JPH0436696A - 酸素ガス注入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は原子力発電プラントの復水系統の起動から復水
系への実注入までの時間を短縮する酸素ガス注入装置に
関する。

〔従来の技術〕

原子力発電プラントの復水系への酸素の注入火力原子力
発電ＶｏＱ、２７　　Ｎα５に示されている様に、復水
給水配管の保護被膜を形成し、給水中の鉄濃度を少なく
するために行なっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来、復水系への酸素ガスの注入方式では、プラントの
運転状態によらず復水中の溶存酸素濃度を一定にするた
め、復水流量に比例した流量の酸素ガスを注入している
。

酸素ガス注入装置の起動時、装置出口の注入配管は大気
圧となっており、酸素ガスを復水配管に注入するには注
入配管の内圧力を高くする必要がある。しかし、前述の
ように、酸素ガス流量を制限しているため、復水系への
酸素ガスの実注入開始時期に遅れを生じる問題があった
。

本発明の目的はこの遅れ時間を短縮することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は酸素ガス注入装置
の起動時に装置内の流量調整弁を強制的に開き注入配管
内に酸素ガスを強制的に注入するようにした。

流量調整弁を強制的に開く流量調整弁の下流側圧力を計
測し、規定圧力以下の信号により開く方法とタイマによ
り一定時間強制的に開く方法とがある。

〔作用〕

酸素ガス注入装置の起動時、装置内の流量調整弁を強制
的に開き、注入配管への酸素ガス流量を多くすることで
、配管内の上昇速度が早くなり短時間で復水系への酸素
の注入を行なうことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図に示す。

酸素ガスはガスボンベ１から供給配管２により供給され
酸素ガス流量計３．流量調整弁４により調整され注入配
管５を通り、復水配管７に注入される。注入配管５には
逆流防止のため、逆止弁６を設置している。通常運転中
の制御は復水流量計８の信号に比例した酸素ガス流量と
なるように流量制御装置９により制御する。１０は圧力
スイッチを示す。

プラント起動時、酸素ガス注入装置を起動するが、この
時、逆止弁６により復水系で隔離されており注入配管５
の圧力は大気圧となっているが、圧力スイッチ１０の信
号により流量調整弁４を強制的に全開することで注入配
管５への酸素ガス流量が増加し、短時間で圧力上昇が完
了し、復水管７へ酸素ガスを注入することができる。

尚、圧力スイッチ１０の設定値は注入光の復水管７の圧
力より低くセットし、注入配管５の圧力が復水管７の圧
力に近づいた時に復水流量比例制御に戻し、過大な酸素
ガスが復水系に流入することを防止する。

以上により、復水系への酸素ガスの実注入開始の遅れを
短くすることができる。

第２図は他の実施例を示す。

本実施例の場合、酸素注入装置の起動信号１１によりタ
イマ１２でセットした規定時間の間、流量調整弁４を全
開させて注入配管５の圧力上昇を短時間で行なう。尚、
タイマ１２のセット時間は注入配管５の配管内容積と調
整弁４の全開時に流量により決められる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、短時間で酸素ガス注入配管内の圧力上
昇ができるので、復水系への注入開始の遅れを短くする
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す系統図、第２図は本発
明の他の実施例を示す系統図である。 １・・・ガスボンベ、２・・・酸素供給配管、３・・・
酸素ガス流量計、４・・・流量調整弁、５・・・酸素注
入配管、６・・・逆止弁、７・・・復水配管、８・・・
復水流量計、９・・・流量制御装置、１０・・・圧力ス
イッチ、１１・・・装置起動信号、１２・・・タイマ。 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、酸素ガスの流量調整弁と酸素ガスの注入配管とを含
   む酸素ガス注入装置において、 前記酸素ガス注入装置の起動時に前記調整弁を強制的に
   開くことを特徴とする酸素ガス注入装置。 ２、請求項１において、前記調整弁の下流側に圧力計を
   設置し規定圧力以下の信号により、弁を強制的に開く酸
   素ガス注入装置。 ３、請求項１において、前記酸素ガス注入装置の起動後
   、タイマにより規定時間、前記調整弁を強制的に開く酸
   素ガス注入装置。