JPH04368481A - 熱伝達促進装置 - Google Patents

熱伝達促進装置

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Publication number
JPH04368481A
JPH04368481A JP14476091A JP14476091A JPH04368481A JP H04368481 A JPH04368481 A JP H04368481A JP 14476091 A JP14476091 A JP 14476091A JP 14476091 A JP14476091 A JP 14476091A JP H04368481 A JPH04368481 A JP H04368481A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat transfer
electrostatic force
force generating
movable electrode
fixed electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP14476091A
Other languages
English (en)
Inventor
Junko Okanda
淳子 大神田
Hiroyuki Horiguchi
堀口 浩幸
Yoshio Watanabe
好夫 渡辺
Junichi Takahashi
淳一 高橋
Motomi Ozaki
尾崎 元美
Eiko Suzuki
栄子 鈴木
Hiroko Oshima
裕子 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OA機器の熱伝達面の
冷却促進機構として用いられる熱伝達促進装置に関する
【0002】
【従来の技術】OA機器においては、その耐久性、信頼
性の向上を図るために、機器内の熱の放出を効率良く行
わせ、電装の過熱化を防止することが不可欠である。そ
こで、従来においては、そのような機器内部の局所的な
温度上昇を防ぐために、その機器内部に換気用ファンを
組込むことによって、強制対流による熱放出を行ってい
る。図8はその一例を示すものであり、発熱体1の伝熱
面1a上に、図示しない換気ファンを用いて空気等の冷
却媒体の大きな流れA(矢印方向)を作り、これにより
冷却の促進を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合、発
熱体1の表面からmmオーダーのところでは、基板があ
るために空気の流れAの速度の小さい領域が生じ、さら
に発熱体1からの熱のため温度境界層B(破線の矢印)
となる。これにより、その発熱体1そのものが高温の空
気膜で覆われた状態となり、従って、換気用ファンを使
用していても冷却効果を十分促進させるまでには至って
いないのが現状である。
【0004】また、従来のような換気用ファンを用いる
ことは、そのファンによる騒音が大きくなり、OA機器
の置かれたオフィスの静粛性を害することになり、また
、そのようなファンはスペースをとるため取付け場所に
制約を受け、機器の小型化を阻害する一因ともなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明では
、基板に形成された固定電極部と、この固定電極部と所
定の間隔をおいて対向配置され梁により可動自在に支持
された可動電極部と、この可動電極部と前記固定電極部
との間に静電力を作用させる静電力発生手段とよりなる
静電力発生機構を設け、この静電力発生機構を伝熱面の
周囲の冷却媒体に近接した位置に配設した。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、静電力発生機構は、アモルファスSi、
若しくは、poly−Siを用いてマイクロマシーニン
グ技術により作製した。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明においては、静電力により
駆動制御させる静電力発生機構を伝熱面の周囲の冷却媒
体に近接した位置に配設したことにより、従来における
換気用ファンよりもさらに効率良く熱放出を実現するこ
とが可能となる。
【0008】請求項2記載の発明においては、静電力発
生機構をマイクロマシーニング技術により作製すること
により、超小型の装置を提供することが可能となる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図4に基づいて説
明する。まず、図1に示すように、基板としてのSi基
板3の表面には、絶縁膜としてSi3N44(ナイトラ
イド)が成膜されている。そのSi3N44の上面には
所定の間隔をもってAl材からなる固定電極部5が形成
されている。また、前記固定電極5の上方の対向した位
置には可動電極部6が形成されている。この可動電極部
6は、図2及び図3に示すようにその両側を梁7により
支持されている。さらに、前記可動電極部6と前記固定
電極部5との間に静電力を作用させる、図示しない静電
力発生手段が設けられている。なお、前記可動電極部6
と前記梁7とは、ここではpoly−Si材により作製
されている(作製プロセスについては後述する)。
【0010】このような構成とされた静電力発生機構8
は、例えば図4に示すように、発熱体1の伝熱面1aの
周囲の図示しない冷却媒体(空気等)に近接した位置に
配設されている。そして、このような状態で、可動電極
部6の側をグランドとし、固定電極部5に静電力発生手
段を用いて高電圧を印加すると、梁7に支持された可動
電極部6は静電力により下方向(図4中、矢印方向)に
ひずみ、一方、その電圧値がゼロになると、梁7がスプ
リングとして作用して元の状態に復帰する。このような
一連の動作(すなわち、可動電極部6の上下方向の運動
による対流の撹拌動作)を例えば梁の共振周波数に一致
させて行うことにより、従来例(図8参照)で述べたよ
うな空気の流れAによる温度境界層Bが生じるようなこ
とをなくすことが可能なる。従って、これによりOA機
器内の熱の放出を効率良く行わせ、電装系の過熱を防止
することが可能となるため、OA機器耐久性、信頼性を
一段と向上させることができる。
【0011】ここで、静電力発生機構8をマイクロマシ
ーニング技術を用いて作製するプロセスを簡略化して説
明する。まず、Si基板3上にSi3N44を約0.2
5μmだけ成膜し、その表面にAlをデポジションして
エッチングにより固定電極部5を形成し配線する。次に
、BHF(バッファードフッ酸)によるAlの腐食を防
ぐために、Alの上部からSi3N4を0.5μm堆積
後、PSGを2〜3μm堆積し、さらにその上部にpo
ly−Si(多結晶Si)を約1μmだけ成膜し、これ
により可動電極部6と梁7とをフォトリソグラフィーを
用いて形成する。次に、BHFでPSGを分解、除去す
ることにより、可動電極部6とこれと対向配置された固
定電極部5との間に空間部を形成する。このようにして
静電力発生機構8の作製を行うことができる。なお、p
oly−Siを用いる代わりに、アモルファスSiを用
いて作製することもできる。
【0012】次に、上述したような静電力発生機構8を
用いた熱伝達促進装置の具体例について述べる。まず、
その第一の具体例を図5に基づいて説明する。パソコン
のPCB基板8a上にはCPU9等の電子部品が配設さ
れており、そのPCB基板8a上からはヒートパイプ1
0が上方に向かって引かれており、そのヒートパイプ1
0に取付けられたアルミ板11の表面には前述したよう
な静電力発生機構8が設けられている。
【0013】このような構成において、静電力発生機構
8のアクチュエータ部にパルス列の電圧を印加したとこ
ろ、パルス数に追随して可動電極部6は上下方向(図1
中)に振動した。通常の自然対流による熱伝達率は、2
0cm×10cmの平板では、温度差70°Cの点で5
.7×10 ̄4w/cm2°C と見積もられるため、
この場合における熱伝達率は約2倍となり、従来に比べ
て熱伝達率を向上させることができた。また、この時、
可聴領域での騒音はほとんど認められなかった。なお、
この場合、静電力発生機構8に従来のような換気用ファ
ンを併用すると、熱伝達率を一段と向上させることが可
能となる。
【0014】次に、その第二の具体例を図6に基づいて
説明する。一般に、パソコン等で換気用ファンを用いた
場合に生じる温度境界層B(図8参照)はmmオーダー
と予想されるが、温度勾配の大きい部分はより伝熱面の
近傍に極在している。従って、実際には、そのような温
度勾配の大きい部分を撹拌できれば、上述したような第
一の具体例のような効果を挙げることが可能となる。し
かしながら当然、可動電極部6の変位が大きいほど、さ
らに、熱伝導率が大きくなることが予想される。そこで
、図6に示すように、可動電極部6の上部にフィン12
を新たに形成することによって、その可動電極部6の変
位を一段と大きくしたマイクロアクチュエータを実現す
ることが可能となる。このようなフィン12を付けるこ
とにより、熱伝達率を第一の具体例(図5参照)の場合
に比べて1.5倍程度向上させることができた。
【0015】また、可動電極部6の上部にフィン12を
設ける代わりに、その第三の具体例として、図7に示す
ように可動電極部6の平面部分の長さを大きくし、その
下方に位置する固定電極部5をその可動電極部6の支持
部側(いわゆる、梁7の形成された側)に形成すること
によって、第二の具体例の場合と同様に熱伝達率を第一
の具体例よりも1.5倍程度向上させることが可能とな
る。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、基板に形成され
た固定電極部と、この固定電極部と所定の間隔をおいて
対向配置され梁により可動自在に支持された可動電極部
と、この可動電極部と前記固定電極部との間に静電力を
作用させる静電力発生手段とよりなる静電力発生機構を
設け、この静電力発生機構を伝熱面の周囲の冷却媒体に
近接した位置に配設したことにより、従来における換気
用ファンよりもさらに効率良く熱放出を実現することが
できるものである。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、静電力発生機構は、アモルファスSi、若
しくは、poly−Siを用いてマイクロマシーニング
技術により作製したので、超小型の装置を提供すること
が可能となり、これにより従来よりも配設場所にもある
程度の自由度を持たせ、一段とOA機器の小型化に対応
させることが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である静電力発生機構の様子
を示す側面図である。
【図2】可動電極部側の様子を示す斜視図である。
【図3】その可動電極部を上部から見た平面図である。
【図4】伝熱面とこれを却する冷却媒体との間に静電力
発生機構を配設した時の熱伝達機構の様子を示す側面図
である。
【図5】第一の具体例を示す斜視図である。
【図6】第二の具体例を示す斜視図である。
【図7】第三の具体例を示す側面図である。
【図8】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
3      基板 5      固定電極部 6      可動電極部 7      梁 8      静電力発生機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基板に形成された固定電極部と、この
    固定電極部と所定の間隔をおいて対向配置され梁により
    可動自在に支持された可動電極部と、この可動電極部と
    前記固定電極部との間に静電力を作用させる静電力発生
    手段とよりなる静電力発生機構を設け、この静電力発生
    機構を伝熱面の周囲の冷却媒体に近接した位置に配設し
    たことを特徴とする熱伝達促進装置。
  2. 【請求項2】  静電力発生機構は、アモルファスSi
    、若しくは、poly−Siを用いてマイクロマシーニ
    ング技術により作製したことをことを特徴とする請求項
    1記載の熱伝達促進装置。
JP14476091A 1991-06-17 1991-06-17 熱伝達促進装置 Pending JPH04368481A (ja)

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JP (1) JPH04368481A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007051963A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Mitsuteru Kimura 熱型気圧センサとこれを用いた気圧計測装置
US20100139306A1 (en) * 2008-12-06 2010-06-10 Krenik Thomas R Air cycle heat pump techniques and system

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JP2007051963A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Mitsuteru Kimura 熱型気圧センサとこれを用いた気圧計測装置
US20100139306A1 (en) * 2008-12-06 2010-06-10 Krenik Thomas R Air cycle heat pump techniques and system
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