JPH04369559A - 液体貯蔵タンク、インクジェットカートリッジ並びにインクジェット装置 - Google Patents
液体貯蔵タンク、インクジェットカートリッジ並びにインクジェット装置Info
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- JPH04369559A JPH04369559A JP14740491A JP14740491A JPH04369559A JP H04369559 A JPH04369559 A JP H04369559A JP 14740491 A JP14740491 A JP 14740491A JP 14740491 A JP14740491 A JP 14740491A JP H04369559 A JPH04369559 A JP H04369559A
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体を貯蔵する液体貯
蔵タンク、該タンクとインクを吐出する記録ヘッドとが
接続されキャリッジ上で一体に構成されるインクジェッ
トヘッドカートリッジ並びに該カートリッジを着脱自在
としたインクジェット装置に関するものである。
蔵タンク、該タンクとインクを吐出する記録ヘッドとが
接続されキャリッジ上で一体に構成されるインクジェッ
トヘッドカートリッジ並びに該カートリッジを着脱自在
としたインクジェット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この様な記録ヘッド部とタンク部
とが一体となって構成され装置に対して着脱自在とされ
ているインクジェットヘッドカートリッジ(以下IJC
と略す場合あり)におけるインク貯蔵方法としては米国
特許4,509,062号明細書(特開昭59−988
57号公報)に開示されている様にゴムブレダー中にイ
ンクを収納する方法や、米国特許4,771,295号
明細書(特開昭63−87242号公報)に開示されて
いる様な多孔質体にインクを含浸させる方法等が知られ
ている。
とが一体となって構成され装置に対して着脱自在とされ
ているインクジェットヘッドカートリッジ(以下IJC
と略す場合あり)におけるインク貯蔵方法としては米国
特許4,509,062号明細書(特開昭59−988
57号公報)に開示されている様にゴムブレダー中にイ
ンクを収納する方法や、米国特許4,771,295号
明細書(特開昭63−87242号公報)に開示されて
いる様な多孔質体にインクを含浸させる方法等が知られ
ている。
【0003】しかしながらこれらの方法では、次のよう
な改善すべき点を有している。例えば前者では、キャリ
ッジの移動等によりタンク中のインクが揺動し、記録ヘ
ッドに対して圧力変動を起こす場合があり、タンクの大
容量化が難しい。
な改善すべき点を有している。例えば前者では、キャリ
ッジの移動等によりタンク中のインクが揺動し、記録ヘ
ッドに対して圧力変動を起こす場合があり、タンクの大
容量化が難しい。
【0004】又、タンク内のインク量減少に伴い、タン
ク側の負圧が大きくなり、記録ヘッド側との圧力バラン
スがくずれるので使用できないインクがタンク内に残存
してしまう場合もあった。
ク側の負圧が大きくなり、記録ヘッド側との圧力バラン
スがくずれるので使用できないインクがタンク内に残存
してしまう場合もあった。
【0005】一方後者では、スポンジ等にインクを含浸
させる為、容積効率が悪く、さらには前者と同様タンク
内のインク減少に伴い負圧が大きくなり、使用できない
インクがタンク内に残存してしまう場合があった。
させる為、容積効率が悪く、さらには前者と同様タンク
内のインク減少に伴い負圧が大きくなり、使用できない
インクがタンク内に残存してしまう場合があった。
【0006】これらの問題を解決する新しい方法として
、米国特許4,677,447号明細書(実開昭62−
231759号公報)に開示されている様に、貫通穴を
有し、その穴部を圧力差によって開閉する弾性部材から
成る弁を持ったインクタンクの提案が成されている。
、米国特許4,677,447号明細書(実開昭62−
231759号公報)に開示されている様に、貫通穴を
有し、その穴部を圧力差によって開閉する弾性部材から
成る弁を持ったインクタンクの提案が成されている。
【0007】さらには、米国特許4,714,937号
明細書(特開昭63−172654号公報)に開示され
ている様に、インク供給モードを回転式の三路バルブで
切換え、さらに負圧を発生させる手段としてブレダーを
有する方法が提案されている。
明細書(特開昭63−172654号公報)に開示され
ている様に、インク供給モードを回転式の三路バルブで
切換え、さらに負圧を発生させる手段としてブレダーを
有する方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述の例のうち例えば前者(米国特許4,677,447
号明細書)においては、貫通穴を有する部材と該貫通穴
を覆う部材とが別部材で構成されており、構成部品数が
多くかつ構造が複雑であった。また、この様な構成では
、記録ヘッドに、常に一定の負圧を安定して与えること
は困難であった。又、後者(米国特許4,714,93
7号明細書)においては、供給モードを切換える為の弁
と、負圧を発生させる為のゴムブレダーとが別部品で構
成されており、構成部品数が多くなるのと同時に、構成
が複雑であった。また、前記弁を切換える為のシーケン
スと手段が別途必要となり全体のシステムはさらに複雑
となり、コストも高くならざるを得なかった。
述の例のうち例えば前者(米国特許4,677,447
号明細書)においては、貫通穴を有する部材と該貫通穴
を覆う部材とが別部材で構成されており、構成部品数が
多くかつ構造が複雑であった。また、この様な構成では
、記録ヘッドに、常に一定の負圧を安定して与えること
は困難であった。又、後者(米国特許4,714,93
7号明細書)においては、供給モードを切換える為の弁
と、負圧を発生させる為のゴムブレダーとが別部品で構
成されており、構成部品数が多くなるのと同時に、構成
が複雑であった。また、前記弁を切換える為のシーケン
スと手段が別途必要となり全体のシステムはさらに複雑
となり、コストも高くならざるを得なかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの課題
を解決する為に提案されたものであって、大変シンプル
な構成で、しかも安定的に液体の供給・遮断動作を行う
弁機能を兼ね備えた圧力調整手段を備えた液体貯蔵タン
ク、インクジェットヘッドカートリッジ並びにインクジ
ェット装置を提供することを目的とする。
を解決する為に提案されたものであって、大変シンプル
な構成で、しかも安定的に液体の供給・遮断動作を行う
弁機能を兼ね備えた圧力調整手段を備えた液体貯蔵タン
ク、インクジェットヘッドカートリッジ並びにインクジ
ェット装置を提供することを目的とする。
【0010】本発明は、前述の目的を達成するために提
案されたものであって、液体を貯蔵し、供給する為の供
給口を有する液体貯蔵タンクにおいて、該タンクの内部
又は流路の途中に、定常状態では閉塞し、ある差圧以上
で開口するスリットを有する弾性部材からなる弁機能を
兼ね備えた圧力調整手段を有し、前記圧力調整手段が、
シート状又は角型形状の弾性部材から成ることを特徴と
する。
案されたものであって、液体を貯蔵し、供給する為の供
給口を有する液体貯蔵タンクにおいて、該タンクの内部
又は流路の途中に、定常状態では閉塞し、ある差圧以上
で開口するスリットを有する弾性部材からなる弁機能を
兼ね備えた圧力調整手段を有し、前記圧力調整手段が、
シート状又は角型形状の弾性部材から成ることを特徴と
する。
【0011】また、液体を貯蔵し、供給する為の供給口
を有する液体貯蔵タンクであって、その内部又は流路の
途中に、定常状態では閉塞し、ある差圧以上で開口する
スリットを有する弾性部材からなる弁機能を兼ね備えた
圧力調整手段を有し、前記圧力調整手段が、シート状又
は角型形状の弾性部材から成る液体貯蔵タンクと該タン
クに貯蔵されたインクが供給されて、該インクを吐出す
る記録ヘッドと、を連設して有したことを特徴とする。
を有する液体貯蔵タンクであって、その内部又は流路の
途中に、定常状態では閉塞し、ある差圧以上で開口する
スリットを有する弾性部材からなる弁機能を兼ね備えた
圧力調整手段を有し、前記圧力調整手段が、シート状又
は角型形状の弾性部材から成る液体貯蔵タンクと該タン
クに貯蔵されたインクが供給されて、該インクを吐出す
る記録ヘッドと、を連設して有したことを特徴とする。
【0012】液体を貯蔵し、供給する為の供給口を有す
る液体貯蔵タンクであって、その内部又は流路の途中に
、定常状態では閉塞し、ある差圧以上で開口するスリッ
トを有する弾性部材からなる弁機能を兼ね備えた圧力調
整手段を有し、前記圧力調整手段が、シート状又は角型
形状の弾性部材から成る液体貯蔵タンクと、該タンクに
貯蔵されたインクが供給されて、該インクを吐出するよ
うに構成された記録ヘッドと、を連設して有したインク
ジェットヘッドカートリッジを支持する支持部材と、該
支持部材と相対的に移動して所望の記録を行わせる被記
録部材の搬送手段と、を有することを特徴とする。
る液体貯蔵タンクであって、その内部又は流路の途中に
、定常状態では閉塞し、ある差圧以上で開口するスリッ
トを有する弾性部材からなる弁機能を兼ね備えた圧力調
整手段を有し、前記圧力調整手段が、シート状又は角型
形状の弾性部材から成る液体貯蔵タンクと、該タンクに
貯蔵されたインクが供給されて、該インクを吐出するよ
うに構成された記録ヘッドと、を連設して有したインク
ジェットヘッドカートリッジを支持する支持部材と、該
支持部材と相対的に移動して所望の記録を行わせる被記
録部材の搬送手段と、を有することを特徴とする。
【0013】具体的には、内圧と外圧の差がある値以上
になると、壁が変形することによりスリットが開口し、
ある差圧以下では壁が復元し、スリットが閉口する様な
、弁機能を有する弾性部材から成る隔壁をインクタンク
内又はインク流路途中に設けたものである。
になると、壁が変形することによりスリットが開口し、
ある差圧以下では壁が復元し、スリットが閉口する様な
、弁機能を有する弾性部材から成る隔壁をインクタンク
内又はインク流路途中に設けたものである。
【0014】このように、本発明は定常状態では閉塞し
、内圧と外圧の差圧がある値以上で開口するスリットを
有する弾性部材から成る弁機能を兼ね備えた圧力調整手
段をインクタンク中に設けることにより、ノズルにかか
る液体の圧力を、+30mm水頭以下の範囲に制御して
、記録ヘッドにインクを供給することを可能にしたもの
である。
、内圧と外圧の差圧がある値以上で開口するスリットを
有する弾性部材から成る弁機能を兼ね備えた圧力調整手
段をインクタンク中に設けることにより、ノズルにかか
る液体の圧力を、+30mm水頭以下の範囲に制御して
、記録ヘッドにインクを供給することを可能にしたもの
である。
【0015】また、本発明によれば、前記圧力調整手段
の大きさを、大幅に小型化でき、さらには、インク残量
を極めて少なくすることが可能となり、その結果インク
タンク又はIJHCを、一層小型かすることが可能とな
った。
の大きさを、大幅に小型化でき、さらには、インク残量
を極めて少なくすることが可能となり、その結果インク
タンク又はIJHCを、一層小型かすることが可能とな
った。
【0016】
(実施例1)以下、図面に従って詳細に説明する。図1
ないし図5は、本発明の圧力調整手段を有するIJHC
における第1の実施例であり、図1は、本発明にかかる
インクタンクに取り付けられるスリット110を有する
シート状弾性部材100と、それを取り付ける取付け台
120と押え部材125を示す。図2は、記録ヘッド部
とタンク部が一体になって構成されているIJHCのタ
ンク部に、前記スリットを有するシート状弾性部材を搭
載した模式図を示している。
ないし図5は、本発明の圧力調整手段を有するIJHC
における第1の実施例であり、図1は、本発明にかかる
インクタンクに取り付けられるスリット110を有する
シート状弾性部材100と、それを取り付ける取付け台
120と押え部材125を示す。図2は、記録ヘッド部
とタンク部が一体になって構成されているIJHCのタ
ンク部に、前記スリットを有するシート状弾性部材を搭
載した模式図を示している。
【0017】図1ないし図5において、100はスリッ
トを有する弾性部材である。この弾性材料としてはJI
SAに示されるゴム硬度表示で、硬度15°〜70°程
度の硬度を有する弾性材料、さらに好ましくは、硬度2
5°〜50°の弾性材料から作られている。又、これら
の材料は、インクタンク内においてインクと接する為に
、インクの物性(表面張力や粘度等)を変化させたり、
インク中へ溶出する様な物質があってはならない。 又同時に、インクによりこれらの材料が、物性変化を起
こさないことが必要である。具体的に使用可能な材料と
しては、前述のゴム硬度や条件を満足する、シリコンゴ
ム、SBR・BR・IR・EPM・EPDM・ブチルゴ
ム、クロロブレンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、ニ
トリルゴム、アクリルゴム、多硫化ゴム、エチレンゴム
、フロロシリコーンゴム、SEPラバー(シリコーン変
性エチレンプロピレンゴム)等を挙げることができ、好
適に用いることができる。
トを有する弾性部材である。この弾性材料としてはJI
SAに示されるゴム硬度表示で、硬度15°〜70°程
度の硬度を有する弾性材料、さらに好ましくは、硬度2
5°〜50°の弾性材料から作られている。又、これら
の材料は、インクタンク内においてインクと接する為に
、インクの物性(表面張力や粘度等)を変化させたり、
インク中へ溶出する様な物質があってはならない。 又同時に、インクによりこれらの材料が、物性変化を起
こさないことが必要である。具体的に使用可能な材料と
しては、前述のゴム硬度や条件を満足する、シリコンゴ
ム、SBR・BR・IR・EPM・EPDM・ブチルゴ
ム、クロロブレンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、ニ
トリルゴム、アクリルゴム、多硫化ゴム、エチレンゴム
、フロロシリコーンゴム、SEPラバー(シリコーン変
性エチレンプロピレンゴム)等を挙げることができ、好
適に用いることができる。
【0018】なお、前記圧力調整手段を構成する材料が
同一で、同一肉厚とすれば、ドーム状又は半球状よりも
、平面状のほうが変形しにくく、スリットを開かせる為
に必要な差圧は大きくなる。
同一で、同一肉厚とすれば、ドーム状又は半球状よりも
、平面状のほうが変形しにくく、スリットを開かせる為
に必要な差圧は大きくなる。
【0019】従って、記録ヘッド部にかかる圧力を、先
に述べた適正範囲にする為には、ゴム硬度を下げるとか
、肉厚を薄くする等の調整が必要になる。
に述べた適正範囲にする為には、ゴム硬度を下げるとか
、肉厚を薄くする等の調整が必要になる。
【0020】一方、平面状圧力調整手段の面積が小さく
なる程、スリットを開かせる為に必要な差圧は大きくな
り、面積が大きい程、差圧は小さくてすむ。
なる程、スリットを開かせる為に必要な差圧は大きくな
り、面積が大きい程、差圧は小さくてすむ。
【0021】タンクを小型化する為には、この圧力調整
手段の面積が小さい程好ましい訳であり、その為に適切
なゴム硬度や肉厚を設定する必要がある。
手段の面積が小さい程好ましい訳であり、その為に適切
なゴム硬度や肉厚を設定する必要がある。
【0022】また、110はスリット、120はスリッ
トを有する弾性部材を取り付ける取付け台であり、タン
クと一体に成形させることも可能である。
トを有する弾性部材を取り付ける取付け台であり、タン
クと一体に成形させることも可能である。
【0023】図2は、本発明による弁機能を兼ね備えた
圧力調整手段として、スリットを有するシート状の弾性
部材から成る隔壁を用いたIJHCを模式的に書いたも
のである。
圧力調整手段として、スリットを有するシート状の弾性
部材から成る隔壁を用いたIJHCを模式的に書いたも
のである。
【0024】シート状弾性部材100の中央部に設けら
れているスリット110は、通常図3の如く閉じている
。このとき、シート状弾性部材100のヘッド側P2の
圧力は、外圧P1よりも小さい。記録ヘッド部500か
ら液滴が吐出されると、P2内の圧力が低くなる為に、
図4の如くシート状弾性部材100の壁が内側へたわみ
、P1との差圧がある値a以上になると、中央部のスリ
ット110が開口し、インク袋600内からサブタンク
質180内にインクが流入する。
れているスリット110は、通常図3の如く閉じている
。このとき、シート状弾性部材100のヘッド側P2の
圧力は、外圧P1よりも小さい。記録ヘッド部500か
ら液滴が吐出されると、P2内の圧力が低くなる為に、
図4の如くシート状弾性部材100の壁が内側へたわみ
、P1との差圧がある値a以上になると、中央部のスリ
ット110が開口し、インク袋600内からサブタンク
質180内にインクが流入する。
【0025】このインクの流入に伴い、P2とP1の差
圧はしだいに小さくなり、シート状弾性部材のたわみも
徐々に復元し、あるところでスリット110は閉口する
。 すなわち、サブタンク室180内部の圧力P2が、(1
)式になる様にスリットが開閉する。 P1−a≦P2<P1 …(1) aは定数
圧はしだいに小さくなり、シート状弾性部材のたわみも
徐々に復元し、あるところでスリット110は閉口する
。 すなわち、サブタンク室180内部の圧力P2が、(1
)式になる様にスリットが開閉する。 P1−a≦P2<P1 …(1) aは定数
【0026】記録ヘッド部500には、シート状弾性部
材100と記録ヘッド部材500間のインクによる静水
圧hoがかかるから、記録ヘッド部500での圧力は、
P2+ho …(2) になる。
材100と記録ヘッド部材500間のインクによる静水
圧hoがかかるから、記録ヘッド部500での圧力は、
P2+ho …(2) になる。
【0027】(2)の値が+30mm水頭以上になると
、ノズルからのインクモレや濃度変化等をひき起こし、
不具合が生じる。反対に小さすぎると、負圧が大きくな
り、不吐出や吐出液滴体積の減少等の問題が発生する。
、ノズルからのインクモレや濃度変化等をひき起こし、
不具合が生じる。反対に小さすぎると、負圧が大きくな
り、不吐出や吐出液滴体積の減少等の問題が発生する。
【0028】この様な問題が起らない好ましい値として
は、−200mmaq<P2+ho≦+30mmaqで
あり、さらに好ましくは、−150mmaq<P2+h
o≦0の範囲である。(注aqは水頭の略)
は、−200mmaq<P2+ho≦+30mmaqで
あり、さらに好ましくは、−150mmaq<P2+h
o≦0の範囲である。(注aqは水頭の略)
【0029
】図3ないし図5は、記録ヘッドとインクタンク部が一
体に構成されたカートリッジであり、本発明による圧力
調整手段がインクタンク内に搭載されているインクジェ
ットヘッドカートリッジのタンク部断面を示している。 600は、インクを貯蔵する為のインク袋であり、可と
う性材料から成っている。また、インク袋外側は、図示
していない大気連通口により、大気と連通している。図
3の状態はスリット110が閉じている状態であり、メ
インタンク室170とサブタンク室180は圧力調整手
段(スリットを有する弾性部材)によって分離される構
成と成る。
】図3ないし図5は、記録ヘッドとインクタンク部が一
体に構成されたカートリッジであり、本発明による圧力
調整手段がインクタンク内に搭載されているインクジェ
ットヘッドカートリッジのタンク部断面を示している。 600は、インクを貯蔵する為のインク袋であり、可と
う性材料から成っている。また、インク袋外側は、図示
していない大気連通口により、大気と連通している。図
3の状態はスリット110が閉じている状態であり、メ
インタンク室170とサブタンク室180は圧力調整手
段(スリットを有する弾性部材)によって分離される構
成と成る。
【0030】この時、スリットを有する弾性部材100
は、図3に示す様に完全な復元状態か、図4の如く若干
記録ヘッド部側へ撓んだ状態であり、記録ヘッド部50
0のノズルにかかる液圧は、+30mm水頭以下となっ
ている。従って、この状態では、吐出口部のメニスカス
保持力とインクタンク内圧のバランス関係が保たれるの
で温度・気圧変化や振動等によって容易にノズルからイ
ンクがもれることはない。尚、スリットを有する弾性部
材100は、何らかの原因により、サブタンク室180
内の圧力がメインタンク室170内の圧力より高くなっ
た場合にもスリット110が開口し両者の差圧を小さく
することができる。
は、図3に示す様に完全な復元状態か、図4の如く若干
記録ヘッド部側へ撓んだ状態であり、記録ヘッド部50
0のノズルにかかる液圧は、+30mm水頭以下となっ
ている。従って、この状態では、吐出口部のメニスカス
保持力とインクタンク内圧のバランス関係が保たれるの
で温度・気圧変化や振動等によって容易にノズルからイ
ンクがもれることはない。尚、スリットを有する弾性部
材100は、何らかの原因により、サブタンク室180
内の圧力がメインタンク室170内の圧力より高くなっ
た場合にもスリット110が開口し両者の差圧を小さく
することができる。
【0031】この状態から、記録ヘッド部で液滴を吐出
しサブタンク室180内のインクが消費され減少するに
従い、サブタンク室180内の圧力は小さくなり、スリ
ットを有する弾性部材100は記録ヘッド部側へ撓んで
ゆき、図5に示されるようになる。
しサブタンク室180内のインクが消費され減少するに
従い、サブタンク室180内の圧力は小さくなり、スリ
ットを有する弾性部材100は記録ヘッド部側へ撓んで
ゆき、図5に示されるようになる。
【0032】すなわち、このようにサブタンク室180
内の圧力とメインタンク室170内との圧力差がある値
以上になると、スリットを有する弾性部材100自身の
たわみにより、ほぼ中央部にあるスリット110が図5
の如く開口し、タンク中のインクは、メインタンク室1
70からサブタンク室180へ流入し、サブタンク室1
80とメインタンク室170との差圧は徐々に小さくな
る。サブタンク室180とメインタンク室170との差
圧の減少に伴い、スリットを有する弾性部材100のた
わみは徐々に復元し、スリット110は閉じる。この時
、サブタンク室180は、メインタンク室170よりも
負圧になる。従って、印字中は図3もしくは図4のスリ
ット閉塞状態と図5のスリット状態を変遷することにな
る。定常状態では、スリットを有する弾性部材100の
スリット110が閉じた図3または図4の状態である。 一方、吸引ポンプ等により、一時的にノズルから強制吸
引した場合も、印字中と同様サブタンク室180内とメ
インタンク室170との差圧が大きくなる為、スリット
110は開口し、その後定常状態へ戻る。安定したイン
ク滴を得る為には、記録ヘッド部500にかかるインク
圧は、前述のように+30〜−200mm水頭程度が好
ましい。さらに好ましくは、0〜−150mm水頭の範
囲であり、この様な範囲に保たれる様にサブタンク室1
80の圧力を制御しなければならない。この様な条件が
得られる様に、スリットを有する弾性部材100の材質
(硬度)や形状、スリット110の形状等を設計する必
要がある。
内の圧力とメインタンク室170内との圧力差がある値
以上になると、スリットを有する弾性部材100自身の
たわみにより、ほぼ中央部にあるスリット110が図5
の如く開口し、タンク中のインクは、メインタンク室1
70からサブタンク室180へ流入し、サブタンク室1
80とメインタンク室170との差圧は徐々に小さくな
る。サブタンク室180とメインタンク室170との差
圧の減少に伴い、スリットを有する弾性部材100のた
わみは徐々に復元し、スリット110は閉じる。この時
、サブタンク室180は、メインタンク室170よりも
負圧になる。従って、印字中は図3もしくは図4のスリ
ット閉塞状態と図5のスリット状態を変遷することにな
る。定常状態では、スリットを有する弾性部材100の
スリット110が閉じた図3または図4の状態である。 一方、吸引ポンプ等により、一時的にノズルから強制吸
引した場合も、印字中と同様サブタンク室180内とメ
インタンク室170との差圧が大きくなる為、スリット
110は開口し、その後定常状態へ戻る。安定したイン
ク滴を得る為には、記録ヘッド部500にかかるインク
圧は、前述のように+30〜−200mm水頭程度が好
ましい。さらに好ましくは、0〜−150mm水頭の範
囲であり、この様な範囲に保たれる様にサブタンク室1
80の圧力を制御しなければならない。この様な条件が
得られる様に、スリットを有する弾性部材100の材質
(硬度)や形状、スリット110の形状等を設計する必
要がある。
【0033】又必要に応じて図6の如く、スリットを有
する弾性部材の外側に、インクの揺動や、インク凍結に
よる体積膨張を押える為の防止壁190を設けることも
できる。この様に、本発明によれば、弁機能を兼ね備え
た圧力調整手段を、スリットを有するシート形状の弾性
部材から構成させることにより、大幅に小型化させるこ
とが出来ると同時に、インク残量を極めて少なくするこ
とが可能となり、その結果としてインクタンクの大きさ
を、大幅に小型化させることが出来るようになった。
する弾性部材の外側に、インクの揺動や、インク凍結に
よる体積膨張を押える為の防止壁190を設けることも
できる。この様に、本発明によれば、弁機能を兼ね備え
た圧力調整手段を、スリットを有するシート形状の弾性
部材から構成させることにより、大幅に小型化させるこ
とが出来ると同時に、インク残量を極めて少なくするこ
とが可能となり、その結果としてインクタンクの大きさ
を、大幅に小型化させることが出来るようになった。
【0034】(第2の実施例)図7、図8は、本発明の
圧力調整手段を有するIJHCにおける第2の実施例で
あり、図7は本発明にかかるインクタンクにとりつけら
れる、スリットを有する角型形状の弾性部材とそれを取
り付ける取付け台を示す。
圧力調整手段を有するIJHCにおける第2の実施例で
あり、図7は本発明にかかるインクタンクにとりつけら
れる、スリットを有する角型形状の弾性部材とそれを取
り付ける取付け台を示す。
【0035】図8は、記録ヘッド部とタンク部が一体に
なって構成されているIJHCのタンク部に、前記スリ
ットを有する角型形状の弾性部材を搭載したタンク部断
面を示したものである。
なって構成されているIJHCのタンク部に、前記スリ
ットを有する角型形状の弾性部材を搭載したタンク部断
面を示したものである。
【0036】これらの図において、100は、スリット
を有する弾性部材であり、ほぼ中央部に定常状態では閉
塞し、ある差圧以上で開口するスリット110を持って
いる。120はスリットを有する弾性部材100を取り
付ける取付け台である。本実施例の様に、スリットを有
する弾性部材が角型形状の場合には、取付け台に取付け
る為の押え部材はなくとも可能である。
を有する弾性部材であり、ほぼ中央部に定常状態では閉
塞し、ある差圧以上で開口するスリット110を持って
いる。120はスリットを有する弾性部材100を取り
付ける取付け台である。本実施例の様に、スリットを有
する弾性部材が角型形状の場合には、取付け台に取付け
る為の押え部材はなくとも可能である。
【0037】(第3実施例)図9は本発明による圧力調
整手段を用いた第3の実施例にかかるインクジェットヘ
ッドカートリッジの図である。図9に於ては記録ヘッド
部とインクタンク部は着脱可能な構成とされており、イ
ンクタンク内のインクが無くなった場合に交換できるよ
うになっている。100はスリットを有する弾性部材、
110はスリット、200は記録ヘッド部側の接続部で
ある。210はタンク部側の接続部である。また300
はインクタンク内袋で、可とう性の袋から成り、記録ヘ
ッド部からのインク吐出によるインクに消費によりイン
クタンク内のインクが減少するのに従いインクタンク内
袋に410で示される大気連通口より空気がはいりイン
クタンク内袋が膨らみ、インクタンク内の圧力は一定に
たもたれる。175は、交換用のインクカートリッジで
あり、185はサブタンクである。
整手段を用いた第3の実施例にかかるインクジェットヘ
ッドカートリッジの図である。図9に於ては記録ヘッド
部とインクタンク部は着脱可能な構成とされており、イ
ンクタンク内のインクが無くなった場合に交換できるよ
うになっている。100はスリットを有する弾性部材、
110はスリット、200は記録ヘッド部側の接続部で
ある。210はタンク部側の接続部である。また300
はインクタンク内袋で、可とう性の袋から成り、記録ヘ
ッド部からのインク吐出によるインクに消費によりイン
クタンク内のインクが減少するのに従いインクタンク内
袋に410で示される大気連通口より空気がはいりイン
クタンク内袋が膨らみ、インクタンク内の圧力は一定に
たもたれる。175は、交換用のインクカートリッジで
あり、185はサブタンクである。
【0038】本実施例において、圧力調整手段を記録ヘ
ッド部側のサブタンク185内に入れインクカートリッ
ジ175とサブタンク185の間で分離している。しか
し分離部はサブタンク185と記録ヘッド部500の間
のインク供給路部分でもよく、あるいはインクカートリ
ッジ内に圧力調整手段をいれた構成も可能である。
ッド部側のサブタンク185内に入れインクカートリッ
ジ175とサブタンク185の間で分離している。しか
し分離部はサブタンク185と記録ヘッド部500の間
のインク供給路部分でもよく、あるいはインクカートリ
ッジ内に圧力調整手段をいれた構成も可能である。
【0039】このように記録ヘッド部とインクタンク部
とを分離可能なタイプとすることで、インクタンク部だ
けをとりかえるという簡単な操作によって比較的高価な
記録ヘッド部を有効に再利用することができる。
とを分離可能なタイプとすることで、インクタンク部だ
けをとりかえるという簡単な操作によって比較的高価な
記録ヘッド部を有効に再利用することができる。
【0040】尚、記録ヘッド部とインクタンク部との接
合にあたっては、記録ヘッド側のガイド部240とイン
クタンク部側の係合部250との係合関係が成立したと
きのみ装着できるようにしている。
合にあたっては、記録ヘッド側のガイド部240とイン
クタンク部側の係合部250との係合関係が成立したと
きのみ装着できるようにしている。
【0041】また、インク供給部200、210の位置
関係を規定した構成との相乗効果により、記録ヘッドと
インクタンクとの所望の係合を成立させることができる
とともに、高精度な位置決めも同時に達成できる。
関係を規定した構成との相乗効果により、記録ヘッドと
インクタンクとの所望の係合を成立させることができる
とともに、高精度な位置決めも同時に達成できる。
【0042】本発明に用いられるインクジェット記録用
インクとは以下の様な組成から成っている。
インクとは以下の様な組成から成っている。
【0043】本発明に使用するインクに用いられる染料
は、カラーインデックス(color index)
に記載されている水溶性の酸性染料、直接染料、塩基性
染料、反応性染料はその殆ど全てが使用出来る。又、カ
ラーインデックスに記載のないものであっても水溶性の
染料であれば使用出来る。
は、カラーインデックス(color index)
に記載されている水溶性の酸性染料、直接染料、塩基性
染料、反応性染料はその殆ど全てが使用出来る。又、カ
ラーインデックスに記載のないものであっても水溶性の
染料であれば使用出来る。
【0044】本発明のインクにおける上記染料の使用量
については特に制限するものではないが、一般的にはイ
ンク全重量の0.1〜20重量%、好ましくは0.3〜
10重量%、より好ましくは0.5〜6重量%を占める
量が好適である。
については特に制限するものではないが、一般的にはイ
ンク全重量の0.1〜20重量%、好ましくは0.3〜
10重量%、より好ましくは0.5〜6重量%を占める
量が好適である。
【0045】本発明のインクに使用するのに好適な媒体
は、水又は水と水溶性有機溶剤との混合溶媒であり、特
に好適なものは水と水溶性有機溶剤との混合溶媒であっ
て、水溶性有機溶剤としてインクの乾燥防止効果を有す
る多価アルコール類を含有するものである。又、水とし
ては、種々のイオンを含有する一般の水でなく、脱イオ
ン水を使用するのが好ましい。
は、水又は水と水溶性有機溶剤との混合溶媒であり、特
に好適なものは水と水溶性有機溶剤との混合溶媒であっ
て、水溶性有機溶剤としてインクの乾燥防止効果を有す
る多価アルコール類を含有するものである。又、水とし
ては、種々のイオンを含有する一般の水でなく、脱イオ
ン水を使用するのが好ましい。
【0046】インク中の上記水溶性有機溶剤の含有量は
一般にはインクの全重量の2〜80重量%、好ましくは
3〜70重量%、より好ましくは4〜40重量%の範囲
である。
一般にはインクの全重量の2〜80重量%、好ましくは
3〜70重量%、より好ましくは4〜40重量%の範囲
である。
【0047】又、使用する水はインク全体の35重量%
以上、好ましくは45重量%以上を占める割合であり、
又、本発明のインクは上記の成分の外に必要に応じて、
防かび剤、防腐剤、pH調整剤、粘度調整剤、表面張力
調整剤等を含有し得る。
以上、好ましくは45重量%以上を占める割合であり、
又、本発明のインクは上記の成分の外に必要に応じて、
防かび剤、防腐剤、pH調整剤、粘度調整剤、表面張力
調整剤等を含有し得る。
【0048】以上の如き本発明のインクは、25℃にお
ける粘度が1〜20cP、好ましくは1〜15cPで、
表面張力が30dyne/cm以上、好ましくは40d
yne/cm以上で、pHが4〜10程度の物性を有す
るのが好ましい。
ける粘度が1〜20cP、好ましくは1〜15cPで、
表面張力が30dyne/cm以上、好ましくは40d
yne/cm以上で、pHが4〜10程度の物性を有す
るのが好ましい。
【0049】図10は本発明のインクジェットヘッドカ
ートリッジが適用されるインクジェット記録装置IJR
Aの概観図である。ここでキャリッジHCは駆動モータ
ー5013の正転逆転に連動して駆動力伝達ギア501
1、5009を介して回転するリードスクリュー500
4の螺旋溝5005に対して係合するキャリッジHCは
ピン(不図示)を有し、矢印a、b方向に往復移動され
る。キャリッジHCには記録ヘッド部5025、インク
タンク部5026が装着される。5002は紙押え板で
あり、キャリッジの移動方向にわたって紙をプラテン5
000に対して押圧する。5007、5008はフォト
カプラーであり、キャリッジのレバー5006のこの域
での存在を確認してモーター5013の回転方向切り替
え等をおこなうためのホームポジション検知手段である
。5016は記録ヘッドの前面をキャップするキャップ
部材5022を支持する部材、5015はこのキャップ
内を吸引する吸引手段であり、キャップ内開口5023
を介して記録ヘッドの吸引回復をおこなう。5017は
クリーニングブレード、5019はこのブレードを前後
方向に移動可能にする部材であり、本体支持板5018
にこれらは支持されている。ブレードは、この形態でな
く周知のクリーニングブレードが本例に適用できること
はいうまでもない。また、5012は、吸引回復の吸引
を開始するためのレバーであり、キャリッジと係合する
カム5020の移動に伴って移動し、駆動モータからの
駆動力がクラッチ切り替え等の公知の伝達手段で移動制
御される。
ートリッジが適用されるインクジェット記録装置IJR
Aの概観図である。ここでキャリッジHCは駆動モータ
ー5013の正転逆転に連動して駆動力伝達ギア501
1、5009を介して回転するリードスクリュー500
4の螺旋溝5005に対して係合するキャリッジHCは
ピン(不図示)を有し、矢印a、b方向に往復移動され
る。キャリッジHCには記録ヘッド部5025、インク
タンク部5026が装着される。5002は紙押え板で
あり、キャリッジの移動方向にわたって紙をプラテン5
000に対して押圧する。5007、5008はフォト
カプラーであり、キャリッジのレバー5006のこの域
での存在を確認してモーター5013の回転方向切り替
え等をおこなうためのホームポジション検知手段である
。5016は記録ヘッドの前面をキャップするキャップ
部材5022を支持する部材、5015はこのキャップ
内を吸引する吸引手段であり、キャップ内開口5023
を介して記録ヘッドの吸引回復をおこなう。5017は
クリーニングブレード、5019はこのブレードを前後
方向に移動可能にする部材であり、本体支持板5018
にこれらは支持されている。ブレードは、この形態でな
く周知のクリーニングブレードが本例に適用できること
はいうまでもない。また、5012は、吸引回復の吸引
を開始するためのレバーであり、キャリッジと係合する
カム5020の移動に伴って移動し、駆動モータからの
駆動力がクラッチ切り替え等の公知の伝達手段で移動制
御される。
【0050】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジHCがホームポジション側領域に
位置づけられたときにリードスクリュー5005の作用
によってそれらの対応位置で所望の処理が行える様に構
成されているが、周知のタイミングで所望の動作を行う
ようにすれば、本例にはいずれも適用できる。
引回復は、キャリッジHCがホームポジション側領域に
位置づけられたときにリードスクリュー5005の作用
によってそれらの対応位置で所望の処理が行える様に構
成されているが、周知のタイミングで所望の動作を行う
ようにすれば、本例にはいずれも適用できる。
【0051】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせる為に利用されるエネルギ
ーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変
換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりイ
ンクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録装
置に於て、優れた効果をもたらすものである。
中でも、インク吐出を行わせる為に利用されるエネルギ
ーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変
換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりイ
ンクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録装
置に於て、優れた効果をもたらすものである。
【0052】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第4,723,129号明細書、同第4,7
40,796号明細書に開示されている基本的な原理を
用いて行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマン
ド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、
結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内
の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成長、
収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出さ
せて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号を
パルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行わ
れるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が
達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号と
しては、米国特許第4,463,359号明細書、同第
4,345,262号明細書に記載されているようなも
のが適している。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関す
る発明の米国特許第4,313,124号明細書に記載
されている条件を採用すると、更に優れた記録を行うこ
とができる。記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱
作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する
米国特許第4,558,333号明細書、米国特許第4
,459,600号明細書を用いた構成も本発明に含ま
れるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して
、共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成
を開示する特開昭59年第123670号公報や熱エネ
ルギーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構
成を開示する特開昭59年第138461号公報に基づ
いた構成としても本発明は有効である。
ば米国特許第4,723,129号明細書、同第4,7
40,796号明細書に開示されている基本的な原理を
用いて行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマン
ド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、
結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内
の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成長、
収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出さ
せて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号を
パルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行わ
れるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が
達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号と
しては、米国特許第4,463,359号明細書、同第
4,345,262号明細書に記載されているようなも
のが適している。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関す
る発明の米国特許第4,313,124号明細書に記載
されている条件を採用すると、更に優れた記録を行うこ
とができる。記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱
作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する
米国特許第4,558,333号明細書、米国特許第4
,459,600号明細書を用いた構成も本発明に含ま
れるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して
、共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成
を開示する特開昭59年第123670号公報や熱エネ
ルギーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構
成を開示する特開昭59年第138461号公報に基づ
いた構成としても本発明は有効である。
【0053】更に、記録装置が記録できる最大記録媒体
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録装
置ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよ
うな複数記録ヘッドの組合せによって、その長さを満た
す構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとしての
構成のいずれにおいても、本発明は、有効である。
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録装
置ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよ
うな複数記録ヘッドの組合せによって、その長さを満た
す構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとしての
構成のいずれにおいても、本発明は、有効である。
【0054】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0055】又、本発明の記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手
段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記
録ヘッドに対しての、キャピング手段、クリーニング手
段、加圧域は吸引手段、電気熱変換体或は、これとは別
の加熱素子或はこれらの組合せによる予備加熱手段、記
録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うことも安定
した記録を行うために有効である。
れる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手
段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記
録ヘッドに対しての、キャピング手段、クリーニング手
段、加圧域は吸引手段、電気熱変換体或は、これとは別
の加熱素子或はこれらの組合せによる予備加熱手段、記
録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うことも安定
した記録を行うために有効である。
【0056】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組合せによってでもよい
が、異なる色の複色カラー又は、混色によるフルカラー
の少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて有効
である。
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組合せによってでもよい
が、異なる色の複色カラー又は、混色によるフルカラー
の少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて有効
である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、定常状態では閉塞
し、ある差圧以上で開口するスリットを有し、シート状
又は角型形状から成る弾性部材による隔壁を、インクタ
ンク内又はインク流路中に設けたことにより、記録ヘッ
ドのノズルにかかる液圧を一定の圧力範囲に制御し、記
録ヘッドにインク供給することを可能にした。
し、ある差圧以上で開口するスリットを有し、シート状
又は角型形状から成る弾性部材による隔壁を、インクタ
ンク内又はインク流路中に設けたことにより、記録ヘッ
ドのノズルにかかる液圧を一定の圧力範囲に制御し、記
録ヘッドにインク供給することを可能にした。
【0058】すなわち、圧力調整部材と弁部材を同一の
部材で成り立つことを可能とし、しかもその構成が極め
てシンプルかつ容易に組立て可能とした。
部材で成り立つことを可能とし、しかもその構成が極め
てシンプルかつ容易に組立て可能とした。
【0059】これらの結果、製造コストを著しく安くす
ることが可能になったのと同時に非常に小さいスペース
に収納することが可能になった為に、インクタンクさら
にはインクジェットヘッドカートリッジの大きさを著し
く小型化することが出来る様になった。又、従来インク
残量によるタンク内圧力の変動によって記録に使われな
い残インクがタンク中に残ってしまうことがあったが、
本発明によるインクタンクでは、圧力を初期からインク
終了間際までほぼ一定の圧力に保つことができるのでタ
ンク中のインクをすべて使うことが出来るというメリッ
トもある。さらには、ノズルにかかる液圧が一定の圧力
範囲に制御されている為、インクもれ等も起らず、しか
も安定した吐出が得られることが出来る様になった。
ることが可能になったのと同時に非常に小さいスペース
に収納することが可能になった為に、インクタンクさら
にはインクジェットヘッドカートリッジの大きさを著し
く小型化することが出来る様になった。又、従来インク
残量によるタンク内圧力の変動によって記録に使われな
い残インクがタンク中に残ってしまうことがあったが、
本発明によるインクタンクでは、圧力を初期からインク
終了間際までほぼ一定の圧力に保つことができるのでタ
ンク中のインクをすべて使うことが出来るというメリッ
トもある。さらには、ノズルにかかる液圧が一定の圧力
範囲に制御されている為、インクもれ等も起らず、しか
も安定した吐出が得られることが出来る様になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施例を示す、スリット
を有する圧力調整手段の分解図である。
を有する圧力調整手段の分解図である。
【図2】本発明における第1の実施例を示す、スリット
を有する圧力調整手段を、インクジェットヘッドカート
リッジに組み付けた模式図である。
を有する圧力調整手段を、インクジェットヘッドカート
リッジに組み付けた模式図である。
【図3】本発明における第1の実施例を示す、スリット
を有する圧力調整手段を、インクジェットヘッドカート
リッジに組み付けたタンク部の断面図(スリット閉状態
)である。
を有する圧力調整手段を、インクジェットヘッドカート
リッジに組み付けたタンク部の断面図(スリット閉状態
)である。
【図4】本発明における第1の実施例を示す、スリット
を有する圧力調整手段を、インクジェットヘッドカート
リッジに組み付けたタンク部の断面図(スリット閉状態
)である。
を有する圧力調整手段を、インクジェットヘッドカート
リッジに組み付けたタンク部の断面図(スリット閉状態
)である。
【図5】本発明における第1の実施例を示す、スリット
を有する圧力調整手段を、インクジェットヘッドカート
リッジに組み付けたタンク部の断面図(スリット開状態
)である。
を有する圧力調整手段を、インクジェットヘッドカート
リッジに組み付けたタンク部の断面図(スリット開状態
)である。
【図6】本発明における第1の実施例を示す、スリット
を有する圧力調整手段と防止壁をインクジェットヘッド
カートリッジに組み付けたタンク部の断面図である。
を有する圧力調整手段と防止壁をインクジェットヘッド
カートリッジに組み付けたタンク部の断面図である。
【図7】本発明における第2の実施例を示す、スリット
を有する圧力調整手段の分解図である。
を有する圧力調整手段の分解図である。
【図8】本発明における第2の実施例を示す、スリット
を有する圧力調整手段を、インクジェットヘッドカート
リッジに組み付けた、タンク部の断面図である。
を有する圧力調整手段を、インクジェットヘッドカート
リッジに組み付けた、タンク部の断面図である。
【図9】本発明を用いたタンク交換型タイプインクジェ
ットヘッドカートリッジの説明図である。
ットヘッドカートリッジの説明図である。
【図10】本発明を用いたタンク交換型タイプインクジ
ェットヘッドカートリッジを搭載したインクジェット記
録装置の斜視図である。
ェットヘッドカートリッジを搭載したインクジェット記
録装置の斜視図である。
100 スリットブレダー
110 スリット
120 取付け台
125 押え部材
170 メインタンク室
175 インクカートリッジ
180 サブタンク室
185 サブタンク
190 防止壁
200 接続部1(ヘッド側)
210 接続部2(タンク側)
300 インクタンク内袋
400 インクジェットヘッドカートリッジ410
大気連通口 500 記録ヘッド部 600 インク袋
大気連通口 500 記録ヘッド部 600 インク袋
Claims (6)
- 【請求項1】 液体を貯蔵し、供給する為の供給口を
有する液体貯蔵タンクにおいて、該タンクの内部又は液
路の途中に、定常状態では閉塞し、ある差圧以上で開口
するスリットを有する弾性部材からなる弁機能を兼ね備
えた圧力調整手段を有し、前記圧力調整手段が、シート
状又は角型形状の弾性部材から成ることを特徴とする液
体貯蔵タンク。 - 【請求項2】 前記液体貯蔵タンクは、インクを吐出
する記録ヘッドと連設されて、インクを供給するもので
あり、弁機能を兼ね備えた前記圧力調整手段は、前記記
録ヘッドに対して+30mm水頭以下の状態を維持する
よう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
液体貯蔵タンク。 - 【請求項3】 液体を貯蔵し、供給するための供給口
を有する液体貯蔵タンクであって、その内部又は流路の
途中に、定常状態では閉塞し、ある差圧以上で開口する
スリットを有する弾性部材からなる弁機能を兼ね備えた
圧力調整手段を有し、前記圧力調整手段が、シート状又
は角型形状の弾性部材から成る液体貯蔵タンクと該タン
クに貯蔵されたインクが供給されて、該インクを吐出す
る記録ヘッドと、を連設して有したことを特徴とするイ
ンクジェットヘッドカートリッジ。 - 【請求項4】 前記ヘッドは、熱エネルギーを利用し
てインクを吐出する形態を有し、前記熱エネルギーを発
生するための電気熱変換素子を有していることを特徴と
する請求項3に記載のインクジェットヘッドカートリッ
ジ。 - 【請求項5】 液体を貯蔵し、供給するための供給口
を有する液体貯蔵タンクであって、その内部又は流路の
途中に、定常状態では閉塞し、ある差圧以上で開口する
スリットを有する弾性部材からなる弁機能を兼ね備えた
圧力調整手段を有し、前記圧力調整手段が、シート状又
は角型形状の弾性部材から成る液体貯蔵タンクと、該タ
ンクに貯蔵されたインクが供給されて、該インクを吐出
するように構成された記録ヘッドと、を連設して有した
インクジェットヘッドカートリッジを支持する支持部材
と、該支持部材と相対的に移動して所望の記録を行わせ
る被記録部材の搬送手段と、を有することを特徴とする
インクジェット装置。 - 【請求項6】 前記ヘッドは、熱エネルギーを利用し
てインクを吐出する形態を有し、前記熱エネルギーを発
生するための電気熱変換素子を有していることを特徴と
する請求項5に記載のインクジェット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14740491A JPH04369559A (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 液体貯蔵タンク、インクジェットカートリッジ並びにインクジェット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14740491A JPH04369559A (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 液体貯蔵タンク、インクジェットカートリッジ並びにインクジェット装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04369559A true JPH04369559A (ja) | 1992-12-22 |
Family
ID=15429529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14740491A Pending JPH04369559A (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 液体貯蔵タンク、インクジェットカートリッジ並びにインクジェット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04369559A (ja) |
-
1991
- 1991-06-19 JP JP14740491A patent/JPH04369559A/ja active Pending
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