ
けで良く、簡単な機構構造で実現できる。特に、ロック
バネ28に関しては、押圧保護板20側に設けたロック
片42−1,42−2の第1及び第2ロック溝42,4
4との連携で初期位置、スイッチオン位置、及びスイッ
チオン位置からのロック解除を可能とし、簡潔で且つコ
ンパクトな構造であり、更にロック解除の操作も軽い力
で容易にできる。
保護板20を初期位置とスイッチオン位置の2ケ所で保
持し、且つスイッチオン位置でのロックを解除して初期
位置に復旧させる機構構造は、本体10に組込まれたス
イッチ14に対しコイルバネ22、ロックバネ28、押
圧保護板20の3部品を表カバー16との間に設けるだ
けで良く、簡単な機構構造で実現できる。特に、ロック
バネ28に関しては、押圧保護板20側に設けたロック
片42−1,42−2の第1及び第2ロック溝42,4
4との連携で初期位置、スイッチオン位置、及びスイッ
チオン位置からのロック解除を可能とし、簡潔で且つコ
ンパクトな構造であり、更にロック解除の操作も軽い力
で容易にできる。
【0028】ここで押圧保護板20を初期位置とスイッ
チオン位置の2ケ所に保持するバネ部材28としてはス
テンレス材料を使用しており、且つ固定被膜潤滑剤を塗
布して熱硬化させた被膜を形成している。この被膜形成
に使用する固定被膜潤滑剤としては、フッ素樹脂系の固
定被膜潤滑剤または二硫化モリブデン系の固定被膜潤滑
剤が使用される。
チオン位置の2ケ所に保持するバネ部材28としてはス
テンレス材料を使用しており、且つ固定被膜潤滑剤を塗
布して熱硬化させた被膜を形成している。この被膜形成
に使用する固定被膜潤滑剤としては、フッ素樹脂系の固
定被膜潤滑剤または二硫化モリブデン系の固定被膜潤滑
剤が使用される。
【0029】被膜の形成は、固定被膜潤滑剤をバネ部材
28に吹き付けた後、150℃で40〜60分焼付ける
と8〜15μ程度の被膜を形成することができる。この
ようにステンレス製のバネ部材28に固定潤滑剤を吹き
付けて熱硬化させた被膜を形成することで、消防法に規
定された「押釦スイッチは1000回の繰り返し試験後
、2〜8Kgで押釦スイッチを押すことができなければ
ならない」という規格を十分に満足することが可能とな
った。
28に吹き付けた後、150℃で40〜60分焼付ける
と8〜15μ程度の被膜を形成することができる。この
ようにステンレス製のバネ部材28に固定潤滑剤を吹き
付けて熱硬化させた被膜を形成することで、消防法に規
定された「押釦スイッチは1000回の繰り返し試験後
、2〜8Kgで押釦スイッチを押すことができなければ
ならない」という規格を十分に満足することが可能とな
った。
【0030】即ち、固定潤滑剤を吹き付けて熱硬化させ
た被膜を形成したバネ部材28を使用した場合には、被
膜による潤滑作用で溝部42の磨耗が抑えられ、操作力
のバラツキが抑制される。ちなみにフッ素樹脂系の固定
被膜潤滑剤を吹き付けて熱硬化させた場合には、300
0回の押釦スイッチの繰り返し試験を行っても消防法の
規格をクリアできることが確認された。
た被膜を形成したバネ部材28を使用した場合には、被
膜による潤滑作用で溝部42の磨耗が抑えられ、操作力
のバラツキが抑制される。ちなみにフッ素樹脂系の固定
被膜潤滑剤を吹き付けて熱硬化させた場合には、300
0回の押釦スイッチの繰り返し試験を行っても消防法の
規格をクリアできることが確認された。
【0031】図14、図15、図16、及び図17は本
発明に用いる押圧保護板20の他の実施例を示した実施
例構成図である。この実施例にあっては、まず図14及
び図16から明らかなように、押圧保護板20の周囲に
形成されたガイド片24−3と24−4との間に2つの
逆付け防止部材60−1,60−2を設けたことを特徴
とする。
発明に用いる押圧保護板20の他の実施例を示した実施
例構成図である。この実施例にあっては、まず図14及
び図16から明らかなように、押圧保護板20の周囲に
形成されたガイド片24−3と24−4との間に2つの
逆付け防止部材60−1,60−2を設けたことを特徴
とする。
【0032】即ち、図4〜図7に示した押圧保護板20
にあっては、4箇所に対象にガイド片24−1〜24−
4を設けているため、上下を入り替えても図3に示した
本体10のガイド部26−1〜26−4に対し装着する
ことができ、逆付けされる恐れがある。これに対し図1
4、図16のように逆付け防止部材60−1,60−2
を形成しておくことで、上下を入れ替えると本体10の
上側に張り出し部分に逆付け防止部材60−1,60−
2が当って装着できず、押圧保護板20の逆付けを未然
に防止できる。
にあっては、4箇所に対象にガイド片24−1〜24−
4を設けているため、上下を入り替えても図3に示した
本体10のガイド部26−1〜26−4に対し装着する
ことができ、逆付けされる恐れがある。これに対し図1
4、図16のように逆付け防止部材60−1,60−2
を形成しておくことで、上下を入れ替えると本体10の
上側に張り出し部分に逆付け防止部材60−1,60−
2が当って装着できず、押圧保護板20の逆付けを未然
に防止できる。
【0033】また逆付け防止部材60−1,60−2は
、金型により押圧保護板20を樹脂成形する際の湯口の
部分を使用しており、金型に逆付け防止部材用の型作り
を必要としないメリットがある。更に2つの湯口で形成
された逆付け防止部材60−1,60−2の内の一方の
60−1には番号「2」が刻設されている。この番号は
、例えば1つの金型で同時に2つの押圧保護板20を樹
脂成形するようにしており、逆付け防止部材60−1に
刻設された番号で使用した金型がどちらであるかを示し
ている。この番号を見ることで、製品不良を起した方の
金型を知って適切な措置をとることができる。
、金型により押圧保護板20を樹脂成形する際の湯口の
部分を使用しており、金型に逆付け防止部材用の型作り
を必要としないメリットがある。更に2つの湯口で形成
された逆付け防止部材60−1,60−2の内の一方の
60−1には番号「2」が刻設されている。この番号は
、例えば1つの金型で同時に2つの押圧保護板20を樹
脂成形するようにしており、逆付け防止部材60−1に
刻設された番号で使用した金型がどちらであるかを示し
ている。この番号を見ることで、製品不良を起した方の
金型を知って適切な措置をとることができる。
【0034】更にまた図7の実施例ではスイッチオン位
置に保持する溝部42はフラットな溝としていたが、図
17(a)の場合には、図17(b)に取り出して示す
ように、溝部42の上側をアール部62としており、溝
部42に嵌着したバネ部材28がアール部62に点接触
し、溝部42の磨耗を最小限に抑えるようにしている。
置に保持する溝部42はフラットな溝としていたが、図
17(a)の場合には、図17(b)に取り出して示す
ように、溝部42の上側をアール部62としており、溝
部42に嵌着したバネ部材28がアール部62に点接触
し、溝部42の磨耗を最小限に抑えるようにしている。
【0035】この溝部42のアール部62の形成により
、1000回の繰り返し操作後の操作力のバラツキをよ
り一層抑え、消防法の規格を確実にクリア可能とする。 尚、上記の実施例にあっては、押圧保護板20の4ケ所
にガイド片24−1〜24−4を設けると共に、本体1
0のスイッチ収納部12の開口部の4ケ所に対応するガ
イド部26−1〜26−4を設けているが、押圧保護板
20の初期状態の姿勢を保持したまま押込み移動させる
ためには、少なくとも3つのガイド片とガイド部を設け
れば良い。また、上記の実施例にあっては、ロックバネ
28を解除操作するための操作穴を、表カバー16に設
けられたプラグ差込口50を利用して行っているが、専
用の操作口を設けるようにしても良いことは勿論である
。
、1000回の繰り返し操作後の操作力のバラツキをよ
り一層抑え、消防法の規格を確実にクリア可能とする。 尚、上記の実施例にあっては、押圧保護板20の4ケ所
にガイド片24−1〜24−4を設けると共に、本体1
0のスイッチ収納部12の開口部の4ケ所に対応するガ
イド部26−1〜26−4を設けているが、押圧保護板
20の初期状態の姿勢を保持したまま押込み移動させる
ためには、少なくとも3つのガイド片とガイド部を設け
れば良い。また、上記の実施例にあっては、ロックバネ
28を解除操作するための操作穴を、表カバー16に設
けられたプラグ差込口50を利用して行っているが、専
用の操作口を設けるようにしても良いことは勿論である
。
【0036】また、スイッチ14にはバネが内蔵されて
いることから、復帰用のコイルバネとしてこの内蔵バネ
のバネ力を利用して押圧保護板20を復旧させるように
すればコイルバネ22を省いてもよい。
いることから、復帰用のコイルバネとしてこの内蔵バネ
のバネ力を利用して押圧保護板20を復旧させるように
すればコイルバネ22を省いてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれば
、発信機本体に設けられたスイッチに対し、復帰用コイ
ルバネ、ロック片を備えた押圧保護板、更にロック及び
ロック解除を行うバネ部材という最小限の部品構成で初
期位置でのロック、押込み位置でのロック、及び押込み
位置でのロック解除を実現でき、構造が簡潔であると同
時にコンパクトにでき、更にロック解除の操作性も良い
。
、発信機本体に設けられたスイッチに対し、復帰用コイ
ルバネ、ロック片を備えた押圧保護板、更にロック及び
ロック解除を行うバネ部材という最小限の部品構成で初
期位置でのロック、押込み位置でのロック、及び押込み
位置でのロック解除を実現でき、構造が簡潔であると同
時にコンパクトにでき、更にロック解除の操作性も良い
。
【図1】本発明の一実施例を示した実施例断面図
【図2
】図2の正面図
】図2の正面図
【図3】図1,図2の実施例の組立分解図
【図4】本発
明で用いる押圧保護板の正面図
明で用いる押圧保護板の正面図
【図5】本発明で用いる
押圧保護板の断面図
押圧保護板の断面図
【図6】本発明で用いる押圧保護板
の背面図
の背面図
【図7】本発明で用いる押圧保護板の側面図
【
図8】本発明の初期位置での押圧保護板とスイッチの関
係を示した説明図
図8】本発明の初期位置での押圧保護板とスイッチの関
係を示した説明図
【図9】本発明のスイッチオン位置での押圧保護板とス
イッチの関係を示した説明図
イッチの関係を示した説明図
【図10】本発明のスイッチ操作時の断面説明図
【図1
1】本発明のロックバネの組込説明図
1】本発明のロックバネの組込説明図
【図12】本発明
のロックバネの解除動作説明図
のロックバネの解除動作説明図
【図13】本発明の表示
扉を開いた状態の断面説明図
扉を開いた状態の断面説明図
【図14】本発明で用いる
押圧保護板の他の実施例の正面図
押圧保護板の他の実施例の正面図
【図15】本発明で用いる押圧保護板の他の実施例の断
面図
面図
【図16】本発明で用いる押圧保護板の他の実施例の背
面図
面図
【図17】本発明で用いる押圧保護板の他の実施例の側
面断面及び溝部の説明図
面断面及び溝部の説明図
10:本体
12:スイッチ収納部
14:スイッチ(ノンロックタイプ)
16:表カバー
18:押圧穴
20:押圧保護板
22:コイルバネ
24−1〜24−4:ガイド片
26−1〜26−4:ガイド部
28:ロックバネ
28a:バネ部
28b:頭頂部
30:プリント基板
32:裏カバー
36:電話ジャック収納部
37:確認用LED
38:表示扉
42−1,42−2:ロック片
42:第1ロック溝(初期位置用)
44:第2ロック溝(スイッチオン位置用)50:プラ
グ差込口 54:バネ押え 60−1,60−2:逆付け防止部材 62:アール部
グ差込口 54:バネ押え 60−1,60−2:逆付け防止部材 62:アール部
Claims (3)
- 【請求項1】伝送路を介して受信機に接続され、スイッ
チ部位の押圧操作により警報信号を受信機に送出して警
報させる火災発信機に於いて、本体内部に形成されたス
イッチ収納部に設けられたオンオフ接点を有するノンロ
ックタイプのスイッチ手段と;前記本体の前部を覆う略
中央に押圧穴を開口した表カバーと;該表カバーの押圧
穴の背後に設けられ、前記スイッチ手段を保護すると共
に押圧により移動して前記スイッチ手段をオンする押圧
保護板と;該押圧保護板を初期位置に復帰させる復帰用
のコイルバネと;前記押圧保護板の少なくとも3箇所に
設けられたガイド片と;該カイド片に対応した前記本体
のスイッチ収納部に設けられ、押込みを受けた前記押圧
保護板が初期状態の姿勢を維持しながら押し込まれるよ
うに前記ガイド片を案内するガイド部と;押圧により移
動された前記押圧保護板を前記スイッチ手段のオン位置
に少なくとも2点でロックすると共に、外部操作により
ロックを解除されて前記押圧保護板を前記コイルバネの
力で初期位置に復帰させるロック機構と;を有し、更に
前記ロック機構は、前記押圧保護板に一体に設けられ初
期位置に係止するための第1ロック溝とスイッチオン位
置に係止するための第2ロック溝を備えたロック片と、
下向きに開いた略U字形状を持ち両端バネ部を前記押圧
保護板の初期置で前記第1ロック溝に嵌着すると共に前
記押圧保護板を押し込んだ状態で前記第2ロック溝に嵌
着し、更に頭頂点の押し下げによる両端バネ部の開きで
ロックを解除するバネ部材と、該バネ部材の頭頂部を外
部から押下げ可能な前記表カバーに開口した操作口とを
備えたことを特徴とする火災発信機。 - 【請求項2】請求項1記載の火災発信機に於いて、前記
ロック機構に設けるロック解除用の操作口として、前記
本体に設けた受信機との通話が可能な電話ジャックを収
納した電話ジャック収納部に対応して前記表カバーに設
けた開閉自在な扉を備えた電話器プラグ差込口を兼用し
たことを特徴とする火災発信機。 - 【請求項3】請求項1記載の火災発信機に於いて、前記
バネ部材は固定被膜潤滑剤を塗布して熱硬化させた被膜
を備えたことを特徴とする火災発信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3182782A JP2520201B2 (ja) | 1990-07-27 | 1991-07-24 | 火災発信機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-200863 | 1990-07-27 | ||
JP20086390 | 1990-07-27 | ||
JP3182782A JP2520201B2 (ja) | 1990-07-27 | 1991-07-24 | 火災発信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04369797A true JPH04369797A (ja) | 1992-12-22 |
JP2520201B2 JP2520201B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=26501452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3182782A Expired - Fee Related JP2520201B2 (ja) | 1990-07-27 | 1991-07-24 | 火災発信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520201B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011086224A (ja) * | 2009-10-19 | 2011-04-28 | Hochiki Corp | 防災装置 |
CN102956387A (zh) * | 2011-08-25 | 2013-03-06 | 海湾安全技术有限公司 | 手动火灾报警按钮 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57154723A (en) * | 1981-03-19 | 1982-09-24 | Suwa Seikosha Kk | Button locking structure |
JPS6345929U (ja) * | 1986-09-12 | 1988-03-28 | ||
JPS6348292U (ja) * | 1986-09-12 | 1988-04-01 |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP3182782A patent/JP2520201B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS57154723A (en) * | 1981-03-19 | 1982-09-24 | Suwa Seikosha Kk | Button locking structure |
JPS6345929U (ja) * | 1986-09-12 | 1988-03-28 | ||
JPS6348292U (ja) * | 1986-09-12 | 1988-04-01 |
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JP2011086224A (ja) * | 2009-10-19 | 2011-04-28 | Hochiki Corp | 防災装置 |
CN102956387A (zh) * | 2011-08-25 | 2013-03-06 | 海湾安全技术有限公司 | 手动火灾报警按钮 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2520201B2 (ja) | 1996-07-31 |
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