JPH04369627A - 光ファイバ増幅用合波モジュールおよびそれを用いた光           ファイバ増幅器 - Google Patents

光ファイバ増幅用合波モジュールおよびそれを用いた光           ファイバ増幅器

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JPH04369627A
JPH04369627A JP14748491A JP14748491A JPH04369627A JP H04369627 A JPH04369627 A JP H04369627A JP 14748491 A JP14748491 A JP 14748491A JP 14748491 A JP14748491 A JP 14748491A JP H04369627 A JPH04369627 A JP H04369627A
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JP
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optical fiber
light
lens
optical
excitation light
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JP14748491A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Fujita
俊弘 藤田
Jiyun Odani
順 雄谷
Hironori Hayata
博則 早田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光通信に用いられる
小型で高利得および高光出力な特性を有する光ファイバ
増幅器に係り、光ファイバ増幅用合波モジュールおよび
それを用いた光ファイバ増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバのコア部分に希土類元素Er
(エルビウム)を添加したエルビウムドープ光ファイバ
を用いた光ファイバ増幅器は、波長1.52から1.6
0〔μm〕帯において高利得および高光出力な特性が得
られることから、光通信技術の中で中核的な極めて重要
な位置を占めつつある。現在、主として報告されている
光ファイバ増幅器の一例を図9に示す。
【0003】図9は従来の光ファイバ増幅器の構成を示
すブロック図である。図9において、101,102,
121,122はポンプレーザモジュール、103,1
23は偏波合波カプラ、106,125は波長合波カプ
ラ、107,124,126はアイソレータ、127は
バンドパスフィルタ、105,128はコネクタ、11
0はエルビウムドープ光ファイバである。
【0004】このように構成された従来の光ファイバ増
幅器の動作について以下説明する。図9に示すように、
コネタク105から信号光104が入力され、コネクタ
129から光増幅された信号光129が取り出される。 ここで、エルビウムドープ光ファイバ110に対して、
励起光が信号光129の伝搬方向と同一方向に入力され
る場合を前方励起、また逆方向の場合を後方励起という
【0005】先ず、前方励起について述べる。ポンプレ
ーザモジュール101,102から出射される励起光は
、互いに直交する偏光を有しており、偏波合成カプラ1
03により合成される。この偏波合成カプラ103によ
り出射された励起光およびコネクタ105より入射され
た信号光104は、波長合波カプラ106により合成さ
れた後、アイソレータ107を通過してエルビウムドー
プ光ファイバ110に導入される。
【0006】一方、後方励起に関しては、ポンプレーザ
モジュール121,122から出射された励起光は、互
いに直交する偏光を有しており、偏波合成カプラ123
により合成される。この偏波合成カプラ123から出射
された励起光は、アイソレータ124を通過した後、波
長合波カプラ125を介してドープ光ファイバ110に
導入される。
【0007】すなわち、エルビウムドープ光ファイバ1
10の両端から励起光を入射することにより、このエル
ビウムドープ光ファイバ110内を伝搬する信号光は高
利得に増幅され高出力となる。そして、この増幅された
信号光を波長合波カプラ125,アイソレータ126お
よびバンドパスフィルタ127を通過させて、コネクタ
128より信号光129が取り出される。
【0008】なお、アイソレータ107,124および
126は、一方向に光を透過させるものであり、各ポン
プレーザモジュール101,102,121,122へ
の励起光の戻りおよびエルビウムドープ光ファイバ11
0自身でのレーザ発振を防止する。また、バンドパスフ
ィルタ127はコネクタ128より取り出すべき信号光
129から、エルビウムドープ光ファイバ110により
発生するASE(Amplified Spontan
eous Emission)光および励起光の漏れ光
を極力除去するためのものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ファイバ増幅器は、図9からも明らかなように非常に
多くの個別の光部品により構成されている。しかも図9
では偏波合成カプラ、波長合波カプラ106,125,
アイソレータ107,124,126,バンドパスフィ
ルタ127等は、全てブロック図により簡略化して示さ
れているが、実際の構造は複雑であり、これら光部品間
の入出力は、光ファイバにより接続されている。したが
ってそれらを相互に接続するためには、非常に多くのス
プライス200が必要となる。問題点をまとめると以下
のようになる。
【0010】A)光部品の数が多いため挿入損失が大き
い。 B)光部品を接続するためのスプライスの数が多いため
結合損失が大きい。 C)光部品の数が多いため、小型化を実現するのが難し
く、またスプライスの数が多いため実装上容易ではない
。 D)異種コア径ファイバ間に設けたスプライスおよび光
部品において、光の反射が存在するため伝送特性が劣化
する。
【0011】この発明の目的は、上記問題点に鑑み、光
の損失を低減することができ、簡便かつ小型に実装でき
る光ファイバ増幅用合波モジュールおよびそれを用いた
光ファイバ増幅器を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光ファイ
バ増幅用合波モジュールは、希土類元素のEr(エルビ
ウム)に対して励起光源となる半導体レーザから励起光
を出力する少なくとも一つのポンプレーザユニットと、
このポンプレーザユニットより出射した励起光を平行光
とする第1のレンズと、波長1.5〔μm〕帯の信号光
を伝搬させる光ファイバに結合した第1の光コネクタと
、この第1の光コネクタより出射した信号光を平行光と
する第2のレンズと、この第2のレンズを通過した信号
光および第1のレンズを通過した励起光を合波する波長
合波器と、この波長合波器を通過した励起光および信号
光を一方向に通過させる第1の光アイソレータと、この
第1の光アイソレータを通過した励起光および信号光を
結像する第3のレンズと、この第3のレンズの結像点に
配置した第2の光コネクタとを備え、第2の光コネクタ
から信号光および励起光をエルビウムドープ光ファイバ
に導入するようにしたものであり、光ファイバ増幅器の
前方励起に用いるものである。
【0013】請求項2記載の光ファイバ増幅用合波モジ
ュールは、請求項1記載の光ファイバ増幅用合波モジュ
ールにおいて、二個のポンプレーザユニットを有し、こ
の各ポンプレーザユニットの有する半導体レーザから互
いに直交した偏光の半導体レーザ光が出射されるように
二個のポンプレーザユニットを配置し、半導体レーザ光
を偏光プリズムを用いて合成し励起光としたものである
【0014】請求項3記載の光ファイバ増幅用合波モジ
ュールは、希土類元素のEr(エルビウム)に対して励
起光源となる半導体レーザから励起光を出力する少なく
とも一つのポンプレーザユニットと、このポンプレーザ
ユニットより出射した励起光を平行光とする第4のレン
ズと、この第4のレンズを通過した励起光を一方向に通
過させる第2の光アイソレータと、波長1.5〔μm〕
帯の信号光を伝搬させるエルビウムドープ光ファイバに
結合した第3の光コネクタと、この第3の光コネクタよ
り出射した信号光を平行光とする第5のレンズと、第2
のアイソレータを通過した励起光を第5のレンズおよび
第3の光コネクタを介して信号光と合波する波長合波器
と、この波長合波器を通過した信号光を一方向に通過さ
せる第3の光アイソレータと、この第3の光アイソレー
タを通過した信号光を結像させる第6のレンズと、この
第6のレンズの結像点に配置した第4の光コネクタとを
備え、この第4の光コネクタの出射光を光ファイバに導
入し、第3の光コネクタから励起光をエルビウムドープ
光ファイバに導入するようにしたものであり、光ファイ
バ増幅器の後方励起に用いるものである。
【0015】請求項4記載の光ファイバ増幅用合波モジ
ュールは、請求項3記載の光ファイバ増幅用合波モジュ
ールにおいて、二個のポンプレーザユニットを有し、こ
の各ポンプレーザユニットの有する半導体レーザから互
いに直交した偏光の半導体レーザ光が出射されるように
二個のポンプレーザユニットを配置し、半導体レーザ光
を偏光プリズムを用いて合成し励起光としたものである
【0016】請求項5記載の光ファイバ増幅用合波モジ
ュールは、請求項3または4記載の光ファイバ増幅用合
波モジュールにおいて、第3のアイソレータと第6のレ
ンズとの間に信号光のみを通過させる狭帯域のバンドパ
スフィルタを備えたものである。請求項6記載の光ファ
イバ増幅用合波モジュールは、請求項1,2,3,4ま
たは5記載の光ファイバ増幅用合波モジュールにおいて
、第3および第5のレンズが、励起光および信号光の両
方の波長に対して反射防止膜をコートした球面収差およ
び色収差のないものであることを特徴とする。
【0017】請求項7記載の光ファイバ増幅器は、請求
項1または2記載の光ファイバ増幅用合波モジュールと
、請求項3,4または5記載の光ファイバ増幅用合波モ
ジュールと、一端を第2の光コネクタに接続し他端を第
3の光コネクタに接続したエルビウムドープ光ファイバ
とを備えたものである。
【0018】
【作用】この発明の構成によれば、前方励起に用いる光
ファイバ増幅用合波モジュールおよび後方励起に用いる
光ファイバ増幅用合波モジュールは、従来のように個別
の光部品を光ファイバおよびスプライスを用いて複数縦
続接続したものではなく、光部品を光学的に配置するこ
とにより所望の光部品に信号光および励起光を結合させ
たものである。したがって、従来と比較して光部品数を
低減することができ、光部品間の接続における光の損失
を低減することができる。
【0019】
【実施例】先ず、図1および図2を参照しながら光ファ
イバ増幅器の前方励起に用いる光ファイバ増幅用合波モ
ジュールについて説明する。なお、前方励起とはエルビ
ウムドープ光ファイバに対して、励起光を信号光の伝搬
方向と同一方向に入力する場合を示し、また後方励起と
は励起光を信号光の伝搬方向と逆方向に入力する場合を
示す。
【0020】図1はこの発明の第1の実施例の光ファイ
バ増幅用合波モジュールを示す構成図である。図1にお
いて、1はポンプレーザユニット、3は第1のレンズ、
10は波長1.5〔μm〕帯の信号光、11は第1の光
コネクタ、12は第2のレンズ、13は波長合波器とな
る干渉膜フィルタ、14は第1の光アイソレータ、15
は第3のレンズ、16は第2の光コネクタ、17は信号
光および励起光からなる出射光である。
【0021】図1に示すように、前方励起に用いる光フ
ァイバ増幅用合波モジュール81は、希土類元素のEr
(エルビウム)に対して励起光源となる半導体レーザか
ら励起光を出力するポンプレーザユニット1と、このポ
ンプレーザユニット1の出射した励起光を平行光とする
第1のレンズ3と、波長1.5〔μm〕帯の信号光を伝
搬させる光ファイバ(図示せず)に結合した第1の光コ
ネクタ11と、この第1の光コネクタ11より出射した
信号光を平行光とする第2のレンズ12と、この第2の
レンズ12を通過した信号光および第1のレンズ3を通
過した励起光を合波する干渉膜フィルタ13と、この干
渉膜フィルタ13を通過した励起光および信号光を一方
向に通過させる第1の光アイソレータ14と、この第1
の光アイソレータ14を通過した励起光および信号光を
結像する第3のレンズ15と、この第3のレンズ15の
結像点に配置した第2の光コネクタ16とを備えたもの
である。
【0022】このように構成した光ファイバ増幅用合波
モジュール81は、ポンプレーザユニット1から出射し
た励起光を第1のレンズ3により平行光とする。また、
光ファイバ(図示せず)に結合した第1の光コネクタ1
1より、波長1.5〔μm〕帯の信号光10を入射させ
た後、第2のレンズ12により平行光とする。第1のレ
ンズ3を通過した励起光および第2のレンズ12を通過
した信号光は、干渉膜フィルタ13により合波され、光
アイソレータ14を通過し、励起光と信号光の両方を結
像する第3のレンズ15により第3のレンズ15の結像
点に配置した第2の光コネクタ16を通じて、第2の光
コネクタ16からの出射光17をエルビウムドープ光フ
ァイバ(図示せず)に導入する。
【0023】図2はこの発明の第2の実施例の光ファイ
バ増幅用合波モジュールを示す構成図である。なお、こ
の第2の実施例の光ファイバ増幅用合波モジュールは、
第1の実施例と同様に光ファイバ増幅器の前方励起に用
いるものである。図2において、2はポンプレーザユニ
ット、4はレンズ、5は偏光プリズムであり、図1と同
符号の部分は同様の部分を示す。
【0024】この第2の実施例と上述第1の実施例との
相違点は、二個のポンプレーザユニット1,2を有し、
この各ポンプレーザユニット1,2の有する半導体レー
ザから互いに直交した偏光の半導体レーザ光が出射され
るように二個のポンプレーザユニット1,2を配置し、
半導体レーザ光を偏光プリズム5を用いて合成して励起
光とした点である。
【0025】このように構成した光ファイバ増幅用合波
モジュールは、二つのポンプレーザユニット1,2から
出射した各励起光を各レンズ3,4により平行光とし、
偏光プリズム5を用いて合成して励起光とする。また、
光ファイバ(図示せず)に結合した第1の光コネクタ1
1より、波長1.5〔μm〕帯の信号光10を入射した
後、第2のレンズ12により平行光となる。偏光プリズ
ム5を通過した励起光および第2のレンズ12を通過し
た信号光は、干渉膜フィルタ13により合波され、光ア
イソレータ14を通過し、励起光と信号光の両方を結像
する第3のレンズ15により第3のレンズ15の結像点
に配置した第2の光コネクタ16を通じて、第2の光コ
ネクタ16からの出射光17がエルビウムドープ光ファ
イバ(図示せず)に導入される。
【0026】この第2の実施例において、二つのポンプ
レーザユニット1,2を用いているのは、励起光パワー
を増加するためであるが、一つのポンプレーザユニット
からの励起光が十分高出力の場合、またはさほど利得が
要求されない場合には第1の実施例のように一つのポン
プレーザユニット1で十分である。次に、図3,図4,
図5および図6を参照しながら、光ファイバ増幅器の後
方励起に用いる光ファイバ増幅用合波モジュールについ
て説明する。
【0027】図3はこの発明の第3の実施例の光ファイ
バ増幅用合波モジュールを示す構成図である。図3にお
いて、31はポンプレーザユニット、33は第4のレン
ズ、40はエルビウムドープ光ファイバにより増幅され
た波長1.5〔μm〕帯の信号光、41は第3の光コネ
クタ、42は第5のレンズ、43は波長合波器となる干
渉膜フィルタ、44は第3の光アイソレータ、45は第
6のレンズ、46は第4のコネクタ、47は出射光、3
6は第2の光アイソレータであり、ポンプレーザユニッ
ト31,32に、前方励起に用いる光ファイバ増幅用合
波モジュールを構成するポンプレーザユニットの励起光
が入り込むのを防止し、また戻り光を除去する働きを有
する。
【0028】図3に示すように、後方励起に用いる光フ
ァイバ増幅用合波モジュール83は、希土類元素のEr
(エルビウム)に対して励起光源となる半導体レーザか
ら励起光を出力するポンプレーザユニット31と、この
ポンプレーザユニット31より出射した励起光を平行光
とする第4のレンズ33と、この第4のレンズ33を通
過した励起光を一方向に通過させる第2の光アイソレー
タ36と、波長1.5〔μm〕帯の信号光を伝搬させる
エルビウムドープ光ファイバに結合した第3の光コネク
タ41と、この第3の光コネクタ41より出射した信号
光を平行光とする第5のレンズ42と、第2のアイソレ
ータ36を通過した励起光を第5のレンズ42および第
3の光コネクタ41を介して信号光と合波する干渉膜フ
ィルタ43と、この干渉膜フィルタ43を通過した信号
光を一方向に通過させる第3の光アイソレータ44と、
この第3の光アイソレータ44を通過した信号光を結像
させる第6のレンズ45と、この第6のレンズの結像点
に配置した第4の光コネクタ46とを備えたものである
【0029】このように構成した後方励起に用いる光フ
ァイバ増幅用合波モジュール83は、ポンプレーザユニ
ット31から出射した励起光を第4のレンズ33により
平行光とし、第2の光アイソレータ36を通過させる。 第2の光アイソレータ36を通過した励起光を干渉膜フ
ィルタ43により第5のレンズ42および第3の光コネ
クタ41を介して信号光40と合波する。これにより、
励起光は、第3のコネクタ41を通じてエルビウムドー
プ光ファイバに導入される。
【0030】また、エルビウムドープ光ファイバ(図示
せず)に結合した第3の光コネクタ41より、エルビウ
ムドープ光ファイバにより増幅された波長1.5〔μm
〕帯の信号光40を入射した後、この信号光40を第5
のレンズ42により平行光とする。増幅された信号光は
、第3のアイソレータ44,第6のレンズ45および第
4の光コネクタ46を通じて、出射光47として光出力
取り出し用の光ファイバ(図示せず)に導入される。
【0031】図4はこの発明の第4の実施例の光ファイ
バ増幅用合波モジュールを示す構成図である。図4にお
いて、32はポンプレーザユニット、34はレンズ、3
5は偏光プリズムであり、図3と同符号の部分は同様の
部分を示す。この第4の実施例と上述第3の実施例との
相違点は、二個のポンプレーザユニット31,32を有
し、この各ポンプレーザユニット31,32の有する半
導体レーザから互いに直交した偏光の半導体レーザ光が
出射されるように二個のポンプレーザユニット31,3
2を配置し、半導体レーザ光を偏光プリズム35を用い
て合成して励起光とした点である。これにより、励起光
パワーを増加させることができる。
【0032】図5はこの発明の第5の実施例の光ファイ
バ増幅用合波モジュールを示す構成図である。図5にお
いて、50はバンドパスフィルタであり、図3と同符号
の部分は同様の部分を示す。この第5の実施例と上述第
3の実施例との相違点は、第3のアイソレータ44と第
6のレンズ45との間に信号光のみを通過させる狭帯域
のバンドパスフィルタ50を備えた点である。これによ
り、第4のコネクタ46より取り出すべき出射光47か
ら、エルビウムドープ光ファイバ(図示せず)により発
生するASE(Amplified Spontane
ous Emission)光および励起光の漏れ光を
極力除去することができる。
【0033】図6はこの発明の第6の実施例の光ファイ
バ増幅用合波モジュールを示す構成図である。この第6
の実施例と上述第3の実施例との相違点は、二つのポン
プレーザユニット31,32を有し、この各ポンプレー
ザユニット31,32の有する半導体レーザから互いに
直交した偏光の半導体レーザ光が出射されるように二個
のポンプレーザユニット31,32を配置し、半導体レ
ーザ光を偏光プリズム35を用いて合成して励起光とし
た点と、第3のアイソレータ44と第6のレンズ45と
の間に信号光のみを通過させる狭帯域のバンドパスフィ
ルタ50を備えた点である。二つのポンプレーザユニッ
ト31,32を有することにより、励起光パワーを増加
させることができ、また、バンドパスフィルタ50を備
えることにより、第4のコネクタ46より取り出すべき
出射光47から、エルビウムドープ光ファイバ(図示せ
ず)により発生するASE(Amplified Sp
ontaneous Emission)光および励起
光の漏れ光を極力除去することができる。
【0034】このように構成した後方励起に用いる光フ
ァイバ増幅用合波モジュール86は、二つのポンプレー
ザユニット31,32から出射した各励起光を各レンズ
33,34により平行光とし、偏光プリズム35を用い
て合成し励起光とした後、第2の光アイソレータ36を
通過させる。第2の光アイソレー36を通過した励起光
を干渉膜フィルタ43により第5のレンズ42および第
3の光コネクタ41を介して信号光40と合波する。こ
れにより、励起光は、第3のコネクタ41を通じてエル
ビウムドープ光ファイバに導入される。
【0035】また、エルビウムドープ光ファイバ(図示
せず)に結合した第3の光コネクタ41より、エルビウ
ムドープ光ファイバにより増幅された波長1.5〔μm
〕帯の信号光40を入射した後、この信号光40を第5
のレンズ42により平行光とする。増幅された信号光は
、第3のアイソレータ44,バンドパスフィルタ50,
第6のレンズ45および第4の光コネクタ46を通じて
、出射光47として光出力取り出し用の光ファイバ(図
示せず)に導入される。
【0036】次に、この発明の一実施例の光ファイバ増
幅器を説明する。図7はこの発明の一実施例の光ファイ
バ増幅器を示す構成図である。図7に示す光ファイバ増
幅器は、図2に示す前方励起に用いる第2の実施例の光
ファイバ増幅用合波モジュール82と、図6に示す後方
励起に用いる第6の実施例の光ファイバ増幅用合波モジ
ュール86と、第2の光コネクタ16および第3の光コ
ネクタ41間に結合したエルビウムドープ光ファイバ1
10とを備えたものである。
【0037】このように構成した光ファイバ増幅器では
、波長1.5〔μm〕帯の信号光は、光ファイバ150
内を伝搬し第1の光コネクタ11より光ファイバ増幅用
合波モジュール82に入射し、エルビウムドープ光ファ
イバ110を通過して後方励起ファイバ増幅用合波モジ
ュール86に入射する。また、光ファイバ増幅用合波モ
ジュール82および光ファイバ増幅用合波モジュール8
6によりポンプレーザユニット1,2,31,32から
出射した励起光をエルビウムドープ光ファイバ110に
導入する。これにより、光ファイバ増幅用合波モジュー
ル82からエルビウムドープ光ファイバ110に導入し
た信号光40が増幅され、光ファイバ151から増幅さ
れた波長1.5〔μm〕帯の信号光が出力される。
【0038】このように構成した光ファイバ増幅器によ
り合成された励起光パワーに対する増幅された信号光出
力の特性を従来例と比較して図8に示す。図8から明ら
かなように、符号(A)で示す実施例の光ファイバ増幅
器は、符号(B)で示す従来例の光ファイバ増幅器より
も高出力が実現されている。なお、励起光としては波長
1.46〔μm〕〜1.49〔μm〕のものを用いた。
【0039】以上、このように構成した前方励起に用い
る第1,第2の実施例の光ファイバ増幅用合波モジュー
ル81,82および後方励起に用いる第3〜第6の実施
例の光ファイバ増幅用合波モジュール83〜86および
それらを用いた光ファイバ増幅器は、従来のように個別
の光部品が光ファイバおよびスプライスを用いて複数縦
続接続されたものではなく、光部品を光学的に配置する
ことにより所望の光部品に信号光および励起光を結合さ
せたものである。これにより、従来と比較して光部品数
を低減することができ、光部品間の接続における光の損
失を低減することができる。したがって、低損失および
小型化を実現した光ファイバ増幅用合波モジュールおよ
びそれを用いた光ファイバ増幅器を得ることができる。
【0040】なお、励起光源となる半導体レーザの発振
波長は、1.45〔μm〕から1.50〔μm〕、また
は0.97〔μm〕から0.99〔μm〕、または0.
81〔μm〕から0.83〔μm〕、または0.64〔
μm〕から0.67〔μm〕のいずれかでも良い。また
、第3および第5のレンズ15,42は、励起光および
信号光の両方の波長に対して反射防止膜をコートした球
面収差および色収差のないものが好ましい。
【0041】
【発明の効果】この発明の光ファイバ増幅用合波モジュ
ールおよびそれを用いた光ファイバ増幅器によれば、従
来のように個別の光部品を光ファイバおよびスプライス
を用いて複数縦続接続したものではなく、光部品を光学
的に配置することにより所望の光部品に信号光および励
起光を結合させたものである。したがって、従来と比較
して光部品数を低減することができ、光部品間の接続に
おける光の損失を低減することができる。
【0042】その結果、操作性に優れ、低損失および小
型化を実現した光ファイバ増幅用合波モジュールおよび
それを用いた光ファイバ増幅器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施例の光ファイバ増
幅用合波モジュールを示す構成図である。
【図2】図2はこの発明の第2の実施例の光ファイバ増
幅用合波モジュールを示す構成図である。
【図3】図3はこの発明の第3の実施例の光ファイバ増
幅用合波モジュールを示す構成図である。
【図4】図4はこの発明の第4の実施例の光ファイバ増
幅用合波モジュールを示す構成図である。
【図5】図5はこの発明の第5の実施例の光ファイバ増
幅用合波モジュールを示す構成図である。
【図6】図6はこの発明の第6の実施例の光ファイバ増
幅用合波モジュールを示す構成図である。
【図7】図7はこの発明の一実施例の光ファイバ増幅器
を示す構成図である。
【図8】図8はこの発明の一実施例の光ファイバ増幅器
と従来の光ファイバ増幅器との特性を比較した図である
【図9】図9は従来の光ファイバ増幅器を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1,2,31,32    ポンプレーザユニット11
    第1の光コネクタ 16    第2の光コネクタ 41    第3の光コネクタ 46    第4の光コネクタ 3    第1のレンズ 12    第2のレンズ 15    第3のレンズ 33    第4のレンズ 42    第5のレンズ 45    第6のレンズ 14    第1の光アイソレータ 36    第2の光アイソレータ 44    第3の光アイソレータ 13    干渉膜フィルタ(波長合波器)43   
 干渉膜フィルタ(波長合波器)5,35    偏光
プリズム 10    信号光 40    増幅された信号光 47    出射光 50    バンドパスフィルタ 81,82    前方励起に用いる光ファイバ増幅用
合波モジュール 83,84,85,86    後方励起に用いる光フ
ァイバ増幅用合波モジュール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  希土類元素のEr(エルビウム)に対
    して励起光源となる半導体レーザから励起光を出力する
    少なくとも一つのポンプレーザユニットと、このポンプ
    レーザユニットより出射した励起光を平行光とする第1
    のレンズと、波長1.5〔μm〕帯の信号光を伝搬させ
    る光ファイバに結合した第1の光コネクタと、この第1
    の光コネクタより出射した信号光を平行光とする第2の
    レンズと、この第2のレンズを通過した信号光および前
    記第1のレンズを通過した励起光を合波する波長合波器
    と、この波長合波器を通過した励起光および信号光を一
    方向に通過させる第1の光アイソレータと、この第1の
    光アイソレータを通過した励起光および信号光を結像す
    る第3のレンズと、この第3のレンズの結像点に配置し
    た第2の光コネクタとを備え、この第2の光コネクタか
    ら前記信号光および前記励起光をエルビウムドープ光フ
    ァイバに導入するようにした光ファイバ増幅用合波モジ
    ュール。
  2. 【請求項2】  二個のポンプレーザユニットを有し、
    この各ポンプレーザユニットの有する半導体レーザから
    互いに直交した偏光の半導体レーザ光が出射されるよう
    に前記二個のポンプレーザユニットを配置し、前記半導
    体レーザ光を偏光プリズムを用いて合成し励起光とした
    請求項1記載の光ファイバ増幅用合波モジュール。
  3. 【請求項3】  希土類元素のEr(エルビウム)に対
    して励起光源となる半導体レーザから励起光を出力する
    少なくとも一つのポンプレーザユニットと、このポンプ
    レーザユニットより出射した励起光を平行光とする第4
    のレンズと、この第4のレンズを通過した励起光を一方
    向に通過させる第2の光アイソレータと、波長1.5〔
    μm〕帯の信号光を伝搬させるエルビウムドープ光ファ
    イバに結合した第3の光コネクタと、この第3の光コネ
    クタより出射した信号光を平行光とする第5のレンズと
    、前記第2の光アイソレータを通過した励起光を前記第
    5のレンズおよび前記第3の光コネクタを介して信号光
    と合波する波長合波器と、この波長合波器を通過した信
    号光を一方向に通過させる第3の光アイソレータと、こ
    の第3の光アイソレータを通過した信号光を結像させる
    第6のレンズと、この第6のレンズの結像点に配置した
    第4の光コネクタとを備え、この第4の光コネクタの出
    射光を光ファイバに導入し、前記第3の光コネクタから
    前記励起光を前記エルビウムドープ光ファイバに導入す
    るようにした光ファイバ増幅用合波モジュール。
  4. 【請求項4】  二個のポンプレーザユニットを有し、
    この各ポンプレーザユニットの有する半導体レーザから
    互いに直交した偏光の半導体レーザ光が出射されるよう
    に前記二個のポンプレーザユニットを配置し、前記半導
    体レーザ光を偏光プリズムを用いて合成し励起光とした
    請求項3記載の光ファイバ増幅用合波モジュール。
  5. 【請求項5】  前記第3のアイソレータと前記第6の
    レンズとの間に前記信号光のみを通過させる狭帯域のバ
    ンドパスフィルタを備えた請求項3または4記載の光フ
    ァイバ増幅用合波モジュール。
  6. 【請求項6】  前記第3および第5のレンズが、前記
    励起光および前記信号光の両方の波長に対して反射防止
    膜をコートした球面収差および色収差のないものである
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の
    光ファイバ増幅用合波モジュール。
  7. 【請求項7】  請求項1または2記載の光ファイバ増
    幅用合波モジュールと、請求項3,4または5記載の光
    ファイバ増幅用合波モジュールと、一端を前記第2の光
    コネクタに接続し他端を前記第3の光コネクタに接続し
    たエルビウムドープ光ファイバとを備えた光ファイバ増
    幅器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998036478A1 (fr) * 1997-02-12 1998-08-20 The Furukawa Electric Co., Ltd. Module composite pour amplificateur a fibres optiques

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US6053640A (en) * 1997-02-12 2000-04-25 The Furukawa Electric Co., Ltd. Composite module for optical fiber amplifier

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