JPH04368649A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH04368649A
JPH04368649A JP3173104A JP17310491A JPH04368649A JP H04368649 A JPH04368649 A JP H04368649A JP 3173104 A JP3173104 A JP 3173104A JP 17310491 A JP17310491 A JP 17310491A JP H04368649 A JPH04368649 A JP H04368649A
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Masayoshi Noguchi
雅義 野口
Makoto Yamada
誠 山田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図3)作用(図1〜
図3) 実施例(図1〜図3) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置に関し
、例えば回転ヘツド型デイジタルオーデイオテープレコ
ーダに適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、オーデイオ信号を高密度記録する
ようになされた磁気記録再生装置として、回転ヘツド型
デイジタルオーデイオテープレコーダ(DAT)が用い
られている。
【0004】このデイジタルオーデイオテープレコーダ
においては入力オーデイオデータをドラムに載置された
回転ヘツドを用いて、ドラムに所定の巻き付け角で巻き
付けられた磁気テープ上に記録し又は磁気テープ上に記
録された記録オーデイオデータを回転ヘツドを用いて再
生するようになされている。
【0005】ここで磁気テープに記録された記録オーデ
イオデータを正しく再生するためには、回転ヘツドが磁
気テープの記録トラツク上をジヤストトラツキング状態
でヘリカルスキヤンする必要があり、このためデイジタ
ルオーデイオテープレコーダではいわゆるATF(au
tomatic track following) 
の手法を用いたトラツキングサーボによるトラツキング
制御が行われている。
【0006】実際上デイジタルオーデイオテープレコー
ダにおいては、磁気テープの走行方向に対して斜め方向
に順次交互に正及び負のアジマス角を有する記録トラツ
クが形成され、この記録トラツクの下端側及び上端側に
所定のATFパターンが記録されている。
【0007】従つてデイジタルオーデイオテープレコー
ダでは、各々正及び負のアジマス角の記録トラツクを対
応するアジマス角の回転ヘツドで再生し、この結果得ら
れるATFパターンの再生信号に応じてキヤプスタンモ
ータを駆動して、磁気テープの走行速度を可変制御する
ことにより、回転ヘツドが記録トラツク上をジヤストト
ラツキング状態でヘリカルスキヤンし得るようになされ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
デイジタルオーデイオテープレコーダにおいては、例え
ば磁気テープの停止状態から再生を開始する際に、出来
るだけすばやく回転ヘツドがジヤストトラツキング状態
で記録トラツク上をヘリカルスキヤンし得る状態に制御
することが望ましい。
【0009】このため従来トラツキング制御を開始する
際には、走行速度サーボによつて磁気テープを安定に走
行する状態に制御すると共に、所定期間の間トラツキン
グサーボのループゲインを持ち上げ、これにより素早く
回転ヘツドをジヤストトラツキング状態に制御し得るよ
うになされている。
【0010】ところがこのように単純にトラツキングサ
ーボのループゲインを持ち上げる方法では、回転ヘツド
が各々逆アジマスの記録トラツク上にオントラツクした
ような状態で安定してしまうと、トラツキングエラー自
体を検出できなくなり、ジヤストトラツキング状態への
引き込みに時間がかかつてしまう問題があつた。
【0011】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、素早く回転ヘツドが記録トラツク上をジヤストトラ
ツキング状態でヘリカルスキヤンする磁気記録再生装置
を提案しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、磁気テープ2の走行方向に対
して斜め方向に形成された記録トラツクに、ドラム4上
に載置された回転ヘツド7A、7Bをヘリカルスキヤン
させ所定の情報を記録し再生する磁気記録再生装置1に
おいて、記録トラツクを回転ヘツド7A、7Bで再生し
て得られるトラツキングエラー信号TERに応じて磁気
テープ2の走行速度を制御し、回転ヘツド7A、7Bを
記録トラツク上に位置決めするトラツキングサーボ手段
14、15、16、17、12、13と、磁気テープ2
の走行速度を検出し、その検出結果SFG及び基準速度
に基づいて磁気テープ2を所定速度で走行させると共に
、回転ヘツド7A、7Bの記録トラツクに対する位置決
めを開始する際、所定期間t1〜t3の間基準速度に所
定のオフセツト速度SOFFを加えるようにした速度サ
ーボ手段8、9、10、11、12、13とを設けるよ
うにした。
【0013】また第2の発明においては、トラツキング
サーボ手段14、15、16、17、12、13は、ト
ラツキングエラー信号TERを第1のループ利得で増幅
するトラツキングサーボループ系28A、29と、トラ
ツキングエラー信号TERを第2のループ利得で増幅す
ると共に、その増幅結果を積分して出力するトラツキン
グ積分サーボループ系28B、27、29とを有し、回
転ヘツド7A、7Bの記録トラツクに対する位置決めを
開始する際、第1及び第2のループ利得を持ち上げるよ
うにした。
【0014】さらに第3の発明においては、トラツキン
グサーボ手段14、15、16、17、12、13は、
回転ヘツド7A、7Bの記録トラツクに対する位置決め
を開始する際、第1及び第2のループ利得を持ち上げ、
所定期間経過後(t3)第1のループ利得を持ち下げた
後、所定時間(t4)遅れて第2のループ利得を持ち下
げるようにした。
【0015】
【作用】回転ヘツド7A、7Bの記録トラツクに対する
位置決めを開始する際、所定期間の間基準速度に所定の
オフセツト速度SOFFを加えるようにしたことにより
、トラツキングエラー信号TERを確実に発生させるこ
とができ、これに応じて磁気テープ2の走行速度を制御
するようにして、素早く回転ヘツド7A、7Bが記録ト
ラツク上をジヤストトラツキング状態でヘリカルスキヤ
ンするように制御し得る。
【0016】またトラツキングサーボ手段14、15、
16、17、12、13を第1のループ利得を有するト
ラツキングサーボループ系28A、29と第2のループ
利得を有するトラツキング積分サーボループ系28B、
27、29とで構成し、回転ヘツド7A、7Bの記録ト
ラツクに対する位置決めを開始する際、第1及び第2の
ループ利得を持ち上げ、所定期間経過後(t3)第1の
ループ利得を持ち下げた後、所定時間(t4)遅れて第
2のループ利得を持ち下げるようにしたことにより、さ
らに一段と素早く回転ヘツド7A、7Bが記録トラツク
上をジヤストトラツキング状態でヘリカルスキヤンする
ように制御し得る。
【0017】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0018】図1において、1は全体として回転ヘツド
型デイジタルオーデイオテープレコーダの全体構成を示
し、磁気テープ2がテープカセツト内の供給リール(図
示せず)から導き出されてガイド3A、3Bに案内され
てドラム4に巻き付けられ、キヤプスタン5及びピンチ
ローラ6に挟まれてテープカセツト内の巻取リールに巻
き取られる。
【0019】ドラム4には一対の回転ヘツド7A、7B
が載置されて磁気テープ2をヘリカルスキヤンし、これ
により磁気テープ2の走行方向に対して斜め方向に形成
された記録トラツク上にオーデイオ信号を記録し再生し
得るようになされている。
【0020】またキヤプスタン5のキヤプスタンモータ
5Aには周波数発電機8が取り付けられ、この結果得ら
れるキヤプスタン5の回転周波数信号SFGがスピード
エラー検出回路9に入力される。
【0021】このスピードエラー検出回路9は回転周波
数信号SFGに応じて磁気テープ2の走行速度を算出す
ると共に、この結果得られる走行速度と内部に予め設定
された基準走行速度とを比較することによりスピードエ
ラー信号SERを発生し、これをスピードサーボ回路1
0に送出する。
【0022】スピードサーボ回路10は入力されるスピ
ードエラー信号SERを補正する第1のモータ駆動信号
SDR1を発生し、これを第1の切換回路11の第1の
入力端a及び第1の加算回路12を介してモータドライ
バ回路13に供給する。
【0023】モータドライバ回路13は入力される第1
のモータ駆動信号SDR1に基づいて、キヤプスタンモ
ータ5Aを駆動する第2のモータ駆動信号SDR2を発
生しこれをキヤプスタンモータ5Aに送出する。
【0024】これによりこのデイジタルオーデイオテー
プレコーダ1の場合、スピードサーボループを形成し、
スピードエラー信号SERに基づいてキヤプスタンモー
タ5Aを駆動することにより、基準走行速度に応じて磁
気テープ2を走行させ得るようになされている。
【0025】またこのデイジタルオーデイオテープレコ
ーダ1においては、回転ヘツド7A、7Bから得られる
再生信号SPBに基づいてトラツキングサーボループを
形成し、これによりトラツキングエラーに応じて磁気テ
ープ2の走行速度を制御するようになされている。
【0026】実際上回転ヘツド7A、7Bから得られる
再生信号SPBは再生増幅回路14を通じてトラツキン
グエラー検出回路15に入力され、これによりトラツキ
ングエラー検出回路15は検出したトラツキングエラー
を補正する第1のトラツキングエラー信号TERを発生
し、これをトラツキングサーボ回路16に入力する。
【0027】このトラツキングサーボ回路16は入力さ
れる第1のトラツキングエラー信号TERに基づいてト
ラツキングエラーを補正する第3のモータ駆動信号SD
R3を発生し、これを第2の切換回路17の第1の入力
端aを通じて加算回路12に送出する。
【0028】これによりモータドライバ回路13には、
第1及び第3のモータ駆動信号SDR1及びSDR3が
加算されて入力され、かくしてモータドライバ回路13
は入力される第1及び第3のモータ駆動信号SDR1及
びSDR3の加算信号に基づいて、キヤプスタンモータ
5Aを駆動する第2のモータ駆動信号SDR2を発生し
これをキヤプスタンモータ5Aに送出する。
【0029】このようにしてトラツキングエラーに応じ
て磁気テープ2の走行速度を制御することによりトラツ
キングエラーが補正され、この結果回転ヘツド7A及び
7Bが磁気テープ2の記録トラツク上をジヤストトラツ
キング状態でヘリカルスキヤンし得るようになされてい
る。なおスピードサーボループ及びトラツキングサーボ
ループの動作タイミングはサーボループON/OFF制
御回路18によつて制御されている。
【0030】実際デイジタルオーデイオテープレコーダ
1が停止状態のとき、第1及び第2の切換回路11及び
17はそれぞれ第2の入力端bが選択されており、この
サーボループON/OFF制御回路18はシステム制御
回路(図示せず)から入力される再生スタート信号ST
に応じて順次第1及び第2の切換信号SW1及びSW2
を発生する。
【0031】これにより第1及び第2の切換回路11及
び17が順次第1の入力端aに切り換えられ、これに応
じてスピードサーボループ及びトラツキングサーボルー
プが順次形成され、このようにしてデイジタルオーデイ
オテープレコーダ1において再生動作が開始される。
【0032】ここでこの実施例の場合、実際上スピード
サーボループ及びトラツキングサーボループの詳細な回
路は、図1との対応部分に同一符号を付した図2に示す
ような構成でなり、まずスピードサーボループにおいて
はスピードエラー信号SERが第2の加算回路20及び
スピードロツク検出回路21に入力されている。
【0033】この第2の加算回路20にはオフセツトバ
イアス発生回路22で発生されたオフセツト速度信号S
OFFが第3の選択回路23の第1の入力端aを通じて
入力され、この結果第3の選択回路23の選択に応じた
第2のスピードエラー信号SER1がスピードサーボ回
路10に入力されている。
【0034】またスピードロツク検出回路21は、入力
されるスピードエラー信号SERに応じてスピードサー
ボループがロツクしたか否かを検出し、この検出結果が
スピードロツク信号SLKとして、再生スタート信号S
Tと共にサーボループON/OFF制御回路18及びト
ラツキングサーボループのゲイン制御回路25に入力さ
れる。
【0035】一方トラツキングサーボループにおいては
第1のトラツキングエラー信号TERがトラツキングサ
ーボ回路16に入力されると共に、エラー検出回路26
に入力されている。
【0036】このエラー検出回路26は入力される第1
のトラツキングエラー信号TERに応じてトラツキング
サーボループがロツクしたか否かを検出し、この検出結
果がトラツキングロツク信号TLKとして、再生スター
ト信号STと共にゲイン制御回路25及びスピードサー
ボループのオフセツト制御回路24に入力されている。
【0037】またこの実施例の場合、トラツキングサー
ボ回路16は図2に破線で囲んで示すように通常のトラ
ツキングサーボループ系及び積分処理回路27を含むト
ラツキング積分サーボループ系より構成されている。
【0038】すなわち入力される第1のトラツキングエ
ラー信号TERは、通常のトラツキングサーボループ系
としての第1の増幅回路28A及びトラツキング積分サ
ーボループ系としての第2の増幅回路28Bに入力され
ている。
【0039】この第1の増幅回路28Aは入力される第
1のトラツキングエラー信号TERを第1のループゲイ
ンで増幅し、これを第2のトラツキングエラー信号TE
R1として第3の加算回路29に入力する。
【0040】また第2の増幅回路28Bは入力される第
1のトラツキングエラー信号TERを第2のループゲイ
ンで増幅した後積分処理回路27で積分し、これを第3
のトラツキングエラー信号TER2として第3の加算回
路29に入力する。
【0041】第3の加算回路29は入力される第2及び
第3のトラツキングエラー信号TER1及びTER2を
加算し、この加算結果を第3のモータ駆動信号SDR3
として送出する。
【0042】ここで第1及び第2の増幅回路28A及び
28Bの第1及び第2のループゲインは、それぞれゲイ
ン制御回路25から入力される第1及び第2のゲイン切
換信号SG1及びSG2に応じて、切り換え制御し得る
ようになされている。
【0043】以上の構成において、図3に示すように、
時点t1のタイミングで再生スタート信号ST(図3(
A))のパルスが発生すると、サーボループON/OF
F制御回路18はこれを検出して第1の切換信号SW1
(図3(B))を立ち上げ、これにより第1の切換回路
11を第1の入力端aに切り換える。このとき同時にオ
フセツト制御回路24も再生スタート信号STのパルス
を検出し、第3の切換信号SW3(図3(C))を立ち
上げ、これにより第3の切換回路23を第1の入力端a
に切り換える。
【0044】このようにしてこのデイジタルオーデイオ
テープレコーダ1においては、再生動作が開始されたタ
イミングでスピードサーボループが形成され、基準速度
にオフセツト速度を加えた走行速度で磁気テープ2を駆
動させる。
【0045】やがてこの状態で、時点t2のタイミング
で磁気テープ2の走行速度が、基準速度にオフセツト速
度を加えた速度にロツクすると、スピードロツク検出回
路21がこれを検出してスピードロツク信号SLKを発
生する。
【0046】サーボループON/OFF制御回路18は
、このスピードロツク信号SLKに応じて第2の切換信
号SW2(図3(D))を立ち上げて第2の切換回路1
7を第1の入力端aに切り換え、トラツキングサーボル
ープを形成する。これに加えて第2の切換信号SW2は
、トラツキングサーボ回路16の積分処理回路27にも
供給され、これにより積分処理回路27がリセツトされ
る。
【0047】実際上このような状態では、磁気テープ2
が基準速度にオフセツト速度を加えた速度で走行してい
ることにより、回転ヘツド7A及び7Bは磁気テープ2
の記録トラツク上をずれながらヘリカルスキヤンしてい
る。従つてトラツキングエラー検出回路15においては
必ずトラツキングエラーを即時に検出することができる
【0048】なおこの状態ではトラツキングサーボルー
プにおいて磁気テープ2の走行速度にオフセツト速度を
加えているため、ジヤストトラツキング状態に引き込も
うとするとトラツキングサーボのループゲインを持ち上
げる必要がある。
【0049】このためゲイン制御回路25は、スピード
ロツク信号SLKに応じて第1及び第2のゲイン切換信
号SG1及びSG2(図3(E)及び(F))を立ち上
げ、第1及び第2の増幅回路28A及び28Bの第1及
び第2のループゲインを持ち上げ、かくしてトラツキン
グサーボループがジヤストトラツキング状態に引き込ま
れやすくなる。
【0050】このようにループゲインを持ち上げた状態
では、トラツキングサーボループにおいて、通常のトラ
ツキングサーボ系の第1のループゲインが支配的に働い
ており、第2のループゲインでなるトラツキング積分サ
ーボ系の積分項にはあまり蓄積されない。
【0051】この状態で時点t3のタイミングで、回転
ヘツド7A及び7Bが磁気テープ2の記録トラツク上を
ジヤストトラツキング状態で走行するようになると、エ
ラー検出回路26がこれを検出してトラツキングロツク
信号TLKを発生する。
【0052】オフセツト制御回路24は、トラツキング
ロツク信号TLKに応じて第3の切換信号SW3を立ち
下げ、これにより第3の選択回路23が第1の入力端a
から第2の入力端bに切り換えられ、この結果オフセツ
ト速度を加えない基準速度で磁気テープ2を走行させる
スピードサーボループが形成される。
【0053】このとき同時にゲイン制御回路25は、第
1のゲイン切換信号SG1を立ち下げ、これにより持ち
上げていた第1の増幅回路28Aのループゲインを通常
値に戻す。ここでこのとき同時に第2の増幅回路28B
のループゲインも通常値に戻すことが考えられるが、こ
のようにするとロツク状態にあるトラツキングが外れる
おそれがある。
【0054】このためこの実施例では上述のように第1
の増幅回路28Aのループゲインを通常値に戻した後、
第2の増幅回路28Bのループゲインを持ち上げた状態
に継続し、トラツキング積分サーボ系の積分項すなわち
積分処理回路27にトラツキングエラー信号TERを蓄
積し、所定時間経過後の時点t4のタイミングにおいて
第2のゲイン切換信号SG2を立ち下げ、これにより持
ち上げていた第2の増幅回路28Bのループゲインを通
常値に戻すようになされている。
【0055】これにより一度ロツク状態に引き込んだト
ラツキングサーボを外すことなく、オフセツト速度や第
1及び第2のループゲインを通常状態に戻すことができ
、この後通常状態でスピードサーボ及びトラツキングサ
ーボを維持しながら磁気テープ2の再生を継続する。
【0056】以上の構成によれば、再生開始から所定期
間の間、スピードサーボにおいて基準速度に所定のオフ
セツト速度を加えるようにしたことにより、トラツキン
グエラー信号を確実に発生させることができ、これによ
りトラツキングサーボで素早く回転ヘツド7A、7Bが
磁気テープ2の記録トラツク上をジヤストトラツキング
状態でヘリカルスキヤンするようにし得るデイジタルオ
ーデイオテープレコーダ1を実現できる。
【0057】さらに上述の構成によれば、オフセツト速
度を加える期間とトラツキングループ系の第1のループ
ゲイン及びトラツキング積分ループ系の第2のループゲ
インを持ち上げる期間をそれぞれ時間差で制御するよう
にしたことにより、さらに一段とトラツキングサーボで
素早く回転ヘツド7A、7Bが磁気テープ2の記録トラ
ツク上をジヤストトラツキング状態でヘリカルスキヤン
するようにし得るデイジタルオーデイオテープレコーダ
1を実現できる。
【0058】なお上述の実施例においては、本発明をデ
イジタルオーデイオテープレコーダに適用した場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、例えばVTR(
ビデオテープレコーダ)等回転ヘツドで磁気テープをヘ
リカルスキヤンする磁気記録再生装置に広く適用して好
適なものである。
【0059】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、回転ヘツ
ドの記録トラツクに対する位置決めを開始する際、所定
期間の間基準速度に所定のオフセツト速度を加えるよう
にしたことにより、トラツキングエラー信号を確実に発
生させることができ、当該トラツキングエラー信号に応
じて磁気テープの走行速度を制御して、素早く回転ヘツ
ドが記録トラツク上をジヤストトラツキング状態でヘリ
カルスキヤンするように制御し得る磁気記録再生装置を
実現できる。
【0060】またトラツキングサーボ手段を第1のルー
プ利得を有するトラツキングサーボループ系と第2のル
ープ利得を有するトラツキング積分サーボループ系とで
構成し、回転ヘツドの記録トラツクに対する位置決めを
開始する際、第1及び第2のループ利得を持ち上げ、所
定期間経過後第1のループ利得を持ち下げた後、所定時
間遅れて第2のループ利得を持ち下げるようにしたこと
により、さらに一段と素早く回転ヘツドが記録トラツク
上をジヤストトラツキング状態でヘリカルスキヤンする
ように制御し得る磁気記録再生装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデイジタルオーデイオ
テープレコーダを示すブロツク図である。
【図2】そのスピードサーボ系及びトラツキングサーボ
系の詳細構成を示すブロツク図である。
【図3】そのスピードサーボ系及びトラツキングサーボ
系の動作の説明に供するタイミングチヤートである。
【符号の説明】
1……デイジタルオーデイオテープレコーダ、2……磁
気テープ、4……ドラム、5……キヤプスタン、6……
ピンチローラ、7A、7B……回転ヘツド、9……スピ
ードエラー検出回路、10……スピードサーボ回路、1
1、17、23……切換回路、12、20……加算回路
、13……モータドライバ回路、15……トラツキング
エラー検出回路、16……トラツキングサーボ回路、1
8……サーボループON/OFF制御回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープの走行方向に対して斜め方向に
    形成された記録トラツクに、ドラム上に載置された回転
    ヘツドをヘリカルスキヤンさせ所定の情報を記録し再生
    する磁気記録再生装置において、上記記録トラツクを上
    記回転ヘツドで再生して得られるトラツキングエラー信
    号に応じて上記磁気テープの走行速度を制御し、上記回
    転ヘツドを上記記録トラツク上に位置決めするトラツキ
    ングサーボ手段と、上記磁気テープの上記走行速度を検
    出し、当該検出結果及び基準速度に基づいて上記磁気テ
    ープを所定速度で走行させると共に、上記回転ヘツドの
    上記記録トラツクに対する位置決めを開始する際、所定
    期間の間上記基準速度に所定のオフセツト速度を加える
    ようにした速度サーボ手段とを具えることを特徴とする
    磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記トラツキングサーボ手段は、上記トラ
    ツキングエラー信号を第1のループ利得で増幅するトラ
    ツキングサーボループ系と、上記トラツキングエラー信
    号を第2のループ利得で増幅すると共に、当該増幅結果
    を積分して出力するトラツキング積分サーボループ系と
    を有し、上記回転ヘツドの上記記録トラツクに対する上
    記位置決めを開始する際、上記第1及び第2のループ利
    得を持ち上げるようにしたことを特徴とする特許請求の
    範囲請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】上記トラツキングサーボ手段は、上記回転
    ヘツドの上記記録トラツクに対する上記位置決めを開始
    する際、上記第1及び第2のループ利得を持ち上げ、所
    定期間経過後上記第1のループ利得を持ち下げた後、所
    定時間遅れて上記第2のループ利得を持ち下げるように
    したことを特徴とする特許請求の範囲請求項2に記載の
    磁気記録再生装置。
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